201. ボーン・コレクター
アンジェリーナ・ジョリーに関してだけど、この配役は「彼女だからこそ」というのがなかったと思う。はじめの線路の時点でどうかと思った。魅力を引き出せない役回りかな~と。コスプレさせたかっただけなんでしょうか。 流れ的には、犯人の残した証拠品にあるメッセージという視点から謎解きをしていくところに重きが置かれていたので面白かった。でも視聴者が一緒になって謎を解いていけるシーンはほとんどなく、デンゼル・ワシントンの頭の中でつむぎだされた結論に、「あっそ」とうなずくことしかできなかった。だから突然随所にいろんなシーンが出てきて困った。ラストのように。 デンゼル・ワシントンがベッドで指示を出したり、考えたりするシーンが多く、開放感に欠けた、という感じもあるけどそれはしゃあないか。連続殺人だから緊迫感はあったけどね。 また、何で鑑識素人のアンジーをデンゼルは見初めたのか、下心?アンジーの父親の話は後から知ったはずなのに。まぁ脚本に深入りするのはやめとこ。 4点(2003-11-23 03:02:47) |
202. グリーンマイル
長いとは思わなかったけど、話に一貫性がなくただ淡々と過ぎていった感じ。見る前とは180度違ってファンタジーっぽくて驚いた。でも明らかにジョン・コーフィーが話の中心じゃないですか(しかしいかつい)。トム・ハンクスも主人公とされてるが、なんかキャラがイマイチで、頼りになるのかならないのか分からんかった。最後あそこまでいったら何らかの形で冤罪を晴らしてほしかったよ。先ほどTVで吹き替えだったので、またあの演技をオリジナルの音声で見てみたい気もする。 5点(2003-11-23 02:44:51) |
203. ノッティングヒルの恋人
ヒュー・グラントの作品を見たのはブリジット・ジョーンズの日記に続き2作目だが、どうもあのニヒルでキザな役から離れられなくて、あまりにも平凡な設定のこの役に最初は入っていけなかった。ま、ストーリー的には淡々と進んでいって、展開的にはうなるものはなかったけど、ラストシーンはクサいなりに感動できたよ。ジーンときたし。しかし、最後まではじめのなれ初めの理由が理解できなかったな。クライマックスあたりでその理由をこっそりと説明してほしかった。 6点(2003-11-21 09:55:33) |
204. ザ・ロック
もう手に汗握りっぱなしでした。こういう閉ざされた空間の中でのアクション&サスペンスってものすごく緊張感があって好き。ショーン・コネリーがもっと人間味のないクールな役かと序盤は思ったけど、案外感情を表に出して人間ぽかった。もっと毒々しくてもよかったかもと思ったけど彼も人間だから…。あと本当に劇中の音楽が効果的。すごくかっこよくスリルと緊張感を増長させてます。崇拝しますジマーさん。 9点(2003-11-20 09:32:05) |
205. レッド・ドラゴン(2002)
リメイク前の作品と照らし合わせてみたけど、レクターはホプキンスだ!と思い込んでいるがあまり、このシリーズの作品と差別化ができてない気もした。でも存在感は抜群!リメイク前のレクターには殺伐とした雰囲気がイマイチだったので。エドワード・ノートンもかっこよかったけど、盲目の女性役の人の演技もかなり迫真モノだったな。映像的にもフラッシュバックの技術が巧妙で何度も背筋がピンとなりました。 6点(2003-11-16 00:44:17) |
206. チャーリーズ・エンジェル フルスロットル
1よりさらに3人の個性がよく出てた作品だったと思う。シーンごとの衣装替えも小気味よくて、今回はセクシーさがさらに増してた。個人的にキャメロンに目が行きがちだったけど、ドリューが話の上でキーパーソンになってたし。ケツねたは笑えた!ルーシーのお父さんとのやり取りも面白かった。デミムーアにはビックリしたけど、あの人がどうしてラスボスになるのかストーリーがイマイチ把握できなかった。バイクシーンとかもよく分からんかった。ストーリーに一貫性がない分減点かな。 6点(2003-11-16 00:39:16) |
207. TAXi3
新作は音がよくていいね!ということと、ダニエルもリリーもフケたな~というのが冒頭の印象。この映画はストーリーなんて関係ない。スピード感と、小ネタを楽しめればそれでよし。だけど今回は過去の作品と比べて同じ舞台のはずもスピード感がいまいち。逆にフランス独特の街並みや歴史を感じる建造物の方に目が行ってしまった。新鮮味を感じられたのでよかったが。あと、エミリアンのボスってあそこまで間抜けな人だったっけ?それとサンタ窃盗団の中国人の女は気持ち悪いキャラだった。バンザーイ!は面白かった。 5点(2003-11-06 01:51:09) |
208. 千と千尋の神隠し
ファンタジーとしては面白かった。子供の純粋な心というテーマで見れば他の宮崎アニメと大差なかったように思う。他のキャラクターの個性が強すぎたため、千尋が逆に浮き立ったとも思う。 6点(2003-10-30 12:45:16) |
209. 刑事グラハム/凍りついた欲望
はじめからずっとテレビドラマのような雰囲気を感じてた。ストーリーは重厚なのに、全体的に迫力がないので少し安っぽい感じがしてた。ハンニバルを見てからこの作品を見たため、レクター博士がしょぼいしょぼい(汗)。そこまで影響力あったか?あと最後の銃撃戦もあっけなく、バックに流れてたミスマッチな音楽に一気に興ざめ。音響だけでも緊張感というのは伝えられると思うのにね、このシーンは後半盛り上がってきた気持ちを萎えさせてしまった。ストーリーはいいのに、残念。 4点(2003-10-29 22:37:26) |
210. ハンニバル(2001)
すごく緊張感が張り詰めていたと思う。やっぱりハンニバル役はホプキンスだよな。「羊~」で最後続きがあるような終わり方だったので、調べてみると続編がこの作品だと知ってすぐに見ました。「羊~」よりさらに相関関係もふくらんで、世界もいろんなところに飛び火。そして一番思ったのはレクターの芸術性というか神秘性というかね、それを凄惨な殺人につなげるところが前作より冷酷な点だと思う。バッツィ刑事をダンテの詩になぞらえて殺すところとか「死」という重い場面なのに荘厳にさえ思えた。 6点(2003-10-29 22:28:37) |
211. 黄泉がえり
黄泉がえりの人数も切り替わりの多さも問題なかったけど、全体的にストーリーを引っ張りすぎた感じがした。最後のRUIのステージのシーンとか。歌はよかったけど。竹内結子の「素」に思える演技が抜群によかった。居酒屋のシーンとか特に。 5点(2003-10-28 22:37:52) |
212. 60セカンズ
何ともベタなストーリー。カーチェイスも最後はクドい!ってくらいだったな。もっとアンジーの登場機会が多かったらよかったのに。 5点(2003-10-22 19:35:45) |
213. 8 Mile
エミネムの正体をこの映画で初めて知ったけど、演技もなかなかうまいね。彼の生き様であるラップを全面に使って、ストレートに彼の自伝を表現している。英語が分かればライムとか詳しく分かってよかったけど、字幕じゃちょっと限界があるな。バスの中でエミネムが紙を取り出して細かい文字で作曲の原稿を書いているところが印象的。すべての道はラップで天下を取る、という野望がひしひしと伝わってきた。 6点(2003-10-21 22:24:16) |
214. フェイス/オフ
非常に一本筋の通った分かりやすいストーリー展開と、アクションシーンの連続に見入ってしまった。見せ場のところで敵味方が入り交じり、ダビデの星のように静寂と緊張感で張り詰めた中での銃撃シーンが一番面白かった。あの間が何ともたまらん。(実際にはあり得ない間だけど)しかし悪役のジョン・トラボルタも結構いいね! 最後の海のシーンは、ちょっと引っ張りすぎた感じもしたけど、まぁきれいに終わってよかったからいいか。 8点(2003-10-21 15:00:31) |
215. オープン・ユア・アイズ
こういう現実と虚構の世界を描いた作品はあまり見たことなかったので、オチにはちょっと驚いた。酔いつぶれて路上に倒れてからが夢の世界で、最後までそこがストーリーのターニングポイントになったのか分からなかったので、どこがキーになるのか探っていくのが難しかったけど、結局分からずじまい。だからこそオチには「そんな…」という思いがあった。夢の登場人物の中でもヌリアの幻影が消えず、自分を見失いつづけている主人公には同情すらできない感覚に襲われた。 6点(2003-10-21 14:50:44) |
216. スピード2
ド派手やな~もう最後やけくそやん!と突っ込みたくなる作品でした。サンドラ・ブロックも肝心なところで姿を消すし、主演といいながら物語的には何も役に立ってない。犯人が連れ去って何をしたかったのか分からんし。船が突っ込むシーンはCGをいろいろ使いながら、またミニチュアで撮影されたものもミックスしてあるだろうが、やっぱりそのへんが全体としてみたらバレバレで映像的には白けた部分もあった。 5点(2003-10-20 15:52:06) |
217. 羊たちの沈黙
緊張感の連続で非常に面白かった。アンソニー・ホプキンスのまばたき一つしない姿に吸い込まれていった。ジョディ・フォスターの恐怖をかみしめながらも、平静さを何とか保とうと耐えている演技も素晴らしかった。バッファロー・ビルのアジトに一人潜入するシーンは緊迫感はあるも、少々間延びしてしまった感も。レクターが最後まで謎の人物のまま終わってちょっとしこりが残ったけど、これが「ハンニバル」とかに続いていくんだね~。 8点(2003-10-18 22:14:56) |
218. エンパイア・レコード
《ネタバレ》 当時から気になってて苦節8年、ようやく見れました!リヴ・タイラーよりレニー・ゼルヴィガーの若かりし頃を見れて満足でした。登場人物のノリもいいし個性も強い。何とも忙しい1日の物語ではあるが、ストーリーも正直面白くないし、ちょっとインパクトに欠けたかなぁという印象です。レニーのラストのシャウトはスッキリしたけどね~。 4点(2003-10-17 04:21:41) |
219. 海の上のピアニスト
ピアノがなんて心地いいんだろう。彼はどうやって独学であれだけの演奏を身につけたのかな。競争の最後で演奏した曲は彼のオリジナルでしょ?また、1900とコーンの別れる時の一つ一つの言葉のやり取りに純粋に感動した。彼にとって、大きいもの、終わりが見えないものが無限の海であり陸地であり、すべてだったんだろうな。確かになぜ彼は大戦中廃墟の中でまだ生きようとしたのか、タラップから戻った時点で自決の気持ちというのは起こらなかったのか。最後にコーンが合いに来てくれると信じて2年も待っていたのか…よくよく考えると不可思議なところが多いですけどね。 6点(2003-10-15 18:34:39) |
220. バックドラフト
主人公が親父の後を継いで消防士になり、不仲の兄と同じ所轄でいろんなトラブルに巻き込まれながら成長していくストーリーかとはじめは思ったら、並行して連続殺人を解決していく謎解きのが本筋だったのでますます見入ってしまった。こういう本筋を微妙にカムフラージュしながら作られた作品は大好き!バックドラフトをメインとした炎の演出もすごい迫力で、ハンス・ジマーの音楽と共に、ぜひ映画館で観たかった作品。初めて兄貴の船に行った時、油の缶に気づいてはいたが、それが物語の核心をついてたとは…気付いたらラスト近かった。やっぱ伏線を見つけるのは謎解きものでは楽しいので細かいアイテムにも目を配っておかなければならないね。 8点(2003-10-15 03:50:30)(良:1票) |