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おばちゃんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 919
性別 女性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/20084/
ホームページ http://tiaratiara.exblog.jp/
年齢 70歳
自己紹介 前からありましたっけ?[この方のレビューを非表示にする]とカスタマイズできる機能。最近ですよね? 知らないうちに進化し続けてますね、このサイト。また来ようと思います。

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241.  レナードの朝
お涙頂戴になっていない、抑制のきいた、よい作品だと思います。公開当時から何度も繰り返し見ていますが、色あせないです。こんなことが本当に起こりうるのか、脚色が過ぎるのではないか、という感想もあるようですが、確かにこれは人体実験の一つ。しかし近代医療は実はそういうことを繰り返して、より効果の高い医療を探し出してきたわけで、これは確かに起きた事実はレアケースではあるでしょうけれど、進歩の過程の中でのやむをえなかったエピソードではないかと思います。そこをどう捉えるかによって、本作の味わいは極端に変わってくるのかもしれませんね。心に残るシーンはたくさんありますが、最後のシーンが特に印象的。切なさの中のほっこりしたぬくもり。優しさをくれた彼女に、おずおずと返礼をしようとしたのだ、というふうに私は思います。 何が正しかったかは、誰かが安易に断定できるものではありません。通常なる生を享受している人はせめて、その生を精一杯生きることでしか、無念だった人たちに、顔を向けることは出来ないでしょう。研究一辺倒だった医師が、生きる中で大事なことは何なのだろうと模索すること、それもまた彼らへの恩に報いることなのだと、私は思います。決してあれは、ナンパなんぞのシーンではありません。ああいったニュアンスこそ、映画でなければあらわせない、心をうつし出す「表現」の一つなのだと思います。
8点(2003-09-13 11:40:08)(良:2票)
242.  キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
トムとレオ、この2人のファンであることにおいて人後におちないと自負している私です。ここ最近の2人の作品の中では、ほんっとによかった。「ちょっぴりダサ系の少年ぽさ(の今やオッサンだが…)」のトム、「幼な顔の中のしたたかさ」のレオ、という彼ら本来の持ち味は生きていたと思います。ただですねえ、正直、映画館に行かなくてよかった。ビデオで十分。何人かの方が同様のことを言っておられますが、「長い」「しつこい」です。3分の2くらいまではすごくテンポいいのに…。「ギルバート・グレイプ」や「ビッグ」のように繰り返しの鑑賞に耐えられそうな映画じゃない。あーもーすごくザンネン。ダークなのかコミカルなのか不安定なのも、「えーいどっちなのよ!」とイライラしました。バランスわるいです。でもまあほかのお気に入り映画とのバランスで言うと、8点!! ソコソコ楽しめたし。ところで、最近はレオが元々実力のあった役者だという認識が浸透してきたせいか、プリオとかディカなんていう変な呼び方はなくなってきましたね。ニコニコ。まだ見てない人は、「ギルバート・グレイプ」と「ボーイズ・ライフ」はぜひ見てね。あ、あと「あのころ僕らは」もオススメ!
8点(2003-09-03 22:21:15)
243.  マーサの幸せレシピ
中身は、タイトルやパッケージから想像した甘ったるさとはむしろ正反対。ビター味の最後にちょい甘でした。でもこれじゃ、ブラックチョコなのに「まろやかチョコ」という商品名がついてる感じ。もっと中身に合った名前にしてくれよー。まろやかチョコが好きな人は「グエッ」となるだろうし、ビター味が好きな人は、食べ損なっちゃうところだったでしょ! もうまったく、いい加減、バカみたいな邦題はやめてほしいです!!(みかんさんの「プリティ・ブライド」のレビューを読んで、まったく同感! と同時に、私の苦手なギアとジュリアの共演でも、初めて「プリティ・ブライド」・・じゃなかった「Runaway Bride」、見てみようか、という気になりました)あいかん、話を戻します。さて本作はドイツ映画らしくないという評もあるらしいが、そうだろうか? 主人公が自分の幸せを見つけていくプロセスは、日本とかアメリカ映画だったらありえないほどのもどかしさ。ドイツ人気質はさして知らないが、何となくドイツらしいのかなと思う。難点は登場人物の多さを生かしきれてなかったことかしら。昔の家族関係、料理の修行時代をうかがわせるエピソードなどを加えて本人の話にしぼりこみ、主要な登場人物はもっと少なくしてしまったほうが、マーサへの共感を増し、すっきりと見やすかったのでは?と思う。音楽、映像がよかっただけに、ちょっとザンネン。あでも、こんなにデリシャスなキスシーン、ほかではちょっと見たことなかったのを思い出しました。キスがうまくなりたい人、必見です!!・・なので、1点増やしちゃおう。(^^)・・クスクス。かーすけさん、キスはうまくなりましたか? できたらやっぱりほかの人とためしてみてくださいね(^^)。
8点(2003-08-28 11:11:25)
244.  櫻の園(1990)
白島靖代、中島ひろ子、つみきみほ、そのほか個性色々の出演者のみなさん全員がよかったですね。すじがね入りの女子校育ちで、いいところもイヤなところもしみこんでいる私が見ても、リアルだと感じ、かつ、うざったくは思わなかったですからね、これはまったく個人的な思いなんですが、それだけで秀逸だと思っています。但し、これが大勢に気に入られる作品とはとても思えない。無理して好きにならなくてもいいんじゃないですか、と申し上げたい。私にとっては、映画のジャンルとしても、激しく好み。ストーリーを見せる映画ではなく、二度と来ない時間を鮮やかに切り取った、という趣きがすこぶるよいのです。
8点(2003-08-18 12:49:50)(良:1票)
245.  グレイスランド
いいじゃないですか、これ。偶然TVで見て、実はびっくりしたんですよ。同じくハーヴェイ作品である「ルル・オンザブリッジ」と同じ年の制作とのことですが、知らなかったので(期待して見たあっちよりこちらのほうがいいです)。余談ですが、私のことかなり映画オタクと思ってる方もいらっしゃるみたいなんですが、決してそうじゃないんです。 全然見てなかった時期も長かったし。単に人生も思い切り後半になったので、振り返れば観た本数が増えたな、というだけの話。だから、名画の作品名を聞いてもどんな作品か知らないこともしょっちゅうだし、ハーヴェイはかなりひいきにしているほうですが、出演作をまめにチェック、なんてことは一切しないし。これはほかの役者さんについてもですが。余談が長くなりすぎましたが、本作は、エルヴィスの活躍とその後の転落を知っている世代のほうがたぶん楽しめるでしょうね。最後、「で一体、何者だったの?」というのがあいまいに終わるところが、じんわりとした余韻を残していい感じ。ハーヴェイがエルビスに似てない点、そしてハーヴェイ以外が演じてもさしていいフィルムにはならなかっただろう、と思える点がいい。つまりハーヴェイ好きだったらぜひ見なくちゃ!の1本ですね。
8点(2003-08-14 15:31:25)
246.  タンゴ(1993) 《ネタバレ》 
なぜ皆さん、冒頭のブラックなシーンにふれてないんでしょう? 私のつけた8点は、ほとんどあの10分にも満たないかもしれないシーンに対してなんですけど。 青い空に、気持よさそうに飛んで行く飛行機。でもその先にあったものは・・あっけなさすぎてポカンとしちゃいますが、なるほど、男から女への納得行かなさ加減というのは、つまりこういうことかもね、と。ま、こんな女性は現実にはそういないと思うけど、頭の中は、けっこう近いものがあるかも。ハハ、そうなのよ、女性のほうが男に比べるとけっこう自由主義者よね。失うものの少ない強みなんじゃないかしらね。
8点(2003-08-05 19:31:55)
247.  ミセス・ダウト
「クレイマー・クレイマー」と類似点があったなんて、ほかの方のレビューを読むまでまったく気づきませんでした。その部分の感想を言わせてもらうとしたら、あちらはずいぶん父親(=男性)に大甘で、しかも(実のところは)現実味の薄いストーリーと結末だったと思います。それにひきかえ、こちらはコメディーのころもに包まれてはいるけれど、女性にとっては、いくら元ダンナの気持がわかったからと言って、元の関係には戻れるわけがない、という現実をちゃんとふまえていて、でも子どもたちと父の笑顔は戻った、という、イイ結末だったと思います。母にも笑顔があったしね。一緒に住むだけが家族じゃないよ、夫婦関係はこわれても、子どもを間にはさんだ新たな関係性というものもわるくないよ、という、現代的なメッセージを含んでいたと思います。まあでも、そこに感心しての点数ではなく、単純に大笑いできる映画としての、この点数なんですけどね。(追記:CSをザッピングしていたら、これの吹き替え版が終盤にさしかかったところでした。思わずホロホロと泣いてしまいました。笑えて、泣けて、やっぱりいい作品ですね、これは。主演の二人の力量によるところも大きいとは思いますが、邦画にはなかなかこういうのがないのよねえ・・と思う作品のひとつです) ※小学生だったムスコを連れて映画館に見に行ったのに、今日の今日まで鑑賞環境をCSにしてありました。映画館に訂正します(笑)。
[映画館(字幕)] 8点(2003-08-04 11:53:41)(良:1票)
248.  鳥(1963)
これは何回か見ていますが、むかしテレビの名画劇場で、白黒映画だと思って(もちろん吹き替えで)初めて見たときが、一番コワカッタです。これ以来、ズラッと電線にとまっていたりする鳥を見ると、けっこうゾッとする。今でも。それを思うと、「ヒッチコック、すげえ」と素直に思います。監督はそもそも、自分がきっと鳥の光景を見ていて、「こいつら何考えてるんだろうなあ、こえーなー」とか思って映画にすることを思いついたんでしょうね。その「感性」と、本当に作ってしまう「実行力」、それをまた受け入れた映画会社のトップや製作陣。いやあ、偉大な人がたくさんいたってことですね。ラスト、いったいこれからどうなっちまうんだよ~~~の余韻が、私はうまかったなーと思いますね。余計こわいよ、ほんと。(コワサを満喫するには、一人で見たほうがいいような気がしますね。2人以上でときには会話をしながらじゃ、このコワサは楽しめないと思うです。)<追記>BSでの放映を少しだけ再見しました。やっぱり恐ろしい映画だ、これは。今回改めて感じたのは、「音」のすさまじさですね。だけど今までは展開にひきこまれて観ていたからか、ここまで技巧的だと思わなかったんですよ。とにかく「怖い」という一つのことを表現するのにここまで徹底したヒチコックはやっぱりすごいや。今見ると大して怖くない? 冗談じゃない。なまじのホラー映画なんかよりずっと怖いです。
8点(2003-08-02 22:09:05)(良:1票)
249.  あなただけ今晩は 《ネタバレ》 
へえ。これってカラー映画だったんですかー。たしか高校生の頃、テレビ放送で見たきりだから、今の今まで知らなかったです。ふつうに面白い映画、と思っていましたが、もう一度見てみよっかな。〈追記:30年以上ぶりで!見ました。いやあこれは、たびたびTV放送してる「アパートの・・」よりずっと完成度が高いと思います。ストーリーのありえなさ加減、そのバランスが絶妙にイイし、彼女にバラさないで終わるラストが粋ですね。「アパート・・」は後から見てガッカリしたのですが、こちらは逆に好感度アップ。1点上げます。〉 
[CS・衛星(字幕)] 8点(2003-07-21 21:44:30)(良:1票)
250.  海辺の家
地味で落ち着いた作品かと思いきや! ぜーんぜん違うんじゃないですか!これ。予定調和的であっても、こういう「ダメ人間・ダメ人生賛歌」のような映画って、わたしヨワイんです。全編通してすべて、「悪いことが良いことを導く」っていうスタンスですよね。もうメチャメチャ好み~! 早く見ればよかった。キャスティングもいいし、それぞれ抑え気味の演技もなかなかいい。私は何気ないカットに反応してしまうところがありまして、今回も、作りかけの家で夕日に向かってたたずむケビン・クラインの後ろ姿に、涙がとまらなかったです。こういうさりげないシーンもいいし、ご飯感覚のセックスみたいな「軽さ」と、人生や死をしみじみと考える「重さ」が共存している、ぶっとびのシーンもいい。リアルな「生」というものは、どちらかいっぽうだけに偏っているものではなく、まさに混沌と共存しているものなのだから。ところで、「海辺の家」という邦題がいけないんですよね。これじゃあ文芸作品かと勘違いしてしまうもの。一つ提案なんですがね、配給会社はタイトル決定前の試写会、というものをやって、そのリサーチから邦題を決めたらどうでっか? 収益を左右すること、間違いなし!と思いますよん。
8点(2003-07-21 15:24:46)
251.  グローリー
若く精悍なデンゼル・ワシントンをはじめ、個性的な黒人俳優たちの演技を堪能しました。マシュー・ブロデリックも、役柄に対して適切なキャスティングでしょう。この役は、幼さのあるキャラクターである必然性があったはず。どうしてケチをつける人が多いのか、フシギです。追記:白人だからこそあんなヒヨッコでも1つの部隊を任せられるという「皮肉」と、だけどそれを押し付けられる本人だってけっこうしんどいもんだぜ、好むと好まざるとにかかわらずこういうポジションにつかされるとさ、という「リアリティー」をねらったんじゃないのかなあ(ヨタヨタと頼りないのは、そういう「役」なんじゃないですか)? 単なる「正義」と「非・正義」の対立構図にしないための、若干ねらいすぎのストーリーだったと思うから、それがクサかった、というならケチをつけるのもわかるけど、マシューがダメ、というのは的外れでしょう。この「役」に対しては、マシューはピッタリのキャスティングでっせ。
8点(2003-07-20 18:42:57)(良:2票)
252.  バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
西部劇へのノスタルジーをこのシリーズにうまく溶かし込んだもの、と感心。それだけとらえても、傑作といえるでしょう。この時代の貞操感や恋愛感とドクのキャラとがうまくマッチしていたし。「商売上手」に腹を立てるのはヤボというもんだ、と思います。
8点(2003-06-20 22:51:49)
253.  永遠に美しく・・・
あれだけ荒唐無稽なんですから、まじめくさって見るもんじゃないでしょ。 風刺と皮肉をこそ楽しまなくちゃね。 私は思い切り笑えました。 自分はあんなことでジタバタしたことないけど、私の母は私の小さい頃から老いやシワ、白髪を極端に嫌って、整形こそしなかったものの、それ以外のありとあらゆることはしてました。そういう母を、内心「バカみたい」と思っていたから、この映画で溜飲をさげた感じかな(^^;)。  いつも「優等生」イメージがあったメリルが、この映画ではハジケていて、ちょっと見直しましたねえ。 いがみ合っていた二人が最後には・・というのも、面白かった。 ただエグい、苦いだけじゃなくて、ちょこっとかわいさもまぶしたキャスティング、ストーリーが、なかなかオツだったと思います(ブルース・ウィリスも○でした)。
8点(2003-06-20 22:34:27)
254.  シンドラーのリスト
長いと苦痛なことあるし、モノクロだと退屈なことあるし、戦争もの苦手だし、と思って、長いこと手を出さずにいたのですが、「カラーパープル」などを見て、スピルバーグはむしろ社会派作品のほうがよいと思っていたので、あるとき思い切ってレンタルしました。やっぱりこれは見ておいてよかった。昭和20年代生まれのはしくれですから、ホロコーストに関する情報は折にふれ見聞きし、読んできましたが、文句のつけようのない描き方だったと思います。これから観る方には、ぜひスピルバーグに対する先入観を捨てて観ていただきたいですね。役者ではレイフ・ファインズが一番印象に残りました。私が見た彼の中では、今のところこれがベストアクトだったという印象。ナチスの残虐性を全身で表現しきった彼は、当時まだ若かったと思いますが、すごい役者だと思いました。
8点(2003-06-20 22:13:17)(良:1票)
255.  カラーパープル(1985)
私は初めてウーピーを見たのがこれだからだったんでしょうかね、すべてに素直に感動できた記憶があります。ウーピーのはじけた演技を見慣れた人にとっては、苦痛が余計大きいのかも。これから見る人は、社会派の映画を見たいナーと思ったときに、なるべく先入観を持たないようにしてから見るといいんじゃないかな。ハッとするような映像が幾つもあって、さすがにスピルバーグだなあと思った記憶があります。賞ほしさに作った映画、という評価自体はわからないわけではないけれど、映画人だったら、アカデミー賞をほしいのは、特にスピルバーグがほしかったのは、当然過ぎるほど当然でしょ? そんなことでイチャモンつけられる彼は、はっきり言って気の毒です。 追記:小学生だった息子と一緒に初めて観て以来、今日久方ぶりにたまたま見始めたとき、隣にいたのが、またもや息子。今や25歳です。内容を私以上に覚えていていたたまれなくなったのか、途中で彼は退場しました。こんなに重いものを無理やり(?)小学生に見せる親って、今思えば私だっていかがなものかと思っちゃいますが、映画というものは一見難しいものでは?と思ったって子供にも理解できるってことですよね・・。改めて思いましたが、優れた作品です。息子曰く、「これ以降のこのオバサンの映画はいらねえ」ですと。ウーピーのベストアクトだと言いたいらしい。インタビューで、これのヒットによって娘とのあいだに大きな溝ができてしまった、というようなことを言っていたウーピーを知っている私はちょっと複雑な気持ち・・。
[ビデオ(字幕)] 8点(2003-06-20 20:44:21)
256.  天使にラブ・ソングを・・・
きらいじゃない。でも映画というものには、どこかに何らかの毒がほしい。それがないのがはがゆい。〈追記:並みいる人たちがことごとく7点、8点、9点とつけていることに、どうにも合点がゆかない。そんなにいいですかねえ・・「まあ毒にも薬にも、だけど、お情けで6点くらいかな?」という小品だと思うんだけどなあ・・〉<2010/08/06追記>久々に見たら、約20年前の作品ながら、水商売の黒人歌手が、全員白人のシスターたちを導いていくそのプロットに、ものすごい新しさを感じてしまいました。見た当時は定石通りのストーリーのように感じていたのに、「いや、何なの!? これ!!」とビックリ。冷静な刑事も黒人だしね。よく考えてみると、時代背景からすると、この設定で、ものすごく自然に多くの人に受け入れられるプロットになっていたのって、すごく画期的。改めて感心してしまいました。映画って時間をおいて見てみると、見方がガラッと変わって自分でもピックリすることが少なからずあります。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2003-06-20 20:37:25)
257.  クワイエット・ファミリー
村長から「もうすぐ大きな道路が出来る」と聞いて山頂でペンション経営を始めた家族(もうここからしてオカシイでしょ)が、とんでもない客を次々に迎える、いわゆる巻き込まれ型ホラーコメディーです。日本映画「カタクリ家の幸福」の元ネタですが、こっちのほうが断然面白い! まずタイトルロールで、廊下から部屋、部屋から部屋へとカメラが移動していく。画面が暗いけど暗すぎない、ちょとだけコワイがコワすぎない、絶妙なバランス。舞台っぽいつくりだなあと思っていたら、監督は演劇出身とのこと。冒頭、「マクベス」もどきの(だけどかなりセコイ雰囲気の)不思議な老婆がおかしな予言をしていくあたりから、私はツボにはまりそうな予感がヒタヒタ。もう、ギャッハッハ~と笑いまくりでした。基本的には閉所ものですが、ペンションの周囲のさびれ方が笑えたりホノボノしていたり、とにかく私のツボには完全にはまった! 役者たちもすごくうまいです。昔の新劇俳優みたいな顔したお父さん、かしまし娘の長女みたいなお母さん、このオバカ映画を、なかなかひきしめています。しかも!!「シュリ」に出ていたコワモテの男優2人が、とぼけた長男と、父親の弟役で、口あんぐり。姉妹役のアイドル女優2人(顔がちと似すぎてるけど)も、チョ~かわいい。セリフとか表情がほかの役者よりカタイことがちょっと難だけど、イヤミなほどではない。ま、ストーリーやもろもろは、あーだこーだと解説してもしょうがないシロモノですが、とぼけた味で、飽きさせない。音楽のセンスもいい。ホラーコメディー好きだったら、はずせない1本だと思います!! な~のに、観た人少ないのねん。ざんねんだわー。渋谷のTSUTAYAにはありましたよ。え?遠すぎるって? 追記:「あ、そうだキャンペーンしよう!」でHNを変えたものの、レビューは増えないんで、ガッカリ。でも名前は覚えてもらったかしら? 10点をつけた作品じゃありませんが、でもほんとにオモロイ映画ですから、私がHNを戻しても、皆さん、この題を覚えておいてね~!
8点(2003-06-19 21:04:30)
258.  L.A.コンフィデンシャル
ありきたりなハードボイルドに終わらなかったのは、人物が描けていたからでしょうね。観た当時はスペイシーもクロウもまだあまりよく知らなかったけど、似ている、とは私はまったく感じなかったです。レビューを読んでそういう人が多いことにびっくり。なんで!? さっぱりわからないです。そのくらい、見分けようよー。ところで、キム・ベイシンガーは、アカデミー賞をとったくらいだから、途中から映画のキーとなるような変貌を遂げるんだろう、と思い込んでいたのは私だけ? そしたら、単なる「そえもの」だとわかり、ちょっとガッカリしました。でも、キムのきれいさ(美貌というより「きれい」なのよね)、色っぽさは、もうそれだけでゆるせちゃう。変なのは、賞の選考委員のほうでしょう(アカデミー賞っていったい何なのよ!?って感じ)。この映画は、マッチョすぎる男性映画は嫌いな私でも楽しめたから、賞をとったとらない、に関係なく、エンタテイメントとしてハナマル! これで7点、と思いますが、このときのケビン・スペイシーが、端役なのに実にいい味を出していた(彼のラストシーン、サイコー!)ので、1点追加します。 
8点(2003-06-18 19:19:13)
259.  ウェディング・バンケット
アン・リーの作品は初期のものが好き、という方のご意見に同感です。大変ていねいにつくる作風には変わりないとは思いますが、リー監督だからと期待してしまった「グリーン・・」には正直、ショックを受けました。あ、あまりに違いすぎる・・・。ところで本作は、アメリカで仕事は成功した、ゲイである主人公が、親を安心させるために、片やグリーンカードがほしいという事情の女性と偽装結婚をする、ということから出発するストーリーですが、日本の「きらきらひかる」や「ハッシュ!」などとはまた違い、とてもカラッとしている中に、しっとりしたものもにじませている、なかなかの傑作です。レビューを書いている作品などからもバレバレかもしれませんが、実は私はゲイ・ムービーにはかなり感心大。ゲイであるアイデンテイティーからくるコミュニケーションギャップや葛藤ばかりでなく、生活していれば、生きていれば当然起きる、そのほかのさまざまな摩擦と絡まりあって起きる騒動や混乱、哀しみ、喜びという表現、その陰影に興味をそそられるのです。本作では、アメリカに住む台湾人であるというアイデンティティーとの共存の難しさから起きるさまざまなできごとを、ときにコミカルに、ときにシニカルに描いています。やりすぎではなく、かといってうわっつらではなく、ちょうどほどよい感じがなかなかよかったです。但しこの頃のアメリカは、社会状況のほうは比較的落ち着いていた時期かもしれませんね。今見ると、もうすでに古さを感じてしまうかも。映画もまたナマモノという側面もあるよなあ、と思う次第です。
8点(2003-06-18 19:01:37)
260.  妹の恋人
キュートな映画。好きです。 障害の描き方がちょっとアマイかな?という気もしないでもないけど、本作のニュアンスを伝える表現としては、まあほどよいのかな。 「妹の恋人」という邦題がイケてない。これで敬遠している人、きっと多いでしょう。残念。ジョニー・デップを一度でもよいと思ったことのある人は、見てみるべきでしょう。 (それってほとんど全員では?)   メアリー・スチュアート・マスターソンは最近映画であまり見ないなと思ったら、アントニオ・バンデラスや「アリーmyラブ」のエレインと一緒にブロードウェイのミュージカルに出ているみたいですね。 ちょっと意外だけど、実力派女優ということは、本作でも伝わってきます。
8点(2003-06-18 18:40:38)
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290.98%
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