1. ジェイコブス・ラダー(1990)
《ネタバレ》 1度見て、良い印象だったので、もう一度見た。良かった。映像やストーリー展開が強烈な印象を残す作品。ラストは、登ってきたハシゴを、いきなり外される感じだが、不快感はなく、悪夢から開放された主人公とともに、鑑賞者の心も開放される。そして、それまでのシーンの断片をつなぎ合わせようとするのだが、無駄なことか、と諦めることになる。良いんだ、これで。悪夢は終わった。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-01-28 22:40:48) |
2. 疑惑の影(1943)
《ネタバレ》 評価が難しいですね。犯人と暮らさなければならない、という不条理に苦しむヒロインの恐怖とジレンマというところはサスペンスとしては一級品ですが、新聞のエピソードとか、写真判定はどうだったの?とか犯人がシロと判定されたではないかとか、あれだけの体力と頭脳のある犯人が列車から、いとも簡単に落ちるか?とか、ムムムというところが多々あります。底辺にヒロインの家族に対する愛というものがなければ、平坦な作品に終わるところですが、さすがにそれらを織り込む事で、心理サスペンスとしてグレードを上げる事に成功していると思います。ヒッチコック自身が一番気に入っていた作品であるというザ・シネマの解説も、うなずけないではないです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-01-10 21:01:15) |
3. 地獄の殺人救急車/狙われた金髪の美女
《ネタバレ》 ストーリー展開は、さすがに時代を感じさせる古さですが、編集が小気味よく、引き込まれました。確かに、ガムを噛みながら死んでいく刑事のシーンは印象的です。相方の老記者、ロバ刑事も良い味、出してます。惜しむらくは、悪徳医師のキャラが弱いね。佐野史朗のような、もっと無気味なキャラが良かった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-12-19 09:40:41) |
4. ブラインド・ホライズン
皆さん、辛口ですな。たしかに「メメント」のように、幻惑されてしまうので、もう一回見直してみたい気がしておりますだ。ただ、映像や、編集は小気味良く、処理されていて、最後まで飽きずに鑑賞できましたよ。ただ、確かに途中から何となくネタばれしてしまうけどね。でも、自分的には嫌いじゃないです。こういう作品。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-11-05 18:01:07) |
5. 遠い空の向こうに
定番のストーリー展開ながら、引き込まれましたな。教育とは、仕事とは、家庭とは、人生とは、色々なものに示唆を与えてくれる作品です。自分も若い頃、父親と確執があったので、身につまされました。泣けました。今は、父には出来るだけ健康で長生きしてもらいたい、と思っています。これといった親孝行も出来なかった自分が恥ずかしい今日この頃です。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-11-05 17:48:54) |
6. L.A.コンフィデンシャル
人間関係が複雑で字幕を追わずにポケッ、と見てると、訳が分からなくなるね。ラッセルとスペイシーも似てるんで、なおさら。これはビジュアル的ミスキャストでしょ。アクションありサスペンスあり、ラブありで結構なんだけど、キムに二人がコロッ、といっちゃうところや、簡単に盗撮出来ちゃう所とか、いささかリアリティーに欠けてるところが気に入らないな。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-10-03 20:04:58) |
7. 生きる
何度も観たし、今後もまた観たくなるであろう作品。登場人物の絶妙なる性格描写。生と死、善と悪、静と動、暗と明、静寂と騒音、対比の全てが見事なコントラストで描かれている。 [映画館(字幕)] 9点(2006-09-17 16:58:13) |
8. リディック
横になりながら観ていて、3度ほど寝てしまったのだが、所々の仰々しい映像が魅力的で、あきらめずに最後まで観ました。注文どころは沢山ありますが、全体評価ほど駄作ではないな、と感じております。脚本をもう少し削った方が良いね。続編?を期待します。頑張れ、リディック! [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-09-17 16:33:07) |
9. 天空の城ラピュタ
宮崎監督のインスピレーションは、霊界からの波動を受けている。 [地上波(邦画)] 8点(2006-07-19 00:26:03) |
10. バック・トゥ・ザ・フューチャー
みんなの評価は正しいのだろう。これが映画だ!これが名作だ! [ビデオ(字幕)] 9点(2006-07-19 00:14:22) |
11. ヴァイラス(1999)
イントロだけだった、良かったの。ながら見していたんだが、それで正解でした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-07-18 23:40:45) |
12. ディープ・ブルー(1999)
《ネタバレ》 幾つかの意外な展開はショッキングで新鮮だが、後味の悪さは「バーティカル・リミット」に近い。不愉快になる映画。ヒロインが美人だけになおさら。食べられちゃって、なおさら。禊の自殺行為なのか。そこらへんの心理描写も出来てない。ラストシーン、生き残った二人のとってつけたような、自嘲気味のセリフや態度にもしらけた。無理矢理、ハッピーエンドにしたがってるけど、全くハッピーな気持ちになれないぞ。 [地上波(吹替)] 5点(2006-07-09 23:41:40) |
13. レッド・プラネット
みなさんのコメントが、ほぼ的確に評価をしているようなので、あまり書く事もないが、SF的リアリティーといったものが希薄で、しらけていったね。メカやテクノロジーの描写なんか、かなり良い感じなんだが。脚本をもっと凝ったものにすれば、秀作になったような気がする。小さくまとまってしまった感あり。ザンネンッッ!!! [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-07-01 11:45:54)(良:1票) |
14. ダークシティ
あまり期待せずに観たんですが、思ったより良かったな。住んでいる所が実は宇宙船だった、というSF小説を昔読んだことがあったけど。ビジュアルで見せてもらえて感激です。サイキックバトルが、アニメチックで気に入らないけど。前半はサスペンスが効いていて良かったよ。これはSFなんだろうけど、異色だね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-06-06 22:04:07) |
15. 宇宙戦争(2005)
ムムム。ビジュアルは凄いよね。リアリティーがあるよ。そこに6点。でもセリフや進行がまどろっこしくてイラつく所がいっぱい。脚本が良くないんだろうね。侵略者と戦う中での家族愛、祖国愛、あるいは人間的成長を描こうとしているのだろうけど、そんなこた~しないだろう、といったおかしな場面が多すぎるよ。バターピーナッツを塗ってる時間があったら、情報集めて、もっと遠くへお逃げよ、お父ちゃん! [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-05-09 22:01:34) |
16. ユニコーン 奇跡の航海<TVM>
レビュー一番乗り?お子さまランチだが、それなりに楽しめました。姉妹が芸達者の印象。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-30 17:09:31) |
17. スター・トレック2/カーンの逆襲
記憶に乏しいのだ。耳から虫のシーンとか、ファイトシーンしか印象に残っていない。(トレッキー失格!)ファイトシーンは、あまり観たことがなかったので、感動した思い出がある。映画のシリーズは一作目だけを評価したい。ニ作目以降のものは、ストーリーも映画版にしては不満。おまけにクルーもふけちゃって苦しい。特にカジュアル姿のクルーなんぞ見たくないのだ。 [映画館(字幕)] 6点(2006-04-23 22:57:12) |
18. 千と千尋の神隠し
この映画が少女の成長や環境問題を内包しているということは判っているが、メッセージ性は希薄だね。エピソードとして取り上げているだけであって、訴える迫力に乏しいよ。むしろ自分はひたすら宮崎さんのイマジネーションに酔ったね。そして、それだけで満足したね。それが楽しめない人にとっては退屈な映画かもしれない。つげ義春という漫画家がいるのだが、彼が「ねじ式」という作品を発表した時、あれこれとフロイト的解釈が飛び交い、一大論争を巻き起こした事があった。しかし、本人は夢を漫画にしただけ、と答えていた。評論が一人歩きした例だが、この作品ももっと単純に見れば良いと思うね。子供に戻ってさ。宮崎さんも、きっとそういうスタンスで創ったんだよ。 [映画館(字幕)] 8点(2006-04-23 22:52:50) |
19. ハードウェア
「ロボコップ」や「ターミネーター」に遠く及ばず。セットなんか、かなり良いんだけど、テンポとハギレが悪く、イラつきましたな。先も読めてしまうしね。もっとスケールが大きい展開を期待していたんだが、密室アクションで終わってしまったね。印象的なのは、変態オヤジかな。良い味出してました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-04-22 18:58:37) |
20. スティーヴン・キング/痩せゆく男
あまり期待せずに観たせいか、思いのほか良かったです。そうですか、痩せていくメイクはCGでしたか。本当に減量しているのなら、坂本スミ子ばりの凄い役者根性だな、と感心して観ていたのですが……。ニ転三転し、含みさえをもたせて終わるラストシーンはさすが、S・キングです。(本人も出演してたんですね。)蛇足ですが、ジプシーのヒーマゴの女優さんがエロキレイでした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-04-19 16:55:25) |