61. ダイ・ハード2
アメリカのレストランとかで料理を頼むと,肉料理の横に蒸したジャガイモが丸々一個ないし二個,どかっと乗っかっていますよね.ああいう感じ.「繊細さ」と無縁.いさぎよすぎるくらいに無縁.実にアメリカ的ですな. 5点(2003-09-07 01:15:21) |
62. 美女と野獣(1991)
なんかの四こまマンガにありましたけど,女の好みが野獣系の男だった場合,あの変身って「詐欺」みたいなもんなんでしょうな.映画としては,まあまあ面白かったです.ただ,元が「児童文学」の類だし,大人が楽しむのにはちょっと限界があるかなぁと. 6点(2003-09-07 00:57:57) |
63. 生きる
この作品は,黒澤映画の最高傑作だと思います.人は何のために生まれ,何を遺すのか? 人生に対して少しでも真摯に向き合ったことのある人間なら,誰でも避けて通れない問題でしょう.黒澤監督は,主人公が悩み,苦しみ,あがき,見いだし,尽くし,そして成し遂げるまでの心の動きを実に丹念に描いています.志村喬も,見事な演技でした.クライマックスのブランコのシーンでは,涙が溢れて止まりませんでした.何かを成し遂げた達成感をかみしめるときって,人はあんな風に静かなたたずまいを見せるものじゃないでしょうか. 10点(2003-09-07 00:37:57) |
64. シンドラーのリスト
長年にわたりアカデミー賞を追い求めたスピルバーグが満を持して送り出した「人間ドラマ」で,「ナチス」による「ユダヤ人迫害」が丹念に描かれていたら,下心を感じるなって方が難しい注文ですよ.ナチスを冷酷に描けば描くほど,米国のユダヤ資本家におもねっているように見えます.また,スピルバーグの表現技術が巧すぎて,逆効果の印象を受けました.「さあ,感動しなさい.早く感動しなさい.」と訴えかけられているようで... 6点(2003-09-07 00:18:39) |
65. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱
こういう映画には,特撮技術は使わない方が良いと思うんですよ.役者の武芸を楽しむ映画なんだから,特撮技術を使っちゃうと,どこまでが役者の本物の技か分からなくなってしまいます.特撮技術を使うべきは,いまNHKでやってる「武蔵」みたいなドラマでしょう.ああいう場合には,役者が武術の素人なんだから,ヘボい殺陣を特撮技術でカバーしてあげないと,剣豪の迫力を表現できなくなります.馬鹿とハサミと特撮技術は使いようです. 6点(2003-09-06 23:38:47) |
66. 天と地と
カナダロケということは,エキストラもカナダの人達だったんでしょうな.足軽達が敵味方に分かれて,の~~~んびりと槍を振り回している姿は,琵琶湖の「おいさで漁」を思い起こさせるものがあり,戦国一大スペクタクルを期待して集まった観客の心に戦争の虚しさを植え付け反戦平和に駆り立てる素晴らしい効果が有ったと言えましょう.ある意味貴重.ある意味偉大.ラブ&ピースな映画です. 2点(2003-09-01 23:48:01)(笑:1票) |
67. 時をかける少女(1983)
《ネタバレ》 この映画のエンディング,床に転がってた原田知世がムクッと起き上がって,いきなり「時をかける少女」を歌い出しませんでしたか? かなり激しくずっこけた覚えが有るんですが... 4点(2003-09-01 21:24:53) |
68. シザーハンズ
ストーリー自体はほとんど覚えていませんが,ヒロインのことを「なんじゃ,この女!」と不快に思ったことだけは,はっきり覚えています. 5点(2003-09-01 21:09:31) |
69. フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白
《ネタバレ》 なかなか良かったとは思います.ただ,冷静に考えてみると,悲惨な話ですな.ダニエルは無茶な人体実験に飛び込んで後半生台無し.でも,ヘレンはきっちり別の男と結婚して,つつがなく人生をまっとう.これで良かったのか?ダニエルよ...あと,あのラストだとヘレンの旦那も浮かばれませんな... 7点(2003-09-01 20:54:57) |
70. キャノンボール2
スターがたくさん出てきて,ドタバタやってました.それだけ. 3点(2003-08-29 23:31:45) |
71. ジュラシック・パーク
子供の頃は「恐竜大戦争アイゼンボーグ」の妙ちくりんな恐竜にさえ夢中になっていました.15年後に,こんな凄い映像を見られるようになるとは夢にも思いませんでしたね.あのT-Rexには,本当に感動しました. 9点(2003-08-29 23:18:23) |
72. 釣りバカ日誌
むかし海外旅行したとき,飛行機の中で上映してました.英語吹き替え放送で聴いてたんですけどね,「ハァ・マチュワァァァン」って発音が強烈な印象として残っています.ストーリー自体は,ほんと可もなく不可もなくですね. 5点(2003-08-29 22:42:31) |
73. 台風クラブ
10代の頃,この映画を初めて観たときは,すごく胸に響きました.思い起こせば,10代から20代前半の頃って,嵐が来ると妙に気持ちが高ぶってワクワクしたものです.桑畑三十郎と化した今となっては,せいぜい大雨災害の心配をする程度ですから,あの高揚感って思春期前後に特有のものだったんでしょうね. 9点(2003-08-29 00:06:08) |
74. みゆき
これ,映画館に観に行ったはずなんですけど,内容は全然覚えていません.覚えているのは,「全然面白くなかった」「原作と全然違った」「役者が下手だった」って事だけです(十分か...).鹿島みゆきの配役に批判が集まっていますが,誰だったらしっくりきたんでしょうね? ルックスや雰囲気だったら,故・岡田有希子嬢あたりかな. 3点(2003-08-28 23:38:48) |
75. 蝿の王
モラルで抑えられていた集団の「たが」が外れたときは,ああいう事も起こりうるんでしょうかね.私は,けっこう良くできてる映画だと思いました.ラストシーンも,「一般社会への突然の回帰によって,悪酔いが一気に醒めた瞬間」という感じで,とても印象的でした. 8点(2003-08-28 23:21:43) |
76. 櫻の園(1990)
なんか退屈な映画のようでありながら,最後まで退屈することなく観賞することのできる映画でした.タイトにまとまった佳作といったところでしょうか.ただ,記念撮影している少女達が画面に接近してくるシーンは,少しキショかったです. 8点(2003-08-27 00:39:00) |
77. ワイルド・アット・ハート
評価が割れていますね.感性が合うか合わないかが重要なファクターなのでしょう.私は,はまりました.後半ややダレますが,前半は爆笑の連続でした.これほど笑い転げた映画も珍しいです.ラストもコテコテで良かったです. 9点(2003-08-26 23:44:22) |
78. ストリート・オブ・ファイヤー
いやあ,まさに「おとぎ話」ですよねぇ. 9点(2003-08-26 23:32:09) |
79. アンタッチャブル
なかなか面白かったですけど,エリオット・ネスに暗殺者を殺させるストーリー展開には納得できませんでした.固陋なまでの遵法者というキャラクターをせっかく設定しているんですから,最期まで一貫させて欲しかったです.勧善懲悪のカタをつけたいんだったら,せいぜい「追跡中に暗殺者が勝手に転落死.自業自得.」くらいにしとけば良かったと思います. 7点(2003-08-26 23:27:20) |
80. Wの悲劇
中学生のとき映画館に観に行ったんですけど,はっきり聞き取れないセリフが多くて難渋しました.特に,薬師丸の相手役の男(世良まさのりでしたっけ?). 5点(2003-08-26 00:19:05) |