21. 時をかける少女(1983)
原作にない雰囲気をもった楚々とした佳品。 [地上波(邦画)] 7点(2009-08-13 00:34:40) |
22. 遠い空の向こうに
いわずとしれた米国版「リトルダンサー」。ダンス少年よりも科学少年(この点が男性レビュワーが圧倒的に多いこのサイトでの平均点が「リトル」を上回っている理由だと思います)の方が親しみを感じますが、映像・音楽といった感覚的な魅力と邦題(原題もですがこの内容には文学的すぎ。本と同じ「ロケットボーイズ」だったらもっと人気があったでしょう)ではあちらかな。お父さんは甲乙つけがたいですけど。ロケット発射実験現場での定点観測的描写はユニーク。彼らを見守る女性教師ローラ・ダーンも素敵です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-11 01:24:31) |
23. 鳥(1963)
《ネタバレ》 この経験はこの映画でしかできませんね。もし明確な理由が提示されていたら、この作品の神秘性は失われていたでしょう。 [地上波(吹替)] 7点(2009-07-03 04:07:00) |
24. ドアーズ
こうした作品は、バンド解散後であっても中心人物が存命である限りまず作られることはないので、多少にかかわらず時代の空気を感じ取れるものとして珍重すべきであろう。ジム・モリソンの面影をよく映しているV・キルマーはステージでも遜色なく、役柄にも入り込んでいるように見受けられるが、M・ライアンはパメラ・カーソンに容姿が劣るのではなく目立ちすぎるので、もっと顔の知られていない女優を使った方がよかったように思う。全編に彼らの曲が流れる中で、ヴェルヴェット・アンダーグランド(&ニコ)の‘Heroin’が異彩を放つ。同世代であり、同じく薬物に依存しながらもモリソンのように命を落とすこともなく独自の道を歩み続けたルー・リードは、どのような感慨をもってこの映画を眺めただろうか。 [映画館(字幕)] 7点(2009-05-19 04:12:05) |
25. ドリームガールズ(2006)
ドリーミングで贅沢な2時間。小奇麗に仕立てられた擬似シュープリームスでも、そんなことはどうでもよくなるほど聴き惚れ、見惚れてしまう。性格的にはちょい苦手なエフィも歌っている時はその場を支配する力を持つ。才能が人格を超えてしまっている人なんか芸の世界には珍しくもないのだけど。初登場時にはビヨンセとわからぬほど垢抜けないディーナのあでやかに磨かれていく様も目のごちそう。D・グローヴァーとE・マーフィのわかりやすいキャラに対して、J・フォックスが観客に与える印象は一様ではないように思う。カーティスが嫌いな人もそう言い切れない人もいるだろう。善悪の括りだけでは語れない、ショービズの人間の複雑な内面を細やかに描いて上手い。彼の愛した太陽と月のように違う2人の女性シンガー、でも本当はどちらが太陽で月であるのかはわからない。 [映画館(字幕)] 7点(2007-03-10 20:03:33) |
26. ドッジボール
ドッジボールって懐かしい響き。ボール以外に用具とかいらなくってシンプルなところもいいね。ボールが当たった時の「カァァン!」と鍋の底を叩くような音も気持ちいい。「ギャラクエ」を信望する脚本家が書いた、これもまた敗者復活の物語。ベン・スティラーのいつもながら濃いキャラがたまらない。気の弱いメガネのおじさんスティーブン・ルート(「ゴースト」でデミとお話しする警察の人ですよね)が生まれて初めて怒りを爆発させるシーンもスカッとする。ちょこちょこでてくる渋いゲストもお楽しみ!眉毛美女ミッシー・パイルは「ギャラクエ」「チャリチョコ」とあわせてコスプレ+ハードメイク三部作? [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-12-03 16:40:46) |
27. トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 1
《ネタバレ》 エンエン5年、10時間もかけてる「トワイライト・サーガ」ですけど、4作目は中だるみ気味の「エクリプス」より少し進展がありました。 前半はあまーいウェディング&ハネムーン、後半は一転してホラータッチ。 ベラのメイク+CGによるヤツレっぷりが凄みあり、「ダーク・シャドウ」と同じく転生による再生はウレしくもあり哀しくもあり。 クリステン・スチュワートがブレイクしたのは何といってもこのシリーズなのだけど、エドワードやジェイコブ(あぶれてもベラにつくす彼にも幸せの兆しが!)にただ守られているベラはものたりなくて、「ランナウェイズ」「スノーホワイト」の方がまだ能動的なヒロイン。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-05-02 07:00:07) |
28. トロイ(2004)
「イーリアス」的世界を映像で見られるのは愉しいですが、「ハリウッド超大作」らしい安っぽさがつきまとって。(低予算の「トリスタンとイゾルデ」と対照的) 英雄アキレスになりきろうとして頑張ってるブラピは一応遜色なく、バナやブルームもはまり役なんだけれど、玉座のヘレンの衣装や海に浮かぶ大船団のCG画などはお金かけた映画とは思えず、物量大作でもセンスや見せ方がよくない気がします、ペーターゼン。 ダイアン・クルーガーのヘレンは美しいですが、もう一人のブリセウスにもう少し華があっても。 老王ブリアモス(オトゥール)もあまり目立たず、オリンポスの神サマたちを出さなかったのは現実的にしたかった? 「トロイの木馬」の頃にはアキレスやパリスもすでにいなくなっているはずですが、それだとめぼしいキャラクターがいなくなってしまうので終盤まで彼らを生かしておいたのでしょうか。 消化不良気味トロイア戦争だけど、語り部オデュッセウス(ビーン)の「オデュッセイア」はもっとファンタジー寄りだし、これでも仕方ないか。 [映画館(字幕)] 6点(2010-09-09 00:00:02) |
29. となりのトトロ
サツキちゃんは一点の曇りもなく(宮崎ヒロインだからね)メイちゃんは大の苦手。トトロたちクリーチャーのデザインもあまり好みではない(特に猫バス★)ですが、久石さんの「風のとおり道」はよいです♪子供には夢があっていいかも。 [地上波(邦画)] 6点(2010-03-28 06:02:00) |
30. トワイライト~初恋~
「ロズウェル/星の恋人たち」によく似た印象。男の子はあっちの方がいいかな。(こっちの子はスミス時代のモリッシーが化粧してるみたいで…)ベラ役のK・スチュワートは面長めですが、美少女。(この顔でランナウェイズのJ・ジェットを演んのか…イザベラ・スワンて名は「パイレーツ」のキーラのに似てる?)近頃珍しいジュブナイル・テイストなのはいいですが、肝心の切ない悲恋の味はかなり薄め。(「シザーハンズ」の1/10でも情緒があったら…)それとキャラ多すぎ。(こんなにいなくたっていいよ…)ベラが噛まれるシーンはちょっと「ポー」を思い出しました。(むろんあちらの方がズッと上ですけど…)あと3作あって、結末もロズウェルに近そうなんだけど一応見続けたい、かな。(IMDbにはベラの髪はカツラって書いてあったけどホント?) [映画館(字幕)] 6点(2009-05-10 02:45:09) |
31. 透明人間(1992)
特撮ではなく、演技で透明人間ニック(チェビー・チェイス)を「見せる」サム・ニール。 [地上波(吹替)] 6点(2006-03-05 13:06:51) |
32. 飛ぶ教室
マルチン!ヨナタンに主役の座を奪われて悔しくないの?家も貧乏じゃないし、親が離婚しそうって何よ!ヨナタン!女の子とイチャイチャしてるんじゃないの!マッツ!あんたはまだいいけど、もっとパン食べなさいよ!ウリー!なんで傘じゃなくて風船なのよ!だいいち一体どっから持ってきたの?あ、禁煙さんの客車の家!いいなあ、住みたい!ゼバスチアン!クロイツカムと合体させられて情けなくない?校長先生もクロイツカム先生と一緒くたにされてるから仕方ないっての?あっそう。テオドール!あんたって美少年のはずだったわよね!エーガーラント!敵のボスがいつから女になっちゃったのよ!は?あなたがベク先生?こ、これはどうも・・・・・・再生と置換により複雑な思いが交錯する21世紀の「教室」。 [映画館(字幕)] 6点(2005-11-17 19:04:35) |
33. トスカーナの休日
ダイアン・レインの人生リセット・イン・イタリー。 せっかく風景や彼女が購入した歴史ある邸宅が素晴らしくても、極めて普通に撮ってるから魅力を生かしきれてないのが残念。 ところどころ心あたたまるいいシーンはあるし、女性誌などに「疲れた貴女にオススメ♪」って紹介されていそうですが、女性による女性のための映画ってどうもつまらなくて。 男性では紳士な不動産屋さんと無口な左官屋さんがよいですね。 あと、がんこじいさんも。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-10-07 00:00:04) |
34. ドラキュリア
無名時代のジェラルド・バトラーのメイクと髪型にウケる映画。(なかなか美形やん!) ヴァージン・メガストアで色気ふりまくのも仕事なのね。 プラマーがヴァン・ヘルシングに扮し目新しい設定やワイヤーアクションもありと、わりと凝っているドラキュラ2000。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-08-14 00:00:00) |
35. トレジャー・プラネット
トレジャー・アイランドならぬプラネット、この世界観はおもしろい。(空に浮かぶ海賊船のイメージは「ピーター・パン」のラストにもありましたね)ディズニーの手描きアニメ末期の作品で、いたるところCGに浸食されているのが見ていて痛々しい感じ。シルヴァーとジムのお別れハグは「T2」なみにベタで、やりすぎじゃない? [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-12-04 18:31:27) |
36. ときめきサイエンス
これが登録されてなかったのは人気ないからだと思いますが…「フランケンシュタイン」の映画をヒントに高校生の男の子2人組が人造美女をつくっちゃう!な設定はおもしろそうでその過程が楽しみだったのに、最初のほうでパソコンと落雷とそこらへんにあるものであっけなく誕生してしまうのは拍子抜け☆★☆その後もどうでもいい展開がつづく。「ウーマン・イン・レッド」のケリー・ルブロックはゴージャスな美女ではありますが好みじゃないし、科学モノや人間じゃない美女が流行った80年代でもこれはパッとしませんでした。高校生のかたわれはA・M・ホールだったのね。ダウニーJrあ?(笑)ビル・パクストンだって「エイリアン2」の前の年だからわかりませんよ…タイトルと内容からはトーマス・ドルビーの「彼女はサイエンス」を思い出します。 [映画館(字幕)] 3点(2010-02-01 06:45:17) |
37. 10日間で男を上手にフル方法
何とも人の悪いお話でこんなのを笑う気はしない。ケイト・ハドソンは可愛くても「表情豊か」に見せるべく必死にがんばってるようにしか見えない。お母さんのようにはコメディエンヌにはむいてないようですね。 [映画館(字幕)] 3点(2006-01-28 16:24:35) |