1. 世界最速のインディアン
《ネタバレ》 いい映画でした。すごくいい映画でした。ちょっとシナリオが荒唐無稽の部分があるのかなと思ったら、なんとほとんど実話なんですね。大変失礼しました。 映画を超えて、人生を学べる内容でした。すごく、勇気をもらいました。あと、周囲に協力させたくなる人格ってのは大きい仕事をするうえでは大切なんだなということをあらためて思い知らされました。 主人公の演技は常にすばらしい。周囲のさまざまな種類の笑顔も味がある。登場人物のキャラクターが皆すばらしい。主人公に感化されて、優しくなる。シナリオもすばらしい。レースに出場しに行って、登録ミスだったけど登録できて、結構いい記録が残せた、って言うだけの映画なのに。ものすごく起伏のあるドラマになっている。 残念だったのは、やけどをしたはずの足の外側のズボンがなんとも無かったのと、転倒して磨り減るはずの上着が無傷なこと。このあたりだけ、つくりも載っていう感じがして残念でした。本来10点なんだけど、その辺を減点して、9点。 でも、映画を超える感動をもらったのでプラス1点で、結局10点です。生涯でどれか一本選べと言われたらこれか、ロッキー6かで迷うと思う。本当に、誰にでも薦めたくなるいい映画でした。 [DVD(字幕)] 10点(2007-11-06 12:38:37) |
2. 嫌われ松子の一生
《ネタバレ》 映画を見て帰宅する途中。電車の窓から空を眺めながら「松子。。おかえり」ってつぶやいて、涙をほろり。はっと気がついて、あせったことがありました。見終わったあと、魂を抜き取られたような感じでした。邦画ミュージカル映画最高峰じゃないかと思います。DVDも買って、その後もちょくちょく見ているのに、ぜんぜん飽きが来ない。個人的には、龍の懺悔のシーンが特にお気に入りです。 [映画館(邦画)] 10点(2007-07-26 05:38:27)(良:2票) |
3. ソナチネ(1993)
「静かな海」を見た後、これを見て確信。 たけしは天才。漫才は余技。本業は監督。 追記 ある日突然、何の脈絡もなく見たくてしょうがなくなる映画。 不思議な魅力のある映画。これは後年気がついた事。 DVDを借りて見たときには気が付かなかった。 なので、点数を数年ぶりに引き上げます。 更に後日の追記 シナリオは平凡、登場人物の演技は素人、カメラワークはおぼつかない。 にもかかわらず、「どうにもやるせない、陰鬱な気分」という、 演技や道具では表現できない「モノ」がきっちりと表現されている。 そしてそれがこの映画の存在価値。 たけしが映画監督として突き抜けてるのはこういう感性を持っっているからなんだろうと改めて思った。 後日作られた別の映画では格段に撮影監督としての腕は上がってるんだけど、 この映画で表現されているような、キラリと光る独特の個性が、見受けられなくなっていた。 その意味でも、この映画はマジで貴重だと思う。 [ビデオ(邦画)] 9点(2011-07-09 20:38:06) |
4. ALWAYS 三丁目の夕日
最高でした。あらためて再確認。 実は2年前の封切りのときに5回ほど見て、そのあとDVDで何回となく見て、 さすがにもう見飽きたろうと、自分で思い込んでおりました。 先日、テレビで放映するというので、久々に見たんですが、まあ、なんと、 涙腺やられっぱなし。あれぇ、まだこんなにジンとこさせる映画だったんかよって、 みなおしました。 なお、DVDはスペシャルエディションがお勧めです。本編並みに力が入った内容でした。 [地上波(邦画)] 9点(2007-11-06 12:02:26) |
5. ロッキー・ザ・ファイナル
《ネタバレ》 封切りされたときは、何をいまさら気分で、ついに見に行かなかった。 でも、評判がいいので、DVDを購入。そしたら、、、涙ぬれっぱなし。 ストーリーは普通にいいストーリーだし、おまけに1へのオマージュがいろいろ さりげなく含まれている。バックを流れるコーラスとか、ロッキーの試合に絡めて 一儲けをたくらむポーリーとか。何時まで経っても本質は変わらんなあ、おい、って感じで、思わずニヤリ。 審査員を説得するロッキー、息子を説教するロッキー、ロッキーを鼓舞するリトルマリー、最高です。 あとおまけのインタビューも最高。特にチャンピオン役のプロボクサーが、実は引退を考えていたけど、この映画に出演して、登場人物のロッキーに励まされて、自分も後もう5年以上がんばれる気がしてきた、という話もジンと来ました。いろいろな人に勇気と希望を与える映画なんですね。 炭鉱閉鎖の夕張で開かれた映画祭の、特別上映作品に、この作品が充てられたのも、すごくよくわかります。きっと、その企画をした人たちも、この映画から勇気をもらって実現にこぎつけたんだと思う。 まさに、人生の応援歌の映画です。これからも、何回も見て、涙することになると思います。 [DVD(字幕)] 9点(2007-11-06 11:37:33) |
6. リトル・ミス・サンシャイン
《ネタバレ》 上質のコメディ。 笑えて、泣けて、癒される。 特に父親が踊り始めるシーンは、何回見ても涙がこぼれます。 あそこから胸がじ-んときて、家族っていいなあって。 見終わった後も家族愛の余韻がジンジンと心の片隅でしびれてます。 低予算映画なのに、すごくフイルムの密度は濃厚。 いい意味で近年珍しい映画でした。出会えて幸せでした。 [DVD(字幕)] 9点(2007-09-26 19:49:21) |
7. ダイ・ハード
小市民の痛みを感じる映画。そこがいい。ちょっと荒唐無稽なところがあったり、都合よく偶然に助けられたりするけれど、贅沢を言えばきりがありません。何回見ても、また見たくなる映画です。 追記。 ダイハードのシリーズが出るたびにがっかり。この1とつい比較をしてしまうため。 いいかえると、いかにこの1がすばらしかったかってことの証明にもなるわけで。 ということで、数年ぶりに映画の評点を8から9に引き上げることにしました。 [DVD(字幕)] 9点(2007-07-26 05:58:53) |
8. ロッキー
奇跡としか言いようのない映画。最高です。 DVDではスタロンのロングインタビューもあるけど、これもまたしびれます。 絶対に、絶対に、お勧めです。 [DVD(字幕)] 9点(2007-07-26 05:43:35) |
9. ALWAYS 三丁目の夕日‘64
5回ほど、涙腺決壊。いい映画でした。過去の作品へのオマージュもあり、1、2を 見ている人にはにやりとする場面もありました。 1では大感動。2では超がっかり。なので3は映画館では見なかったんですが、 この内容の出来なら映画館で見ればよかった。ちょっとだけ後悔してます。 脚本の練りこみは1に近い。 2で、小ネタを盛り込みすぎて浅くなった脚本の反省が、今回は生きていました。 1の畳み掛けるようなラストにはかなわないけど、それなりに良い出来でした。 続きが見たいような見たくないような微妙な作品に仕上がっています。 三丁目の夕日の原作自身は64年までの時間軸が守備範囲なので、 普通ならこれでおわり。 ちょっとだけエキスポ70編も見てみたいような気がしますが、すでに三丁目では なくなってしまっているかも。時代の空気が違うんですよね。 [DVD(邦画)] 8点(2013-03-31 03:40:33) |
10. 野良犬(1949)
まず、作品として単純に素直に面白い。 最初から最後まで全然だれないし、飽きない。 次に、終戦直後の風俗や雰囲気が興味深い。 終戦4年後のリアル東京。 正直言って、実はつまらないのではないかと先入観を持っていたんだけど いい意味で裏切られました。さすが世界の黒沢監督です。 [DVD(邦画)] 8点(2011-08-02 10:49:47) |
11. Dolls ドールズ(2002)
《ネタバレ》 最初6点をつけてたんだけど、8点に変更します。 菅野美穂の涙目や、もみじや、ベンチに座る三橋さんの顔など 頭の中をフラッシュバックするシーンがいくつもあって、 意外と深く心に突き刺さる映画だったと、後日、気が付きました。 好みは分かれると思いますが、他の北野作品が嫌いじゃなければ、いけると思います。 舞台でいいじゃないの、とか、テレビドラマでいいじゃないの、っていう映画もどきも多いけど、 この映画は、本物の「映画」でした。 ただ、ラストは、彼女を抱き閉めたところで終了してほしかったなあ。 [DVD(邦画)] 8点(2011-07-27 09:06:44) |
12. 十二人の怒れる男(1957)
いやあ、面白かった。さすが名作。 しかし制作費、安上がりっすねぇ。 金をかけなくても、いいものは作れるというお手本のような映画ですねえ。 [DVD(吹替)] 8点(2011-07-24 03:33:46) |
13. 第9地区
《ネタバレ》 新感覚SF。アパルトヘイトへの皮肉の要でもあり寓話のようでもある。 純粋にSFとして見ても面白い。たまたまほかの作品と間違って借りてきてしまったんだけどこれは大正解でした。最初は何かのパロティなのかなと勘違いするようなチープさでしたが、途中からぐいぐい引っ張られていって気がつくと、最後までつんのめるようにして見ちゃいました。理屈抜きに、ぜひ見て見て欲しい。SF好きな人はもちろん、社会派好きの人にも、そういうのが総じて好きじゃないという人にも。こんなに面白い作品が日本でスルーされているとは、なんともったいない。とにかく一度見て欲しい。 [ビデオ(吹替)] 8点(2011-07-17 05:49:31)(良:1票) |
14. インセプション
《ネタバレ》 まず、作品の発想がすごい。よくこんなものを映像にしようと考えたなあと感動。 次に、作品の出来がすごい。入り組んで複雑なものをわかりやすくうまく整理している。 さらに、映像がすごい。映画では表現できないであろうイメージを、映画でなければ表現できない仕方で表現しつくしている。 ラストシーン、コマが倒れる前にエンディング。つまり、あのシーンが夢か現実化は明確にしない余韻の残る終わり方。こころにくし。 こういう作品を見ると、洋画の圧倒的パワーを感じさせられます。 映画を見るというよりは、何かを体験した、という感じのほうがふさわしいかも。 [DVD(吹替)] 8点(2011-07-15 17:01:05) |
15. スクールウォーズ HERO
《ネタバレ》 いい映画と、うわさは聞いてました。 週末に、焼酎を飲みながらDVDで鑑賞しました。 アルコールの力もあるかもしれませんが、後半は、もう涙涙でした。 ちょっとテレビドラマのような安さも感じますが、全体の流れがすごくよかった。 前評判にたがわぬよさでした。まだ見てない人はお勧めです。 ●ここからは蛇足の感想(気分が悪くなる人がいたらごめんなさい) キャストについて言うと サヤカは、ミスキャスト。無名の新人のほうがいい。 照英は、はまり役。モデルになった実在の監督さんと、持ってる雰囲気がよく似てます。 男性マネージャーとその死は不要。2時間の尺では消化不良になるエピソード。 [DVD(邦画)] 8点(2011-07-08 22:37:52) |
16. ランボー
《ネタバレ》 単なる勧善懲悪ではなく、安易なハッピーエンドでもない。 アクションは思う存分ありつつ、人間としての痛みも抱えている。 最後の最後が銃によらない解決。これがよかった。 単なるどたばたどんぱちものとは一線を画す名作。 続編ができるのも当然。と、納得の内容。 [DVD(字幕)] 8点(2010-10-30 19:55:51) |
17. 天国と地獄
《ネタバレ》 衝撃のラスト。いや、みようによっては平凡なんですが、 。。。。私は呆然としました。 まさに娯楽映画ってこういうのを言うんだよなあって思いました。 ただ、せりふはなんか演技臭くてちょっと鼻につきますが、まあお約束みたいなもんで。 [DVD(邦画)] 8点(2010-10-28 00:48:36) |
18. 椿三十郎(1962)
ちょっとなめてました。本編が始まったと思ったら、 あっという間におわっちまった。最初から最後まで、面白かった。 さすが、黒澤監督の名作はあなどれません。 [DVD(邦画)] 8点(2010-10-27 21:52:45) |
19. アヒルと鴨のコインロッカー
《ネタバレ》 前半は、ただのぐだぐだ映画。失敗したかなあと思ったら、後半から急展開。 最後まで見て、前半が独特の意味を持っていることに気がついた。 確認する意味で、もう一度見直したくなった。 最初エイタがへたくそ演技だと思った。 実は名優だった。 2回目に見ると、前半が実に周到な布石になってることがよくわかる。 ああ、こういう微妙なことをしていたのかって、1回目とはまたぜんぜん違う見え方になる。 この映画のトリック知らずに見ることができてよかった。 この映画は、絶対ネタバレなしで見てほしい。 [DVD(邦画)] 8点(2010-10-21 13:38:48)(良:2票) |
20. ランボー/最後の戦場
《ネタバレ》 最後の戦闘シーンが圧巻 [DVD(字幕)] 8点(2010-08-05 01:11:44) |