41. ジャイアンツ
《ネタバレ》 以前からよく知ってる作品の細かいところを確認しながら観るという鑑賞だったので退屈こそしなかったが、これがなぜ映画祭で上映されるような名画扱いされるかものすごく疑問が残る。 端的に言えば、大事な原理原則を守り、相手に理解させる手段が「こぶし」とはね。少年ジャンプの世界かよw こんなものをありがたがるアメリカ人の幼稚さかげんと、そんな幼稚な民族に世界を動かされてる現状に、(ついでに言うならその中でも幼稚オブ幼稚みたいな大統領の馬鹿げた言動のせいで投信がだださがりして絶望しきってる状況にもw)ものすごく絶望を感じざるを得ない。 [映画館(字幕)] 5点(2018-12-10 19:09:38) |
42. 勝利への脱出
《ネタバレ》 ドイツチームと審判の悪党ぶりが中途半端かつ不自然。 だって、2-0や3-0で勝ってる時には相手を怪我させるくらいのラフプレーするのに、後半戦になって連合軍チームがどんどん勢いづいて追いついてくる段階ではずいぶんおとなしく。 審判だってずいぶんいろんなことをできそうなのに、せいぜい連合国側の1点を無効にするくらい。(それにしたってかなりオフサイドっぽいし) でもまあ気分的には後半戦かなり盛り上がってみたのも事実。 収容所の雰囲気もちょっと大脱走を彷彿させて良かった。 尼で最安値があったら買ってもいいかも [DVD(吹替)] 7点(2018-11-11 20:43:19) |
43. 近松物語
《ネタバレ》 粗暴な人間なんで、大勢の人が有り難がっていてもつまらないものはつまらないと言ってしまう。 とにかく主人公が馬鹿だなあと。 手形?の偽造をやるんなら、誰が見るかわからない店先は避けましょうよ。隠れてするくらいの配慮は欲しい。 というか、そんな自分の人生棒にふるくらいの犯罪を、ごくごく気軽に行ってしまう軽薄さ。しかもやたら店への忠義を口にする人間が。 あそこは、いかに主人を説得するか相談にのるぐらいが、ベストだらと。 あんな糞みたいな兄弟のせいで二人の真面目に生きてきた人間の人生が終了するのもむなしい。 逃亡するにしても、自分の実家はない、それは絶対ない、なぜ手が回ってると普通に思わないのか。 あげくが、実家の小屋で追手が来るまで眠りこけるボケ具合にはおいおいと笑ってしまいましたよ。 女も馬鹿だな。大店の嫁が、旦那が下女に手をだしたぐらいで、いきなりヒステリー起こすなよ。別に旦那の事、好きでもなくいやいや夫婦やってるんだからさ 女中と入れ替わって寝床に入り、旦那をとっちめようという発想の貧しさ、幼稚さ。 で誤解されたら、そのままでは不義扱いされてるのわかりきってて店を飛び出してしまうというぷっつんぶり。 ストーリーもかなりご都合主義。 これは自分の誤解かもしれないが、途中までは二人の指名書が出回って二人で追い回されてるのが、いつのまにか男一人追い回されてることに。 捕まえられた主人公は、そりゃお上に渡されるだろというこちらの想像を裏切って、実家の小屋に父親だけを見張りに放置、そりゃあ逃げるわ。 で、逃げたら無事につかまることもなく女の実家に。でそこまで無事だったのに女と一緒に逃げた途端つかまる。 さんざん貶したが、女優は美しく撮れていた。とくにヒロイン、最初の頃は、剃った眉、お歯黒にちょっとひいて糞リアリティもいいかげんにしろよと思ったが、 逃亡しててだんだん眉が生えてくるにつれて愛らしく。特に引き回しの時の表情とかたまらなかった。 南田洋子の女中も可愛らしかったな。 [映画館(邦画)] 6点(2018-11-03 19:58:40) |
44. バクマン。
《ネタバレ》 まず出てくる漫画の質が高いのが非常に好感度が高い。 だいたい、映画やドラマに出てくる漫画って、どこがプロの漫画やねん、どこが売れっ子の漫画やねんって突っ込みたくなるような質の漫画がおおいのだが、 この映画に出てくる漫画はとても質が高く、なおかつ何人もの漫画家を出して、きちんと書き分けされて個性が表現されてる拘りが大好き。(最近では半分青いの漫画もまあまあ良かったね) 漫画家と編集者の関係性、やりとりもいい。これがリアルだなんて断言できるだけの知識は自分には全然ないけれど、少なくともリアルっぽさ、熱さを感じた、 もし、これがリアルに近いものだとしたら、紙媒体の漫画が急激に衰退していく中で、こういう形がどうなっていくのか少し心配になるくらい。 小松さんも可愛かったなあ。出てくる作品によって、あるいはテレビに出演した時の状態で、とても落差が激しい女優さんなんで、いまいち押しにするのには踏み切れないでいるけれど、少なくともこの漫画の中では、漫画のキャラクターにできるくらい、あるいは逆に漫画のキャラクターが3D化したくらいの可愛さはリアルに表現できてたと思う。 ただ、最近の高校生主人公の映画にありがちなんだけど、全く「親」の存在を排除してるのはどうなんだろ。少なくとも高校生が勉強完全に放棄して漫画にのめり込み、きちんと契約して連載を持つ漫画家になり、疲労のあまり血尿だして倒れて入院するという過程で、一切親の存在、関与が全く排除されているのは映画のリアリティをとても貶めてると思う。 [DVD(邦画)] 7点(2018-10-13 18:43:07) |
45. 3D彼女 リアルガール
《ネタバレ》 医者が患者の無力な状態につけこんで、恋愛状態に持ち込み結婚するなんて倫理的に許されないと考えるのが全うな常識。 散々御託並べてくれたが、それじゃあお前患者が渡辺直美でも同じ事をしたかと聞かれたら、返す言葉ないだろう。 ところが、そんな行動が全く非難されてる様子もなく、主人公たちも無抵抗で受け入れかける。 もともと漫画原作の映画にリアリティを求めるのが野暮なことは百も承知だが、こんな非常識な行動が後半の大きな流れをしめている段階でかなり引きました。 前半部分に関しては、中条さんがすごく綺麗だったし、上白石の妹もなかなか可愛かったんで、漫画チックな大げさな演出みたいなあらもさほどは気にならなかったけど、やはり恋愛過程はもう少し丁寧に描けなかったか? 正直、ヒロインがなぜ主人公を好きになったか、表面的な説明は散在したが、実感としてはほとんど納得できなかった。 よほどキャストに愛情がないときつい映画。 [映画館(邦画)] 5点(2018-09-17 18:16:55)(良:1票) |
46. あにいもうと(2018)<TVM>
原作も旧作もほとんど知らないが多分こんな予定調和の綺麗ごとのストーリーではなかったような気が。 まあ不愉快なものでもないんで、宮崎あおいを楽しむBGVとしてなら合格点かな。 DVDになっても新品では買わないけど、ヤフオクやアマゾンで中古の出物があったら買ってもいいレベル。 ただ、自分的には万年少女だった宮崎あおいがようやく落ち着いた大人の女性らしい風貌になってきたのは嬉しいし、彼女が険のある表情をするのが好きというちょっと変わった趣味に気づけたのは収穫。登録ありがとうございます。 [DVD(邦画)] 7点(2018-09-17 06:19:17) |
47. さびしんぼう
実は今はやりの聖地巡礼をやって、この寺も、この坂道も、それからついでに渡船も全部実際に訪ねてきたんで、 本当に久しぶりに見ると感慨が深い。あと主人公たちよりもむしろ藤田や小林の親世代の若さが新鮮。 尾道の町並みもいい。 ただ、やっぱり大林の映画って所詮は雰囲気名画、雰囲気だけでいい気分にさせてるだけでそれが本当の感動かと言われるとちょっと違う気が。 さすがに、マザコンを前面に出されると少し気持ちが悪いし それでもこの監督の最大の長所である美少女をより魅力的に撮る才能は、まだこの時点では健在で富田靖子が実に可愛い。 その才能が1990年代初頭の「ふたり」ぐらいを最後に枯渇したのは、本当に残念。あと十数年持たせてもらって、 少女時代の広末涼子主演の大林映画、あるいは宮崎あおい主演の大林映画なんてものを観たかった気がする。 ところで、富田靖子→ 広瀬すずって原点回帰してるというべきか、すがすがしいほど趣味が一貫してるというか、たんなるロリコンというべきか、ちょっと自分自身に苦笑w [DVD(邦画)] 6点(2018-09-16 19:49:39) |
48. SUNNY 強い気持ち・強い愛
《ネタバレ》 ずいぶん間口の狭い映画だというのが正直な感想です 楽しめるのって、出てくる音楽が相当好きな人か、あるいは自分のようにキャストのファンかそのいずれかじゃないでしょうか?(オリジナルが好きな人はどうなのかな) ストーリーがストーリーの体をなしていません。過去部分に関しては、単に当時の風俗を描き懐かしむことが主な目的になっていて、映画の構成のせいもあるのでしょうが、断片的なシーンの単なる羅列になっていて到底深い感慨を起こさせる域には達していません。どこかの高校の戦車道チームのようにのりと勢いだけになってます。 現在部分に関しても、主人公たちの現状を記号的に描いて、それにちょっと変化を加えるだけの平凡なものになってます。 だから、上記の条件に当てはまらない人が単にストーリーを追って鑑賞したら退屈するか、立腹するかいずれかでしょう。興行的には大失敗になりそうなのもむべなるかなです。 ただ、自分的にはとても楽しかったし、ほんのちょっとだけ感動しました。それは過去も、現在も出てる女優さんを実に生き生きと動かしてる演出。まあ広瀬すずいつも可愛かったのはデフォルトなんで言う必要も感じませんがw、他にも山本さんや池田さんなど今まで知っていながらほとんど何も感じなかった女優さんたちがかなり魅力的に撮れているし、現代部分の女優さんたちもなかなか魅力的でしたし。 この監督、モテキ以来少なくとも女優を魅力的に撮るという才能だけは間違いなくあると言ったら過言でしょうか。 おそらく興行的には大失敗だし、良さをわかってもらえる人もかなり限られると思いますが、自分的には大好きなあと数回、映画館で観たい映画です。 [映画館(邦画)] 10点(2018-09-02 09:19:32) |
49. オーシャンズ8
《ネタバレ》 随分下手な脚本だなというのが見終わったあとの第一印象です。 ドキドキするような緊張感も、ワクワクするような興奮も結果としては全く味わえず、見終わった瞬間多少の徒労を感じる映画鑑賞になりました。 主人公が、計画を立て、それをごくごく順調に実行するだけ。 例えば、仲間同士の食い違いによる対立、偶然によって計画が破たんしそうになりそれを咄嗟の機転で切り抜ける、あるいは相手側にすべてが読まれてしまっていて最終的には失敗すると思わせるようなミスリード(特にこれなんかダフネを使えば随分スリルが出たと思うのに、無事全部終了してからあれではね) こういった物語を面白くさせる要素が皆無といったら言い過ぎですが、ほとんどなかったのが残念です。 あと、他の映画ではこれまでずっと絶賛してきたアンハサだけどそろそろ自分にとっては賞味期限切れかな。 [映画館(字幕)] 5点(2018-08-14 06:53:25) |
50. 劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-
《ネタバレ》 興行収入もすごく順調だし、いい最終回だったと、ガッキーファンなら褒めるべきなんだろうが、 残念ながら各シーズンの最終回やSPにも劣る内容。 今まで見られた主人公たちの、最終回での大事故との有機的な繋がりが全く見られず、ポンポンとエピソードが投げ出されたかんじ。 肝心の大事故でも、主人公たちは、現場の主導権もなく、単に指示される立場なのでスケールメリットをまるでかんじられず。 最後の締めとも言える人物が黒田ではなく、田所なのもすごく不満が残る。いや、田所も好きなキャラなんだけどあまりにリアでの死亡感が強すぎて。ギバちゃんをここまで排除しなければならない理由を知りたい。 病院スタッフが勤務時間中に結婚式やってるなよというツッコミも含めて、色々不満が残る映画だった。 初動は伸びるだろうが、それ以降はどうだろう。 追記 単に演じてる女優が好きというレベルを超えて、「白石恵」というキャラがすごく好きなので、彼女を最終的に評価する表現が「人望がある」という、それこそ結婚式で言われそうなものすごく薄っぺらな表現だったことにもすごくひっかかった。他のキャラについては言及を控えるが、少なくとも脚本を書いた人間が白石にはほとんど愛着をもっていないことをうかがわせられた。 白石恵の10年間の成長、悲しみ、努力、苦悩 そういったものを全て含めて評価する表現が「人望がある」 ある意味、ものすごく大好きな作品世界を最後の最後でぶち壊しにされたといったら少し過言だが さらに、追加 すでに第一シーズンで提示され、なおかつ守らないことが引き起こす結果の重大さもきちんと表現されていた、「安全が確認されるまで、医師は現場に足を踏み入れてはならない」という原則が第三シーズンのみならず、この作品でも実に安易に無視されていたのもどうなんだろ 4dx 最低でした。どういうつもりで作ったかわからないが、これが4dx初体験でこんなもんだと思った人がいたらものすごく気の毒です。 どうして、こんな無茶なことしたんだろ。ヘリコプターの機内のシーンで風が吹きかかるとか 笑止 [映画館(邦画)] 7点(2018-07-28 13:12:48) |
51. 羊と鋼の森
ずいぶん難しい原作を選んでしまったなというのが正直な感想です。 原作ならあくまで文字での表現ですむわけですが、逆に映像化、音声化してしまって、調律前、調律後の音声を差異をきちんと表現できているのか、そしてそれをきちんと判別できる客がどれくらいいるのか。(恥をさらしますが、幼稚園小学校かけて黄バイエル終了直前まででやめた人間ですが、全く違いがわからなかった。私ぐらいのピアノとの接し方をした人間ですら、5人に一人いるかどうか。そしてこの映画での差異(自分は分からなかったけど、あるとしたら)をきちんと識別し、楽しめる客がどれくらいいたか。 もうひとつ、双子であるのと姉妹であるのとでは全く意味が違ってきます。 姉は好きな女優です。(ていうか、カルタ映画が好きすぎて、全出演者が絶対肯定の対象だから) 妹も初見ですけど、普通に可愛いかな。 しかしながら、キャスティングの都合で、双子を姉妹に改変するのはどうでしょう 物語への理解、リスペクトが十分感じられる脚本だから、製作サイドに、双子だからこその彼女たちの物語世界内での意味は理解できないわけはないと思われるんですが。 [映画館(邦画)] 6点(2018-06-25 22:31:59) |
52. 猫は抱くもの
《ネタバレ》 端的に言えば、エリカ様が劣化してて映画のいくつかの欠点を補えるだけのオーラ、パワーはないかなと。 もちろん十年来のファンだから綺麗だなと思えるカットもなくわないんだけど、険しい表情をされるとなんでこんなものを観るために手間と金を使ったと思うと、(ちょうど今観てる、同年代の朝ドラ、大河女優のMさんと比べるとひとしお) 演劇には疎い人間なので、表現方法、演出には批判を控えますけど、まずエリカ様の回想シーンの若作りがきつい、それからアイドル時代の曲のレベルが低すぎる。アイドル音楽舐めるなよ。 退屈で時計ばかり気になる映画鑑賞だった [映画館(邦画)] 6点(2018-06-25 21:41:23) |
53. 恋空
《ネタバレ》 封切り当時おそらく10回くらい見て、その少し後も何回かDVDで見て、その後は10年ぐらい見てなかったわけで、本当に久しぶりに見たわけだが、 とにかく恥ずかしい、とことん恥ずかしい、いたたまれないくらい恥ずかしい、何がっていうとこの大馬鹿映画をとことん肯定、擁護してネットで大喧嘩、批判的な記事を載せた新聞や週刊誌には数十分長々と抗議の電話をかけた当時の自分が。(さぞかし馬鹿だと思われただろうなあ) とにかくストーリーがくだらない。前編の8割くらいが美嘉のお花畑論理と、ヒロのヤンキー論理で進められる。 当人だけなら、まだ馬鹿な高校生で片付けられるのだが、両方の家族までそれに引っ張られるのがなんとも馬鹿らしくて。 美嘉のお父さん、とりあえず高校生の娘が孕まされたら、相手の男ぶん殴りましょうよ。(まあ、高橋ジョージ的にはそれがしづらいのはよくわかるw) ヒロの姉さん、強姦事件が起こったらとりあえず警察に届けさせましょうよ。 あとヒロと美嘉のキャラクターに全く魅力を感じないのもなまじっかリアリティがあるだけに逆に痛い。 ヒロはもともと頭が良いわけでもないし、いろんな意味で何も学んできてないのに、なんでもわかったつもりの根拠の無い自信いっぱいの馬鹿。 美嘉はひたすら弱い、なまじっかな育ちのよさが災いしてちょっと強引なタイプに会うと引きずり回される。(っていうか、とりあえず社長令嬢で慶応受かるだけの頭がある女の子と、先祖代々ドキュンみたいな少年が一緒に通う高校って、まあドラマなんかにもないわけじゃないがどんな設定やねんw) 絶えず受身意識被害者意識が強いから、自分のことだけで精一杯で相手の気持ちとか考える余裕がない。(あの慶大生の振りかたは酷かったな。ガッキーじゃなきゃ、背中から蹴飛ばしたいw、ガッキーが演じた役柄で一番すきなのは誰かと問われたら、コードブルーの白石、リーガルハイの黛、逃げ恥のみくりさん 相当迷うけど、嫌いなのはって聞かれたら、迷うことなくこの女。) これだけ、魅力がない二人が主人公ではね。 さんざん、貶したが実は難病部分は水準以上いってるんじゃないかと。特に死に行く彼氏に「死んだらどうなるんだろう」と問われて「空になる」って答える部分はおそらくストーリー部分で唯一好きな部分かな。 あとやっぱりガッキーのこの時点での可愛さ、いくら劣化知らずと言われるガッキーでもやはり今とこの時点を比べると悲しくなる。 音楽も 悪くない。 映画としては、本当にどうしようもないんだけど、ガッキーのPVとしては最高。台詞を消して見るわけにも行かないんで、ストーリーを一切無視してガッキーだけ楽しむBGVとしての存在価値はあるかと。 [DVD(邦画)] 7点(2018-06-20 18:08:30) |
54. ガールズ&パンツァー 最終章 第1話
登録、ありがとうございます。いや実は5chの感想スレに投稿したらあの形式で映画ってつっこまれたんで、こちらには登録は自重してたんですよ。 で、封切り2回観に行って、ブルーレイ特別版まで買った人間が言うことじゃないですけど、新鮮さに乏しいなあ。 新しい戦車、新しい仲間、新しい戦いこそでてくるもの、どれも今までのような魅かれるものを感じなくて。 いままで 通常版<アンティオ<劇場版 と上がってきたテンションがちょっと一時停止というのが正直な感想です。 ただ、モモちゃん留年報道みたいないつもの世界、いつもの仲間たちが繰り広げる雰囲気は楽しかったですけどね。 つか、2まだあああ ふた月に一回くらいのペースを予想してたんだけど まあ、自分が聖グロとプラウダびいきなんで特に欲求不満を感じたのかもしれませんけど。 追記、最初観に行った時、帰りのエスカレーターでポコを抱いた女の子を連れた親子連れとすれ違ったのが楽しかったです。 [映画館(邦画)] 6点(2018-05-12 17:53:25) |
55. ラプラスの魔女
《ネタバレ》 映画を観てつまらないと思ってもなかなか何がつまらないか明確に言えないのが通例だが、幸い今回はこの映画を観た直後にもう一本別の映画(カルタの映画、5回目w)を観た結果、つまらなさの原因が明確にわかった。 要は、人間が描けてないの一言につきる。最初にアイディアありきで、そのアイディアに基づいて犯罪が行われ、そして解決されるだけ。登場人物はそのアイディアを表現するためだけに存在してるだけで人間としての肉付けはほとんどなし。こんなもののどこに感情移入しろと。 もう一本の映画が「ちはや~ 太一 クイーン 肉まん君 名人! 机君 かなちゃん! ひょろ君 須藤先輩」って感じで本当に登場人物の一人一人に愛着を持てる映画だったのに対して、こちらは 「ああ、広瀬すず 目力強くていいなあ、綺麗だし、櫻井君でてるなあ、おっと少女漫画家がこちらでは映画監督か」 みたいな薄い薄い印象しか持てなかった。 あと、付け足すとキーパーソンに精神に異常を持つ人間を配するという手法、嫌いです。これこそ感情移入の全面否定以外のなにものでもない。 ストーリーに明確な破綻が無い以上、駄作とは言い切れないが、これほど観てる側になんの感慨ももたらさない映画も珍しい。 下の方は広瀬すずファンならとおっしゃたけど、ファンでもこれもう一回は苦痛ですよ、未消化のムビチケがあるからもう一回行くけど。 広瀬すずファンの同志にはお勧めします、ただし、映画を楽しみに行くんじゃなくて彼女を綺麗にとれているPVでも観に行くつもりで。 あと櫻井君のファンにはどうなんだろう、第三者的には彼、あまりいい状態で取れてないんだが 8点は広瀬映画の基本点です。あしからず 広瀬映画のノルマとしてというか。前回ポイント鑑賞でムビチケが手元に残ったので2度目の鑑賞 駄目だ、つまらないとわかってる映画をじっくりその駄目さ加減を確認しながらという鑑賞になりました。 まずはストーリー(原作読んでないんで軽々に原作批判は咲けます) もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も(過去同様に)全て見えているであろう。 — 『確率の解析的理論』1812年 という理論に基づいているわけなんですが、そもそも「量子論登場以後は、既に古いもの、とされることが多くなった世界観・パラダイム。」をわざわざ取り上げている滑稽さを突っ込むのはやめておくにしても、「データを解析できるだけの能力の知性」これを脳手術によって実現するのは、まああり得ないけどSF ファンタジーとしてはありです。 でも「全ての物質の力学的状態と力を知ることができ」 これは通常の人間の感覚とは全く次元の違うものじゃないでしょうか? 大気、気象の状態を「知ることができ」るのなら、架空であってもなんらかの理論づけをしてもわないと。少なくとも映画で表現されてるのはなんだかわかんないけど、すごい力で全く説得力がありません。嵐つながりでいえば、殺先生の方がまだ説得力がありましたよ。 あと、たまたま主人公 教授が監督と息子の容貌の類似に気がついた日が、ダウンバーストが発生する日であったというご都合主義には呆れかえてひっくり返りました。 ついで演出。 まず無意味なシーン、意味不明な時間配分 この映画においての主人公 教授の位置はたんなる語り部にすぎません。だったら講義シーン、研究室シーン ほとんど無駄では? 助手なんて存在自身が全くストーリーに関係ない無駄です。 あと、2度目の鑑賞だからこそ、言えることですが 監督のブログに基づく回想シーン。ミスリードのために必要なのは認めますが、 長い、ひたすら長い。全く架空の偽りの話にあれだけの時間配分を行う必要性が。 ダウンバースト一発で決着がついてしまうクライマックスもしょぼかったなあ [映画館(邦画)] 8点(2018-05-05 17:10:52) |
56. ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
《ネタバレ》 軍事に非常に興味があり、このあたりの歴史はある程度熟知してるつもりだったので、チャーチルが政界、特に身内の保守党で不人気だったこととか、党内で融和派が優勢だったこととか、とても新鮮で興味深かった。 感慨深かったのは国王。立憲君主としてあくまで政争の圏外にいたというのが常識による理解だったが、意外や意外、最初は毛嫌いしてたチャーチルをやがて反ヒトラーの同志と認め、友情まで築き支えていくとは!(親独的なこの人の兄さんが国王でなくて本当に良かったと思う。シンプソン夫人って、ブサイクでふしだらな人間としか思えないけど、あくまで結果としては人類にすごい貢献してるんですね、歴史って面白い) で、一番心をうたれたのが地下鉄の、ヒトラーとの講和の是非を尋ねたチャーチルに対する一般民衆の「never」の合唱。 基本的な知識に欠け、感情に流されがちな庶民の意見はポピュラリズムの一言で否定されるし、大概そうすることが正しいのだが、 しかし、本当に肝の本質的な部分においては、外交の駆け引きになれきったプロの政治家よりもよほどまともな意見を出すこともあるかもと。 多少は期待していたが、少し涙をにじませるほど感動するとは思わなかった。 綺麗な好みの女優さんが生き生きと動く姿や、派手な戦闘シーンと同じくらい政治的なやりとりの描写も大好きな自分を自覚した一日でした。 ブルーレイを購入して鑑賞。家での鑑賞はいろんなことを調べながら見れるというのだけはいい。 「橋の上のホラティウス」 ギリシャ古典かなにかと思ったら、ローマ史に基づく、イギリス人の詩でした。いい詩ですよ。一回是非ご一読を [映画館(字幕)] 10点(2018-04-02 19:17:53)(良:1票) |
57. ちはやふる 結び
自分の好きな女優をめでるだけの映画なら、文句なしに満点なのだが。 いかんせん、物語世界そのものが好きで広瀬すずが好きというより、綾瀬千早に魅かれるといったほうがより正確になる。 そういった立場からこの映画を観ると、この映画の大半は千早の物語ではなくて、太一の物語ではないのか? もちろん太一も嫌いなキャラクターではないんだが、やはり物語の中心は千早に持ってきてもらわないと。 さらに、脇役の一人太一に焦点をしぼってしまった結果、このドラマの長所だった他の脇役への描写が非常に薄く。 2年間も待ちに待った映画としてはひたすら物足りなさ感が強い。 この映画をキャストファン以外に勧める言葉に迷う。 期待の洋画のついでに4回目の鑑賞。ストーリーにはあまり心打たれず。特に名人の言動が唐突すぎてまるで説得力やらリアリティを感じ得ず。 たださあ、キャラクターが実にいいんだよねえ。自分は肉まん君、机君、奏ちゃんの3人がとても好きなので、親しい友達に再会できているような喜びが。 あと、なんのかんの言っても広瀬すずの美貌 こんな綺麗な女優のヲタやっててつくづく幸せだなと感じたので一点あげます 広瀬すずの別の映画の封切りがあったので、ついでに5回目、おそらくラストの映画館での鑑賞。 同じ女優の「三度目」と真逆で回数が重なるごとに愛着が高まる映画。今回は本当に大好きな世界に浸れているという至福感と共に、場面が進むごとにこの世界とお別れしなければならないのかという悲しさを伴う鑑賞でした。 あと、いささか自分でも気持ち悪いレベルに達していると思うが、広瀬すずのルックスが本当に好き、何十年も生きてきて、これほど芸能人のルックスに好感を持ったことはなかったと言える。ああいう顔をした人が身近にいなくて良かった、本当に。悪質なストーカーになりかねないw で、最初くさしたのに徐々にあがって10点 [映画館(邦画)] 10点(2018-03-17 21:11:47) |
58. 羊の木
《ネタバレ》 分類するとしたら、ファンタジー映画なのかな?クライマックスのけりのつけ方を見ればそう受け止めるのが自然でしょう。 しかしファンタジーだからといって現実的な部分まで適当であり得ない流れでいいのか? 市長といち課長が直結で、他には知らされないプロジェクトってなによ?w 予算はどうするんだよ。ていうか市長は独裁者かよw 自治体が身元引受人になるという発想そのものは悪くないが、それなりに責任を伴う以上しっかりした体制づくりが必要で、いち課長がごそごそ動いてどうにかなるレベルではない。 さらに同僚が上司のコンピューターを盗み見るというあまりに非常識な行動を取り、なおかつそれに基づいてプロジェクトを阻害しかねない行動をとっても(実際に阻害した)、全く何ら止めようとしない主人公もおかしい。 また6人の受け入れ先にも、警察にも「個人情報」の一言で前歴を知らさないというのも。受け入れ先に対しては、あまりに不誠実。もしも問題が発生して損害がおきたら(映画上では起きてるわけだが)、誰が責任をとるのか。市の職員に詰め腹を切らせてすむ話ではない。 警察に関しては、論外。考えても見てくださいな。彼らが性犯罪の前歴者だったとしても同様でいいのか?それこそ責任の所在がかなりの大問題になると思う。 これはあくまで自分の偏見かもしれないけれど、いったんファンタジー映画というくくりになってしまうと、もう「細かいことはどうでもいいんだよ」と、ご都合主義まるだしのまるで細部の詰めが甘い脚本が多すぎるような気がする。 (例えば、超有名なアニメでいうと、タイムスリップ、男女入れ替わりみたいな超常的な現象が起きている以上、娘がどのようにしてまるで説得力も根拠もない話で父親の市長を動かして行動をとらせたなんてことはどうでもいいんだよ、みたいなw) ファンタジーの名のもとのご都合主義的な脚本って、ファンタジーに対するひどい冒涜だと思うんだが。 と、ここまで思いっきりくさしたが、実は印象はさほど悪くない。もう一回なんかのついでがあれば観ても悪くないと思うほど。 木村さんのとんがった美女ぶり、優香さんの色気と巨乳w 映画を観るうえで女優要素がしめる割合が非常に高い自分としてはそこそこ楽しめた。 だから二人のファンだったら観にいってもいいかも。 [映画館(邦画)] 6点(2018-02-05 19:37:49)(良:1票) |
59. 嘘を愛する女
《ネタバレ》 映像を生み出す才能と物語を生み出す才能は全く別物だと思う。 どれほど映像の創造力に優れた監督であっても、物語を生み出す才能に関しては全く未知数なわけで。 どうしてある意味素人も同然の人間に脚本を書かせてしまうのかな? 通常のビジネス界では成果主義が当たり前になってる時代に、どうして映画という産業に関してだけはこんなゆるい、結果が悪くても誰も責任をとらないぬるい雰囲気が温存されてるのか理解できない。 出演している女優さんが目当ての長澤さんをはじめとしてほとんど全員、ある程度の好意を持ってるというありがたい映画でAUマンデー1100円を無駄にしたとは思わない。 男優さんの演技、映像の美しさも文句ない。 ただ(ここからひどいネタバレあり) 名前も職業も偽ってた男が、騙した女性との幸福な生活を小説に書いていたからといってそれが女性を深く感動させる愛情表現になるのか? 理解できない。おそらく感動するところなんだろうが、全く心に響かなかった。 もうひとつ、作品のキーポイントに精神に異常をきたした人間をおくのはものすごく安易だと思う、その人間に関してはリアリティ無視でどんな行動もとらせることができるから それから仕事に集中する姿をそこまで安易に否定していいんだろうか とにかく脚本の浅さが残念な映画 [映画館(邦画)] 6点(2018-01-23 20:54:23) |
60. 火花(2017)
最近、年齢のせいがこらえ性がなくなって、本当にくだらないものを見させられるとその場で席を立ちたくなって困る。 この映画の場合、コンビの解散時の、あの逆表現の漫才?もどきとそれを観客が白けも起こりもせずに感動して聞き入るという独りよがりのシーン、よくあんな恥ずかしい台本書いたものだ、あきれ返ってひっくり返る。そこに至るまでいっさい客との関係性を描かないでいてお前らがちゃちゃいれてくれたから(応援してくれたから) 不幸せだった(幸せだった)と涙ぼろぼろ流されても。 そもそも冒頭から違和感がきつすぎたのは神谷という存在。主人公が瞬間的にほれ込みあこがれついていく存在としての描写、エピソードが全くなかった。ただ、目の前には主人公が彼にほれ込みましたというそのまんまのストーリー展開がまるでト書きのように放り出されるだけ。 自分にとっては、この時点から白けがちの映画でした。 全く予備知識のない人間なので、有名な漫才師が書いた原作の映画化だから、売れない漫才家が苦闘、努力のすえのし上がっていく話かと想像して観に行ったのですが、結局漫才にほとんど興味もなければ、どうしてもこの世の中に必要とも思えない人間にとっては、全く意味のない漫才論?が延々と繰り返される退屈極まりない映画。 これほど限られた対象相手の映画を、メジャーでいっぱい箱や席とって上映しちゃうのってどうかと思われ 木村さんだけは良かったけど、彼女の映画、これで自分的には3連敗、ちょっとねえ もう少し作品を選んで出演してほしい [映画館(邦画)] 3点(2017-11-24 05:21:38) |