61. アントマン
《ネタバレ》 拡大し続けるマーベルシネマティックユニバースを文字通りキュッと小さくまとめ直してくれる箸休め的な作品。娘のためにガンバるパパと、美少女すぎない娘ちゃんのビジュアルがホッと安心感を与えてくれる。(褒めてます) しかし中盤のファルコンとの戦闘とか、毎回全ヒーローが同じ世界観にいるよ!ってのをうまく盛り込むなぁと感心してしまう。一見関係ないのにそのファルコンとの絡みから次回作「シビルウォー」に登場し、"大"活躍をしてくれるのでコレもしっかりシリーズの一作なのである。 [DVD(字幕)] 6点(2016-09-27 08:05:59)(良:1票) |
62. アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
《ネタバレ》 前作アベンジャーズとはうってかわって開始2分から集合&共闘していていきなりアドレナリンが噴出。ただこのあとそれを超える盛り上がりはアイアンマン(withハルクバスターアーマー)VSハルクのバトルシーンまで起こらないし、それ以外には特にないのが残念。極度の心配性になってしまったトニーが生み出した今回の敵、ウルトロンもいまいち強いんだか弱いんだか。ベラベラとよくしゃべるし、終盤戦でもゾロゾロ出てきてちぎっては投げられるのでそこまで恐い敵とは思えない。前述の戦闘シーンとか、ムジョルニアをめぐる飲み屋的なノリのシーンとか単発で興奮したり笑えるところはあるものの、全体的なまとまりに欠けるという印象。 [映画館(字幕)] 6点(2016-09-27 07:23:32)(良:1票) |
63. キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
《ネタバレ》 超人血清でバルキーになった肉体ではなく、変身前のゴボウ野郎な貧弱ボディの方がCGという事実は何気にスゴイ。ただキャップは所詮オリンピック選手より少し強い程度なので、アクションのスケールがイマイチなのが残念。でもあの鬼ダサい原作コミックのコスチュームがデニム地っぽくデザインされていてカッコイイし、最後には遂に始まるアベンジャーズへの期待感をグッと盛り上げてくれます。 [映画館(字幕)] 6点(2016-09-02 18:43:31) |
64. マイティ・ソー
《ネタバレ》 天上界と田舎のスケールの違いがなんとも言えずホンワカパッパする。ペットショップに馬を買いに行ったりグラスを叩き割っておかわりを要求したりと、民衆にカルチャーショックをお与え下さる雷神様が素敵。相変わらず抜群に優秀なマーベルのキャスティング担当が連れてきたソーとロキさんの主演ふたりはドンピシャ。特にロキさんはこの後もアベンジャーズシリーズで大活躍してくれます。 [映画館(字幕)] 6点(2016-09-02 18:33:07) |
65. マン・オブ・スティール
《ネタバレ》 街の破壊をなんとも思わない(ように見える)上に敵の首をねじ切るなんて、ちょっと新しいスーパーマン映画を目指しすぎてスーパーマンのキャラを根底から壊しすぎてる。まあ正直子どもの頃からあんな扱いを受けてきてよく人類を守ってくれるよなと思う。ぶっちゃけ育ての両親からもそこまで素晴らしい人格になるような教育を受けてる描写もないし、放浪の旅中も人類に失望することはあっても救うに値する人間との出会いみたいなシーンもない。その辺が描ききれてないから尚更リアリティがなくって、自己中に大破壊を繰り返して敵をノックアクトすることしか考えてないように見える。 ただザック・スナイダーの圧倒的なビジュアルセンスで描かれた異次元スピードバトルはヤバい。やっぱこの人映像作家としては超一流だと思う。それとダークナイトシリーズからノーラン監督のつてで引き続きハンス・ジマーが担当した音楽も素晴らしい。 [映画館(字幕)] 6点(2016-08-12 11:41:22)(良:1票) |
66. スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
《ネタバレ》 パドメとアナキンのイチャコラは鼻で笑ってしまった。さらにプロフェッショナルな流儀をもつナイスキャラ、ジャンゴ=フェットの首をあっさりと飛ばされたときはダースモールに続きまたやりやがったなルーカスと本気でムカついたが、その後のやんごとなき雰囲気のドゥークー伯爵とヨーダのバトルで全て持っていかれた。やるじゃん。 [映画館(字幕)] 6点(2016-08-02 19:02:37) |
67. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
《ネタバレ》 私らの世代にとってはこれがはじめて劇場スクリーンで観るスターウォーズで、当時の盛り上がりは異常だった。とにもかくにもこのエピソードはダースモールである。クライマックスのとてつもないスピードで繰り広げられるライトセーバーバトルは神がかった音楽もあり何度観ても失禁する程カッコイイ。隈取りフェイスのこのお方、劇中では二言ぐらいしかセリフがないのにあの存在感。そんな男がこの一作だけで退場とは…おぉ… [映画館(字幕)] 6点(2016-08-02 18:47:22) |
68. スター・ウォーズ
偉大なるサーガの原点。今観るとどうしてもショボいと感じる部分もあるんだけど、繰り返し観てるとそのショボさすらも愛しくなるから不思議。特に新三部作(Ⅰ~Ⅲ)を観た後のベイダー×オビ=ワンのシーンは何度観てもうおぉ!ってなる。 [DVD(字幕)] 6点(2016-08-01 18:24:47) |
69. スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
《ネタバレ》 これまでこの新世代の3部作については擁護派だったが、今作は正直かなり不満。 8で意図的に破壊した設定を、カイロ・レンのマスクよろしく一所懸命つぎはぎして直した印象。修復時何故か同席させられていたレン騎士団同様、なんとも言えない気持ちだった。 そんなマスクもレン君はまた脱いだりかぶったり、そういったキャラの行動に一貫性がないのが気に入らない。「アイツなんやねん」「これなんの時間?」というレン騎士団の休憩室の会話が聞こえてきた。 レン君に限らず、旧キャラも新キャラもみんな大事にされていない印象で、C-3POのメモリーを飛ばすシーンなんて相当イラついた。後であっさり戻せたからいいよね!じゃないよ。ならそもそもあの演出いらないよね。 結局「何を観せたいか」よりも、「ファンが何を観たいか」を過度に意識しすぎたと思う。 パルパティーンの血筋なんてその最たるもので、ハイパー安牌切った感じ。てか孫って、じゃあ子供(レイの親)は?大ボスから生まれてフォースなしの無能な聖人になるとか無理あるでしょ。これなら私は8のクズ親から生まれた突然変異説を推したい。フォースは誰の周りにも存在しているはずで、誰もが特別な存在になり得るという方が好きだ。 まあ、これだけ文句を言える程魅力的なコンテンツなので、噂されている今後のシリーズも絶対見続けますけどね! [映画館(字幕)] 5点(2019-12-22 23:47:09)(良:2票) |
70. ジョン・ウィック
《ネタバレ》 登場人物全員ツメが甘い。そのあとまた全員綺麗に逆襲を喰らうので、そら見たことかタイムが定期的に訪れるのがなんとも。主人公もザコを丁寧にヘッドショットしていくところは好感持てるが、でもコイツあっさり自宅に侵入許してタコ殴りにされたよな、と思うとどんなに周りが「ジョン・ウィックはマジでヤバイ」と噂しても信用できない。そらあのボンボンにナメられますわ。だって一回ボコッてんだもん。それにしてもキアヌって年とらないッスね。 [DVD(字幕)] 5点(2017-05-19 19:23:51) |
71. ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
《ネタバレ》 エディ・レッドメインが魅力的だったので助かってるけど、どんだけお前のワガママで他人に迷惑かけんだよ。そして毎度のことながら魔法省が無能すぎ。良識を持ったマトモなヤツは魔法が弱いんだろうか。考えてみればこのシリーズ全般クレイジーか性格悪いヤツしか出てこないし。ジョニー・デップも「皆さん、もうお分かりですね?ひっそりと伏線張ってきたコイツです!」みたいな感じで出てくるんだけど、突然のことすぎてついていけなかった。 [DVD(字幕)] 5点(2017-04-11 07:45:56) |
72. ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
《ネタバレ》 ティム・バートンだからと言えばそれだけなんだけど、なんとも間の抜けた映画。この人の描く"奇妙"はたしかに魅力的なんだが、それにしても今回はヘタレ主人公、役に立たない大人達、やたらとややこしい設定でユルユルすぎる。それにしてもサミュエル・L・ジャクソンは働くなぁ。またお前かよと思わされる俳優は彼ぐらい。 [DVD(字幕)] 5点(2017-04-11 07:29:57) |
73. X-MEN:アポカリプス
《ネタバレ》 プロフェッサーXとマグニートーの若かりし頃シリーズも3作目、1作目があんな傑作だっただけにちょっと残念なデキ。なにが残念って、アポカリプスが残念。ビジュアル的にもイケてないし、背が低くてボス感が圧倒的に不足。選ばれし4騎士になってもカッチョイイ鎧を貰えるだけだし。 それから前作からそうなんだけど、ジェニファー・ローレンスのタレントパワーに頼りきったせいでミスティーク大活躍ってのも乗り切れない要因かと。最初の三部作でも強かったけど、プロフェッサーとそんな因縁ある風じゃなかったやんけ!基本的にX-MENってシリーズものなのに過去作の設定とかを全然考慮しないのでもやもやする。唯一そんな中でも一貫してたサイクロプスの影の薄さも、今作では若干破られてしまいましたね。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2017-01-11 18:14:52) |
74. ダイ・ハード/ラスト・デイ
《ネタバレ》 マクレーン出てるだけシリーズ、まだ続いてたのね。まず、とにかく短い。は?もう終わり?ってぐらいアッサリ終わる。 それからせっかくだした息子が全然マクレーンじゃなくてガッカリ。4.0の娘はしっかりマクレーンだったのに、DNA鑑定した方が良いんじゃないかな。ターミネーター同様、まともな品質で作れないなら即刻終わってほしいシリーズ。 [DVD(字幕)] 5点(2016-12-19 22:31:54) |
75. アイアンマン2
《ネタバレ》 大復活を遂げたミッキー・ロークがモナコGPに登場したところまでは良かったのに、最後あっけなく負けてしまいガッカリ。あとはやさぐれたトニーがスーツを着たままドーナッツを買いに行ったり、ションベンしたりします。 [映画館(字幕)] 5点(2016-09-02 18:21:41) |
76. インクレディブル・ハルク(2008)
《ネタバレ》 無印のハルクよりはこちらのインクレディブルの方がはるかにマシだけど、結局怒って暴れて恋をしての繰り返し。ダイナミックなアクションは良いんだけど、主人公同様にこちらもイライラを我慢しなければならないのが辛い。そして突然登場するヒクソン・グレイシーには笑った。 [映画館(字幕)] 5点(2016-09-02 18:15:33) |
77. ターミネーター4
《ネタバレ》 前作3のクソっぷりからすると目の付け所は決して悪くない。これ以上ターミネーターという題材で映画を作ろうと思うなら、審判の日以降のジョンの戦いを描き、カイルを過去に送るまでのいわゆる「エピソード0」を見せるというのは至極真っ当。そしてジョン役にクリスチャン・ベイルというのもカリスマ性を感じられて実にワクワクさせられた。なのになぜこんな残念な作品になってしまったのか。だいたいジョンひとり殺すのにやり方が回りくどすぎる。ぶっちゃけここまでターゲットが明確になっているなら数の暴力や絨毯爆撃連発で十分片付くだろ。そもそもこの時代のスカイネットにとって、ジョンやカイルはまだ単なる殲滅すべき人類のひとりじゃなきゃおかしいんじゃないか?バイク強奪シーンでガンズをかけたり、CG再現のシュワルツェネッガーにはニヤリとさせられたのも事実なので、そこまで低い点にはならないが、なんとも惜しい作品である。 [映画館(字幕)] 5点(2016-08-08 18:45:04)(良:1票) |
78. ザ・マミー/呪われた砂漠の王女
《ネタバレ》 トム・クルーズだから2時間ぐらい余裕で持たせること出来るよね~。という感じで、それ以外はどこかで観たような特にコレといった魅力もないミイラ映画。リメイク?リブート?だから当たり前?いやいや、これなら同じリメイクのハムナプトラの方が当時のVFXに対する驚きや、テンポの良さがあって面白かったと思いますよ。イームホーテープ、イームホーテープ。 結局ダーク・ユニバースとやらをはじめたいから通過儀礼的に作られただけで、次回作への余計な伏線を盛り込むことばっかり考えてこの1本に対して真剣に取り組んでないんじゃないですかね。トム・クルーズのタレントパワーがなければもっとひどかったと思うと、特に思い入れのないラッセル・クロウではジキルとハイドも期待できない。ラッセル、お前太ってる場合じゃねぇぞ!と言いたい。 [映画館(字幕)] 4点(2017-08-06 17:43:02)(笑:1票) |
79. ボーン・レガシー
《ネタバレ》 マット・デイモンと同じ隣人にいそうなハリウッドスター枠のはずのジェレミー・レナーだが、映画一本分を引き付ける程の魅力を感じられなかった。加えてコレまで以上にわかりにくいストーリー展開と、明らかにスキルダウンしたアクションの演出、編集で素直につまんねぇ映画。お約束のテーマが流れてもなんだかなぁとやりきれない気持ちにさせられた。 [映画館(字幕)] 4点(2016-10-04 07:44:48) |
80. バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生
《ネタバレ》 バットマンにベン・アフレックがキャスティングされたと聞いたときは「それじゃケツアゴで簡単に正体バレちゃうだろ!」と心配になったが思ってたより全然違和感なかった。 それはさておき、映画としては無駄に長くて退屈。ノーラン監督のダークナイトシリーズで構築され、特大ヒット&高評価を得たリアル路線の呪縛にまんまとハマって抜け出せなくなってしまったため、映像もキャラもストーリーもとにかく暗い。ヒーロー映画なのに最後のバトルまでまともなアクションシーンがなく、その代わりにあるのは夢オチとか白昼夢のシーンでこっちのフラストレーション貯金がゴンゴン貯まっていく。 各キャラの行動もイマイチ理由がわかりにくい。主役二人はお互いに「アイツなんか気に入らないんスよね」位の子どものケンカにしか見えない。戦力差はウンコとメロン位あるのは解りきってるから、バットマンにはもっと倫理観を揺るがすぐらいエグく攻めてくれることを期待してたのに、なんとも想定の範囲内でガッカリ。最後はこの手のVS映画おきまりのもっとヤバそうなヤツが出てきて協力路線で更にガッカリ。(これは予告編ですでにネタバレしてたから宣伝担当はアホかと思ってた) レックス・ルーサーもなんで二人を戦わせたいの?自分で制御出来ないポケモン作ってどうすんの?ロイスも自らピンチを作りに行っては助けてもらうを繰り返しててイラつかせる。 マーベルシネマティックユニバースに対抗する形で作られているDCシリーズだけど、正直このクオリティが続くならどっかでポシャると思う。本気で作り続けるならライバルの安定感を見習って、しっかりとしたプロジェクトにして貰いたい。偶然にも(?)同じ年に公開されている「キャプテンアメリカ・シビルウォー」が同じヒーロー同士の対決だったのでより完成度の違いが際立ってしまった。 最後に良いところ。この映画だけで見たらワンダーウーマンはマジにワンダー。ガル・ガドットが美しく、カッコイイ曲がガンガン流れて最高にホット。でも単体作品では…やっぱり心配だなぁ… [DVD(字幕)] 4点(2016-08-12 03:53:27)(良:1票) |