1. アス
なんだか最初は予想も出来ないようなストーリーで、どうなるのかと思ったのですが、裏の裏を狙っているのが、視聴する側も分かっちゃうみたいで、想定内のラストでした。 私は、この監督の前作「ゲット・アウト」のテイストは好きだが、同じようなものを2度も見たいとは思わない。 どうして、この監督は笑えないギャグを入れようとするのだろうか? ブルーレイの特典映像は、監督の本作に対する思い入れの話がてんこ盛りだったが、私は本編だけで十分。あまり見る価値はない。 [DVD(字幕)] 5点(2021-12-04 23:12:59) |
2. 健さん
《ネタバレ》 CMでマーティンスコセッシがコメントしている映像が流れたので興味を持ったのですが、冒頭、過去に健さんと共演したという中国人の俳優が超演技下手クソで、10分で見るの止めようかと思いました。 演技が下手というより演出が下手なんでしょうか。 その役者が健さんとの思い出を語りながら大阪の映画館に入り、健さんの映画を見ていると、健さんの登場シーンで、周りに座っていた観客が「よっ健さん!」って叫ぶんです。昭和初期のテレビドラマじゃあるまいし、あれには参りました。 で、退屈な老人関係者たちの思い入れのインタビューが続くのですが、このままヘタレで終わるのかと思ったら、中盤から盛り返してくるんです。 江利チエミさんとの結婚あたりから、自宅の火事、アメリカ進出のエピソードが面白くなっていき、「ブラックレイン」で共演したマイケルダグラスなんかが登場するんです。 で、健さんについて語るのですが、どのコメントも「健さんの存在感がそれだけで演技」みたいな、同じようなものばかりで少々飽きてきます。 健さんの肉声も随所にあり、前半3点、後半7点、おおまけで平均6点といったところでしょうか。 まあ、健さん大好きな人でも暇つぶしに見る程度の作品です。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-05-27 22:06:23) |
3. ランボー/ラスト・ブラッド
《ネタバレ》 11年前に前作を見たとき、私はスタローンをジジイとしか見れませんでした。 あれから何が変わったのでしょう。 私はアラフィフになって腰が悪くなり今はジョギングすら出来ません。 それに比べ70歳を過ぎたスタローンの何と若々しいことか! 馬を乗りこなす彼の勇姿は素晴らしいの一言に尽きます。 もうそれだけで満足です。 後味悪い結末でしたがスタローンにはいつまでも頑張ってもらいたいです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-05-09 13:08:07) |
4. 男と女 人生最良の日々
冒頭10分で見るのやめようと思いました。 正直、自分が見るには20年早過ぎると…。 でも、このサイトの点数がよかったので、とりあえず最後まで観ました。 この1966年の第1作目をリアルタイムで観た人の半分以上は既に亡くなっているのではないでしょうか? 私は10代の頃、80年代にテレビの深夜放送で第1作目を観ました。 現在、私は40代です。 40代で、第1作目を観ている人なんて、「みんなのシネマレビュー」を覗いているような、よほどの映画マニアしかいないと思います。 そんな私でさえ、この1966年の第1作目は古い映画と感じます。 で、本作なんですが、サブタイトルが「人生最良の日々」ですか。 素晴らしいタイトルですね。 実際、私にもそんな人生最良の恋愛経験が、2度ほどありました。 それぞれ20代、30代の時、この第1作目のような恋愛経験をしました。 でも、2019年の本作を見ていて、ふと、我に返ってしまったんです。 自分が20年後、もしくは30年後に、半分ボケてしまって、介護までされるような年寄りになったとき、彼女たちは会いに来てくれるだろうか? 映画の中では、男性の夢が随所に見受けられます。 それを考えると、急に現実に戻されたように感じて、感情移入できなくなってしまいました。 映画は90分で終わり、ネットで本作について調べてみて、アヌーク・エーメが87歳だと知ってビックリしました。 てっきり彼女は70歳くらいかとばかり思っていました。 こうなると話しは変わります。 私にとって20年後の自分は想像できるのですが、40年後の自分はどうしても想像できない。 40年後に自分が思い出をどのように大切に守っているのか全く想像できないことに気づきました。 映画の中で生き生きとしている87歳のアヌーク・エーメを見た私は、この映画を今後も大切にしていこうと決めました。 テレビで放送されたこの映画をディスクにダビングして、自分が87歳になったとき再鑑賞して、自分がどう感じるのか楽しみになりました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-03-28 15:06:19)(良:1票) |
5. メイジーの瞳
《ネタバレ》 正直、0点にしようかと思うくらい見事なクズ映画でした。 私にとって0点は「ソドムの市」なので、それよりはマシです。 この作品はワンアイデアから膨らませたのではないでしょうか? 親権争いの両親の間に挟まれた子供の視点から描いたら面白いんじゃないか…。 父親はとりあえず画商に。 母親はロックシンガーにしたらカッコいいんじゃないか…。 思いつきのアイデアだけで作り上げたシナリオは全編穴だらけです。 いい加減なキャラクター作り。 ステレオタイプの子役のアクション。 見ていて途中で止めようかと思うくらいイラつきました。 最後の最後に全てを覆す答えがあればと思ったのですが、結局やりっぱなしです。 はっきり言います。 時間返せ! それからもう一つ、ジュリアン・ムーアが7歳の母親なんて、無理があるんじゃない?! ジュリアン・ムーア、幾つよ? ジュリアン・ムーアはお婆ちゃん。 どう見たって、お婆ちゃんと孫だろ? いくら、ジャネット・ジャクソンが50歳で子供を産んだからって、ジュリアン・ムーアはありえないだろ? どう見たってミスキャストだろ? ハリウッドの汚い部分を見たような気分です。 ここまでクソミソ書いて、少しだけスッキリしました。 ご拝読ありがとうございました。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2021-01-05 05:56:35)(良:1票) |
6. フライト・ゲーム
《ネタバレ》 ジュリアン・ムーアが出てるっていうから見てみたけど、彼女、どうでもよくねえ?(笑) ジュリアンの出演シーンを全てカットして、CAだけをヒロインしちゃってもよかったんじゃないかって。 主人公がどういう経緯で飛行機に乗せられたのか全く描かれないけど、どういう訳か、途中までは頭使わずに見れちゃう。 ツッコミどころ満載なんだけど、こういう、ただ暇つぶしに映画でも観るかぁって感じの作品は、私は正直苦手。 伏線があるんだかないんだかわからない犯人の登場もイマイチピンときませんでした。 多分1年後には、この映画自体忘れていると思います。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-12-31 18:30:15) |
7. パラサイト 半地下の家族
《ネタバレ》 退屈はしなかった。 まあまあ面白い。 韓国映画に疎いアメリカ人が本作を評価するのも頷ける。 でもねえ…。 今までの全ての映画鑑賞人生で、これが普通以上に面白い映画かと聞かれれば、ノーというしかない。 ラストのパーティーでの惨劇も、如何にも韓国映画らしいし、目新しさはなかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-11-19 19:29:21) |
8. ヴィランズ
評価は高いのに制作されない脚本を「ブラックリスト」と呼ぶんだそうです。 そのブラックリストに挙がっていた一つが本作らしいんです。 でも蓋を開けてみると、いかにもコンクールで佳作を取りそうな内容で、一つ一つのアイデアが、どこかで拾ってきたものじゃないかって思うものばかりなんです。 タランティーノ、ティム・バートン、ヴィンセント・ギャロ。 数えたらキリがないくらいで、物語に新鮮味が感じられません。 コンビニ強盗から逃亡中のカップルが、とある家にたどり着いたら、地下室には少女が監禁されていた…。 サスペンスをやりたいのか、コメディをやりたいのか、全くわかりません。 ドキドキさせる展開なのに、中途半端に笑いを入れるせいで、緊迫感が失われてしまっています。 80分で終わったのが、せめてもの救いでした。 おすすめはしません。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-11-03 20:40:09) |
9. ターミネーター:ニュー・フェイト
つまらないとは言わないけど、人に勧めるような面白さはありませんでした。 冒頭の若き日のリンダ・ハミルトンとエドワード・ファーロングの登場は、予備知識なしで見た私にはサプライズでした。 でも、2019年に作られた映画なのに特撮があまりにもチープ。 メイキングも見たけど、90年代に作られたT-2の方が迫力があってリアルだったと感じたのは私だけでしょうか? [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-08-20 23:32:52) |
10. ジョーカー
てっきり私の苦手なマーベルものかと思ったのですが違うんですね。 でも私にはどこが面白いのか全くわかりませんでした。 正直、ホアキン・フェニックの出ている映画って暗い話しばかりで全然面白いと思ったことがありません。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-07-29 16:11:50) |
11. オールド・ボーイ(2013)
そんなに面白くなかったけど、何とか最後まで見られました。 ジョシュ・ブローリンの演技がよかったです。 主人公とヒロインのつながり方とか、腑に落ちない点が沢山ありました。 韓国版のほうが面白いです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-07-09 10:54:41) |
12. ジョン・ウィック
深く考えちゃいけないんだろうけど、久々にチャッちい映画を見たな。 ひたすら銃をぶっぱなして人を殺しても、それに慣れちゃうと、もっと刺激が欲しくなる。 その欲求を、この映画は与えてくれないんだよね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-06-21 02:56:43)(良:1票) |
13. 15時17分、パリ行き
《ネタバレ》 欧米では一大ニュースだったんでしょうね。 目玉は本人たちによる5分間の再現ビデオ。 それ以外は…う~ん。 90分で終わってくれたのが救いです。 ところでクリント・イーストウッドが監督とのことですが、彼はどういう仕事をしたのでしょうね。 ローマでのロケや列車内の撮影に本当に携わっていたのでしょうか? 90歳のご老体で、あの現場に立っていたとは私には思えません。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-06-06 04:10:20) |
14. フォックスキャッチャー
《ネタバレ》 恐ろしい映画を見てしまいました。 オリンピック金メダルを目指すために悪魔に身を捧げてしまったレスリング選手の話しです。 フォックスキャッチャーと呼ばれる養成所にいるのは、終始冷酷な表情のジョン・デュポンという資産家。 その資産家の母親に対するコンプレックス。 欲望に対する完璧主義。 レスリング選手たちをまるで愛犬のように扱う態度。 全てが得られる瞬間を味わった時の絶望感。 登場人物の全てに見事感情移入できました。 これほど素晴らしい映画に出会ったのは久々です。 今はあの世にいるデュポンにとって、この映画は「事実とは違う」と言われるかもしれませんが、人間のエゴを描ききった傑作だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2020-06-06 04:04:25) |
15. ロケットマン
《ネタバレ》 全く予備知識なしで見ましたが、冒頭のミュージカルで「ああ、ララランドやマンマ・ミーアがやりたいのね」って印象がしました。 全体的に暗い内容ですが、父親にハグされたい気持ちやゲイである苦悩があまり伝わってきませんでした。 それより一番ムカついたのは、エルトンが死んでも収入が入ると言ったジョンリードではないでしょうか? エンディングのテロップで、その語のエルトンについて語られますが、ジョンリードとの関係がどうなったのかは説明がなく、なんだか、こんな終わり方でいいのかなって思いました。 ジョンリードとの関係がどうやって終演したのか、ネットではなく映画で知りたかったですね。 個人的には私はエルトンジョンのファンなので点数は甘めです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-03 16:40:44)(良:1票) |
16. アデル、ブルーは熱い色
今回テレビで見たものは170分のセックスシーンを削除したバージョン。 印象的だったのは主人公の家庭はいつもスパゲティ。 もう一方は生牡蠣。 食生活からお互いの生活のレベルが伺えますね。 セックスシーンを追加したバージョンを見るには市販ソフトを購入するしかないみたい。 たった10分の劇場公開バージョンを見るのに高い金を出す気はないが、絶版となると一層見たくなってしまう自分がいる。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-26 20:09:10) |
17. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
タランティーノの最後の作品とのことで予備知識なしで見ました。 シャロン・テート事件は知っていました。 ディカプリオとブラッドピットのコンビがどうやってシャロンテートと絡んでいくのか面白く見ることができました。 2時間くらい経った頃から退屈な印象も受けましたが、ラストはタランティーノらしい演出で面白かったです。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-05-26 13:14:23) |
18. チェイサー(2017)
《ネタバレ》 ハルベリーって前にも似たような映画出てなかったっけ? コールセンターか何かで。 テレビで冒頭のウェイトレスのハルベリーが客のクレームに対応しているシーンが面白かったので見ることにしたが、その後は誘拐された息子を追いかけるカーチェイスが延々繰り広げられるという、タイトルどおりの作品でした。 カーチェイスの展開にツッコミどころ満載で、ハルベリーの意味不明な行動にイライラして、途中で見るの止めようかと思いました。 あまりにつまらないから途中でウィッキペディアをチェックしてみたのですが、映画の酷評ぶりがメッチャ笑えるんです。 一度、ウィッキペディアをチェックしてみてください。 その酷評っぷりがかなり笑えます。 ある意味、このショボ映画は見る価値があります。 70分くらい過ぎるとネタが尽きたようで、犯人のアジトに着いてから時間を埋めるためなのか、ペースが突然落ちます。 警官は能無し。 ハルベリーだけが頑張っている内容でした。 エンディングで母親と息子のショットが延々流れるのですが、息子が全然可愛くないです。 せめて子役くらい、可愛い子を選んでもらいたいです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2020-05-23 20:53:12) |
19. 幸福なラザロ
《ネタバレ》 ラザロという青年が幸福なのか、よくわからないタイトルの映画でした。 全く予備知識ゼロで見たので、途中から寓話的な物語になったのは意外でした。 最後に銀行でラザロが殺されてしまうオチは何だか腑に落ちませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-05-23 17:20:01) |
20. COLD WAR あの歌、2つの心
ヒロインのヨアンナ・クーリクさん、どことなくレア・セドゥ、もしくは若き日のジーナ・ローランスに似ていて雰囲気があっていいです。 冷戦時代のポーランドとフランスを舞台に民族舞踊から始まり、ジャズ、シャンソン、ロックの洗礼まであって、その中でもがき苦しむ二人の恋愛模様が88分に収められています。 カンヌ映画祭でも注目された傑作だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-05-20 10:08:27) |