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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2517
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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1381.  グッバイガール
都会の中で、いい年して不器用な生き方をしている男女の恋物語は、夢を語るには大人過ぎて、現実を語るにはツラすぎる二人の、程よいラブコメディ。饒舌な脚本に牽引された、気持ちいいテンポの展開に心弾ませながら、ラストにはしみじみ、いい映画を見た充実感に浸りました。でも、あのコがいなければ、きっと二人は不器用なままに、すれ違っていたんでしょうねぇ。子供は、時折、大人以上に大人です。
[映画館(字幕)] 8点(2009-06-16 02:21:13)
1382.  プロジェクトA
サイレント時代の映画のように、純粋にアクションの楽しさに溢れている、私にとってジャッキー映画の頂点なのですが、結果としてこの映画を超えるアクションを求められるようになってしまった訳で、ジャッキーにとっては忌まわしき存在かもしれません。ジャッキー映画がアクションのインフレ状態を起こす原因となった映画ですからねぇ(一時期はドラマ重視に転向しようとも試みていたのですが)。何はともあれ、サモ・ハン、ユン・ピョウも揃っての大作感、しっかりした舞台設定と物語に、香港映画のパワーを感じた映画でした。
[映画館(字幕)] 8点(2009-06-16 02:20:29)
1383.  メル・ブルックスの大脱走
公開当時に一度見たっきり、その後見る機会もないのですが、今でもブルックスの大仰な「とぅび~、おあ、のっととぅび~!」を思い出すと笑えます。コテコテとした笑いの多い印象のブルックス作品にあって、これは洗練された映画で、それゆえかなり異質なのですが。クライマックスのサスペンス描写なんかは本気だなって感じですし(それでもちゃんと笑いを入れてたりしますけどね)。ただ、ブルックスが監督をしていない事が好印象に繋がったのだとしたら、ちょっと皮肉な感じかな・・・。
[映画館(字幕)] 8点(2009-06-16 02:19:41)
1384.  転校生(1982) 《ネタバレ》 
正常なシーンが白黒、ソレが起こってからがカラーっていう、『オズの魔法使い』に対するオマージュはともかくとして、この一作で大林ワールドが確立された、という感じですね。尾道のノスタルジックな風景に展開する笑いと涙の世界。名作です。とっても作為的な画も、この人の場合、私としては鼻に付かなかったりしますし(それがハデにハズしている作品もありますが)。尾美としのりは、ちょっとなよなよし過ぎちゃってるんじゃないの?とは思いますが、小林聡美のリズミカルで軽快な演技が、この映画を輝かせています。ラストショットでの振り返りからスキップに転じるタイミング、絶妙でした。
[映画館(邦画)] 8点(2009-06-14 22:15:51)
1385.  ドーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
一夜明けると、そこには非日常の世界が広がっていたのでした、という導入部がとっても上手くて、あっという間に映画の世界に誘われてゆきました。でも、さっさとショッピングモールへ行く展開、惨劇が繰り広げられているらしい基地の状況を見せてはくれない状態に、なんだ、製作費足らないのね、ワリとチープだったりするのね、なんて思ったんですが、そうじゃなくて、それは早く閉ざされた世界へ誘うためだったんだな、って後で理解しました。社会との繋がりが断ち切られて孤立してゆく不安感が、躁状態な映像と展開の中にひたひたと染み込んでくる感じが秀逸です。ゾンビという存在そのものが怖いというよりも、コミュニケーションを失った存在になってゆく、というのが怖くて、徐々に失われてゆく仲間という名の希望に、熱い画面とは裏腹な冷たい空虚な気持ちに支配され、見終わってこれが作り物の映画だって事に安心、って感じです。どん詰まりの終末の世界へ向かって疾走するパワフルな悲劇に、意外なくらいに感心しました。ただ、オリジナルとの安易な比較はできません。オリジナルの方は、つい最近見たために、時代性の違いを感じてしまったので、どうしても今のこの時代に語られたこちらの印象が良くなってしまって。映画は作られた時代にリアルタイムに見るのがいちばん、というのを実感させられました。あと、ゾンビものとしては残虐なシーンが少なめ、みたいに言われていたので油断しちゃってたのですが、私にとってはかなりツラい映像いっぱいなのでした。
[映画館(字幕)] 8点(2009-06-14 22:13:34)(良:1票)
1386.  ギャラクシー・クエスト
「僕ももう目が覚めました、あんなの所詮ウソっぱちの作り物だって」「いや、本当だったんだ」「やっぱり!」泣けますねぇ。オトナ帝国の逆襲状態ではありますが、ボンクラの夢を実現しちゃう物語に、笑いと感動の嵐。ダメな人々がカッコいい映画、っていうのは、なんでこんなに心に響くんでしょう?(そーれーはー、あなたがー、ダメな人間だからーよー) ん? それはそうと、この映画、ちっこいスクリーンでしか上映されなかったので、大スクリーンで見てみたいものです。あと、あのプログラム1000円は高過ぎでしたねぇ。
[映画館(字幕)] 9点(2009-06-14 22:12:18)(笑:1票)
1387.  ガメラ 大怪獣空中決戦
子供の頃、ゴジラよりもガメラの方が好きでした。「俺ってカッコいいでしょ」みたいなゴジラより、弱くて、すぐやられちゃって、それでも健気に立ち向かってゆくガメラが好きでした。もちろん、クラスでは少数派で、「君って、話が判るね」っていうのは1人だけでした。そして、ガメラはお腹に3本の傷を残したまま、私の前から姿を消しました。その後、子供の頃の思い出を破壊するような、しょーもないパロディとムチムチのレオタードのお姉さん達ばかりが印象に残る、悪夢のような映画がチラリと登場した後、長い長い眠りの末、すっかり大人になった私の前に、また姿を現してくれました。ガメラは、やっぱりガメラでした。弱くて、すぐ緑色の血を流して、でも一生懸命悪い怪獣に立ち向かいます。子供の頃が甦ってきました。「ガメラがんばれ!」スクリーンのガメラの姿に、涙がじょーじょー出てきました。やっと帰ってきてくれたガメラは、怪獣が怪獣らしくいられる世界で、いきいきと動いていました。映画が終わってロビーに出ると、ちょっとぽふぽふした感じの人間サイズのガメラが子供達に囲まれて記念撮影をしてました。その、無邪気にガメラにまとわりつく子供達を見て、またちょっと涙が出そうになったので、急いで映画館を後にしました。
[映画館(邦画)] 9点(2009-06-14 22:10:56)(良:14票)
1388.  スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー 《ネタバレ》 
あー、なんかもー絶対に判る人にしか判らない、でも判る人にとってはこの監督、バカでしょ、すっげーバカでしょっ、ってツッコまれちゃう(と言っても褒め言葉ですけど)映画ではありました。なんでまたジュード・ロウにしろグウィネスにしろ(まあ、アンジェリーナ・ジョリーはともかく)、こんなおバカ映画に出ちゃってますかぁ、とツッコミたいところですが、懐かしのレトロフューチャーでコテコテに彩られた世界にぴったりとハマっております。ソフトフォーカスの中で輝くグウィネスなんか、この人、こんなにキレイだったっけ?ってくらい。古き時代のアメリカ漫画映画をそのまま再現する、ブリキと手描きイラストで作られたような世界にうっとり。安易なアクションやスペクタクルの代用ではなくて、明確な美術を表現するために使われているCGは、デジタルの正しい使い方を示しているような気がします。一方で、ジュディー・ガーランドを背景にしちゃったり、『キング・コング』だったり『007』だったり、はたまた番地が1138だったりと節操のない映画バカっぷりを見せちゃってたりするあたりに、ミョーな親近感を覚えたり。古き良き時代の漫画映画を実写で再現した、ただそれだけの映画なので、最近のハリウッドの最先端娯楽映画を期待してしまうと激甘に感じてしまうかもしれませんが、私としては無条件に「最高のバカですね!」と褒めてあげたい映画でした。さて、あちこちで宮崎アニメの影響が取り沙汰されてしまっているこの映画、実はフライシャーのアニメが原点で、宮崎駿も同じフライシャーの影響を受けまくっているのよ、という事を知っておいて下さいませ。最近、日本のアニメのパクリ!というのが色々と問題視されておりますが、これも同一視されちゃうと、フライシャー兄弟が可哀想。
[映画館(字幕)] 9点(2009-06-14 22:10:21)(良:3票)
1389.  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 《ネタバレ》 
新聞で一番早い上映のヤツ!って調べて見てきました。ちと遠かったですけど。さて、映画の方はというと、この到達点を見た事で「旅の仲間」や「二つの塔」も納得できたという感じです。復習していかないとなぁ、と思いながらすっかり忘れちゃって、映画が始まってしばらくは頭の中でこれまでのあらすじを一生懸命組み立てないとならない状態でしたが、やがてそれぞれのキャラクターがたどり着く運命に涙なくしてはいられない状態に。やっぱりこの結末を持ってして初めて前2作の評価が可能なのかなぁ、とは思います。個人的にはメリーやピピンに見せ場が多くあったのが満足ポイント。ただ、前作後半から同じパターンの繰り返し(絶望~援軍の登場で逆転)な感じがしちゃったのは、少々マイナスポイントですか。何はともあれ、これだけの壮大な物語をきっちり完結させたエネルギー、こちらを魅了して止まない映像の語り口には素直に拍手を送りたいです(シネコンって拍手なし世界なんですね・・・小さくペチペチ拍手しちゃいました)。それにしても見る方もエネルギーが必要な映画ではあります。もうヘトヘト(途中でトイレ行きたくなると困るんで、飲み物食べ物絶って臨みましたからねぇ)。 追記:アカデミー賞11部門受賞、おめでとうございます。羨ましいです、この映画のスタッフとキャストの連帯感って。努力が報われて良かったね、と思いました。
[映画館(字幕)] 9点(2009-06-13 20:08:45)(良:1票)
1390.  アマデウス
あ、この映画、重厚にして長尺なのにも関わらず、親しめてしまう理由が判りました。目の前に天才が現れて、その才能に打ちのめされつつ、やがてその大嫌いだった人格に魅了されてゆく、って、マンガによくあるパターン、意外にも慣れ親しんだ設定・・・って、すいません、こんな名作をそんな言葉でしか語れなくてごめんなさい。申し訳ないです。
[映画館(字幕)] 9点(2009-06-13 20:07:42)(良:2票)
1391.  ゴジラ FINAL WARS 《ネタバレ》 
【とってもネタバレ】「父ちゃん、もうやめて。帰ろう」。まさかこんなラストシーンを迎えるとは・・・。私の記憶にある最古の「映画館で見た映画」は、『ゴジラの息子』か『ガメラ対ギャオス』か『大巨獣ガッパ』。それぞれに少しずつ記憶があって、どれが先なのかは判りませんが「1967年」が原初なようです。さて、今回の映画、一体どんな映画なのやら、ネット上では賛否渦巻いていて、私自身は不安&懐疑9割:期待1割くらいの心持ちで、これがダメな映画なのか、それとも『ファイナル』を飾るに相応しい映画なのかを冷静に見極めようとしていました。でも、ミニラが登場した途端、何故かいろんな記憶や思いが凄い勢いでわーっと心の中に湧き出してきて、涙だだ漏れ。何故よりにもよって”ミニラ”で、なのかは自分でも理解し難い状態ではありましたが。ここにあったのは、東宝が子供達のために送り出してきた東宝特撮映画の総まとめ。ワクワクしたりときめいたり、バカバカしかったりガックリしたり。その全てがここにあります。安っぽい展開も、哀愁を誘う怪獣の媚びも含めて。そして、東宝特撮の血が遺伝子の中に染みついた人間に「その血を受けたお前が、ここから先どう生きるのか」を問うてくる映画なのでした。ここで描かれたのは、私にとって『東宝チャンピオン祭り』の完全なる幕引き。”お前はもう子供じゃない。お前が子供として生きた時代は過ぎた。時代は変わった。”どういう理由からかは判りませんが、ミニラをキーとなる存在に据えた事で、私には強烈に心に突き刺さる映画になったのでした。ラストのミニラの姿は、東宝特撮に育てられ生きてきた「ゴジラの息子たち」の姿の象徴なのかもしれません。あまりに自身の体験に対しての影響が強くて、客観的な評価不可能です。ごめんなさい。
[映画館(邦画)] 9点(2009-06-13 20:07:12)(笑:1票) (良:1票)
1392.  ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 《ネタバレ》 
【激しくネタバレなのでご注意!】見る前はテンション低い状態だったんですけれど、見ているうちに、自分が『ハリー・ポッター』が大好きだった事、どんどん思い出してうるうるしてました。前2作は、『ハリー』の世界を映像化したら、この程度のモノなんだなぁ、って感覚しかなかったのですが、今回、やっと1本の映画としての魅力、映画としての『ハリー・ポッター』のアイディンティティを確立したんじゃないかな? 原作のエピソードが削られまくってますが、多くを盛り込んでダラけてたこれまでと違って、一つの大きな流れを形成していましたし、脇役をあえて切り捨てる事で、ドラマが明確になりました。実のところ、世間では評価の高いこの3作目の原作、私は、ハッピーエンドとは言えず、まとまりもイマイチなのであまり好きではなかったのですが、この映画は原作では感じられなかった魅力を得られました。特にクライマックスからエンディングにかけては、原作のモヤモヤした展開をハッキリ具体的な画として描く事で、説明不足を補っていたように思います。これまでのハリウッド的オモチャっぽさのない画風と、ジョン・ウィリアムズの、繰り返しを避け、独自性を出した音楽により、原作の地味目な舞台に新たに格調の高さを付加させた感じ。でも、監督が変わるだけで、こうも印象が変わってしまうと、一体クリス・コロンバスは何をやってたのさ、って感じがしてしまって・・・。それにしても、みんな大きくなってきてびっくり。特にネビル! もー別人みたいに成長しちゃって、「まあ! おじさんびっくりだわよ」ってカンジ。そうそう(もーコロコロ変更しててごめんなさい)、ハリーのアレ、どう見ても『タイタニック』のパロディにしか思えないんですが、唐突にどーしちゃったのさ、ハリーってば。
[映画館(字幕)] 9点(2009-06-13 20:06:08)(笑:1票) (良:1票)
1393.  キル・ビル Vol.1(日本版)
一体、この映画はナンなんだろう?という不思議な感覚は、やがて記憶の奥底を刺激し、ノスタルジーを誘うものになりました。昔、土日の午後のテレビで見ていた、どこの誰が作ったのかも定かでない、映画史などとは無縁のB級の映画達。本来、忘れ去られてゆく筈のものに対して愛情を向けたこの映画、「笑えた」という意見が多いなか、私は妙に泣けてきてしまって、仕方なかったのでした。映画を見る眼を研ぎ澄ましてきた人にはダメ映画として映りそうですが、どんな映画でも、どうしても切り捨てる事ができないまま生きてきた人には最高の映画なんじゃないでしょうか。【追記】再度スクリーンで見たところ、初見の時よりも更に印象アップしました。実は意匠が非常にしっかりしていたんですね。特にクライマックスでのブライドとオーレンの対決シーン。ブライドが映る画面は障子から洩れるオレンジの光が、オーレンの映る画面は雪が散りばめられた空のブルーが常に背景にあって、熱さと冷たさが対比されています。怒りに燃えたぎるブライドの温度と、冷たく情を捨てて生きてきたオーレンの温度。単なる日本映画のエッセンスを置いてみました、というのではなくて、その映像に「日本映画の血」を確実に見たのでした。
[映画館(字幕)] 9点(2009-06-13 20:05:01)(良:1票)
1394.  スター・トレック(2009) 《ネタバレ》 
ちと不快に感じる人もいるでしょうが本音書きます。『スター・トレック』が日本ではいまいちメジャーになれないでいるのは70年代終わりから80年代にかけて発生した、ギョーカイ人を中心とした日本のトレッキーの排他的選民意識に原因があったんじゃないでしょうかねぇ。マニア間で一見さんお断りワールドを形成しててね、アメリカみたいなオープンさが皆無だった感じで、だから今もってみんな濃い連中の「目」を気にして『スター・トレック』に対する自分のこれまでのスタンスを表明してから語らにゃならないとゆー狭っ苦しい状況が続いてるよーな気がしてならんのですよ。そんな大層なモンか?コレ。ギャー!おもしれー!でいいじゃん。さて、この映画、前日譚だとばっかり思ってたら実は完全に新作だったという事にめちゃくちゃ驚きました。若い日のカークやスポックの話じゃ、みーんな死なないのが判ってる世界でサスペンスもへったくれもないじゃん、と思っていたら、そうではないと。何も確定しない新しい世界の物語、ワクワクしました。クライマックスに颯爽と現れるエンタープライズ号の勇姿なんざ、思わず声が出そうになりました。『スター・トレック』にきっちり敬意を払いつつ、新しい次元の『スター・トレック』を構築してみせる意気込み、その娯楽映画魂に感服。ただ、『スター・トレック』のベタなお約束、転送による危機回避とか宇宙人がみんなアメリカ人とか、そういうノリは昔からそう好きではないのでこの点数がせいぜい。って、『スター・トレック』のアイディンティティそのものを批判しちゃ元も子もないですか。
[映画館(字幕)] 8点(2009-06-13 19:56:01)(良:1票)
1395.  ロミーとミッシェルの場合 《ネタバレ》 
新宿のちっちゃな映画館のちっちゃなスクリーンで見ましたが、もうこの映画の虜になってDVDを購入して何度も何度も見ています。ケニー・ロギンスの「フットルース」とかシンディ・ローパーの「タイム・アフター・タイム」とか、とってもベタな曲をベタに使って描かれるおバカ世界のおバカな二人にミョーな共感抱きまくり。浮きまくりだった高校時代の二人は、でも本当に輝いてたと思いますわ。それにしてもクライマックスの奇妙な踊り、あれは映画史に残りますね(ホントか?)。
[映画館(字幕)] 9点(2009-06-10 19:41:26)(笑:1票) (良:1票)
1396.  ムトゥ/踊るマハラジャ
猿がね、画面を横切ったりするんです。ごくフツーに。いやー、猿が映っちゃったらNGだろー、とフツー思うワケですが、この映画では問題ナシ。もう映画を20年以上見てきていながら、この映画から受けた衝撃は凄かったですねぇ。ドラマ部分の雑な編集とか、ガタガタなカメラワークとか、そういうのが欠点じゃない、どーでもいい事なんです。大仰ゆえかハリウッドじゃ最近使わないズーミングも、ずーんずーんと使われてて、でも恥かしいとかナンとか一切ナシ。とにかくまあ、余計な理屈こねてないで楽しめ、と。エスニック風味満点の豪華絢爛なダンスシーンを、湧きまくりの劇場内で笑いながら見ているうちに、アタマの中が曼荼羅世界。ああ、これが極楽浄土とゆーヤツなのね、と生きながら成仏しちゃいそーなひとときを体験しました。映画って、深いわ・・・。
[映画館(字幕)] 9点(2009-06-10 19:40:13)(笑:1票)
1397.  フラッシュダンス
いいもん。単純と言われよーが、つまらんと言われよーが、私にとっては当時、リアルタイムに時代を感じてた大切な映画なんだもん。80年代は何もかも安物っぽくって軽薄な時代だったけれど、それでもそんな時代を否定しちゃったら、自分自身を否定しちゃうようなモノだし。アレックスの姿に、当時の私は容易に自分を反映できたワケで。ところで、『ひょうきん族』の中の、この映画のパロディで、松尾伴内がタイツ姿で登場して「ヌレエフ松尾です」って言うの、大笑いしちゃって、いまだに深~く脳裏に焼きついちゃってて困るんですけど。
[映画館(字幕)] 9点(2009-06-10 19:39:44)(笑:2票)
1398.  シンドラーのリスト 《ネタバレ》 
暗く重く、何度も見る気にはならない、映画を見ている最中も、映画館からとっとと逃げ出したくなるような映画でした。だけど、目をそらすな、と。スピルバーグは当時のゲットーに、収容所に観客を導きます。客観的な視点ではなく、ぐっと中に入り込んで、その世界を体験させます。それは、スピルバーグお得意のテクニック。だけど、ここは海水浴場やテーマパーク、邪教の神殿ではなく、人が人を意味なく殺してゆく世界。映画は「こんな歴史がありました、さて、どうよ?」と問い掛けてきます。シンドラーという人物の功績よりも、無力感の方が目立つ映画でした。そして、ナチによるユダヤ人の迫害もシンドラーという人も、実際に存在していた事が、ラストのドキュメンタリー部分であらためて明確にされ、人の暗い歴史を思い知るのでした。この映画は、この世界に必要とされた映画だったと思います。
[映画館(字幕)] 9点(2009-06-10 19:38:38)(良:1票)
1399.  ジュラシック・パーク 《ネタバレ》 
映画の感想の「人間が描けていない」という言葉にはウンザリだ~!という事で、この映画の事を書きますと、この映画の観客は、ジュラシック・パークツアーの参加者なのです。それはゲートをくぐるショットや、登場人物よりひと足お先に高圧線を越えるショットなどの一人称視点な映像に現れてますね。登場人物達は、ツアーのお仲間(誰かの人間性に強く寄った描き方、つまり過度の感情移入を与えてしまうと、この図式が壊れてしまいます)。お仲間達の話を聞き、面白い体験や恐い思いをした上で、ツアー終了、さて、あなたはこの体験を通してどう思いましたか?と。原作は営利を目的とした科学への批判の側面が強かったのですが、映画は自然と科学とが、どう共存していったらいいのだろう?という事を投げかけてきます。ラストシーン、鳥とヘリコプターの対比は秀逸でした。
[映画館(字幕)] 9点(2009-06-10 19:37:43)(良:3票)
1400.  お買いもの中毒な私! 《ネタバレ》 
私は映画会社の策略に見事にハマってしまうタイプの人間です。白バックにピンクや赤のヒロインが立ってるポスターの映画に目がなくて(『キューティー・ブロンド』とか『デンジャラス・ビューティー』とか『メリーに首ったけ』とか『クリスティーナの好きなコト』とか・・・)、このテの映画は好きだ!って刷り込まれてしまってるワケで。あれって卑怯だわ・・・。さて、きっちり白バックにピンクなヒロインのポスターな『お買いもの中毒な私!』。抑えきれない物欲の世界を描いていますが、それに対して物語の解決はあまりに綺麗事で説得力がありません。モノよりココロなんて安易な結論を語られたって、そのキモチの核心に少しもカスりゃしません。もっとも、そんなトコが重要な映画じゃない、ってのは最初から判ってるワケで、ここはヒロインのバカで、だけど憎めない、むしろ共感する部分たっぷりな生き様を笑って見て過ごすのが吉、ってカンジです。このテの映画が好きな人間に対して約束された面白さをキッチリ提供しまっせ、という。家族や友人との接点を大切にするあたりで、ちょっとだけイギリス映画っぽいノリを感じさせたりもしました。キッチリ友人として負債に向き合ってゆくルームメイトの存在が良かったなぁ。つーか、ヒロインよりも彼女の方が魅力的だったりしましたが。あと、ジョン・リスゴーを見たの、久しぶり。
[映画館(字幕)] 7点(2009-06-06 20:21:14)
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