1. ショーシャンクの空に
どんな賛辞を述べるよりただ出会えたことに「ありがとう」と言いたい。 10点(2003-11-20 21:59:20)(良:3票) |
2. タイタニック(1997)
誰がなんと言おうと私の中では傑作です。ラブストーリーとして見ると結構くさいセリフなんかも多いし、できすぎだぁ!なんてひねくれた言葉の一つもかけたくなるかもしれません。しかしものすごくストーリー自体はシンプルなんです。ものすごく単純。だけれど軸として「滅び」というものがあるのでどこをとっても共感できるようになっている。あれだけいる身分も何もかも違う船員一人一人誰をとっても。恋人、親子、友達、仲間。これだけあればどこを取ったっておいしいに決まっている。だからラブストーリーはおまけなんですね。選んでもよし。選ばなくても損はしない。今さら私ごときが語ることでもないなぁ。とにかく色々な食べ方のある作品。さぁ、あなたならどう食べる? 10点(2003-11-10 08:05:28)(良:1票) |
3. ローマの休日
女の子に生まれてきて本当によかった。そう思える作品です。初めて見たときは中学生くらいだったかな。天使のようなオードリー、おとぎ話のようなラブストーリー。魔法がかかったようにめちゃめちゃ憧れました。あのころは子供だったのかもしれません。しかし21歳になった今でもその魔法は解けてないようです。今年6月にお亡くなりになったグレゴリー・ペック様。ジョー・ブラドリーにかけられてしまった魔法はどうやら永遠に解けないようです。心よりご冥福をお祈りいたします。 10点(2003-11-07 04:50:20) |
4. トレインスポッティング
まだ私が10代だったころ仲間内にいた奴。いつもラリッてててうざい奴で、そいつとの約束なんてみんな無視してた。金は貸したら返さないし、人の女にゃすぐ手を出す。あんなやつと付き合わなきゃいいじゃん。なんて声はたくさんあったのに誰も友達やめなかった。「しょうがないよな、友達だもん。」理由はそれだけ。そんなしょうもないけど友達だった奴のことを思い出してしまいました。この作品では媒介がヤクだったというだけで、こういう奴らは案外たくさんいるのでは。こういう刹那的友情は裏切ってなんぼのものでしょう。それさえも「選び取る」事のひとつだし。音楽性、ファッション性とかっこいいところはたくさんありますがそれだけじゃない。リアリスティックなこのキャラクター達こそ本当の魅力。 10点(2003-11-06 03:25:05)(良:1票) |
5. スラムドッグ$ミリオネア
適当に借りた。期待しないで見た。 オープニングで、パッケージ確認。この監督、きっと知ってる。 ダニー・ボイル!! 音、色彩、悲壮感は全く感じさせない。 大好きだ。 [DVD(字幕)] 9点(2010-05-31 22:56:01)(良:1票) |
6. シザーハンズ
おとぎ話を幼い頃にたくさん聞いた。白雪姫に人魚姫、浦島太郎から桃太郎。よくよく考えると子供の頃には理解しがたい話がたくさんあった。おとぎ話はある種残酷なものが多く、悲しい。「なんで人魚姫は消えちゃうの・・?」と母親に聞いたりもした。もちろん答えはなく、母の答えは「なんでだろうねぇ。」と曖昧。それは大人しか知らない優雅な意味であると信じていた子供の頃。シザー・ハンズは大人のための上質なおとぎ話。そして大人しか知らない優雅な答えは「ノスタルジック」だったのかもしれない。子供のために作られたおとぎ話の秘密を静かに噛みしめたような気がした。 9点(2004-05-18 02:32:03) |
7. アメリカン・ビューティー
《ネタバレ》 レスターにとっては娘の友達アンジェラ。キャロラインにとってはアメリカンビューティー(バラ)そのものや、豪華な家にインテリア。アンジェラにとっては美しくパーフェクトな自分。私の求める「アメリカンビューティー」ってなんだろう?真剣に考えてしまいました。自分の求める「モノ」。理想像と現実のギャップ。表と裏。手にしたと思った瞬間アメリカンビューティーは泡のように消えてしまう。ラストに見せるみんなの本当の素顔こそが「アメリカンビューティー」。 泣いた後、鏡の前でマスカラを気にしているアンジェラも、満ち足りた死に顔のレスターも、憎んでいた夫の死に号泣するキャロラインも。美しい映像と強調された赤。まるで本当に誰かの心の中を垣間見てしまったような気分。 9点(2004-05-18 01:58:34)(良:2票) |
8. 告発
こんなに心が痛くなってしまう作品はあまりありません。今思い出しただけでも鳥肌が立ってしまうほどに。それだけ深く心に突き刺さった作品でした。みなさんの言うようにケビン・ベーコンの演技はとても素晴らしかったです。彼なくしては私の中でこれほどの傑作にはなっていなかったと思います。テーマは重いし、ハッピーエンドというわけではありませんが見終わったあとの後味が悪いとは思いませんでした。どちらかといえばしっとりとした爽快感のほうが強かった。本当に手が痛くなるほどの拍手を贈りたくなる作品。 9点(2003-11-17 05:35:59) |
9. ファイト・クラブ
《ネタバレ》 かなり攻撃的で反社会的な内容だけどやはり引き込まれてしまいました。フィンチャー作品は確かに万人受けするようなモノではないのかもしれないですね。暴力的シーンをあそこまでクールに描いてしまう所はさすがというより圧巻です。映像の激しさに圧倒されてしまったところはあるけれど、主役二人は本当にはまり役だと思います。中盤まで「二重人格」と全く気づかず、わかった時にはやられたー!!の一言。さすがフィンチャー・・・。しかしラストはこうなるしかなかったのかな?と少しベタな感じ。「ゲーム」でがっかりさせられた事がありましたが、こちらの方はテーマが深い分何度も見させていただきました。それにしても、初めて見たときはまだ10代だった私・・・。何を思ったかな??今考えると危ない作品なのではと思います。 9点(2003-11-06 00:22:32) |
10. JUNO/ジュノ
《ネタバレ》 賛否両論あるだろうなと。望まない妊娠があれば、不妊に苦しむ人もいる。どちらでもない私の感想です。 ちょっと変わった女子高生のジュノ、でも皆に愛されている。生まれてくる赤ちゃんもきっと愛されていく。家族とか、血のつながりとか関係ないんだなって、全編に渡って「LOVE」を感じます。 [DVD(字幕)] 8点(2010-11-26 11:52:06)(良:1票) |
11. マジェスティック(2001)
《ネタバレ》 なんだかすごくせつない。記憶を失いルークとして暮らしていくピーター。ルーク本人と疑わない彼の父親。ルークではないと知りながらも恋してしまう彼の恋人。みんなの持っている事実はもちろん「真実」じゃない。真実を知っているのは私だけ。だからせつない。みんな「ルークが戻ってきた。」って信じて、信じようとして希望を持っていく。気づいたら私も街のみんなと同じように願うローソン村の一員になってました。何の仕掛けもなく、ここまでストレートに正々堂々勝負されちゃ多少ツッコミどころがあっても許すしかないかなぁ。 8点(2004-05-17 04:29:36) |
12. キューティ・ブロンド
まさにサクセスストーリー!!見ていて本当にスカッとします。突っ込みどころ満載だけれどそんなことするのは野暮だなと思ってしまいました。ほんとエルが可愛くて憎めなかった。見終わった後は本当に元気いっぱいになれる。映画っていいなと素直に思える作品。 8点(2004-02-08 04:48:07) |
13. ブリジット・ジョーンズの日記
彼氏もいなくて、仕事もうまく行ってない時に見たら元気がでるかなぁ、なんて見る。そして見終わった後「よーし、私もがんばるぞ!!」と思いつつも「ちきしょー!!私の周りにはヒューもコリンもいねぇじゃねぇかぁ~~!!うらやましすぎるぞぉ!!」とお酒を飲んでしまいたくなります。トホホ・・・。(T.T )( T.T) 8点(2004-02-08 04:42:23)(笑:2票) |
14. ギルバート・グレイプ
家の家族はお父さんもお母さんも妹もみんな仲が良いし、円満です。問題はありません。なのに私にはギルバートの葛藤がよぉくわかります。きっと誰もがみんな持っている、心の中の決して大きくはないけれど小さな小さな「不満」みたいなもの。淡々と流れる空気は日常そのもの、温かいミルクのような作品。 8点(2004-01-02 23:46:54) |
15. マイ・フレンド・フォーエバー
今までに何度も見ている映画ですが大人になればなるほどいいなぁと思える。こういう少年たち特有の友情ってやっぱいい。大人になってみれば「ばかだなぁ」なんて思ってしまうことも本人たちは真剣で、誰もが子供の時に持っていたものが本当にうまく描かれている。ただし、泣ける映画だよ。なんて薦められても泣けない人も多いです。だってあの吹き替え版!タッキー&翼にすりゃいいもんじゃないでしょ・・・。絶対字幕で見てください。 8点(2003-11-18 04:40:22) |
16. フォレスト・ガンプ/一期一会
中1の時に学校で道徳か何かの時間に見せられました。真剣に見てたのに、途中で何度も先生は画面を隠すし、その上授業だけでは時間が足りず結局最後まで見れませんでした。どうしても見たくなってレンタルして見ることに。先生中1っていったてあれぐらいは見れますよぉ・・・。別にHなシーンなんてないのに。でもレンタルしてまで見てよかった。こういうゆっくりとできる映画好きです。現実と非現実が妙に気持ちよくマッチしていて。フォレストのように純真に人を想える事。全ての行動に意味を持たせない事。見ていて心地いいです。私たちは無意味に物事を複雑化させているのかな、なんて思ってしまいました。ほんのちょっぴり自分が素直になれる作品。 8点(2003-11-16 23:10:20) |
17. となりのトトロ
ジブリ作品の中では一番好き。何度見たかわからない。とにかく元気が出るんです。日常的で温かくて、本当にトトロがいそうなんだもん。っていうかいるのかなぁ・・・。と未だに思ってしまう。それはちょっとやばい・・。ジブリ作品の音楽は好きなものが多いのだけれどこんなに元気いっぱいの曲はまためずらしい。やっぱりトトロはこの曲あってこそ盛り上がる。私の中では元気の源です。未だに見た後考えちゃう事。トトロに本当に会っちゃったらやっぱ腰ぬかすだろうな。でかいもんなぁ。抱きついてみたいけど、でもにおいとか無いのかなぁ・・・。やっぱり考えてしまう。 8点(2003-11-11 00:58:17) |
18. おばあちゃんの思い出
いいじゃないですか~。これ見て泣けるって。いつまでもこういう作品で泣ける自分でありたいと思います。映画館まで行って見てしまいました。当時高校生だったのに・・。まわりはみんな子供ばっかだったけどその中で涙ぼろぼろでした。未だに思い出すだけで涙腺ゆるむ作品。この作品を思い出すたびに小さい頃に言ったおばあちゃんへのわがままが思い出されます。ごめんね。おばあちゃん。久々に実家にでも顔だそうかなぁ。 8点(2003-11-11 00:38:09) |
19. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
《ネタバレ》 ジャック・スパロウ!本当にいるのでは??本気でそう思ってしまいました。率直に面白い作品です。ただウィルことO・ブルーム、キャプテン・スパロウに圧倒されちゃってます。途中からヒロインはどっち?と思ってしまうようなキーラの頼り甲斐のあることあること!そんなお転婆さんのヒロインは個人的にはとても好きです。そしてジェフリーの悪役は見事にはまってました。悪役なのに憎めないのはお仲間さんのちょっとお間抜けなところからでしょうか。そのおかげもあってもう一度見たいと鑑賞後思えてしまう作品です。 8点(2003-11-05 04:49:25) |
20. ミスティック・リバー
なんとコメントしたらいいのか・・・。私は未熟者です。まずコメントする前にそう言っておきたい・・。偶然起こってしまった悲劇に25年間翻弄され続けたデイブ。そしてまたしても起こる偶然の悲劇。そしてラストに起こる悲劇はもう必然的に起こったとしか言いようがない。理不尽とか不公平とかそんな言葉はもう呑み込むしかなくてそれでもみんな幸せを願う。この作品に出てくる人はただただ幸せを願っている。それも自分の幸せではなくて自分の大切な人の。その形は様々だし、許されてはならないことも確かにある。その形をまざまざと痛ましいほど見せられ、正しいことも間違っていることもただ見つめ返すことしかできない。私には全てを否定することも肯定することもできませんでした。そしてそれでいいのかもしれないとも思う。う~ん、まだまだ経験不足だなぁ。と実感いたしました。 7点(2004-02-08 04:34:34) |