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フィンセントさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 202
性別 女性
自己紹介 閲覧&良票を入れて頂いた皆様ありがとうございます(*^-^*)
良票を頂けると励みになります!作品に対する意外なヨミと、読んでいて楽しいレビューを心がけています。楽しんでいただければ幸いです☆

ジャンルを問わず鑑賞していますが、ホラーを観るときは手で目を覆って指の隙間から観ますw

★好きな俳優★
M.ファスベンダー、E.マクレガー、J.ロウ、D.クレイグ、O.ブルーム、ジョナサン・リース=マイヤーズ・・・・・はい、そうです。イギリス俳優好きですw
さらには、ドナルド・サザーランド、S.ブシェミ、M.フリーマン、フランコ・ネロ、B.ウィリス、H.ジャックマン、C.イーストウッド、女性では、ユマ・サーマン、M.ジョヴォビッチ、C.セロン、A.セイフライド・・・などが好きです。

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81.  死霊のはらわた(2013) 《ネタバレ》 
オリジナルより好きですよ。「死霊のはらわた、オリジナルがいい?リメイクがいい?」というのは永遠に意見が分かれ続けるテーマですね。  オリジナルのほうが疾走感あるという意見も多いわけですが、私からすれば、”森に、窓の外に、ケムリもくもく・・・月に白いモヤがモコモコ・・・”って、こっちがモヤモヤしてきてしまう場面ばっかりで、もうだるいのなんのって、1,5倍速でなんとか見れたという感じでした。  対してリメイク版は、1,5倍だと早すぎて画面見づらいと思うくらい各場面の緊張感や疾走感はすごかったです。いろいろなホラー映画の要素をミックスしている感はあるものの、スタイリッシュにまとめあげているので、有能なDJがヒット曲をノンストップリミックスしたCDのような感じで、けして否定的には感じません。  薬物治療で森にこもるという設定も、薬物依存の子が最初に悪魔にとりつかれても、仲間達は「禁断症状だから仕方ない」と、深刻に受け止めず放置して状況を悪化させるというナチュラルな展開にするうえで、なかなか上手い設定で。   本の呪文を紙でこすって浮き上がらせつつ、わざわざ声に出して唱えちゃう彼はIQがかなり低いわけすが、いやいやそれをいうならオリジナル版でテープレコーダーに呪文を録音した人も「これから呪文を読むがこれをこのまま再生すればヤバイことが起きるので避けたい場合はここでストップしてください。では読みます・・・ウンタラカンタラー」と録音すればいいのに、再生する人のことも考えずいきなり呪文朗読突入~!!!ってのも相当IQ低いですよ。  (それはもう、みんなのシネマレビューで、ネタバレマークがないのに、ネタバレ感想文読まされたくらいの痛手ですよ。)  ホラーに笑いも求めるひとはオリジナル、シビアなゴア表現のみを求めるひとはリメイクをお勧めします。まぁ、いうほど私、オリジナルで笑った覚えはないんですけどネ。(オリジナルの”煙”場面の多さに、あきれ笑いはしたけど)
[DVD(字幕)] 9点(2020-08-29 22:41:47)(良:1票)
82.  ミッドナイト・イン・パリ 《ネタバレ》 
未来が不安になるような気の合わないフィアンセ、過去の世界に生きたがってついていきにくい美女、旅先で出逢った今を生きながら一緒に楽しめそうな骨董屋の娘。  この選択肢で”正しく”、”現実的な”選択肢である骨董屋の娘を選んでいただき誠にありがとうございます的なキモチのいいオチ。  「婚約者とこのまま結婚していいものだろうか?」と迷う主人公の心の動きを描いた作品は数多くある。  そんな中で、珍妙なタイムスリップ要素を入れた本作は、なかなか異色の名作だと思う。  ついでに「芸術好きな人じゃないと楽しめない」との意見が多い中、ごめんなさい、芸術好きなのでそこも楽しんでしまいました…。  (逆に私、スポーツ好きじゃないのでスポーツが出てくる映画は楽しめないんです。だから許して笑)  作家群はいまいち知りませんが、画家群は全員性格も分かってたので、登場するたびに面白かった。  ピカソ、ダリ、ゴーギャン、ロートレック…  特にゴーギャンがマリオンを秒で口説いてたあたりは、彼が妻子をほっぽってタヒチに移住し、現地の13歳やら14歳の女子をかたっぱしから現地妻にしてたり、持参したポルノ写真を展示して”ゴーギャンの秘宝館”を作った絶倫エロおやじであることを知っている者としては、ウケる部分が大きかった。  あとタイムスリップするにあたって、本人が行きたい時代に行けちゃう都合のいいシステムもいいですね。  ギルが行きたかった時代にいたマリオンは、ベルエポックの時代に行きたがっていて、そうしたら馬車がやってきてベルエポックの時代へ…って笑  となると、ギルを尾行していた探偵がフランス王朝時代に行っちゃったってことは、あの地味な探偵は煌びやかなフランス王朝時代に憧れてたんだと思うとウケる笑   …といろいろ言いながらも、じゃぁまた見たいですかと言われたら別に見なくてもいいや程度なので5点となります。あしからず。  ムード重視のファンタジー・ラブストーリー映画。
[DVD(字幕)] 5点(2020-08-29 17:53:30)(良:2票)
83.  ブレードランナー/ファイナル・カット
レプリだって恋をするんだ!  レプリだって長生きしたいんだ!  そんなレプリの悲哀感を、”夜”、”雨”、”ネオンの光”…の中でシンプルに描いた作品。   逆光を多用し、たばこや立ち込めるスモークや、水に濡れた床や地面に反射するネオンの光など、光を巧みに操り、ひたすら美しい場面作りに終始している。  一番気に入っているのはJFセバスチャンの怪し過ぎるお部屋。 不気味な人形、小人症の方の演じるナゾのロボット…どれもアートの香りがしてたまらない。  CG技術のない時代のSFの方が、昨今のCGばりばりのSF映画より面白いものが沢山ある。  「エイリアン」、「スターウォーズ・エピソード4」そして「ブレードランナー」等。  実に、レトロかっこいい。  あちこちに出てくる、へんちくりんな日本文化…つまり、外国映画でよくやらかされちまう”中国と日本の文化を一緒にすんな”的なものが随所に出てきて、それはそれで、混沌とした感じが面白いではないか。   強力わかもと!!
[DVD(字幕)] 7点(2020-08-28 17:41:02)
84.  リミットレス 《ネタバレ》 
主人公の男が、薬を元嫁の弟の家から大量にかっさらっていったら、まず最初に  「この在庫がなくなったらもう入手先はない。ずっと常用したいから、どうしたら増やせるか?」って考えるべきだと思う。  頭が冴え渡ってない私でもすぐそう考えるのに、なぜそこに思いが至らず、デニーロとの重要な会合の時にお薬ケチって飲まなくてドジふんだり、チンピラに「薬よこせやい」って言われた時に薬がなくてされるがままにメタメタにされてるのか、シラケてしまう場面が多い。  その最たるものは、常に持ち歩けるように特注スーツに、隠しポケットを作れって頼んだのに、全然隠しポケットじゃなくて普通の内ポケットになってるところ。  そりゃ、そんな分かりやすい普通の内ポケットの位置になってたら、薬持ってかれるに決まってますやん笑  普通隠しポケットっていったら、襟をぺろっとめくった襟の内側(背中側)とかにしますがな。   そんなこんなで、話を展開させるために、”おマヌケ場面”がたびたび登場するのが、ちょっと…っていう映画。  テンポはいいので最後まで見きれたけれど、また見たいかといえば、そこまで中毒性のない内容ですね。
[DVD(字幕)] 4点(2020-08-28 17:19:23)
85.  ドント・ブリーズ 《ネタバレ》 
主人公とおじいちゃんとの攻防の流れは、いたってありきたり。  あともうちょっとのところで、おじいちゃんに捕まってアアアアア・・・とかもう見飽きる。 最初の1名はけっこう早めに死んだけど、残り2名とおじいちゃんはストーリーをひっぱるためにほぼ不死身という設定もなんかキツイ。殺されたと思っても「ま、どーせまた起き上がるんだろ」ってなる。  これじゃまるでゲーム版「バイオハザード7」のジャックおじさん。(分かる人だけ分かる)  屋外に出るのに、いちいちカギでどうにかしようとしないで窓ぶちやぶって出ろやとか、突っ込みどころがテンコモリなのだけど、その中でも特に、おじいちゃんが、赤ちゃん産ませたら開放するとか言ってるけど、あんなボロ家で盲目の1人暮らしでいつクタバってもおかしくないキチガイジジイがどうやって1人で子供育てるんだ? シンプルに謎。  殺戮シーンもぜんぜん怖くないからホラーって感じでもないし。  サムライミが製作してても、ハズレはあるんですね。
[インターネット(字幕)] 1点(2020-08-24 22:02:46)
86.  バートン・フィンク 《ネタバレ》 
壁紙がペロ~ンとめくれた時、生皮を剥がしたような、血まみれの筋肉みたいな感じが気持ち悪い。  スティーブ・ブシェミの出番がホテルの受付中だけなのが寂しい。  だいたいそんな感じの映画。
[DVD(字幕)] 1点(2020-08-24 22:00:26)
87.  ブルーベルベット 《ネタバレ》 
清純なお嬢様とは真剣にお付き合い、でも既婚のセクシーでお股を簡単に開く女ともエッチしたい、そして最終的には、浮気がバレても許されてハッピーな生活をお嬢様と送りたい…  そんな男の都合のいいロマンを見た気分で、嫌悪感いっぱいでしたね。   私はエロい人間でハードなSMもどんとこいっていう類の人間なので、劇中の「ぶって」とか「いじめて」のセリフも安直で稚拙に感じて、ぜんぜん刺激的に思わない。暴力シーンも、中途半端な感じ。   出陣前に呼吸器でスーハ―して目がランランとするデニスホッパーの狂った感じの演技は、出陣前に「レオン」のお薬ガリっと噛んで目がイッちゃうゲイリーオールドマンぽくて、唯一良い演出だと思いました。
[DVD(字幕)] 1点(2020-08-23 23:00:41)
88.  イレイザーヘッド 《ネタバレ》 
よくもまぁここまで気持ち悪いシーンのオンパレードを作れるなと感心してしまうほど、気持ち悪い。  こういう気持ち悪いシーンの絵コンテをひたすた毎日書き溜めてるリンチ、まぢ変態。  一人で脚本も特撮も美術も音楽も監督もやったオナニー作品。  変態オナニープレーを見て興奮できる人と、できない人の差が、評価の分かれ目だろう。  「エレファントマン」が気に入ってリンチを知った人間だが、「イレイザーヘッド」を見ると、エレファントマンという題材を選んだのは、イレイザーヘッドで描いた”奇形”、”皮膚病”という彼好みのモチーフを、万人受けするものに昇華させて、今後の作品の製作費を手に入れるためだったのではと思ってしまう。  「エレファントマン」は人間性とか、死生観とか、偽善と善意とは…とか、考えさせられることが多く滋味深い作品だった。  しかし「イレイザーヘッド」は、ただただキモイ。  あの奇形の赤ちゃんの包帯を切って内蔵をぶちゅぶちゅ潰すシーンとか、ほんと記憶に残っちゃって、慰謝料くださいっていうレベル。
[DVD(字幕)] 0点(2020-08-23 22:35:00)
89.  ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ 《ネタバレ》 
デルトロの父性が出まくりだと感じる作品。  イサベルを輸送中(まだ偽装工作計画の中止になる前)に、後部座席でイサベルの顔を見つめながらわずかな微笑を浮かべたデルトロの目が、父が娘を見るそれであったことは見逃せない。  ラストシーンは、デルトロがミゲル相手に何やらお説教タイムが始まりそうなムードで終わったが、それも父として  「コメカミじゃなくてホッペタ狙って本気で人間を殺せないお前は、暗殺者にはなれないし、根っからのワルになれないお前は、もう組織から足を洗ったらどうなんだ?」  と息子を諭す父親の醸し出すムードそのものだ。    父が思春期の子供たちとせめぎ合うボーダーライン。そんな映画。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-07-24 15:35:49)
90.  ベイマックス 《ネタバレ》 
ベイマックスが自分がこの世から消えるのを承知でヒロを生かすために身を滅ぼすシーンで、次女(小6)が号泣していたが、私はそれほどでもなかった。  ベイマックスって、かわいいが、しょせんロボットやんという冷めた心があったのかも。   ベイマックスのする事なすことはすべて、ヒロの兄がディスクに書き込んだプログラムによる作動でしかないし、優しさやスキンシップも大切なひとを失った人のケアの仕方をパソコン経由で自主バージョンアップしたり、つまり、ヒロにみせるすべての言動は、ベイマックスの感情ではなく”感情風”なのだと思うと「面白~い」とはおもえても「泣けるぅぅぅ」とまではいかない。   あと日本語ではベイマックスはケアした後に「あなたは大丈夫ですか?」と聞くのだけど(そしてケアした相手が「大丈夫だよ」と言うとミッションコンプリートになって充電用ケースに戻るのだけど)英語で視聴すると、ベイマックスは「Are you satisfied?(あなたは満足しましたか?」って聞き、ヒロが「I'm satisfied」と言うとミッションコンプリートとなる。   私の場合、その”満足”っていうワードが、CMでよくある「顧客満足度ナンバー1!」みたいな、サービス業者みたいな感じで、どうも安っぽく、企業的なノリのベイマックスに感情移入することに違和感があったのもあるだろう。   使用後のご感想は1から10で言うとどれに該当しますか? アンケートのご協力ありがとうございます。 今後の顧客サービス向上のためこのデータを利用させていただきます。的な。  ベイマックスはいったん滅ぶものの最後の場面では、ヒロを救うために放った自分の”ロボ手”にハードディスクを握らせてあって、ヒロがベイマックスの外側を作り直して、そのハードディスクを入れて、はいベイマックス復活♪みたいになっちゃったのも、少ししらける。  「ローマの休日」のアン王女と新聞記者が、最後はそのまま駆け落ちして二人の愛をまっとうしちゃったみたいなストーリーを見せられたような気分だ。   ピクサーは、「インサイド・ヘッド」でリンボンを、命を賭して友を救うという泣けるキャラを投入する勇気があるのだから、ベイマックスを復活させないという筋書きの選択肢は不可能ではなかったと思う。  リンボンはサブキャラだから消してもいいけど、ベイマックスはメインキャラだから消せないという判断だったのだろうが、結果としては私は復活前提で消えたベイマックスでは泣けず、二度と戻れないのを覚悟で消えたリンボンは毎度見るたびに号泣、である。  それに「リメンバーミー」でもほら。。。(ネタバレになるので自重)  ベイマックスはベイマックスが主人公のようでいて、実際の原語タイトルは「Big Hero 6」なのだから、あくまでもベイマックスは主人公ヒロの相棒であって、どうしても途中で抹殺しちゃいけないキャラではないはず。  命は1回きりだからこそ、身を滅ぼして誰かを救うことに価値があり、人を感動させるものではないだろうか?   そして、あれだけ泣いた次女だが、見終わったら 「でもヒロたちは仮面男をやっつけるのにあんな面倒なパワースーツとかベイマックスのバージョンアップするより、マイクロボットを倍の数作って対抗すればよかったじゃんね?」と、これまた冷めたことを言っていた。  私としては、キャラハンの娘を危険にさらし、キャラハン教授を鬼に変え、ヒロの兄が巻き添え爆死する状況を作った、そのそもそもの大凶源クレイが、結局そんな大打撃受けないまま終了しているところに”これでいいのか”感がいっぱいである。  とはいえ、全体としては無難にまとめたダイナミックな映像。  結局ディズニーピクサーはどんな話でもこういうアクション的要素はどこかにすべりこませてくるので、チカラワザで7点をつけさせられた感はいなめないが。  最後に。ゴーゴー・トマゴという名前が「キルビル」のゴーゴー・ユウバリを彷彿させたのだが、英語圏ではゴーゴー・ナントカっていう名前がけっこうあるのだろうか?
[DVD(吹替)] 7点(2020-07-21 20:23:32)(良:2票)
91.  アリス・イン・ワンダーランド 《ネタバレ》 
まぁもともとアリスの原作も、ナンセンスで意味不明なわけなので、この映画の中身も意味不明で構いません。  ヘレナ・ボナム=カーター、若い頃に「眺めのいい部屋」のお嬢様役とか「十二夜」のお姫様役をやっていた当時の姿が私の彼女のデフォルトイメージなので、バートンと事実婚状態になってからはすっかりバートン色に毒々しく染められているなぁと、バートン映画に出ている彼女を見るたびに思う。  アカデミー賞でも美術賞と視覚効果賞を受賞しただけあって、この映画は中身ではなく、映像のユニークさを楽しむものだと思います。  赤の女王の顔にしてもそう。
[DVD(字幕)] 4点(2020-06-19 13:16:26)
92.  刑事ジョン・ブック/目撃者 《ネタバレ》 
サスペンスの面については、とてもシンプルで分かりやすい話。  悪い警察官たちのしでかした事件といい、バレないようにしようと立ちまわる振る舞いといい、やることなすこと”悪徳警察官”の典型的なパターン。 でもこの映画の年代だからこそ許せるような、古き良き時代の映画感がなんだか落ち着きますね。  ただ、レイチェルはアーミッシュを離れてブックと一緒になってほしかったなぁ。  あのなんか性悪そうで、エロそうな男がレイチェルと狙ってそうで、どう考えてもレイチェル母子を幸せにしなさそうなタイプだし、残された彼女と息子の将来が気の毒で。  あの男の存在がなければ、まだよかったんですけど、なんか、そこがひっかかって、気持ち良いラストではなかった  そもそもあの男、映画の中で必要なキャラとも思えず、存在感が微妙だし。   ラブストーリーの後味の悪さで、5点。もし二人がくっついてたら9点はいけてた。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-06-19 11:45:13)
93.  ハイ・クライムズ 《ネタバレ》 
ラストのモーガンフリーマンとの未来をにおわせる終わり方はちょっと…どうなのか?  あれだけ子供を欲しがってた彼女が、事故で流産して、あげくに夫の正体を知って、夫を失って…そして旧姓に戻って第二の人生を歩むにあたって、助けてくれた弁護士と共同で仕事をするっていうのは設定としてはいいと思う。  でもそれなら、彼女がその弁護士と将来的には仲良くなって子供も授かって、幸せをつかむかもっていうイメージのハッピーエンドのほうがいいのではないか。  そうしないと、あれだけ子供欲しがってたり、子供流産して嘆いてきた名演技が、意味がなくなる。   となると、弁護士役は、彼女に近い年齢でイケメンでなくてはならない。  じゃぁこの映画で、この弁護士役をモーガン以外にやらせてもこの映画はおもしろくなるか?  といわれると、いや、それは無理でしょう。  そんなジレンマ映画。
[DVD(字幕)] 5点(2020-06-08 11:16:25)
94.  ダンケルク(2017) 《ネタバレ》 
30万人の決死の脱出作戦。  でもいまいち心に迫るものがないのは、脱出に失敗して沈没したりして命を落とした人たちの描写がライト過ぎるから。  上空からとらえた、海上で転覆しつつある船の様子とか、すでに転覆した船の上で座り込んでる兵士とか、そういうライトな描写で”沈没被害”を描くことが多すぎるのだ。  実際に魚雷が当たって転覆していく様子も描かれたが、いまいち兵士たちの悲惨さが描き足りない。  空爆されてボーンって兵士が飛ばされでも、兵士の腕や足がバラバラになって飛んでくることはないし。 イギリスの民間船に乗ってたあの17歳の少年の頭からの出血も、オランダの船の中に潜んでいた兵士たちが船の外から銃撃された時の出血も、ほんのわずか。  会場で放り出されて船からもれた重油にまみれて、そこに戦闘機が墜落して体に火がついてタイヘンだぁ~っていう場面の迫力もいまいち。 顔が燃えてケロイドになって蕩けていくみたいなCGを使うこともないので、火の向こう側で「うわ~」って顔してる姿しか見えないから、リアリティがない。  それじゃぁ代わりに、登場人物に深みがあって、感情移入できるかといえば、それもない。  イギリス人の民間船を出したオジちゃんも、ずっと桟橋に立ちっぱなしのケネスおじさんも、存在感勝負ってかんじ。   思い出せるのは、2つだけ。 上空からとらえた広大な海。太陽の光で美しく光る海。 そして、蛾みたいな模様のイギリスの戦闘機。   ノーランにしては珍しく、ノンヒット・ノーランの作品。
[DVD(字幕)] 3点(2020-06-05 16:54:34)(良:1票)
95.  チェンジング・レーン 《ネタバレ》 
「ファイル返さないなら口座凍結すっぞ!」  「口座凍結をするならファイル返さねっぞ!」   このやり合いで2時間引っ張るわけですが、そもそも接触事故起こした時点で、サミュエルはもう裁判に間に合ってないんじゃないですか。  すぐ裁判所に電話して事情話して、警察呼んで事故証明書類出してもらって…ってすれば、もっとすべて穏便に終わってた(映画も10分で終わってた笑)と思う時点でもうアウトかと。  なぜいちいちそう遠回りをするんだろうと思うようなもどかしさ。
[DVD(字幕)] 3点(2020-06-02 15:05:20)
96.  トレヴィの泉で二度目の恋を 《ネタバレ》 
シャーリーマクレーンの、口のまわりのシワシワとか、もともとちっちゃかったオメメが、年を重ねてますますちっこくなってるとか、「甘い生活」の再現シーンで見せる、がっつり太くてでも枯れ木のようにシワシワで水分のない二の腕とか、とにかくもうシャーリーの姿が痛すぎて、そればかりに気がいってしまった。   おいらくの恋を描いた作品はいろいろあるが、男性については何歳になってもダンディ度が上がるだけであまり痛さを感じない。 実際のところ、アラ還俳優でいえば、ジョージクルーニーは17歳下の女性と結婚しちゃえるくらい魅力は衰えてないわけだし、ブルースウィリスは23歳年下、アレックボールドウィンは26歳年下、70歳前後の俳優でいえば、ハリソンフォードは23歳年下、リチャードギアは34歳年下の女性と結婚できるくらいイケ続けてる。(ギアなんて68歳で子供まで生まれるとかどういう肉体)  しかし女についていえば、60を超えてしまえば、お年寄り同士の当人達がよければすべてヨシみたいな恋愛はもちろんあるだろうし否定はしないけど、やっぱりシャーリーおばあさんの水分の抜け切った枯れ木の二の腕や、スリットからのぞく枯れ木のような太い足を見て、寒気がゾワゾワしないではいられない。  「ジュリエットからの手紙」という私が好きな映画でも、60超えのおばあさんの恋が描かれているが、こちらはフィジカルな面をいっさい前面に出していないため、とてもすがすがしく見られた。  しかしながらこの映画は、シャーリーの肉体やら、イチャイチャを、おりゃおりゃと画面上で見せられて、まるで水分が抜け切ったマドレーヌを皿に乗せて目の前に置かれ「さぁどうぞ」とニコニコされているような、とにかく”受け付けない感”が半端なかった。  シャーリーのかわいらしさは健在であることは認めるから、ここまで肉体をさらさないでも彼女の魅力を引き出せるいい台本が作れなかったのかなと思う。  あと、プラマーにとっては彼女が二度目の恋かもしれないが、シャーリーにとってはプラマーは二度目の恋じゃないことは間違いないと思う。日本語タイトルの不覚。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-06-01 00:06:53)
97.  バニラ・スカイ 《ネタバレ》 
えっ…これってバッドエンド?  トム・クルーズは、「夢から覚めて現実を生きるのだ」って言ってビルから飛び降りましたが、その後真っ暗の画面で  「open your eyes…」って女性の声がしましたよね。  あれってペネロペの声ですけど、もう彼女は150年前の人で既に死んでるわけで、トムに声をかけられるわけがない。   冒頭でキャメロン・ディアスが「open your eyes…」って自分の声を録音したのをトムの部屋で自動再生させていたのと被らせていて面白いなと思いますが、キャメロン・ディアスが言っていたのは純粋に朝起こさせるためのものだったのに対して、ラストシーンでペネロペが囁いていたのは、結局トムは現実世界で生きることは不可能で契約通り永遠に冷凍保存状態のまま夢を見せられ続けることになっていて、”夢からさめる”選択をしたトムを、夢からさめたという形で結局夢の世界に沈める(そして、目覚めるにあたって、愛しいペネロペの声で起こす)っていうことなんだと思います。   おそらく、あの夢の継ぎ目の場面に戻されて、それ以降の悪夢は消去。今度こそ修理済みのシステムで、ペネロペと幸せになる夢を見るのではないかと。   どんな災害でもこのシステムは壊れないということなので、永遠に目覚めることができず夢だけ見せられ続けるなんて、ちょっと想像するだけでオソロシイ。  現実逃避のツケは大きいという教訓と、チャーミングすぎるペネロペがズルい作品。
[DVD(字幕)] 6点(2020-05-31 17:29:27)
98.  ダイバージェント 《ネタバレ》 
この作品には「高潔」がいるのに「博学」の暴走を批判するという描写はなく、「平和」がいるのに「博学」と「無欲」の争いを憂えるという描写もない。  5種類のケーキを買ってきたのに、3個だけ食べて2個冷蔵庫にしまったまま腐らせたというのと同じくらい、素材の料理方法がヘタくそです。  そして一番アウトだったのが、前半にたっぷり時間をさいて描く「勇敢」のスポ根ドラマ。  同期生との友情、ステキな先輩との淡い恋、厳しい訓練、鬼教官、ライバルのイジメ・・・。 そこのところは、まったくスキなく完璧に描ききっています。(スポ根に興味のない私なので、だるさが尋常ではありません。)  そしてようやくスポ根攻めが終わったとホっとしたのも束の間、後半ではノンストップ”ツッコミ場面攻め”が襲ってきます。  まるでバレー部の鬼コーチが部員である私にレシーブ練習で”ツッコミ場面”という名のボールを次々容赦なく叩きつけてくるように。  そう、結局この映画は”退屈”なトレーニングを途中で投げ出さない忍耐力を鍛え抜いてくれる、ガチのスポ根映画だったのです。たぶんな。
[DVD(字幕)] 1点(2020-04-01 23:03:26)(笑:1票)
99.  女と男の観覧車 《ネタバレ》 
ヒロインの女性、元3流舞台女優という設定だが、そこがすごくウマイと思う。  芸術に関わる人間っていうのは、人間として魅力的だが、同時に”わがまま”で、”自己中心的”で、”感情的”で、そして、”倫理観に乏しい”。  でも、それが実は魅力でもある。 芸術家たちに破天荒なひとが多く、同時に異性のエピソードが多いのはそのせいだろう。 (ピカソとか、ゴーギャンとか、クリムトとか、・・・)  ヒロインは、最初の結婚時に、不倫をして、夫を悲しませて子連れシングルマザーとなった。 釣りなんて興味なんてないのに、今の夫と結婚するために興味あるふりをして再婚した。 そのようなムリのある結婚がうまくいくわけもなく、彼女は海のライフセーバーの男が劇作家志望だと知って、あっというまに年下男に打ち解けて、将来の再婚相手とさえ妄想に走ってしまう。  夫への罪悪感なし。 ライフセーバーが夫の娘に気があるのを知ると、彼女に嫉妬の炎を燃え上がらせる。 彼との再婚を望む気持ちが前のめりになり、高価な誕生日プレゼントを渡して引かれてしまえば彼の前でブチギレる。  息子の放火グセを治そうとカウンセリングに通わせるが、そのお金は夫のお金を盗んで使う。 ライフセーバーとのデートの約束優先で、息子をひとりでカウンセリングへ行かせちゃって、息子は二の次に。  こうして整理してみれば、この映画の中でヒロインはどうしようもないほどのクズっぷりであるが、なんだろう、この女性像の悲壮感。  これだけダメダメ女房なのに、ケンカしたあとに自分から折れてやった夫は彼女に「今度釣り一緒いくか?」と声をかける。 彼女は、いろいろもがいてきたけど結局このパっとしない話しも合わない中年夫とうまくやっていくのが残された唯一の道なんだと悟って「YES」と答えるのかと思いきや、それでも「NO」とつきつけて、この映画は幕を閉じる。  「あぁ、こうして彼女はこの狭い土地の中で、これからもずっと、話しの合う若い男性と出会って不毛な関係を結んでは、また相手を失って偏頭痛とお酒とヒステリーを繰り返すんだな・・・」と、なんともいえない閉塞感。  でも、とても現実的な話で、彼女の家の前で来る日も来る日もグルグルと回る観覧車のように、こういう出会いと別れのパターンをグルグルと回り続ける無限ループに囚われもがき続ける人たちはこの世界にたくさんいるのだろう。(特に芸術家タイプ)  だからからこそ、このような作品が生み出され、共感する人も多いのだと思う。  ウッディ・アレンのリアル恋愛劇は、いつもヒリヒリさせる。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-04-01 22:58:56)(良:1票)
100.  ジョジョ・ラビット 《ネタバレ》 
これは見事なる子供のロマコメ映画。  恋をまだよくしらないジョジョと、彼の家にかくまわれた、彼氏がいる年上のユダヤ女。  ジョジョが「どこに住んでるか絵を描いて」といえば、彼女はジョジョの顔を描く。  「これ僕じゃん!」って言うと「そこに住んでるのよ」と応える彼女。  ふたりの未来を予言するかのように、たしかにジョジョの脳内にはユダヤ女が住み始めるのだ。  彼が彼女を好きになっていくプロセスは、彼女に偽の彼氏からの手紙を書いて、彼女に彼氏をあきらめさせようとしたり、ユダヤ狩の男が見つけたお絵かき帳に、彼氏が八つ裂きの刑(人間大砲の球にされたり)になっている絵が書かれているところから伝わってくる。  (おなかにチョウチョひらひらは、分かりやすすぎ笑)  でも彼は、ユダヤがどう悪いのかいまいち分かってない。 とりあえず、ヒトラーがそういってるから、そうなんだ、くらいのレベル。  だって地下活動している母親が、身分を隠すために息子をヒトラーに心酔してる子にしたてあげてるだけなんだもの。    で、ジョジョの「彼女がユダヤじゃなければ隠さずに付き合えるのに・・・」というもどかしい思いは、ラストあたりで戦争終結したあとのセリフでよくわかる。  隠し扉のむこうで彼女が「どっちが勝ったの?と聞いて来た時に  「僕たちが勝った。ドイツだよ。」と答えたことで。    つまり、「彼女がドイツ人だったらいいのに」という願望だ。  とにかく、子供の脳内はシンプル。  「なんかいつも近くにいるこのねーちゃん好き。」 「彼氏がいるなら、あきらめて僕を好きになって!」 「ユダヤじゃなけえば、堂々とつきあえるのになぁ~」  そんなものである。 でも子供の恋なんでのはそもそもそんなものなので、これでOK。そして楽しく微笑ましい。  最後にドアの外に出た彼女が、彼をひっぱたいたとき  「あ、彼と一緒にパリにいくっていうのは、この家を出るためのうそだったか。」と一瞬思った。 実際そうかもしれない。 でも、そのあと「どうするのこれから?」と聞かれたあとに、彼女が体を「どうしよっかな~」と迷うように左右に動かす動作から次第に踊るようなかんじにあなるに従って  「まいった!」の一言、なんてキュートなエンディング。   母親のスカヨハが首吊りされたのは残念だったけれど、彼女が生きてたら戦後は、ユダヤ人の孤児をあずかってくれる家に連れていかれて、ふたりはもう逢えなくなっていたはず。  だからこそ、ふたりが手を取り合いパリへ行くといハッピーエンドを作るために、ふたりの恋愛成就のために、母は首吊りされなけえばならぬのであった。   首吊りされたのが顔を見ずとも観客も「母だ」と分かるあの靴。  あの靴で、どこかの階段の近くで母が語った、愛の偉大さ。 そして部屋で見せてくれた「愛のダンス」。それらが伏線となり、エンディングの二人の愛のダンスの感動が際立った。  ユダヤの血が入ったタイカ監督も、アホっぽいヒトラーを演じて、この映画でアカデミー賞脚色部門でオスカーをもらって、ヒトラーへの仕返しも充分果たせたといえよう。
[映画館(字幕)] 9点(2020-02-11 17:38:43)
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