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神谷玄次郎さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  HERO(2002)
いやあ、これはきれいだった!あんまり期待してなかったのだが一本とられた。産毛の逆立つ剣の摩擦音とワイヤーアクションにはかなり引いたが、すばらしい映像に圧倒された。これだけ金かけると、日本では面白みのないたらたらした映画になりがちだが、「羅生門」のような組み立ても色使いも遊び心があってよろしい。「熱情」の赤、「静寂」の青、「悟り」の緑、「無」の白、そして「邪悪」の黒といったところか。。。映画館で見なかったのが悔やまれる。それぞれの俳優も、境地に達した大人物を好演している。エンターテイメントとしては最高の評価をしたい作品だ。
9点(2004-01-24 01:38:45)
22.  フォレスト・ガンプ/一期一会
ショー・シャンクが「必死に生きる」尊さを訴えているとするならば、この映画は「生きる」ということそのものをテーマにした作品だと思いました。我々は現世で生きていくうちに次第に小ざかしくなってしまい、人生に意味や目的などがあるように錯覚しているだけではないのか?そしてうまくいかない現実を目の前にして、神や他人や自分のせいにしてしまっていないか?そうではなくて、今生きているということ自体が美しいのだ、ということを訴えているように感じました。フォレストにまつわる幸運の数々、人を幸せにしていくエピソードを、彼自身が叙事詩的に語ることによって、何の駆け引きもない、命と命の触れ合いを描き出しているように思いました。歴代大統領やヒッピー文化、ベトナム戦争は、さほど重要ではないのではないでしょうか?
9点(2004-01-22 02:23:57)(良:1票)
23.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 
妻の不倫、そして変死。自由の世界に絶望し死を決意した主人公が、皮肉にも自由を奪われることによって、生きる希望を新たに求めるようになる。しかしその胸中は複雑であっただろう。迎えてくれるはずの愛しい妻は、天国にさえいない。ただ求めるものは”記憶のない海”での再出発だけだ。しかしラストの青い海は確かに皆に向かって”YES”と語りかけているようだった。この映画は、話の展開自体はよくある一人のスーパーマンによる奇跡の物語だが、本当のメッセージは、「必死に生きる」ことの尊さである。しかしその提示を受け止めた時には、一方で我々自身の自由世界で生きることの厳しさをも同時に思い出さされ、一種重苦しくすら感じた。現実世界のざらざらした感触をを麻痺させるような、いわゆる現実逃避型の映画とは一線を画す作品であると思う。だからこそ鑑賞の価値は大であると思う。一番印象強いのは、ラストシーンでうっすらと涙を浮かべて笑っている自分の顔だった。
9点(2003-12-31 05:57:18)(良:2票)
24.  ダイ・ハード
この監督の才能を再認識した映画です。藤沢周平や松本隆も言っていますが、本当に魅力的なハードボイルドの主人公は、強さの反面弱さ、情けなさを抱えている男だそうですが、そういう意味でブルースウイリスのキャスティングはすばらしいと思います。前作がシュワルツェネガーだけになおさらそう思いました。あの体臭からさえも醸し出される「情けねー」という雰囲気、これがあるからこそラストも痛快です。
9点(2003-12-25 18:02:22)
25.  蒲田行進曲
スクリーン上の快活さ、馬鹿馬鹿しさのパワーが素直にこちらに伝わってくる、そういう映画でした。この後の日本映画が、ギャグにしても内輪ウケにすぎないものが大半となってしまっていることを考えると、多くの方がおっしゃっているように、この頃が日本映画が元気だった最後の時期かもしれません。風間杜夫と平田満のチームワークが抜群で、安心して威張り、安心して卑屈になっている様子が見て取れました。上記のようなパワーが伝わってきたのも、二人の演技から生舞台に近い熱気を感じたからかもしれません。松坂慶子が非常にチャーミングです。ひとつ残念なのは、中盤の「池田屋階段落ち」出演が決まったところでの平田満の切れっぷり。話からは「階段落ち」がそこまで深刻なこととは感じきれませんでした。「過去に何人死んだ」とか、落ちたらどんなことになる、という説明をもっとエピソードに加えてほしかったように思います。
9点(2003-12-25 17:47:00)
26.  アンタッチャブル
パラマウント映画創立75周年記念映画ということで、あらゆる映画の手法・定石を交えているのだが、それがこれ見よがしではなく、キチンと展開にハマっているのには、職人だなあと感心しました。モリコーネの音楽も、アメリカのTV映画のテイストを基調に絢爛に飾りつけされていてとてもゴージャス。
9点(2003-12-23 16:58:54)
27.  マトリックス
バレットタイム撮影でアニメーションを実写で表現したことは、アニメに走る日本の風潮を逆手に取るようで面白かった。「マトリックス世界」をメッセージとして伝えることに成功したこの映画の生命線は、「仮想現実」というものを、デジタル技術の発展形という科学の延長線上として見せたところになるのではないかと思う。目の前で見ている舞台が古びた洋館や極限の場所ではなく、見慣れた「この現実」であることが、観客に「現実に自分にもこのようなことが起こりうるかもしれない。」と感じさせることを可能にさせたのではないだろうか。というわけでこの映画は、映像とサスペンス、二度おいしい映画です。
9点(2003-12-21 16:58:06)
28.  アマデウス
キャスティングが非常に腑に落ちるところが良い。悪妻コンスタンツェもやり過ぎず、現実感のある悪妻になっていたと思う。モーツァルトの曲が効果的に挿入され、史実をもとにした大作然としたきどりも無く、楽しめる作品に仕上がっていると思います。
9点(2003-12-21 16:43:00)
29.  鬼畜
怖い映画ですね。子供ができて、その残酷さと悲しさが改めて分かります。岩下志麻と小川真由美のバトルは日本映画史上に残る対決です。そこでの「もぉやめてくれよぉ」という緒方拳の無能っぷりもよい味出してますね。また何よりこの映画は、芥川也寸志の音楽をおいては語れない。ストリートオルガンのかわいらしい音色が映画の不気味さをより際立たせていたと思います。
9点(2003-12-17 21:47:47)
30.  レナードの朝
デニーロとロビン・ウイリアムスの二人で、周りの役者のメロドラマ調演技をグイグイ引っ張っている映画。デニーロの役作りは凄まじすぎです。ロビン・ウイリアムスもそれを受け止めてうまくいなしている感じ。コラボレーションとしては最高ではないでしょうか。ストーリーはアルジャーノンと酷似していますが、お涙頂戴になりがちなこの手の作品で、そんな心配を二人の演技力で圧倒してしまった、まさに「泣く子も黙る」演技だったと思います。
9点(2003-12-16 22:50:11)
31.  用心棒
七人の侍は別格として、黒澤作品の中でも最も「楽しい」作品です。デフォルメの極致。外界をすべて遮断して、この街の中だけでの対比構造をクッキリと見せ、観客を釘付けにしているよかのようです。三十郎が去った後は、いつまでもこの街に取り残されたような感覚を感じました。東野英二郎達と同じように。佐藤勝のテーマ曲は、もともと記録映画のブルドーザーにつけていた曲だとか。まさに三十郎はブルドーザーです。
9点(2003-12-16 19:23:34)
32.  マルサの女 《ネタバレ》 
伊丹十三監督が自らの趣味の悪さをぐーっとおさえて、硬派なハードボイルド調に仕上げているところが成功につながったと思う。題材が興味を引くだけではなく、シナリオもシンプルでテンポよく、オープニングの観客をギョッとさせる掴み(そういえば、前作「タンポポ」では、ラストで赤ちゃんがオッパイを飲むシーンがあり、この映画ではおじいちゃんがオッパイを飲むシーンで始まる(笑))、ワクワクする本多俊之の音楽もあいまって、とてもスリリングな映画だった。色使いも原色ツートンにこだわっていてワンシーンワンシーンが印象的。人物の対比も見事で、宮本信子、津川雅彦、山崎努がソファーに座っている場面は、枯山水の庭石を見ているようだった。後半子供がグレてしまう描写にリアリティがなかったのがちょっと残念。
9点(2003-12-16 19:10:00)
33.  時計じかけのオレンジ
ミッドセンチュリー系の家具や服装は今の時代にとてもマッチしていて、古さをまったく感じさせない。キューブリックお得意の、物陰に隠れて批判や皮肉をぶっ放す雰囲気が全編に蔓延していてあきさせない。最後はやはりドヒャっとぶち壊して終わるというところも徹底している。
8点(2004-02-28 21:22:08)
34.  レッド・ドラゴン(2002)
第2作の失敗(?)を教訓に、やはりレクターには並みのパートナーでは勤まらないなと思ったか、切り札登場という感じだ。うがった見方では「今回のゲスト」という感もないでもないが、マッチプレイ的楽しみがある本シリーズでは、これ以上ない人選だったかと思う。やはり「ノートン出演作にハズレなし」といった感じ。筋立ては第一作とよく似ているが、皆さん指摘されているように犯人の描き方に愛情が感じられホッとする。エドワード・ノートンは、いつものカメレオンぶりは見せてはいないものの、肩の力を抜いて、レクター-犯人の間に位置するバランスも強さも絶妙である。さすが料理の達人。冷蔵庫の残り物でもちょっとした小料理をつくってみせるところは素敵すぎる!
8点(2004-02-24 00:35:08)
35.  ユージュアル・サスペクツ
ストーリーの巧妙さにあぐらをかいてタラタラと見せることなく、カットや編集にさまざまな工夫を施し、最後まで「カイザー・ソゼとは何者?」という気持ちを見る側に増幅させているところを評価したい。話のほとんどがヴァーバルの回想であることから、これをウソだと仮定してかかればオチはわかってしまうが、その「大悪人」カイザー・ソゼは最後にどうなるんだ?という楽しみも同時に残されており、オチがわかっていても楽しめる点は秀逸であると思う。
8点(2004-02-22 01:04:53)
36.  ベン・ハー(1959)
何の予備知識もなく見たところ、有名な競争シーンだけで盛り上がる映画ではないことがわかり安心した反面、逆の意味でそのほうがよかったのかもと感じてしまったのは不思議。おそらくその後の家族との再会に対する苦悩、文字通りライバルがつぶやく「決着はついていない」話のくだりに、前半ほどのパワーが感じられなかったことが原因だろう。最終的には物語のパワーをすべてキリストがさらっていってしまい、主人公は単なる一市民に埋没しているところも、最後にもの足りなさを感じさせる。人間の内部に渦巻く友情や愛情に対する苦悩、煩悩というものを推進力としてこの映画は展開していくべきだったと私は思う。そうであるなら、信仰に目覚める最後の最後まで、人間を主人公として見せてほしかった。しかしこの時代にこれだけの映像を作り出したことは、やはり特筆に値するものだと思う。チャールトン・ヘストンも、英雄として裸を見せるだけでなく、それぞれのアップのシーンでは表情を使い分け、実に細かい演技だったと思う。
8点(2004-02-17 23:14:16)
37.  レイジング・ブル
夫婦ゲンカのシーン、繰り返し何度も何度も見た。切り取って保存したい。リアルな演技・演出はそれだけで観客を引き込む。
8点(2004-02-16 01:13:50)
38.  道(1954)
「しのぐ」という言葉がありますが、この作品は旅芸人が日々しのいで生活していく説明が実に丁寧になされているために、ストーリーに不動の説得力を与えているものと思いました。ザンパノが方々で行きずりの女を抱くのも、生きる知恵の一つなのでしょう。そういう中で一人夢見心地のジェルソミーナは、ザンパノの行動を理解出来なくなるわけですが、キ印がはからずもザンパノの心を代弁して、ジェルソミーナの必要性を説きます。キ印にとっては、「伴侶」のいるザンパノがうらやましかったのでしょう。狂言回しである彼が、ザンパノの心情を裏側の表現で見事に裏打ちしていた、こういう部分にこの映画の奥深さを感じました。
8点(2004-02-15 01:49:15)
39.  CUBE
ポセイドン・アドベンチャーと、エイリアンと、未来世紀ブラジルと、レインマンを掛け合わせたような映画だなあと思った。これをみて、映画のキモは予算ではないと感じた。極限の状態における人間の行動、という部分はそれほど細かく描くつもりも無かったようで、まあ単純に面白いサスペンスを撮りたかったんだろうと思う。「船橋」・・なんて単語が簡単に飛び交うもんかな(笑)
8点(2004-02-06 00:31:03)
40.  JAWS/ジョーズ2
目から煙吹いてましたね(笑)子供が震えるシーンは大根演技ではあったのかもしれないが、その後一度も映像で見ていないにもかかわらずいまだにまぶたに焼き付いている。
8点(2004-02-02 20:14:51)
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