1. THE FIRST SLAM DUNK
《ネタバレ》 最高だった。 始まりから終わりまで、見たこともあるし、結果を知っている試合なのに、固唾をのんで見守った。 この数十年のいろんなものをひっくるめて、自分にとっては、今後何を見てもこれを超える映画はないかもしれない。 [映画館(邦画)] 10点(2023-03-22 22:23:19) |
2. ぐるりのこと。
《ネタバレ》 しみる映画。静かなドラマの中で、法廷画家という要素で世相と時の流れを表現してるのがいいアクセントになっている。 リリー・フランキーが描いた娘の顔がエンディングで再び映し出されて泣けた。 [インターネット(邦画)] 10点(2019-10-09 08:53:50) |
3. カメラを止めるな!
《ネタバレ》 ネタバレなしで鑑賞できたので、とても楽しめた。複線回収が完璧にできてて、非常にいいコメディでした。 [インターネット(邦画)] 10点(2019-05-03 23:14:57)(笑:1票) |
4. デッドプール2
《ネタバレ》 グロくて、下品で、バカっぽくて、ヒーローっぽくなくて、ブラックなんだけど、きちんと愛を描いているから感動できる。ラストの過去改変も、ご都合主義が気持ちよくて、最高なクソ脚本でした。1より好き。 [インターネット(字幕)] 10点(2019-05-02 23:08:47) |
5. クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
《ネタバレ》 もうすぐ3歳児の父ですが、深夜にひとりで鑑賞。 ひとりで見てよかったと思うほどボロッボロに泣けてしょうがなかった。ロボとーちゃんの心はまぎれもなく父であり、野原ひろしそのものであり、その死は子どもとの別れそのもの。そうだよなあ、ロボとーちゃんだって、ずっと家族を守りたいよなあ、ずっと一緒にいたいよなあ、しんのすけやひまの成長を見守りたかったよなあ……。 しんのすけが最後までロボとーちゃんを愛してくれたのが、本当に救いだった。個人的にクレしん映画で最高の名作。 [DVD(邦画)] 10点(2014-12-10 02:15:39) |
6. おおかみこどもの雨と雪
《ネタバレ》 自分が親かどうかとか、子供がいるかどうかとか、子供の年齢などによって、評価が変わってくる作品だと思います。ストーリーがどうとかより、「子どもを愛している」という一番大事なことをきちんと素直に表現しているところが好き。エンディングの「おかあさんの唄」も素晴らしい歌。 [DVD(邦画)] 10点(2014-08-18 02:23:37)(良:1票) |
7. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
《ネタバレ》 今更鑑賞。リアルタイムでTVシリーズや劇場版を見てきた人間としては、「破」の真っ直ぐすぎる焼き直しに違和感を感じていたけど、やっぱりエヴァはこれでいいと思えたし、面白かった。うじうじしたシンジと、カッコいいアスカと、無表情で何考えてるかわからない綾波が、ひどい有様の世界で絶望しながら、愛されたいというただひとつの希望すら叶えられずに翻弄される。それでいいと思う。 [ブルーレイ(邦画)] 10点(2013-07-16 01:42:04) |
8. 海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE
《ネタバレ》 もちろん子ども向けなんだけど、アラフォー世代かつゴーカイジャー好きな大人には、まるでクリスマスプレゼントのような作品。 ストーリーやテンポもいいし、ギャバンとマーベラスの過去の出会いもいい、見せ場も戦闘シーンもすばらしい。童心に帰ってドキドキワクワクニヤニヤしながら最後まで楽しめました。あとなんだか知らないけど途中で泣けてきた。 [ブルーレイ(邦画)] 10点(2012-08-26 00:03:33)(良:1票) |
9. ボビー・フィッシャーを探して
《ネタバレ》 人に安心して勧められる、とても好きな映画。少年の成長、周囲や父親との関係が丁寧に描かれている。どうして抱きしめてくれないの?と少年が父親に言うシーンが、とてもいい。 [DVD(字幕)] 10点(2011-01-09 13:50:06)(良:1票) |
10. 嫌われ松子の一生
《ネタバレ》 何度も何度も見た、奇跡とも言えるくらい出来がよすぎる映画。映像・演出のテンポ、見せ方がうまく、のめりこむように松子の人生に引き込まれる。しかしそれ以上に、愛されたいと願い続けた松子の一生に、ラストでは号泣せざるを得ない。 [DVD(邦画)] 10点(2011-01-09 12:56:23)(良:1票) |
11. ギャラクシー・クエスト
《ネタバレ》 非の打ちどころのない、完璧なエンターテイメント。最も好きな映画のひとつ。オタク少年の夢が現実となって現れるところに、制作者の優しさを感じる。 [DVD(字幕)] 10点(2011-01-09 12:44:58) |
12. 告白(2010)
《ネタバレ》 予備知識なしで鑑賞。予告などでは、娘を殺した犯人探しのミステリーと思ってたのだが、復讐劇がメインだったとは。わかりやすく形骸化された、残酷で自己陶酔の激しい厨二病の子供たちを、心理的かつ計画的に追い詰めていく森口先生がお見事。報復への情念を静かに演じる松たか子が怖い。怖すぎる。テーマや感動を求める人にはお勧めできないが、文句なしに楽しめる傑作。 [DVD(邦画)] 9点(2011-01-16 20:21:33) |
13. 君たちはどう生きるか(2023)
《ネタバレ》 鑑賞直後、腹が減ったのでワッパーを食いながら久しぶりに感想を。 とても、よかった。 見る前は宮﨑駿がやりたい放題で意味不明なイメージ垂れ流しの走馬灯ムービーだったらどうしようと思っていたが、全然そんなことはなかった。 冒険と生死と出会いと別れと成長、世界へのテーマが描かれた、ハヤオまだやれるやん!と思える力いっぱいの作品。 時空も生死も姿も曖昧で、崩壊しつつある異世界。何のためにこの世界が必要なのか、大叔父様が世界を作る前は死んだ人はどこにいってたのか、どう生まれ変わってたのか?とかよくわからんところはあるし、理解もできない。理解できる気もしない。 ただ、奪い合い火を放つ悪意の世界をどう生きるかと問われた真人は、友達を作ると言った。悪意に満ちた邪悪な存在に見えたアオサギも友だちになれたからね。単純で幼稚かもしれないけど、めちゃくちゃいい答えやんと思った。 お母さんとの別れのシーンもよかったよ。死ぬことはわかってるけど、母親になるために元の世界に戻る。いい子だから。泣ける。 世界観よくわからんとか設定よくわからんとか、何か深すぎてわからんとかまああるだろうけど、面白かった。ハヤオは小さい頃から見てきたハヤオだった。ちなみにナウシカ、ラピュタ、ハウル、トトロ、魔女宅は好き、もののけ、千尋はいまいち、風立ちぬは嫌いです。 [映画館(邦画)] 8点(2023-07-30 15:16:45) |
14. 日本で一番悪い奴ら
ドキドキした。笑えるし、エロいし、暴力的。飽きずに最後まで楽しませてくれるエンターテイメント味が強すぎて、実話なのに考えさせられるとか、社会派っぽい感じがあんまりしない。逆にその説教臭さがないところがいいところなのかも。 [インターネット(邦画)] 8点(2020-06-22 16:09:39) |
15. I am Sam アイ・アム・サム
《ネタバレ》 冒頭からラスト30分まではボロ泣き。でもラストはちゃんと法廷で戦ってほしかった。前回傷ついて逃げてしまったパパが、ルーシーを守るんだ、と強く宣言してほしかった。ほんとにラストだけ惜しい…! クライマックスは、ルーシーが「愛こそすべてよ」と言うシーンでした。 [インターネット(字幕)] 8点(2019-10-10 19:10:44) |
16. トイ・ストーリー3
《ネタバレ》 名作だと思う。大人になってしまった子どもと玩具の別れというテーマは、涙なしには見られない。だがしかし、ロッツォだけが幸せになれなかったのが気になってしまい、素直に泣けなかったのが痛い。ロッツォは悪役だけど、彼の境遇を考えたら、最後に幸せになってほしかった。デイジーに再会して、もう一度抱きしめてもらえるくらいのことがあってもよかったんじゃないかと思う。 [DVD(字幕)] 8点(2013-08-24 03:38:30) |
17. ウォッチメン
《ネタバレ》 原作は未読。先を読ませない展開というか、どうオチつけるんだろうと思いながら最後まで飽きさせず楽しませてもらった。ヒーローひとりひとりの人生や信念をきちんと掘り下げ、ラストまで描き切った監督の力量に拍手。うじうじと煮え切らず罪を被って悲劇のヒーローぶっているところが気に入らなかった「ダークナイト」のバットマンより、鮮やかに散ったロールシャッハのほうが100倍カッコよかった。 [DVD(字幕)] 8点(2011-03-26 23:34:06) |
18. リベリオン
ガンカタだけで10点献上したい。それくらいカッコいい。こんなアクション、そうそうお目にかかれない。 ストーリーは破綻もなく、テーマ性や主人公の変化をきちんと描いているけど、若干しょぼくまとまってしまった感。 [DVD(字幕)] 8点(2011-01-09 16:34:29) |
19. 第9地区
ぶっとんだ世界観設定、明確なキャラクター設定、そして何より勢いのあるストーリーでグイグイ引っ張られる。映像は若干チープだけど別に気になるほどではない。丁寧さはないけれど、伏線やドラマもきちんと計算して貼ってあり、中だるみも無駄もなく、ある意味完璧な娯楽映画。とにかく自分が助かりたい一心で動く、人間味あふれる主人公にむしろ好感が持てる。観て損はしない、良作です。 [DVD(字幕)] 8点(2011-01-08 23:05:59)(良:2票) |
20. パラサイト 半地下の家族
《ネタバレ》 前半、家族が次々と社長ファミリーに侵入していくところはテンポよくて、面白い。ドリフのコント的な、中盤のかくれんぼ展開もベタだけどドキドキした。でもねぇ…なんだろうね。家政婦がシェルターにずっと旦那を住まわせてたってのがやっぱ無理あるなあ、設定的に。雨の中追い出した家政婦が戻ってきても、家に入れないと思うし。あの家政婦は2人分メシ食うんだ、とか伏線は張ってあるけどね。最後までダレずに楽しめたので総合的には面白かったけど、心になにか残ったかと言われると…感動や感情のゲージはあんまり動かなかった作品。 パラサイトしてる側の家族視点だけど、それなりに楽しそうに暮らせてて絶望感があんまりないし、ピザの箱組み立てる仕事すらそもそも真面目にやってないし、やってることがせこい(友達の好きな子を早々に寝取ったり)からこいつらをあんまり応援する気になれない。といっても金持ち側の危機も感じないし、どっちにも感情移入しずらい。 そういえば荒木飛呂彦の魔少年ビーティって漫画に、当たり屋で弱みを握って家族に寄生する家族っていうネタがあったけど、そっちのほうが怖かった。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-06-24 15:05:30) |