1. 行け!稲中卓球部
どーしょーも、ねえ!的な偏差値の低そうな笑いの影に潜む、達観とも思える作者の眼差しが、巧いグアイで笑いに拍車がかかり、余計に面白い。巷の漫画評論家の評価は極めて低い。何でだ?わからん。 8点(2007-11-05 01:19:27) |
2. ICHIGO 二都物語
全体的に重苦しく、生臭いのだが、それがクセになるウツ展開がすばらしい。六田登らしくてとても良い。 7点(2014-09-17 05:14:10) |
3. いいひと。
主人公は「いいひと」かもしれないが、物語は露悪的だと思う。読んだ後に奇妙なイライラ感が芽生える。う~ん。私って「いいひとじゃなくても、いいや」って思ってるからでしょうか。高橋しんの漫画との相性、悪いなぁ。 4点(2008-06-02 07:22:28) |
4. 頭文字D
改造したり、チーム作ったり、坂道下ったり上ったり、事故ったり、死にかけたり。何がそんなに面白いんだ?と、主人公拓海が醒めた感じで甘酸っぱくもほろ苦い高校生活を送っていたところまで、面白かった。主人公が公道でのバトルに目覚めた辺りから、もうひとつ。スピード感あるレースシーンはやっぱり面白いんだけど。 「こんなオタクな漫画が売れるとは」と、作者本人も言っていたが、そのオタクが集いはじめた辺りからついて行けず。スマン。わからん。チームD(笑)の意義。 結局私って、かっちょいいクルマは嫌いじゃないんだけど、車にチーム名の入ったダサいステッカー貼ったりする人種は、苦手なんですよね。 3点(2008-06-02 08:07:42) |
5. イフリート ~断罪の炎人~
《ネタバレ》 主人公自身の正義、私怨、義憤で人を殺しまくる殺し屋系漫画は星の数ほどあれど、この作品は、ヌルい。 読んでいて「こいつ何様?」と思ってしまう。そういう感情は「ブラックエンジェルズ」や「闇狩人」「怨み屋本舗」等の、いわゆる「現代版必殺仕事人的漫画」を読んでいても感じることだが、この手の作品は、そういう感情を忘れさせる「痛快さ」や「開き直り感」や「偽悪さ」を持ち合わせている。 しかし、残念ながらこの「イフリート」には、そういう要素・魅力が滅茶苦茶希薄なのだ。 結局、主人公の二人は断罪されないままヌルヌル日常を生き、呆気なく、ハッピーエンド。作中「この復讐が終われば、裁かれて死刑になってもいい!」とかアツイ事言ってたのも忘れて、幸せそうにハッピーエンドです。 2点(2007-11-14 05:41:11) |