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1.  パラサイト 半地下の家族 《ネタバレ》 
面白い要素はあったが、最後の殺人シーンで一気に気分が悪くなった。 韓国の文化や内情を知っていないと理解できない部分が多いと思うが、アカデミーに選んだ人はもちろん細部まで理解できたんでしょうね。  頭が良くて才覚があっても生まれもってのカーストによって半地下の生活から抜け出せない社会に一石を投じたいの? 社会風刺なのかコメディなのかサスペンスなのかホラーなのか、よくわからない。  大体、高給をもらってながら旦那を地下室で囚人のような生活をさせる必要ある? その割には旦那さん清潔だし元気いっぱいだし。 モールス信号でチカチカしてる電球なんか見つかった瞬間に交換しろと言われるでしょう。 昔の豪邸にはたいてい地下シェルターがあると言われているのに、そこまで探さず蒸発したで済ます警察とか。  前の家政婦夫婦も主人公一家も同じ穴の狢。秘密を共有して仲良くやればよかったのにね。
[映画館(字幕)] 5点(2020-03-03 04:01:07)
2.  キャッツ 《ネタバレ》 
小生ヘビーなキャッツファンであり、今回の映画については興味深く観た。 映画化するにあたりオリジナルストーリーを持ってくるのかと思いきや、曲順や大きなストーリーとしては舞台版とほぼ同じ。 ただ、各キャラクターの性格付けや楽曲の仕様などはけっこうな変更が加えられており、個人的にはそれがうまく作用したとは感じれなった。  まず、キャッツという作品の大きなテーマとして「猫はプライドがあり、気高い生き物」ということを言っているわけであり、それが最後に唄う「猫は犬にあらず」という歌詞に集約されている。 リーダーのマンカストラップはもとより、グリザベラ、バストファージョーンズ、じいさん猫のガス、泥棒猫のマンゴジェリーや凶悪猫マキャヴィティに至るまで登場する猫にはすべからく気高さがある。 しかし、この映画では最初に出てくるガンビーキャットがいきなり下品だ。股を開いてボリボリ掻いたり、しまいには〇〇を食べる。 バストファージョーンズの歌では皆で残飯を漁っている。これらの描写はキャッツの世界観と真逆であり、なぜわざわざこんなシーンを入れたのか正直信じられない。 ラムタムタガーもまったく色気が無くただのお調子者、メス猫にモテる要素も感じられずミスキャスト。グリザベラも同じ。落ちぶれた美人猫には到底見えない。そしてタガーとグリザベラの見た目が似ており、これが続けて登場するのも大きなマイナスポイント。 これはまず歌手ありきで作ってしまっている弊害かと思われる。ミュージカルなので縛りも多かろうと思うが、アメリカならもっと人材いるだろう。  後、電車好きでひょうきんなスキンブルシャンクスがシブいタップダンサーになっていたが、これはまあ許せるか。 線路でタップダンスするというアイデアが捨てれなかったんでしょう。(そのおかげでガンビーのタップシーンはカットされたが)  グロールタイガーがマキャヴィティの手下になってたりデュトロノミー以外にも何匹かの猫がさらわれてきたりだとかストーリを無理やり作ろうとしてるのはわかるが、明らかに幼稚。もう少し工夫できなかったか。 ミストフェリーズよりマキャヴィティの方がよほどマジカルキャットだし。  「一年に一度天上に昇って生まれ変わる猫を決める、そして誰もがその座を求める」というよくわからない設定であるがゆえに、複雑なこと考えることなく歌や踊りを楽しめるというというのがキャッツの一番の魅力だと思う。 それをあえて映画化するということははっきり言ってナンセンスの極み。魅力にあふれた歌や踊りを削り、妙な設定を加え、こねくりまわした挙句がこの結果ではそりゃ酷評されるのも無理はないぞ。 ただキャッツという素晴らしいミュージカルを多くの人に知ってもらうきっかけを作った点は評価。
[映画館(字幕)] 6点(2020-02-14 05:05:24)(良:1票)
3.  パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
駄作。 脈絡も必然性もなにもない単なるドタバタコメディ。 こんな愚作に付き合わされたジョニーデップらが不憫。 音楽や題材やキャスティングなど、映画界を代表するシリーズになりえる要素が豊富にもかかわらず、こんな低クォリティなものに仕上げた製作陣は総辞職すべき。
[DVD(字幕)] 3点(2019-10-02 16:17:54)
4.  告白(2010) 《ネタバレ》 
猟奇的な人間による事件というのは現実でも確かに起きる。だがそれは日常的なものではく、忘れた頃にニュースになるぐらいだ。 それがこのクラスには担任を含め3人おり、それ以外のクラスメートも猟奇的といっていい。イジメや色紙の文言など、非人間的な行為を平気でできる人格は異常で現実的では到底ない。 主犯の少年が極度のマザコンゆえの犯行というのも理解しがたいし、爆弾足元に置くなら遠隔操作で起爆する必要はない。自分の手で母親を爆死させるという結末ありきの脚本に萎える。 エイズで死んだダンナやそれを信奉する熱血教師など、話を劇的にするためのわざとらしさが全編を通して感じられ不快感しか残らない。
[インターネット(邦画)] 5点(2019-08-21 02:58:36)
5.  アラジン(2019) 《ネタバレ》 
面白いか面白くないかと聞かれたら前者だが、アニメの方が良かったかなというのが率直な感想。  以下その理由 〇主役二人はよかったが、ジャファー役が貫録なければ狡猾さもなくただただ普通の人。 魔人化しても凄みが感じられず対決シーンが盛り上がらず。キャスティングの謎。 そう言えばジャファー用のランプは都合よくそこにあったの?魔人になったからランプも新たに生まれたのか? 〇サルやオウムが生々しくて愛着持てず。むしろ怖い。 〇ジニーの魔術披露場面も、CG凄いのなという感じで観てしまう。アラジンのダンスシーンもよく練習したなあと。 〇その割に魔法の絨毯で二人で飛ぶシーンは退屈。アニメ版のコミカル要素は無くとも、もっと感動的な映像にできたのでは。  音楽面について言うと、ウィルスミスが崩して唄い過ぎ。聴きたいメロディのところでセリフのように喋られるとストレスなる。 後、前の人も書いてるけど、ジャスミンの書き下ろし曲が無理やり入れた感が強く違和感半端ない。 レットイットゴーみたいな曲にしたかったのかもだが、あの場面であの歌は大袈裟過ぎるな。  ジニーが侍女とできちゃう設定も冒頭のシーン作りたいがための無理やり感あるけど、まああれはありか。  これら以外は良かった。もちろん音楽も。
[映画館(字幕)] 7点(2019-06-26 01:31:16)(良:1票)
6.  新感染 ファイナル・エクスプレス 《ネタバレ》 
暇つぶしにB級映画でも観ようかと思い適当に選ぶ。 身体能力大幅アップの上、骨折もすぐに治るスーパーマンになるなら感染した方がいいんじゃね? などと思いながらボチボチ観てたら意外に引き込まれる。 なんというか無駄のない脚本に無駄のない演技。ここが邦画と決定的に違う。 愛する人を守るためにゾンビ化しながらも人間味を失わないシーンは涙を誘う、それに対して人間でありながら卑劣な行動を繰り返す役員との対比の強烈さ。 ラストも秀逸。不必要な伏線があちこちに無いのでラストシーンが活きる。  惜しむらくは年寄りの姉妹の扱い。どうせ死ぬならポセイドンアドベンチャーの潜水おばさんみたいな見せ場を作ってあげればよかったのに。 その後の妹の行動も説得力が弱い。 時折ゾンビの群れが折り重なって襲い掛かりマンガみたいになる瞬間がありますが、あれも韓国独特のセンスなんでしょうかw。  期待してなかった分得した感じ。多くの人に観て欲しいので8点を。
[インターネット(字幕)] 8点(2019-03-21 04:37:25)(良:1票)
7.  64/ロクヨン 後編 《ネタバレ》 
唯一犯人の声を聞いた被害者の父親が、電話をしらみつぶしにかけて犯人を特定する、というアイデアを基に作ったドラマだと思うが、やはりそれはいささか無理があろう。 超人的な記憶力を持っていたとして、それを裏付けるシーンは、電話にでた主人公の声を覚えてたことと「あの人一瞬見ただけなのに私のこと覚えてた」という主人公の妻のセリフだけ。 それなのにその言葉を信じ他の人たちが協力して犯人を追い詰めるというのはいくらなんでもリスクが高い。 そもそも脅迫電話の録音は失敗したとしても、録音だけならその後身代金の受け渡し場所を連絡してきてる時にもできたんじゃないのか。 非行で家に帰ってないだけの犯人の娘を誘拐とみせかけたというのもメチャクチャだし、本当にスピード出し過ぎて無関係な死人でも出したらそれこそ失態どころの話じゃ済まない。  主人公が広報官で記者クラブと対立するという設定も必要なのか? 無駄を省いたら前後編に分けることもなくもっとクォリティも高まったような気がする。  自分の父親が犯罪者と知って叫ぶ娘を無視して連行するシーンになんの意味があったの?不快感しかなかった。  ドラマティックな演出(と思っている)のためには脚本の齟齬は看過しろという姿勢である限り日本映画はダメじゃないか。
[インターネット(邦画)] 6点(2019-03-11 22:34:25)(良:1票)
8.  戦火の馬 《ネタバレ》 
外国のおとぎ話を観ているような印象。 馬好きの人にはどうかわからないけど、特に大きな感動も得られず。 戦争は不毛だなとか人間のエゴでいいように利用される馬が気の毒、という薄っぺらい感想に。  過度に馬を擬人化したりするところと脱走した兄弟を射殺するシーンが個人的にNG。 そして、射殺した後馬を探さずに帰ったのが不可解。  製作がスピルバーグとかジョン・ウィリアムズとか本当なのかな。
[DVD(字幕)] 6点(2018-10-30 13:22:51)
9.  リメンバー・ミー(2017) 《ネタバレ》 
そんなに話題になってなかったのでリアルタイムでは観ておらず、主題歌を演奏する機会があったのでDVDを借りて観てみた。 っておいおい、これすごくいい映画じゃないの。 トレーラーを観た感じではコミカル要素の強い映画かと思っていたが、こんな泣けるストーリーだったとは。  末代にわたって音楽を禁止する一族や死者の国での姿がガイコツというところはかなり思い切った設定で、一歩間違えれば観客の興味を遠ざけてしまいそうだが、それを観ている内に自然にそして愛らしくさえ感じさせてくれるピクサーの器と力量に脱帽。  多くのレビューにあるように先の読めてしまう展開といえばそうなのだが、それでいて最後には大きな感動を呼び起こすことができるってすごいことよ。それにいきつくまでのシーンがいかに丁寧に、計算されて作られていることがわかる。 もっと沢山の世界中の人たちに観て欲しい映画。  ああ、これからリメンバーミー演奏するたびに泣いてしまいそう。  デラクルスがクズ過ぎたのがちょっと残念。偽物であったとはいえミゲルを音楽に導いた人でもあったので、もうちょっといいヤツであってほしかった。(あの最期を迎えさせるためにクズにするしかなかったんだろうなあ)
[DVD(字幕)] 9点(2018-10-12 03:55:04)(良:1票)
10.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 
なるほど。これはアイデア映画。 よく考えられてるし、役者も好演。  ワンカット&生放送という縛りがあったにしろ、前半のドラマはもうちょっと内容があってもいいんじゃないのかな? チープ過ぎてやや苦痛。だからこそ後半の面白さが際立つのかもしれないけど。
[映画館(邦画)] 7点(2018-08-27 19:41:04)
11.  セッション 《ネタバレ》 
大声を出したり暴力をふるったり威圧的な態度で恐怖を与えることが指導だと言えるのか。 それで生徒の才能を伸ばす結果に繋がったにしても、必ずどこかで歪みが生じる。 彼の指導を受けたプレイヤーが心の病となり自殺したというエピソードが示すように、否定的に描かれている。 が、映画全体を観て結局のところ何が言いたいのかが分からない。  大学を追われた仕返しをするためにわざわざバンドのドラマーをすげ替え、主人公に恥をかかせるというシーンはあまりにも非現実で正視できない。観客や他のメンバーに対し失礼極まりないし、そんな人間が音楽をやる資格などない。 その後のドラムソロシーンもは?という印象。こんなものは音楽じゃない。二人でどっかの倉庫でやれよ。  インパクトはあるが、なんら感動も得ず胸糞が悪い。
[インターネット(字幕)] 2点(2018-08-27 19:33:11)
12.  ジュラシック・ワールド/炎の王国 《ネタバレ》 
一つ一つのシーンに重みがない。 噴火寸前の火山の近くにいるとは思えない呑気さ、噴火から逃げてるにもかかわらず攻撃してくる恐竜、後で助けなければならないので一人だけカプセルカーに乗り込まない主人公、目の前の海に飛び込まず溶岩に飲み込まれていく恐竜、簡単に捕えられて運ばれていく恐竜など、やっすい演出のために適当に書かれたような脚本。「炎の王国」という邦訳もインパクトだけのピント外れ。  後半は恐竜映画というよりジェイソンから逃げまどうかのようなホラー映画の様相。 いくら広いとは言え、一個人の屋敷に何頭もの恐竜を運び入れてオークションするとか、設定に無理がある上延々と暗い映像が続くのに辟易。 やられそうになった時他の恐竜に助けられるというお馴染みの結末も、流石にもうちょっとヒネらないとダメだろう。  どれだけ金があっても才能がある人間が作らなければ心に響かないってことか。
[映画館(字幕)] 5点(2018-08-11 02:36:10)(良:2票)
13.  映画 聲の形 《ネタバレ》 
まずキャラクターによって造形が違い過ぎて同じ世界に存在している感がない。(男女で眼の大きさが違い過ぎる等) そして少年の小学生時代の声優がおばはんのような声で気持ちが悪い。  転校生が耳が不自由というだけでなく知的障害があるかのような描かれ方をしており、それによってイジメられているのかと思われたが、筆談やメールの内容はしっかりしており、なんとも解せない。まずあんな美少女がイジメられるということ自体リアリティが無いし、補聴器を何度も取られるという非常識かつ陰湿なイジメをされて誰も止めないなどありえるのか。あったとしてもっとも責められるべきはそれに対し何も対処しなかった担任教師であるのは明白。 何よりの疑問はそこまでイジメられていた相手に好意を持つか?愛情の裏返しというレベルではなく傷害罪に近いことをされてるのにかかわらずよ。 原作ではちゃんと描かれてるのかもしれないが明らかに説明不足。  主人公二人の自殺未遂が転機となり物語が進んでいくのだが、これも突飛かつ安易で心を打たない。 ロングヘアの女子はなぜ怒ってるの?主人公のことが好きなの?その気持ちはいつ芽生えたの?ちゃんと観てたはずだがわけがわからない。  画も内容も納得できない映画だが、原作は一度読んでみたいかな。
[インターネット(邦画)] 4点(2018-07-13 03:58:54)
14.  ラ・ラ・ランド
音楽もストーリーに心には響かず。 なぜ世間の評価がここまで高いのかも不思議。自分の感性がおかしいのか。 主演女優の顔が苦手ということが響かない一番の理由かも。 苦手な顔のラブロマンスはキツい。  他にも音楽家にあるまじき気ちがいじみたクラクションの鳴らし方とか、結末の時代錯誤感などマイナス面が目に付く。 3人のルームメイトやセブの姉も中途半端な存在意義しかなく、入れる必要性あるのかと思ってしまう。 無名の女優の一人芝居に客が入るわけないし、それでショックを受けるのも無理がある。 結末も含めあまりに脚本が安易で雑な気がしてならない、いくらミュージカルとは言えこれでは感動を覚えない。
[映画館(字幕)] 5点(2017-04-06 18:47:48)
15.  この世界の片隅に(2016)
このような人間が現実に存在するだろうかと思えるほど、すずの性格は柔和で温厚だ。 決して裕福な暮らしではないが、彼女が感じているのは幸福感しかないように思える。 映画の中ではあるが、すずさんに出会えてよかった。  原作未読でもあり、テンポの速さに時折「???」となるところはあった。リンとの出会いのシーンもやや唐突さを感じる。 すずの描いた絵が背景とオーバーラップしたりする表現手法は単調になりがちな田舎の光景をドラマティックに変化させる。 必要以上に書き過ぎず原作の雰囲気を壊さぬまま映画化したというのは実はとても大変な仕事ではなかったか。  戦争を体験してない世代が言っても説得力はないが、平和であり物質的に恵まれている現代の人々が当時の人々より幸せであると言い切れるだろうか。 すずの笑顔を見るたびそのような思いに駆られる。  
[映画館(邦画)] 8点(2017-01-17 21:45:06)
16.  秒速5センチメートル
「君の名は」を観て、過去の作品をもとhuluで鑑賞。 同じようなテイストの内容かと思ったら、SF感はゼロでやや困惑。 シャイな男子が色んなタイプの女性どどう交際するのかという恋愛ゲームのような印象。  男性側でも女性側でも誰でも一度や二度経験あるようなストーリー。 だからと言って「あーあるある」と共感できるわけでもなく、展開にハラハラさせられるわけでもなく、物語は淡々と進んであっけなく終わる。  背景描写などは確かに美しいが、固有の駅や地域にここまでこだわる必要性がわからない。 東京と栃木でなくとも豪徳寺と岩船でなくともいいんじゃないのか。地元じゃなければこれが実在の駅なのか架空なのかも謎。  人物描写に関しては鼻が無くなって見えたり、二人並ぶと横顔がほぼ同じように見えて、こちらも魅力は感じない。  二話で、女子生徒が主人公に対する卑下してるようなシーンがなんとなく不快。むしろ女の子の方が魅力的に思える。  この作品を映画と言うにはちょっと違うような気がする。自分の感性と合わないだけかもしれませんが。
[インターネット(字幕)] 3点(2016-09-16 20:42:04)
17.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
多くの人が言及しているようにエヴァンゲリオンのプロットをゴジラに置き換えた印象が濃い。 ゴジラの造形、カット割り、アングル、音楽の使い方(お馴染みのティンパニのリズムが聴こえた時は笑ってしまった)… いい意味で実写としては斬新さを感じたが、その反面「アニメでよかったんじゃ?」という感想も拭えない。  アニメであれば湯水のように俳優やエキストラを使う必要もないし、石原さとみが出てくるたび居心地が悪くなることもない。 実写ならばこそのインパクトはもちろんあろうが、ゴジラ周りや倒壊する街はCGだし、ドラマパートにしても架空の事案に対する政府の対応をいかに現実っぽく見せるかということのみに終始したようで魅力は薄い。 「ゴジラ」だから実写以外にはないのだが、実際に人間が演じるだけの意味と内容があったかと言われれば疑問。  核兵器でしか倒せないというぐらい(それも希望的観測)、最早生き物のカテゴリにすら入らないようなものに血液凝固剤をしかも経口でという解決策もちょっと納得がいかないところ。
[映画館(邦画)] 7点(2016-09-10 01:38:35)
18.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 
タイムパラドックスものはいかに矛盾点を少なく整合性を保てるか、というのが一つのポイントになると思うが、この作品ではそれをクリアできているとは言い難い。 タイムパラドックスに加え、男女の人格が入れ替わるという要素もあり、ますますハードルは高くなる。 全くの別人となった場合、学校に行ったり友達と話せたりあまつさえバイトで仕事することなどできるだろうか。 情報の詰まったスマホをキーアイテムとしながら、3年ものタムラグに気付かないことがあるだろうか。 夢での出来事と思ってる段階ではそれもスルーできたとせよ、お互いの存在を確信してからはやはり無理がある。  また他の人も書いてるが、隕石が落ちて消滅した町があったとすれば、そのような町の名はしばらくは必ず誰の記憶にも残ってるはず。 その地方のことを調べていけば真っ先に思い当たるのが自然。  3年という時間は口噛み酒が発酵するための時間であったのか。自分の半分であるという酒を飲むことによって再会することができたという設定だが、そのあたりからますますストーリーは幻想的になり収集がついてない感じ。そこで「彼は誰時」の伏線も回収していたが、個人的にはこの一連のシークエンスは不要だったような気がする。口噛み酒も少年が酒を飲むことにも良い感じは無い。  とは言いつつ、映画全体の雰囲気や映像はとても良く好感は持てる。 中盤までのストーリーは読めたが、どのように結末を持っていくかというのは予想が付かず楽しめた。  目が覚めた時、今見てた夢は絶対覚えておこうと思いながら5分後にはもう跡形もなく忘れてしまっている、誰もが体験するその感覚をうまく映画にしたなという印象。  しかし日本の映画界は神木隆之介離れした方がいいんじゃないか?他にも人材いるでしょう。
[映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2016-09-02 01:37:23)(良:1票)
19.  ソロモンの偽証 後篇・裁判 《ネタバレ》 
子供たちは頑張って演技していると思う。だが、その他は映画としてとても評価できない。  前編での柏木を屋上から落とすシーンと松子が車にはねられるシーンはいわば虚構の映像であり、これを真実のように挿入するのはどう考えてもイカンだろ。女子生徒の口から語られるだけにしないと映画として成立せんのではないか。  突き落としたのが3人で、それらのアリバイを調べた状態で潔白なのは明らかなのに、それには触れず主犯の生徒ばかり追い、裁判。 どこで知りえたのか大出の数々のイジメを暴露する神原。実は柏木の死の真実も全て知っており、「自分こそ裁いてほしい」というエゴで生徒、保護者、教師、地元の人々を茶番に巻き込む。それに怒ったのは大出のみ。大団円かのように皆仲良く「終わったね~」ってウソだろ。 裁判の真似事すらにもなってない。  柏木と神原の関係性もよくわからないし、あそこまで罵倒されたら誰でも「勝手に死ね」と思うだろう。死にたくて死んだ少年に対し、そこまで罪悪感を持つか。自分の過失で人を死なせ苦しんでいる人は沢山いる。 すぐに事故の真相を伝えなかったのが一番の罪だろう。  あと、泣いたり倒れたりするシーンばかりで萎えた。 元担任が隣人に殴り殺されかける事件もその後謝罪されるのも全くもって意味不明。必要?  原作を読めば納得のいくお話だったのかもしれないが、映画を作った人の腕がなかったのでしょう。
[インターネット(字幕)] 4点(2016-08-26 22:14:43)
20.  ソロモンの偽証 前篇・事件 《ネタバレ》 
後編を観たいとは思えない出来。 大体前後編に分けるほどの内容ではないのではないか。(後編を観ていないのでまだそう言い切れないが) 死体を見付ける導入部はツカミとして良いと思ったが、その後は物語が動き出すでもなく冗長と思えるシーンが続く。  告発文を捨てたのは自分じゃないという担任教師の言い分を全く聞こうとしない同僚、傷害事件になってもおかしくない二人の女子高生への白昼のリンチ、定年間際なのに生徒のために辞表を出す教師などあまりに無理があるようにも感じる。  本当に犯罪現場を見て、正義感故に告発文を送ったのなら匿名であれ恥ずべきことではないだろう。 最後のシーンで記者宛の手紙を母親に見られて両者とも取り乱すのも違和感。  後編でなんとかスッキリさせてもらいたいと思う。
[インターネット(字幕)] 4点(2016-08-25 02:46:09)
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