61. 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
アムロ、ブライト、シャアの立ちまわりを見るとなぜかちょっと淋しい気分になる。これは未来を創ろうとする人々の大河ドラマだ。一番記憶に残ってるセリフは「アムロよ!なぜわからん!!」です。 [ビデオ(字幕)] 8点(2010-01-25 23:44:32) |
62. 無法松の一生(1958)
この癒される感覚……。車輪とともに駆け抜けた一生。松っつぁんの純粋で粋な性質に温かさを感じずにいられません。走馬燈のような、ネガ反転のような、あの映像もいい味が出ていました。最近やっと黒澤映画を観始めまして、三船つながりでみたんですが……いいですねえ、三船敏郎! レビューを読ませていただくと、阪東妻三郎はコレを超えるという……。み、観たいぞ!! 稲垣監督の時代劇をいくつか観た後で「無法松がベネチア映画祭金獅子賞ってホントかよ?」なんて疑っていたのですが、観て納得。素晴らしい映画です。これが日本人の感覚だ!! [CS・衛星(字幕)] 10点(2010-01-25 23:43:56) |
63. THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
僕の評価はTVシリーズも含めたものです。映画自体も、TVシリーズ第25話「Air」、第26話「まごころを、君に」として制作いるようですし……。僕は「あの凶暴なTVシリーズを締めるには、これくらいやってもらって丁度」だと思いました。細かすぎる設定やキャラクターの魅力も素晴らしいと思いますが、なんといっても全体の世界観にハマりました。SFの世界観や精神世界などの、いわゆる「わけわからん部分」です。その大部分が名作のパクリ(オマージュ?トリビュート?)だそうですが、それぞれに触れたことがなかったので新鮮味は凄いものでした。ATフィールドは確かに存在しますね! 「地球幼年期の時代」「ブラッドミュージック」「百億の昼と千億の夜」「ソラリスの陽のもとに」「鼠と竜のゲーム」「たったひとつの冴えたやりかた」…etc。その後、エヴァンゲリオンの答え合わせをするように、たくさんのSF小説を読ませていただきました。 [ビデオ(字幕)] 10点(2010-01-25 23:41:58) |
64. ジャッカルの日
《ネタバレ》 この緊迫感! ずっと音楽がないんですが、逆に映画全体を引き締めているように思います。「群衆に紛れ、ジャッカルがやってくる!」ラスト20分。心臓が止まるかと思うくらいドキドキしました。そして息することを忘れる最期の間合い……。ジャッカル、最高にダンディです。 [ビデオ(字幕)] 10点(2010-01-25 23:39:57)(良:1票) |
65. バニラ・スカイ
《ネタバレ》 まるで音楽に撫でられるかのようにすすむ物語。クロウ監督の言葉をかりるなら、「映画を観終わって浮き足立った感覚」を、ポールマッカートニーの「バニラスカイ」はほどよく包み込んでくれます。リメイクですが、「バニラスカイ」は人生の酸いと甘いを描いた映画としてつくられており、「オープンユアアイズ」とはまた違った映画になっているんじゃないかなと思いました。「オープン~」は目覚めた後もやりきれないんですが、「バニラ~」は希望を持って目覚めるんですね。バニラスカイというタイトルも気に入ってしまって、僕の中では2001年度ベストですね! [映画館(字幕)] 10点(2010-01-25 23:39:24) |
66. 機動警察パトレイバー2 the Movie
「日本はもう一度戦後からやり直すのさ。」テロリズム、緊迫する状況、戦争状態、丸腰の社会、幻想大国ニッポン……。この問題提起っぷりに恐怖を感じずにはいられない。僕と同世代の現代の若者にこそ、観て欲しい映画です。やはり押井守は15年先をゆくのか……!! [ビデオ(字幕)] 10点(2010-01-25 23:33:53) |
67. パピヨン(1973)
《ネタバレ》 パピヨンがヤシの実で作ったいかだ?に乗って島を脱出するシーンには誰もが感動するはずだ。あの画を、いったんひいて撮った瞬間に「ドーン」と胸にこみ上げてくるものがあった。なんてタフな映画なんだ……! 観終わった後は汗びっしょりでした。 [ビデオ(字幕)] 10点(2010-01-25 23:32:20) |
68. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
《ネタバレ》 ノスタルジー全開。僕は全く万博世代ではないんですが、これを良識ある万博世代が見ると間違いなく泣くだろうと思わせる。泣ける。これは間違いなく泣ける映画です。僕が今まで観た映画の中では間違いなくこの映画が一番涙腺を緩くさせた映画です。とりわけヒロシの回想シーンが自分の思い出とダブるんですよね。あなたもそうでしょう? これが感傷を誘うんです。ここでブレーキが壊れると、あとは野原家の家族愛で「ウウッ……」ですよ。ここからは分析になりますが、この映画は、僕にとって「バニラスカイ×ノスタルジー日本版」にみえたんですよね。「夢に生きるのか、現実に戻るのか。」この問いですよね。今回の場合、夢=ノスタルジーっていうことで。ピーターパン症候群とか、トイザラスキッズのうたとか、そのへんも微妙に思いだしました(笑)。誰しもが少なからず持つ「大人になってしまった感」とでもいいましょうか。「楽しかったのに有限であった時代。もう子供じゃないんだ感。」を上手く押さえいて。あ、あとあの「帝国の長」いたでしょ? 蛍チャンみたいな髪型で、碇ゲンドウみたいなヤツ。あいつがねえ……ちょっと例えがわかりにくいかと思いますが、「東京大学物語」に登場する「山崎」とダブったんですよ。ある種、達観しつつも夢を忘れられない人間、とでもいいましょうか。こういうキャラがまた「ゾクゾクッ」とくるんです。「人間」というものを写し出しますよねえ。そしてやはりヒロシです! 泣けてしまう感覚を隠さないヒロシにみんな共感するのさ。だいたい出だしからして、もう子供ほったらかしな演出。スタートからバスチェイスまでは、もうなんというか「素晴らしすぎる!!」って感じです。「もっと観たい!!」っていう。2時間くらいでやって欲しかったなあ。ヒロシが警察に出口を聞く場面があったんですけど、「ここにいると頭がおかしくなっちまう!! 出口はどこだ!!」みたいな。あの後、もうちょっと迷いつつ出口を発見して欲しかったところです。ぜひ鑑賞してください。日本最高峰のアニメ映画です!! [CS・衛星(字幕)] 10点(2010-01-25 23:31:14)(良:1票) |
69. ガメラ3 邪神<イリス>覚醒
《ネタバレ》 ビジュアルにつきる。ガメラ2、3には今までの怪獣映画にない重量感やリアルさがある。昨今の怪獣映画が幼稚な対象として咎められるのは絶対そこなんですよ。渋谷でのギャオスとの対決は、「怪獣映画もついにここまで来たか!!」と感無量の思いでスクリーンを観ていた。やったぜ、樋口監督!! [映画館(邦画)] 10点(2010-01-25 23:26:21) |
70. 冒険者たち(1967)
空、海、冒険、恋。 フランソワ・ド・ルーベの音楽がすべてを包み込む。哀しく美しい映画の金字塔。 [ビデオ(字幕)] 10点(2010-01-25 23:23:36) |
71. となりのトトロ
22歳大学生男です。全編にわたってニヤニヤしながら観てしまいました。もうね、駄目ですね。泣きそうです。さつき、めい、ばあちゃん、おとうさん、トトロ、ねこバス……最高です。22歳でこんなんじゃ、40歳くらいになったらかなり涙もろくなってしまってるのかなあ……。いかん、いかん。僕、全然泣きキャラじゃないんですよ。むしろ泣かない人、感動しない人みたいな印象のほうが強いと思うんですね。この話はココだけ、ということで(笑)。となりのトトロ、最高!! ※追加。トトロの声優とカビゴン(ポケモンね)の声優が同じなのには吹いたw [ビデオ(字幕)] 10点(2010-01-25 23:22:59) |
72. ゴジラ(1954)
完全なフィクションの中に、リアリティがある。「こういう映像が観たかったんだ!」と言える数少ない映画作品。 [ビデオ(邦画)] 10点(2010-01-25 23:20:48)(良:1票) |
73. 真夜中のカーボーイ
《ネタバレ》 大都会、夢のある場所、その生き様。彼らの人生は彼ら自身にとっても、端から見た者にとっても、成功と言えるものではなかった。でも夢を見た。夢を叶えようともがいた。この映画に「ゾクッ」とくるのは、その心を僕らが忘れていないからだ。彼らの生き方は哀れなほど安直だが、その純粋な精神はひたすら美しく胸を打つ。 [DVD(字幕)] 10点(2010-01-25 23:20:18)(良:1票) |
74. 生きる
《ネタバレ》 渡辺の「生」が、今まさにはじまろうとした、次のナレーションが「その五ヶ月後、彼は死んだ」。それまでの90分間で彼の苦悩を見せつけたあと、こうくるのです。そしてはじまる通夜での問答。志村喬をはじめ、俳優陣のハマりっぷりに感動しました。左卜全の、あのキャラクターは国宝ですよ。この映画に10点つけなくてどれにつけるんだ! この映画を観た誰もが人間を愛し、美しく生きることの素晴らしさに気付き、少しの反省をして欲しい。そんな期待をする僕は単なるロマンチストか? いや、これこそがヒューマニズムだ!! [DVD(字幕)] 10点(2010-01-25 23:19:00)(良:1票) |
75. 悪い奴ほどよく眠る
《ネタバレ》 悪い奴は……強い。orz。後半(バレて)からテンポが遅くなって、世界の拡がり?がなくなってしまった。それでも最高におもしろいんです。黒澤明は創りたい世界を、「エンターテイメントに昇華する」のが上手いなあ。 [DVD(字幕)] 8点(2010-01-25 23:11:34)(良:1票) |
76. サウンド・オブ・ミュージック
しあわせのかたち [DVD(字幕)] 9点(2010-01-24 02:06:18) |
77. かいじゅうたちのいるところ
《ネタバレ》 こんなに躍動する着ぐるみに感動しました。さすが2010年、僕が子供のころに観た怪獣映画と比べると、日進月歩ですね。かいじゅうと主人公の無邪気なところ、狂気的なところ、音楽も含めた描写には、心が躍動するものがありました。上映時間も100分程度で観やすいんですが、ちょっとかいじゅうたちがアレではかわいそうなのかなあって。主人公には帰るところがあるけれど、かいじゅうたちにももうすこし、、、欲しかったかなあって。あの場所は、「そういう島」なのかもしれないけれど、かいじゅうに感情移入できたぶん、かわいそうでした。 ウオーーーーン [映画館(字幕)] 7点(2010-01-20 22:48:53) |
78. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
エヴァンゲリオンって、エンターテイメントではなかったと思うんです。 ヱヴァンゲリヲンって、エンターテイメントだと思うんです。 庵野秀明監督の意図はここにある、と僕は思っています。 [映画館(邦画)] 9点(2009-07-09 23:28:08) |
79. 座頭市(2003)
血の吹き出る娯楽映画。北野武の映画って難解なイメージがあるんですが、これは肩肘はらずに楽しめました! [地上波(邦画)] 5点(2009-05-07 22:03:35) |
80. バーン・アフター・リーディング
《ネタバレ》 ERの音楽で、CIA讃歌の映画だとやっと気づいた。遅い。 とにかく無駄にややこしい映画です。だが、それがいい。 自分の理解力が絶望的レベルであった。伏線に気付けていないというw もう少し賢いと思っていたので、すごく残念であるよ! [映画館(字幕)] 6点(2009-05-07 21:58:24) |