21. アス
ホラーかと思って観たら良い意味で裏切られた。 「もうひとりの自分」が襲ってくるというスリラー。 霊的な怖さとは異なる、人間そのものの怖さ。 最初と最後が秀逸でした。 (そのおかげで中だるみ感は出てしまうけど) グロ表現が控え目にしてあるのも助かる。 安易なグロ表現に頼らないホラーは好感。 単純に自分がグロいの苦手なだけなんだけど。 これはもう1回観るなぁ [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-07-26 22:54:28) |
22. 銃
事件現場で拳銃を拾い手に入れた主人公。 それまでごく普通の大学生だった男が、 日常とは正反対の「銃」に魅了されていく話。 意外性や凝ったストーリーではないが、 徐々に狂気がエスカレートしていく様を描く。 独特なセンスと、モノクロームが映す映像作品。 たまにこういう変わり種の映画がくると嬉しい。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-07-25 22:03:58) |
23. 映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
すみっコたちが本の世界に吸い込まれ、 そこで出会った謎の子と童話の世界を冒険する話。 ひたすらキャラクターたちが可愛いのと、 優しい世界にほっこりする。 思ったより最後、泣けました。 本作は子供向けではあると思いますが、 心の荒んだ大人が観ても良いかも?しれない。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-07-25 19:10:17) |
24. ヴィランズ
悪党(ヴィラン)の複数形でヴィランズ。 強盗をしちゃったバカップルのマヌケな泥棒コメディ。 ホームアローン的な物を想像していたが、 思ったよりサスペンス感があって驚き。 終始ハラハラした緊張感で面白かった。 絶妙なサイコパス感も良く引き立ててる。 悪党なのに、最後のほうは胸が熱くなる映画。 パッケージの生首、全然関係ないです笑 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-07-16 00:31:52) |
25. アップグレード
技術の進歩した近未来。 愛する妻を殺され、自分も全身不随となった主人公。 最先端のIC(AI)を体に埋め込み、体が動かせるように。 ICの力で人間以上の能力を得た「アップグレード」 人間を超えた動きの表現とかがとても良かった。 役に立たない警察に痺れを切らし、 自ら復讐と犯人探しに動き始めるのだが…。 黒幕はだいたい予想がついたけれど、 それをさらに超えてきたのがすばらしかった。 意外性というか、どんでん返しというか。 そういう意味で映画的に面白かったです。 ところどころ、微妙にグロいのだけは苦手だった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-07-12 22:49:06) |
26. SUNNY 強い気持ち・強い愛
オリジナルが韓国であるのに対し、 日本人の馴染みやすいように最適化された内容。 (女子高生時代のコギャル、日本人の曲など) 1人分エピソード圧縮されてしまっているのと、 最後の踊りで余韻が損なわれているのは難点か。 ただ、ともさかりえが良かった。 日本版には日本版の良さもあるけれど、 相対的にはやはりオリジナル版のほうが好きかな。 オリジナルの韓国版でも書いたけど、 この結末はきっと単純なハッピーエンドではない気が [インターネット(邦画)] 7点(2021-07-08 22:30:34) |
27. サニー 永遠の仲間たち
前半コメディかなーと思わせておいて、 やっぱり後半シリアスに泣かせにくる。 メンバーの女子高生時代の友情と、 大人になってからの再会を描いた青春映画。 泣ける良い映画でした。 最後の最後が衝撃だった。 これただのハッピーエンドかな? 穿った見方かもしれないけど、 スジは、もしかして…。 この結末、単純な話じゃない気がする。 [インターネット(字幕)] 8点(2021-07-08 22:29:58) |
28. 楽園(2019)
タイトルの「楽園」はアンチテーゼ 沈んだ気分に浸りたい方向け映画。 女児が行方不明になる事件が発端ではあるけど、 犯人探しのサスペンス・ミステリーではない。 感動巨編のヒューマンドラマでもなく、 田舎ほのぼのHAPPYな映画でもない。 むしろ村社会という狭いコミュニティでの、 人の闇や汚さを描いた暗くて重い内容の作品。 そんな村の3人の主役たちが「楽園」を探し求める話。 感動や希望がないわけではないけど、ほぼほぼ負のドラマ。 明るい映画が観たい人は覚悟されたし。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-07-07 22:38:00) |
29. そうして私たちはプールに金魚を、
思った以上にウィーアーリトルゾンビーズだった。 平凡な女子高生たちの鬱蒼とした感じと退屈感。 変わった目線での撮影と、変わった演出。 最低限のものだけギュッと詰め込んだ短編映画。 1つの作品としてみると興味深い。 現実にあった事件をモチーフにしてる点でも面白い。 まあ、映画としておもしろいかどうかはまた別の話。 [DVD(邦画)] 6点(2021-07-03 22:05:58) |
30. あと1センチの恋
あと1センチ(が届かない、すれ違い)の恋 理想で両想いのはずなのに、 結ばれて欲しいのに結ばれない、 ムズムズして胸が締め付けられるやつ 音楽ズルいわ笑 主役の子めちゃくちゃ美人だけど、 それ以上にベストフレンド(親友)の子が最高にツボ [インターネット(字幕)] 8点(2021-06-30 20:30:50) |
31. 海賊じいちゃんの贈りもの
関係の破綻しかけた身勝手な親世代たち。 嫌気の差した祖父と孫たちが騒動を起こすお話。 親の身勝手さは端から見てても呆れるほどだけど、 子供たちの純真さにとても救われる映画。 祖父と孫という、穏やかな関係性も引き立つ。 やっぱり家族って大事だし良いよねっていう映画。 [インターネット(字幕)] 8点(2021-06-30 19:53:41) |
32. フォードvsフェラーリ
vsフェラーリの話、かと思いきや… どっちかというとフォードの内なる敵との戦い 車というより、男たちの熱い人間ドラマでした あんまり車に興味ない自分でも楽しめました レースシーンの迫力もスゴい フェラーリは添える程度の存在 逆に、添える程度の奥さんの存在がデカかった [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-06-27 17:16:10) |
33. 聖の青春
やるか、やられるかの将棋の世界 そんな中、生きるか死ぬか難病を抱えた棋士のお話 ぽっちゃり松山ケンイチ 羽生善治っぽい雰囲気 役作りがすごいなと思いました 周りを固める俳優さんも粒ぞろいで見応えある 鬼気迫る演技もすごかったです 将棋界ってなんでこんなに映画に向くんだろう [インターネット(字幕)] 7点(2021-06-25 17:35:47) |
34. シンク・オア・スイム
冴えないオジさんたちの男子シンクロのお話。 みんなそれぞれが私生活で千差万別の悩みや問題を抱えてて、 個性豊かな実に駄目オジさんらしい物語。オジさん共感度【高】 それぞれの色んなヒューマンドラマが詰まってて熱かったです。 最後の世界選手権の結果は出来すぎな気もしますが、そこはまあ映画。 終盤の演技シーンを観てると、それも悪くないかなと感じます。 辛気臭かったオジさんたちが、ひとつの夢にかけたお話。 夢の果てに結末を迎えたオジさんたちの姿は、なかなかグッときます。 いいヒューマンドラマでした、こういうの好き。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-06-25 17:23:18) |
35. THAT/ザット
謎の死を遂げたはずの友人から招待が届いたアプリ。 その呪いのアプリから恐怖が巻き起こるホラー映画。 スマホ、アプリ、SNS、コンピューターテクノロジー。 ITに現代化を加えたような内容。 「THAT/ザット ジ・エンド」があまりにもひどかった。 なので、前作となる本作の出来が気になって鑑賞してみた。 うん、ホラー映画としての要点は抑えてるし、 一連の流れとして脈絡はきちんとつながってるし、 割と悪くなかった印象。(ジエンドが酷すぎて錯覚か?) ぶっちゃけITのパクリではあるけれど、 オマージュ作品として考えればまぁアリかな。 ただし、後続のTHATジ・エンドはマジでアカン。 …と思ったら監督が違うのか。なんか納得。 アメリカねーちゃんがとてもセクシーでした。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-06-21 22:15:53) |
36. マーウェン
暴行により記憶障害になってしまった男と、 自分を模した人形の空想劇で織りなす物語 2つがうまくリンクしているようで… そうでもないような… 人形劇という特殊な手法を用いてるのはおもしろかったが、 空想劇に重心が偏ってしまっているのが難点。 おかげで現実の人間話がやや置いてけぼり感。 感動のヒューマンドラマとしてはやや弱いかなぁ。 町にまで名付けられた一番大事な女性なのに、 その部分が投げっぱなしで消化不良感。なんか惜しい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-06-20 13:43:28) |
37. バッド・マイロ!
「THE 男の出産」 クソ並みにおもしろかった。 ストレス性の腹痛に悩まされる主人公 お尻から生まれた茶色いモンスターが人々を襲う モンスターパニックホラーコメディ と、思いきや家族愛・人間ドラマでもある ヒューマンドラマ好きなので好感触です 血の描写はあるけど、直接的なグロ表現じゃないのも好き ただし、下ネタとお下品と汚い表現にはご注意を 最後のオチに気付かなかったので、 エンディングでお父さんと同じ顔してました。 エンドロールのカット集まで楽しめた満足な良作。 しかし、茶色い彼はウンPか、はたまた内臓か。 後者であると信じたい…いや、信じよう。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-06-20 01:32:37) |
38. ANNA/アナ(2019)
今度はソ連(現ロシア)の殺し屋。 リュックベッソンて殺し屋ネタほんと好きだね。 諜報部員ということもあって常にスリリング。 二転三転する展開、意外性の連続でおもしろさ。 スピード感のあるカーチェイスや戦闘シーン、 アクション映画としてもおもしろかった。 ニキータ、レオンのように恋愛劇を主軸にもってこなかったのも好感。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-06-16 15:26:16) |
39. チョコレートドーナツ
ゲイのカップルと、育児放棄されたダウン症の男の子。 特殊な3人が出会い、家族となるお話。 性別・障害といった垣根を超えた「人の愛」 偏見や差別といったものを考えさせてくれる映画。 いい映画だけど、ただ結末がどうにもやるせなくてなぁ…。 結末で大きく点数を落としました。結末を除けば8点。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-06-13 07:42:09) |
40. マギー
シュワちゃん x ゾンビ でもね、ゾンビ映画じゃないんです ゾンビを題材にした人間ドラマ 倒して終わりっていう簡単な話ではない 近親の愛する家族が感染してしまったら…? 少しずつ失われていく人間性 進んでいく止められない症状 その中で描かれる葛藤と苦悩と恐怖 また感染した本人たちにとっても、 自らの身に起こった現実への苦悩と葛藤。 感染からゾンビになるまでの経過を描く人間ドラマ。 人間ドラマ好きなので高評価です。 世界の終わり感も感じられて良かった。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-06-09 21:31:43) |