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アラジン2014さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 678
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

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301.  華麗なるギャツビー(2013)
1974年版未見、初ギャツビーでしたがとても良かったです。あっという間の2時間半。Jギャツビー(プリオ氏)の成り上がり感(何となく育ちが良さそうな感じ + たまに見せる下品な感じ + 得体の知れない感じ + 純な感じ etc)などさすがの演技力。マリガン嬢に対してマイナス意見が多いですが、嬢のフワキラ感、意志の弱さなどはなかなか魅力的で、ギャツビーが人生を賭けるに足る可愛さだったと思います。そもそも女という生き物はいつの時代でも現実的なものです。脇のトビー・マグワイヤ、エドガートン、エリザベス・デビッキ(Elizabeth Debicki)、アイラ・フィッシャーらも濃い容姿の割にはあっさりした立ち回りで、映画をより見やすいものにしていると思います。  内容を指して”三流”と切り捨てているレビュアーもいらっしゃいますが、このドラマは主人公の純愛と悲劇にスポットが当たっているものでしょうから、”ストーカー的で幼稚で純粋”これで正解だったと思います。ストーリーが複雑では恋愛ドラマでなくサスペンスドラマになってしまいます。シンプルな流れですがそれでも十分にサスペンスしていますし、終盤の悲しい展開へシフトしていく流れも非常にスマートです。ギャツビーがついに爆発した直後から事故の流れは泣かせますが意外とあっさりしています。何となく全体的に浅めに描いて軽快な仕上がりを意識したような気もします。  音楽に関しても賛否ありますが私はアリだったと思います。ヒップホップなど若干鼻につく演出もありますが、これのおかげでダウントン・アビーのような古典にならずクールに仕上がっています。”バカバカしいほどのパーティ”=これくらい過剰な表現で正解だったと思いますし、原題も邦題も最高にCoolで素晴らしいです。これほどカッコいいタイトルって意外とないです! ただ・・ これほど持ち上げておいてアレなんですが、内容的には「だからどうした?」の典型で、さして深い映画ではないとは思います。実際問題、世の中に掃いて捨てるほどある普通の浮気話な訳ですが、これを特別なものにしているのはやはりJギャツビーの成金感でしょうか。このお金持ち感と派手目の監督のセンスがベストマッチした奇跡の作品といえます。  【追伸・・】 1974年版映画と、原作本(野崎訳、村上訳ともに)読みました。2013年版映画(本作)は原作と比べると少々ケバ過ぎる向きもありますが、それでも本作のキャスティングはパーフェクトでしょう。対する1974年版映画は原作の古典感は感じられるものの、やはりキャスティングがあまり合っていないように感じられる点、全体的に冗長でドラマチックさに欠ける感じが退屈さを助長してしまっているようでした(もう45年も前の映画ですし)。 総括すると2013年版の映画を見て、ハマったなら村上訳の原作本を読むのがベストではないかと思います。  【さらに・・】 2001年TV映画版も見ました。こちらは原作本に非常に忠実なセリフや映像が多いのですが、2013年版のキャスティングがあまりにも素晴らし過ぎる点と2013年版の音楽とドラマチックな映像を比較するとやはり霞んでしまいます(なんだかんだ言ってもバズ・ラーマン監督は一流ですし)。また、あまりにも本に忠実なセリフ回しは時には滑稽でおかしな感じになるところも多数ありました。最初のシーン、デイジーが突然小指がどうとか言い出して笑ってしまいました。(本の中では情緒的なシーンなのですが)  やはり2013年版を見てから村上訳の本を読むのが正解です。。(確信)
[インターネット(字幕)] 8点(2018-06-19 10:21:54)(良:1票)
302.  キャロル(2015)
二人の内面がとてもよく表現されていて非常に深い映画です。オープニングとラストではテーブルで向かい合っている二人の見え方が全く違うのも、なかなか趣があって素晴らしいです。(リリーのすべて も同じようなオープニングとエンディングでしたね)  しかし、自分が若い時に若い側の気持ちで見たい映画でした。私は年齢的に大人なのでキャロルの側として感情移入しながら見た訳ですが、正直ちょっと計算が見えてしまって微妙な印象も受けました。大人なりの行動原理や説明は見られるものの、やはりあざとさも感じられる流れです。結局は年下の側を傷つけただけのように見えつつ、ラストのあの展開をズルいと考えるか真剣と考えるかで賛否ありそうですね。(映画の流れとしては純粋なものとして描かれているようですが・・)  そもそも、同性愛がタブーとされていた時代なので全体的に暗くてうんざりするほど重い空気が終始流れているのが疲れます。あえて絶望感を狙っているのかもしれませんが、できればもう少し若くポップで明るい雰囲気作りでもあれば、エンタメとしてもっと見やすかったように感じます。近年まれにみる非常に良い映画ですがとにかく受け取り方一つで評価が大きく分かれそうな映画です。まずは主演二人の演技目当てで見てみるのもアリかもしれませんね。
[インターネット(字幕)] 6点(2018-06-18 18:19:04)
303.  ダイバージェントNEO
前回に引き続きなかなか無理無理ストーリーですね。パート1は本格的な半笑い映画だと思っていましたが、まさかパート2が公開されるとは思ってもいませんでした。2も大概です。これもうちょっと脚本やルールを整理してから映画にしたほうが面白かったように思います。  性格で人間を複数のグループに分けるという発想は悪くないです。外の世界から隔離したアーミッシュ感も定番の設定です。また、空想世界(マトリックス)で内面を鍛えるという発想もなかなか良いです。荒廃した近未来感も全く悪くない発想。そして主人公は全ての性格を備えた異端児で・・  美味しい食材ばっかりなのになんでこんなにまずい料理ができちゃうのかって話ですよ(笑) まあ、パート2をやったということはそれなりに興行成績が上がっているんですかね? 流れ的にパート3もありそうですがさすがにもう見ないかも・・
[インターネット(字幕)] 3点(2018-06-18 17:48:28)
304.  さらば あぶない刑事 《ネタバレ》 
リアル”あぶデカ世代(10代半ば)”、Huluで見つけて懐かしさのあまり見てしまいました。邦画および日本のエンタメ作品の質の低さを再確認させられますねコレ。。いやでも、ネタとして作ったというなら納得のクオリティではありますが。  懐かしさ&ほぼ全ての古参俳優の変わらなさ&レパードが出てきた&エンディングの8ミリフィルムが止まるカット、吉川の渋さ、各1点献上で計5点です。(懐かしさ補完がなければ1点くらいですけどね・・ )
[インターネット(邦画)] 5点(2018-06-11 10:17:32)
305.  バリー・シール/アメリカをはめた男 《ネタバレ》 
個人的には、この手の”実話に基づく系”の映画は何となくハズれる傾向がありますが、今作はトム・クルーズのおかげか娯楽作品として魅力的かつ綺麗にまとまっていました。 度胸だけで突き進む主人公が爽快ですが「この時代ならでは」の要素もあったのでしょうね。日本でもバブル時代があったわけで、その当時リアルタイムに儲けた人はこの主人公と似たような経験ができていたハズです。残念ながら私はバブル崩壊後に社会に出ましたので美味しい経験は一切していませんが、先輩からは毎月ポルシェを買うだとかと、10万円でタクシーを待たせたとか、様々な逸話を聞かされました。 トムがお尻を出して家族に挨拶するシーンと金が余り過ぎて困っているシーンは笑えました。また、捕まった後でも司法の人間に対して「キャデラックを・・」というシーンも面白いです。まさにアメリカをはめた男な訳で、これほどのデカい肝っ玉を持った男がいたと思うと愉快で仕方ない。出来れば一生に一度くらいはこのような経験をしてみたいものです。  中身は心底空っぽなので、完全なる娯楽作品と割り切って気軽に楽しんだもの勝ちです。カップルや家族でも十分に楽しめる安心のトム・クルーズ印の映画です。ちなみに余談ですが、この映画が好きだった方はプリオ&ハンクスのダブル主演の「キャッチミーイフユーキャン」も実話系映画の中ではとても成功した楽しい映画の一つです。あちらはもう少し真面目だったり、意味深だったりしますが、実際には本作同様大して中身の無い作品だったりします。
[インターネット(字幕)] 7点(2018-05-14 16:54:58)
306.  女神の見えざる手 《ネタバレ》 
皆さん、先に言っときますが「吹替で見ろ」です。字幕で見ると序盤30分くらい頭の中が軽くパニックです。おそらく日本語で耳から聞けばもっとスムーズかつ直感的に理解できるはずです。くれぐれも吹替で見るべきだと思いますよ(苦笑) 脚本の流れと伏線の回収方法が素晴らしいです。ちょっと難しい話も多いですがほとんど文句のつけようがない流れです。  でも本当に彼女のシナリオ通り進んだのなら一部腑に落ちない部分が出てきますね。「電話に出ると思わなかった」というくだりとその後に彼女の気持ちが乱れるシーンはいったい何だったのか??あとエスコートクラブの男性がなぜ法を犯してまで嘘をついたのかも疑問です。この点がイマイチよくわかりませんでしたが、でもその辺何となくわかった気でスルーしちゃえばラストの流れは気持ちいいです。(まあ、ちょっと日本的で安直すぎる気もしますが・・) エピローグのおかげで崇高な感じに昇華していると思います。何度も見たいとは思いませんが、なかなかイイ映画でした!  PS ロビー活動自体が日本人には馴染みがないのでなかなか理解しにくい部分があります。可能であればその辺少し学んでから見たら面白さが倍増します。また、アメリカ式の転職の仕方も仕組みを多少理解しておくとより楽しめます。
[インターネット(字幕)] 7点(2018-05-14 16:37:55)(良:1票)
307.  ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ 《ネタバレ》 
マクドナルドの操業というよりは、一人の人間の半生という見方で見たほうが楽しめるかもしれません。マクドナルドのネタとしてはかなり端折られていて「乗っ取られて可哀そうだよね~」程度しか読み取れない人がいるのも仕方ないかなと感じました。見る前は内容的に地味では?と想像していましたが、予想よりずっと楽しめました。起業しようとしている人必見!のような意見も見られますが、そんなに難しいことは描かれておらず、起業済みの方には至極当たり前のことばかりでしたね。(私も経営者)  映画を見て感じるのはやはり「時代の波」に乗る度胸と「人との出会い」が大切だということです。むしろこの映画からは際立つ情報や感動は特になく、どちらかというと普通のことを地道にやるしかないというメッセージしか受け取れません。(でもまあ途中から怪物になってしまうわけですが、それも含めて「先見の明」と「出会い」「度胸」という3つのメッセージ性が強いと感じました)  原作を知っている方やストーリーを深読みできる方でしたら、一流の人の生き方や考え方が垣間見える深い作品だったと思います。全体的にもよくまとまっていて見やすいですので、空気が読める人や行間から色々感じ取れる人にとってはかなり良い映画ではないでしょうか。(まあでも全体的には端折りが多い割りに地味な感じに仕上がっていますので、もう少しドラマチックにやるか掘り下げるかのどちらかに振り切っていただきたかった気もします)
[インターネット(字幕)] 7点(2018-05-14 16:28:53)
308.  ワールド・ウォー Z
意外と楽しめた。しかしもともと期待していなかったから楽しめただけであって、ブラピが制作に関わるとちょっと軽い感じになっちゃうのはいつものパターンだなと感じました。  しかし素晴らしいシーンも随所にあり、12秒数えるとかブラピの決断時に一瞬色々頭の中で考えているであろう描写は素晴らしい。まさしく「できる人間の判断」といったシーンです。まあ・・ ある意味ご都合主義ですが、この判断がミスったらそこで映画は終わってしまうわけで・・ あくまでその都度判断が正しい方向に働くのは仕方がないことです。  全体的に話が上手く進みすぎますが、ゾンビ物&パンデミック物としては2時間弱で綺麗にまとまっている映画です。意外と楽しめますよ!(まあおそらく二度目の鑑賞はないが・・)
[インターネット(字幕)] 5点(2018-05-07 10:33:39)
309.  スター・ウォーズ/最後のジェダイ 《ネタバレ》 
全てのSWファンを敵に回してしまいそうですが、そもそもマーク・ハミルという役者が名優だとは思っていません。レジェンド?なにそれ?美味しいの?残念ですがルークが出てきても特に何も響きませんでした。  全体的なプロットも散漫でインパクトに欠ける映画です。そもそも司令官が宇宙空間から戻ってきたり、主人公同士がテレパシーで話をし始めた時点でかなりのシラけムードです。極めつけはアジア系&アフリカ系のサブキャラたちの旅。これ確かに要らなかったですね。でもデル・トロが見られたのでOKとしときましょう。  他の方になんといわれようが、私はとってはスターウォーズといえばローグ・ワンの一作品だけで十分ですね。(ただ、本作もSF映画としては十分に及第点には達していると思いますが・・) ちなみに、変態エロオヤジ目線で恐縮ですがデイジー・リドリーの妙にボーイッシュな感じなのに太ももや腰回りのむっちりした部分にエロスを感じてしまいました。。(みんなごめんなさい)
[インターネット(字幕)] 5点(2018-05-01 13:37:57)(良:1票)
310.  フライト・ゲーム 《ネタバレ》 
TVで見ましたが結構楽しめました。何がイイってオープニングからどこをどう切り取っても全てが怪しいのが最高に素晴らしい。主人公の行動すらいちいち怪しく見えるのはGoodです。(まあ”フライト”と名が付く映画ってみんな最初は良くて後々グダグダになるのが定番の流れなんですけど・・)  案の定、最初の30分は怪しさ全開でとても楽しめますが、一時間くらいから超絶にグダグダになっていきます。主人公さん、アンタの行動だとYouTubeにアップされても仕方ないですやん。でもそのおかげで・・ 犯人が判明してからはマジで寒い展開ですが、一応ハッピーエンドなのでまあ良かったです。シチュエーション物が好きな方、リーアム、ジュリアン、ミッシェル・ドッカリーのファンでしたら見て損はないかもです。予想外に楽しめたので+1点献上です。
[地上波(吹替)] 6点(2018-03-19 17:24:34)
311.  SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁<TVM> 《ネタバレ》 
これをロードショーした日本の配給会社は何を思ってのことか?(有料放映したのは日本だけですから、、いかに日本の配給会社が金儲けしか考えていないかが如実に表れていますよねー) これは完全にコアなファン向けの余興(といったら失礼)ですよ。しかもなかなかのファンであっても賛否別れる仕上がりで、映画館で皆さんがしたであろう”唖然とした顔”が目に浮かぶようです。  正直、内容としてもちっとも面白くないし、マインドパレスだったとしてもビクトリア調にする必要性も全く感じませんでした。キャストも固定されてしまっているのでビクトリア朝の雰囲気に合う合わないもお構いなし、、ほぼ全員が衣装やメイクなども浮きまくっています。正しく”年末用スペシャルドラマ枠(つなぎデース)”といった軽い仕上がりです。そもそも、カンバーバッチ&マーティンのビクトリア朝の演技&衣装が見たいというファンがいったいどれほどいたのか?(もしかしたら制作陣だけでは?)  S3以降、かなり迷走しまくってる(自己満足に走った?)感の強いこのシリーズ、個人的には原典と同じくS2のラスト(偽装死)が最高潮でした。まあ、愛を持って鑑賞すべきという言葉がぴったりの番外編でした。
[地上波(吹替)] 4点(2018-03-15 11:01:25)
312.  RONIN 《ネタバレ》 
再見ですがやはりなかなか渋い映画です。小道具や車のチョイスがいちいちプロフェッショナル。カーチェイスも含めて全体的に大作感も漂っていて雰囲気は悪くないのですが、ストーリーの流れがイマイチ判りづらく、そして面白くないです。グレゴールが裏切るまではシンプルですが、その後どんどん話が迷走してつまらなくなってきます。大オチに向かうにしたがって陳腐になってゆくのは非常に残念でした。 しかし何度見ても小道具やセリフの渋さ、車のチョイスやチェイス、街並みなど非常にハイセンスな映画です。好きな映画なだけに惜しい感満載なのが泣けてきます。
[DVD(字幕)] 6点(2018-03-03 01:29:09)
313.  ナイロビの蜂
非常につまらない作品でした。子供っぽいといわれようが明らかに「ブラッド・ダイヤモンド」のほうが映画的かつドラマチックで非常によくまとまっていたと思います。そもそも夫婦間の絆が出来ているのか出来ていないのか・・ その辺もハッキリせず一時間ほど退屈で仕方がない時間が過ぎてゆきます。 ザ・チャンバラさんがおっしゃる通り、どのシーンも制作側が意図した通りに観客に伝わっていないような印象です。彼女の心情も全く理解できませんでしたしカメラワークもアップばかりで疲れに拍車をかけます。好きなジャンルなだけに残念な映画でした。
[インターネット(字幕)] 4点(2018-02-25 19:58:32)
314.  最強のふたり 《ネタバレ》 
昔、2年ほどこの映画と似たようなシチュエーションで仕事をしたことがあります。私は小心者なので主人公の次に雇われた白衣の人のような状態で、毎日がとても大変でしたがお給金が良かったので頑張りました。リアルに経験した私から言わせてもらうと、正直、実際にはドリスのようにふるまうには雇い主がかなりの理解者でないと難しいでしょう。(現実問題、うわべだけではこういう仕事は回りません。かなりの経験値ときめ細やかな配慮が必要な仕事ですコレ)  映画としてはコンパクトで綺麗にまとまっていますが、これが実話でも脚色でもかなりベタな流れです。終盤に続きが展開されるオープニングシーン以降の物語ですが、これがいったいどれくらい盛り上がるのかと期待しましたが、まさかの後妻との会食。(まあ、ネタはそれしか残っていないんですが) 個人的にはなぜ車椅子の写真を送らなかったのかと小一時間説教が欲しかったところです。  感動の押し売りが無いのがせめてもの救いで、最後までサラッと見ることができましたが「だからどうした的」な、「可もなく不可もない無難な映画」という言葉がぴったりの映画でした。実話ということで+1点献上です。
[インターネット(吹替)] 5点(2018-02-25 16:40:54)
315.  アメリカン・サイコ
よくわからなかったです。(アホ丸出しですみません) 同時期のマトリックスやファイトクラブがいかに素晴らしいか思い知ります。公開当時に見ていたらまた違った印象を持ったかもしれませんが、2018年に見てもいまいちピンと来ませんでした。なんとなく最後までダラダラと見ましたが2000年前後はいくらでもイイ映画がありますので、無理にこれを選ぶ必要もないような気がしました。(意外と最後まで見ちゃったんですが)  特に書くことは無いという、あまりにも投げやりになってしまうような作品でした。一つも共感できる部分がありませんでしたし、面白いと感じる描写もありませんでした。
[インターネット(字幕)] 3点(2018-02-25 16:21:55)
316.  ザ・セル 《ネタバレ》 
皆さんおっしゃるようにオープニングの砂漠の雰囲気は素晴らしい。プロットもキレイにまとまっていて特殊なストーリーの割には全体的に判りやすく仕上がっています。話の屋台骨はよくあるカルト殺人を追う話がメインになりますが、序盤、システム説明を行うために昏睡状態の子供を治療する先鋭的な治療法が語られます。これがちょっと無理が多くていまいちリアリティに欠けますが、この映画の肝になる部分なので致し方ないところです。この先鋭的なシステムを使って殺人鬼の心の中に侵入する訳ですが、侵入するためのストーリー展開は非常に自然でした。  心に入ってからは何ら違和感はなく、むしろ連続殺人鬼の病んだ心中の表現がとてもキモ&グロくてGoodです。やたらとキモイこの表現がドン引きにならずなかなかの芸術に昇華しているのは監督と美術のセンスか(それともパクリ全開のせいなのか・・) 個人的にはオッド・ネルドルムのドーンのシーンが素晴らしかったのですが、私はこの映画で初めてこの芸術作品を知りました。とにかく馬が輪切りになったり階段がアチコチにあったり、逆さ向きに転落したりと・・ 印象深い映像が多くて驚くばかりでした。(ただ、後半はちょっと小林幸子風味で失笑を誘うシーンもあったりします) 公開当時話題になった、美し過ぎる主人公キャサリン・ディーン(ジェニファー・ロペス)ですが、確かに非常に美しい女優ですが個人的にはあまり好きなタイプではありませんでした。また、序盤にある死体を漂白するシーンの後、自分を吊るして○○するシーンはあまりにもおぞましく非常に強烈でした。  巨大な水槽が拳銃で割れるとか、なんでFBI捜査官(ヴィンス・ヴォーン)まで心の中に入ってくるんだ?とか色々突っ込みどころも多い映画ですが、この映画はビジュアルで見せる作品なのでそういう部分は華麗にスルーしたいです。何度も見たいとは思いませんが、強く心に印象付けられる映像美だったと思います。(衣装担当の石岡瑛子さんは素晴らしい仕事をしたと思います!)
[インターネット(字幕)] 8点(2018-02-17 10:40:59)
317.  ブレードランナー 2049 《ネタバレ》 
【ネタバレ有ります】 悪くないが・・ うーむ。。といった印象。正当続編としてもリメイク(じゃないけど)だったとしても最新映像&最新技術&匠のカメラワーク(美術)で世界観は現在考えうる最高のブレードランナーに仕上がっていると思います。この点は満点ですが、しかし。重厚で伝統的な雰囲気の割にはストーリーがありきたりすぎるというか、悪意を持って書けば定番の自分探しの旅なので少々軽い感じもしました。そもそも「レプリカント」って結局は生体系とか細胞クローン系とかなの?骨やら子供やら出てくる割に細胞レベルで刻印があったり、傷を接着していたりしてイマイチよく理解しきれていない部分が多いです。私しゃてっきりロボットモノだとばかり思っていましたよ。  ダメ押しはHフォードの肉弾戦。だめでしょコレ(笑) 俺は80歳の爺さんのパンチが見たいわけじゃない。柱の影から出てきてそのままバーで語らうのじゃダメなんですか?ラストもそう、「娘に会いに行け」これだけで十分です。この監督、思わせぶりな「振り」は上手いんですが、なんだか中身がない方向へ引っ張るというか、色々蛇足感もあって無駄にテンポを落としてるような気がします。思い返せば「メッセージ」も「ボーダーライン」も同じでした。なんだか凄い映画を見たような気になるけど、実は中身がスカスカで結局大切な部分はあまり表現されていないような印象です。  何度も見れば評価が変わる可能性は秘めています。しかしそう何度も見たくなるかなぁ・・ 最新映像のブレードランナーなので非常に楽しみにしていましたが、正直なところ少し残念でした。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-02-02 11:19:17)(良:1票)
318.  エイリアン:コヴェナント 《ネタバレ》 
エイリアンとしてはイマイチ面白くないのですが、普通のSFとして見れば結構面白かったです。そもそも、リドリー・スコットのエイリアンというだけで期待値が最大まで上がってしまうのが、ある意味最高に不運な映画な訳ですが、でもまあ・・ リドリーご本人さんが自ら進んでやっていることなので擁護はできませんよねぇ。。  79年エイリアンの時はクルーの行動にもある一定の共感がありましたが、プロメテウスと本作はとにかくクルーの行動にイライラしっぱなしです。「君たち、バカなの?死ぬの?」のオンパレード。監督さんボケちゃってるんじゃねーの?というレベルです。前作・今作を見て思うのは、もう完全なスピンオフ扱いに徹して、「アンドロイドの物語」として作ってもらったほうがよっぽど面白かったと思います。  文句タラタラですが見て損したというほどでもなく、まあ、、「金が掛かってるSF見たよねー(白目)」という程度の満足感はありました。エイリアンの続編として腰を据えて鑑賞するのではなく、あくまでライトな感覚でお祭りネタとして楽しむSF作品の超大作。
[インターネット(字幕)] 6点(2017-12-29 11:53:08)(良:1票)
319.  アメリ
15年ぶりに再鑑賞。こんなに面白かったっけ?そんな驚きがありました。言葉の響きと美しい風景、ポップな色合いなどなど、フランス映画特有の良さが最高に表現できていると感じました。表面上はオシャレでポップなガールズムービーを装っていますが、男子が見ても十分共感できる仕上がりになっています。(いわゆるこじらせ人間でしたら性別に関係なく共感できると思います)  おフランスらしく下ネタは結構ストレートですが、それでも全体のトーンは非常に落ち着いていて上品で小綺麗。画面の細部まで細かく演出されていて、置いてある小物から全体の色調、アメリの目の表情から指のしぐさまでどこをどう切り取っても抜かりがありません。編集も過不足がなく、ほぼ完璧といえる編集でしょう。15年経った今見ても映像の見せ方やカメラワークもCoolで素晴らしいです。「デリカテッセン」、「エイリアン4」を撮った監督の作品とは思えない綺麗で軽快な作品です。いや、全く色褪せない名作と呼べるレベルの仕上がりでしょう。  昔はあまり共感できなかったのに今は共感できるのは、自分自身が成長して己をよく理解できるようになったためか。人間の根本にある「笑い」と「自意識からの脱却」がよく表現されています。個人的には文句なしの名作です!
[インターネット(字幕)] 8点(2017-12-13 10:53:46)
320.  スモーク(1995) 《ネタバレ》 
評価が高いので期待していましたが、淡々としていて可もなく不可もなくといった印象でした。一つ一つのエピソードはとても魅力的で面白いものですが、それが全て集まった時に微妙な味わいになりさがってしまったという印象です。良い材料を使ったのに鍋を作ってみたらあまり美味しくなかった、お気に入りの洋服を集めてみてコーディネイトしてみたら全然オシャレにならなかった、、みたいな感じ。  毎日写真を撮っている行為は非常に素晴らしく、そこに写っていた人物も非常にドラマチックですが、しかしただそれだけで終ってしまっています。黒人青年と父親との接点も非常に味わい深いものですが、その後が深く描かれていないせいでイマイチ淡白です。ラストの白黒無声映画は非常に味わい深いものでしたが、その直前に言葉で全て表現されているので、それをあえて続けて見せる手法は全く理解できませんでした。語りと同時に映像を見せてもらったほうがずっとドラマチックで時間も短縮できたはずで、もっと他のエピソードも掘り下げて欲しかったかなと思ってしまいました。  見終わった後に独米日合作と聞いて何となく納得したような気もします。何もかにもが中途半端な印象が強く、悪くはないが微妙な映画だったと思います。
[インターネット(字幕)] 4点(2017-12-12 11:16:57)
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