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Oliasさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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321.  スリー・ビルボード 《ネタバレ》 
3枚の看板という設定に溺れることなく、そこからストーリーは次々に意外な展開を見せる。役者陣の演技も堅実。元夫のアホ彼女が登場人物中唯一本質を突いていた(しかも別に何も意識せずに)とか、妙に面白いところもある。と、良いところはいろいろ目につくのですが、それでも何か食い足りないのは、脚本の計算ずくぶりが前に出すぎていて、物語としての躍動がないというか、アンダー・コントロール感が漂っているからなのです。贅沢?
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-08-23 01:22:34)
322.  野火(2014)
意図的にやっているのかもしれないけど、背景の風景や映像が綺麗すぎるのは、やはりどうにも気になります。そこで戦闘が行われたという気がせず、主人公以下数名だけが脈絡なく突然放り込まれただけのように見えるので、肝心の心理描写に説得性がないのです。あと、全体的にみんな最後の方まで動きが元気なので、そもそも飢餓状態にも見えないのだな。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2019-08-22 01:40:05)
323.  シェイプ・オブ・ウォーター 《ネタバレ》 
何かこう、よくあるでしょ、「異形のものがどこかから捕らえられて、政治的ないし経済的に利用されようとしているんだけど、主人公あるいはその周辺人物は意思疎通が可能になって、『勝手な利用はやめろ!彼(彼女)にも意思があるんだ!自分たちにはそれが分かるんだ!』と主張して悪の上層部と闘う」みたいな映画が。で、「それって結局は、同じように上から目線でコントロールしようとしているだけであって、人格(人かどうかは別として)を尊重しているわけでもなく、ペットを飼う行為と一緒だよね」という意識で作られたのが、この作品ではないでしょうか。●映像的には、前半の施設内の無機質で無色で鬱屈した雰囲気の撮り方から後半の開放感へという流れが素晴らしい。また、あのラブシーンの美しさ(部屋に水を満たすという発想も込み)は、やはり賞賛されるべきではないでしょうか。何よりも優れているのは、迷いなく衣服を脱ぎ去る主人公が、その行動の一直線ぶりを同時に象徴しているということ。●最後、ストリックランドが桟橋で都合よく追いついてしまうのは、その辺のB級サスペンスっぽくて、このダーク・ラブロマンスに合っていない。せっかく(?)「神」に噛まれたという設定なんだから、そこからじわじわ全身が腐っていくとか、何かなかったのかな。
[DVD(字幕)] 7点(2019-08-14 18:52:05)
324.  トータル・リコール(2012)
記憶探求モノというのは割と好きなのですが、そしてこの作品も、導入部ではなかなか魅力的な展開を見せてくれるのですが、結局は途中からその辺の綾がどこかに行ってしまって、ただの追いかけっこになってしまっているのですね。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2019-07-16 00:47:36)
325.  マネーモンスター 《ネタバレ》 
導入部では、まあ大体定石通りの展開なのかな?と予想していましたが、意外に悪くありませんでした。MVPは犯人をさんざん怒鳴りつけてあっさり消えるあの彼女さん。普通ならここで涙の説得か何かが入って、それを契機に次のステップへ・・・なのですが、台風のように全部破壊し尽くして去ってしまいました。その後の、犯人も局関係者も警察も含めた「どうすんだよこれ」感がたまりません。あと、座ったまま指示だけの芝居を続けるジュリア・ロバーツもなかなか楽しそうでした。それに比べるとジョージ・クルーニーはちょっと大物感がありすぎて、この役に要求される出発点としての軽薄さや小市民感が少し足りない感じ。20年くらい前だったらはまり役だったのでしょうけど。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-07-06 01:02:25)(良:1票)
326.  ダンケルク(2017) 《ネタバレ》 
見る前は、「ノーランなのに110分切り?」(これってもしかしてデビュー作の「フォロウィング」以来?)「ノーランなのにわざわざ史実もの?」と不思議だったのです。しかし、冒頭10分、あっさり海岸に着いてしまって、しかもそこでのひたすら続く海面と砂浜(そしてその中に距離感をもって表現される船、飛行機、人)の描写を見て、ああそういうことか、と。つまりノーランは、どこまでも海と空、そして船や飛行機の美しさを撮りたかったのであって、史実としてダンケルクでどうこうということは、割とどうでもよかったのではないか。映画というよりも、絵画と詩篇を鑑賞しているような感じです。そして、もしかするともしかすると、特に「バットマン・ビギンズ」以降、はったりと大風呂敷を広げまくってきたノーランにとって、この作品は、久々に初期に立ち返ったシンプル・メイキングをやりたかったものなのかもしれません。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-07-03 00:52:48)
327.  グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 《ネタバレ》 
素材としてこの伝説の人物に挑んだ意気は良いんだけど、構築の部分がまったくついていっていないというか・・・ニコール・キッドマンもティム・ロスも、公国の大公や大公妃の威厳や気品を纏うにまでは至っておらず、これではその辺の貴族のカップルと変わりがない。描写の方も、途中からは完全にB級サスペンスのノリになってしまっていて、これはむしろモナコ公国に対して失礼なのではないだろうかと思ってしまう。素材の特殊性に助けられて、一応最後まで興味をつなぐ水準にはなっていますが・・・。その辺の停滞感に風穴を空けているのは、時空をねじ曲げんばかりに割り込んでくるヒッチの存在。彼が絡んで衝突を感じさせるシーンのみ、緊張感が漂っている。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-06-12 00:23:13)
328.  ミケランジェロ・プロジェクト
ジョージ・クルーニーがこんな真面目な歴史モノなんて、合わないだろうな・・・と思っていたら、まったくそのとおりだった。マット・デイモンもケイト・ブランシェットも、壮絶な無駄遣い。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2019-06-07 02:00:22)
329.  PK 《ネタバレ》 
いきなり、その辺の街中を宇宙人がうろうろしているというぶっ飛び設定に始まり、中盤ではこれでもかというくらいの宗教論議。ただ、教義崇拝・他宗教排除の意識がそれほどあるわけではない風土に生活する日本人にとっては、「そんなの当たり前じゃん」の部分も多く、制作者が意図したほどのインパクトはそれほどないんじゃないかな。と思っていたら、伏線回収しまくりのラスト30分は怒濤の勢いでした。そのまま切なすぎるラストで着地してくれたら良かったのですが、余韻ぶち壊しの最後の一幕で1点マイナス。
[DVD(字幕)] 6点(2019-06-04 01:54:22)
330.  マンチェスター・バイ・ザ・シー 《ネタバレ》 
病院に駆けつけたシークエンスに顕著な、「ただの医師や看護師とのやりとり」にじっくり時間をかける丁寧さ、そして「間」を恐れない迷いのなさ。ここだけで名作の予感が漂ってきます。中盤では秘められた過去が明かされてステージがせり上がり、終盤の元妻との再会シーンも感動十分。と、この辺だけ見てれば凄い感動作なんだけど、どうもラストに向けて萎んでしまう印象が漂っているのは、これだけのドラマの重みの解決として、ボストンに帰ります、というだけなのが何とも浅いから。それと、パトリック役の人はやっぱり演技があまり上手くないと思うし、逆にミシェル・ウィリアムズの出番はもう少し欲しかったと思うぞ。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-05-25 01:42:31)
331.  ザ・ウォーク
アホみたいな一人称ナレーションの垂れ流しを聞いていると、何でこんな作りにしてしまったのか、心底疑問でならない。クライマックスの綱渡り開始後は、高層の迫力にそれなりに見入ってしまいますが、それって単なる再現映像でも可能なわけであって、映画にする必要はないでしょ。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2019-04-28 00:45:32)
332.  ヒトラー暗殺、13分の誤算 《ネタバレ》 
すでに「ヒトラー 最期の12日間」という傑作を残しているヒルシュビーゲル監督が、今度は暗殺(未遂)者側からのものを作り上げました。冒頭でいきなりメインの事件に突入、間もなく主人公も拘束され、一気に話を広げていく手際はさすがです。現在と過去がクロスする構成がもたらすスリルもなかなかですが、一番の白眉は、主人公が1人で行動したのを取調官たちが「理解できない」こと。もっというと、「総統のお命を狙うような者は、たかがその辺の一平民であってはならず、対立国や対立政党の強大な陰謀あってこそ事態にふさわしい」と思っていたのかもしれないし、「もし本当に一平民ごときにそんな危機が起こせるとすれば、今後もこういったことは頻発するかもしれず、そんなことはあってはならない(あってほしくない)」というようなある種の恐怖を感じていたのかもしれない。その辺の微妙な心理の綾とバランスにきちんと焦点を当てたという点で、やはりこの監督の描写は優れているのです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-04-27 01:26:17)(良:1票)
333.  お嬢さん(2016) 《ネタバレ》 
なくてもいいシーンは結構あるように思うが、それでもこの作品の場合、あえて韓国語と日本語の台詞を混在させたり、コンセプトがさっぱり分からないカオスなデザインの家屋敷が舞台だったりと、何というか、すべてを混ぜ込んで突っ走る原始的なパワーのようなものを感じるのである。多視点がもたらすトリッキーな部分も、その熱の前にひれ伏している。あと、キム・テリという女優さんは初めて見ましたが、画面の中にすっと入ってくるだけで人目を引くような、いい存在感を放っていますね。
[DVD(字幕)] 6点(2019-04-26 01:35:26)
334.  チェイス・ザ・ドリーム
田舎のオッサン同士がああだこうだ喋っているだけの作品にしか見えなかった・・・。レースがどうのこうのというのももっともらしく出てきますが、実際にレースに取り組んでいる場面はごく一部だし。そもそも、農場を舞台としていながら、農業のディテールに全然踏み込んでいないのが敗因だと思います。
[DVD(字幕)] 4点(2019-04-25 01:45:11)
335.  メッセージ 《ネタバレ》 
やっぱりこの監督は、個人の内面のドロドロをじわじわ描いていった方が本領が発揮されるんだなあ。前半の謎の生命体とのやりとりのあれこれなんて、何ともぎこちない進行感が満載だし、せっかくのエイミー・アダムスもジェレミー・レナーも使いこなされていない(アクションや表情を隠す防護服のシーンが多いのも災いしています)。後半、主人公のパーソナリティに重心が移行してからは面白くなってはきますし、着地部分による反転はなかなか強力でしたので、低い点はつけられませんが。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-04-20 01:28:24)
336.  ワールド・ウォー Z 《ネタバレ》 
ゾンビは何によって発生しているのか、どんな生態や性能があるのか、その結果社会は今どうなっているのか、というディテールがまったく練られていない(というより、考えた気配がない)。肝心の襲撃衝突場面は、突然カメラが情緒不安定なほど動きまくって、誰が何をしているのかさっぱり分からない。つまり、とにかくゾンビをわーっと集めてごまかしているだけなのです。よって中盤まではほぼ0点なのですが、逆に最後の研究所の地味な静寂対決の方がよほど面白い。「かつて研究所職員だった人たち」がゾンビ状態でうろうろしているだけの方が、ごちゃごちゃ襲いかかってくるよりもずっと怖いのですよ。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2019-04-17 01:13:18)
337.  この世界の片隅に(2016)
何と意外にあまり面白くなかった。とにかく一つ一つのシーンがぶつ切りで、しかもつなぎの脈絡もあまり考えられていないため、ただ時が過ぎているようにしか見えないのです。あえて戦争だ戦争だと強調しない描写をしたかった意図は分からなくもないですが、それならその中で主人公あるいは登場人物は何がしたかったのかというと、特に何も見当たりません。つまり、全体が一つのファンタジーのようにも見えてしまうのです。
[DVD(邦画)] 4点(2019-04-13 01:07:06)
338.  母と暮せば 《ネタバレ》 
脚本がこの二人のタッグという時点で、陳腐な説明台詞オンパレードになるのは想定内だったのですが、中途半端で聞くに堪えない九州弁が、さらに輪をかけてしまっている(方言指導の人、これで名前をクレジットされて大丈夫なの?)。息子の幽霊が出てきて元カノの行方が母共々気になる、という設定が導入部で完了したのは分かったけど、その後はどこかで物語が次のステージに行くのかと思っていたら、何と最後までその一本だけで押し切ったのにもびっくりした。それだったら、100分以下でまとまる話ではない?唯一光っていたのは、おじさんが母親に迫っている場面で、後ろでやきもきしてあれこれする息子のアクションだけでした。もちろん、台詞がないからこそまともになっているのです。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2019-04-12 01:34:20)(良:1票)
339.  ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 《ネタバレ》 
これ、コワルスキー視点で統一した方がずっと面白かったと思うんですけど。●CGはもちろん頑張っているのですが、とにかくカメラが慌ただしく動きすぎて、きちんと見せていないので、ごまかしているようにしか見えません。●肝心の動物たちが、ただその場にいて動いているだけであり、生態や性能なんかがまったく作り込まれていないのもダメ。面白かったのは、カマキリみたいな動物が手錠の鍵を外すシーンくらい。●エディ・レッドメインがこんなお間抜け役も意外に合っているという新発見に4点。彼が登場するだけで画面のダレを大幅に減らしており、この存在感は貴重です。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2019-04-09 02:06:22)
340.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 
導入部はよくある入れ替わり系だと思いながら見ていて、舞台が高山に移ってからは、巧妙に過去の謎解きの方に重心をスライドしていて、なるほどと思いました。で、一番優れているのは、せっかくの再会を容赦なく断ち切ったどころか、その出会った記憶や動機すら消し去っているところです。これにより、いなくなった相手への思慕の切なさをパワーアップさせると同時に、全体を現在視点から再構築すると、いろいろな矛盾や不整合もそうではなくなるという機能も発揮されているのです。したがって、ラストの再会には一気に興醒め。また、うるさいだけで邪魔な挿入曲群は、全部カットすべきでした。
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2019-04-08 00:41:14)
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