1. キラキラ!
十代から二十代にかけての、暗くもあり青くもあった私自身のバイブルといっていい作品。 暗く、青く、なんとなく不自由で、当然のように金も無く、テンションだけは高くて、背伸びして飲みに行ったり、手探りで女の子を口説いたり、深夜のファミレスで反省会したりの、アホみたいな日々。不自由ながらもでもどこか楽しく、あぁ、いつまでも永遠に、この楽しい時間が続けばいいのに、と、 この作品を読んでいた頃は思っていたような気がする。 本当に「キラキラ」していた。(照恥) 10点(2009-04-09 09:40:47) |
2. 寄生獣
設定は至極単純であるにもかかわらず、テーマが深遠。難しさは、皆無。最終巻の盛り上がりと最終回の「主人公たち」の会話が素晴らしい。文句なしの10点満点。 10点(2007-10-18 04:51:04) |
3. 銀の匙 Silver Spoon
《ネタバレ》 「鋼の錬金術師」で人気を博した荒川弘が、農業高校出身である自らの体験を基にした(とおもう)農高マンガ。持ち前の「ライトな絵柄だが、テーマの骨子は鉄筋なみ」という作家性が、異様に発揮されていて非常に面白い。 もし私が「何にでも影響されていた中学二年の頃」に、この漫画を見ていたら、間違いなく進路は農業系の高校だっただろう。食品加工科あたりに。 8点(2012-01-17 01:09:13) |
4. 巨娘
木村紺がぶっ壊れたのかと思うくらいに、意外で、面白かった。 8点(2009-08-28 15:37:44) |
5. ギャラリーフェイク
中盤以降はマンネリかな?と思ったが、「ケータイ・ストラップ」「時計」、ときには「ブリキ玩具」や、書、香道に至るアノ手コノ手の芸術作品全般を網羅したワイドさが、飽きさせない。 フジタの偽悪的な性格とサラの寄り添い方を見て、ああこの作品、細野不二彦版「ブラックジャック」なのか、と感じた。(多分違う) 7点(2009-03-18 18:40:05) |
6. 銀と金
《ネタバレ》 初めて読んだ福本作品ですね。当初、独自の世界観に圧倒されました。 確か「まだいい女一人抱いてねぇ…死ねるか!」とかいう主人公の台詞だっけか。が、面白かった。私も、死ねない。 7点(2008-08-19 21:41:55) |
7. 極東学園天国
信奉しているといっていい「日本橋ナヲコ作品」の中で「実はあまりスキではない」作品。急な打ち切りだったせい(なの)か、最終回の着地に失敗した感じがする。しかし「日本橋的」な熱い筆致は相変わらずで、やはり愛すべき作品ではあるのだが。 7点(2007-11-05 01:08:22) |
8. きのう何食べた?
節約重視の家庭料理を貧乏臭くさせず、ゲイの主人公たちをアケスケに描写もせず。しかも、オッサン読者率の高いモーニング紙上で浮く事無く、そこそこ面白いのだから、不思議。 よしながふみの器用さには、感心させられる。 6点(2009-12-28 06:07:05) |
9. 今日から俺は!!
《ネタバレ》 サンデーで不良モノを描いて成功している稀有な漫画。もしかしたら「男組」以来の快挙じゃないでしょうか。連載当時は「プッ」と笑うトコロも多く、面白く読んでいましたが、今読むと微妙。しかし、カッパに「キューリ!キューリ!」と鳴かせるシーンは、相変わらず爆笑。 6点(2008-10-17 03:08:39) |
10. 危険がウォーキング
星里ちもるのデビュー作なんですが…作風、(いい意味で)あんまり変わってないなぁ。一番好きなギャグは「猫が寝込んだ。・・・・・・・・アナコンダ!」でした。くだらねぇー。笑。 6点(2008-02-28 00:39:58) |
11. 銀魂
シリアスパートと、最近マンネリ化している展開はしんどいが、私としては笑いの波長が合っているのでそう無碍に扱いにくい作品。最近、絵が荒いのが気になるところですね。 人気作品の旨味をもう少し味わいたいのはわかるが、コノ作者には宇宙人とか侍とか出ないギャグ作品を描いてほしい。 5点(2009-03-18 18:59:11) |
12. 銀牙 -流れ星 銀-
途中から犬しか出てこない展開に難あり。ぶっちゃけ私、犬嫌いですから。それでもジャンプ誌上ではソコソコに読んでいたのだから不思議。 しかし「お犬様専用フキダシ」に最後まで馴染めなかった。名アイテムだったとは思うのですが。 5点(2009-01-26 02:17:57) |
13. キン肉マン
う~ん。ソコソコに読んでいたクチなんですが、子供の頃からどうにも好きにはなれないマンガなんですよね。下手な増改築で肥大したいい加減な展開というか、いかにもジャンプ的な延命策でダラダラ続いた陳作というか。初期あたりが4点、超人五輪が7点、悪魔超人編が7点、超人タッグ編が5点、王位継承編が2点。ラストの悲惨さは1点、といった所でしょうか。 3点(2007-11-15 07:24:49) |
14. 金田一少年の事件簿
《ネタバレ》 トリックを盗用された作品の一つ「占星術殺人事件」(島田荘司著・講談社)を読んだときの絶望感は、思い出しただけで鳥肌が立つ。 同じ講談社の作品なのに、何故ここまでアカラサマな盗用が許されているのだろうか。理解に苦しむ。トリック盗用のせいで「ネタバレ」してしまったミステリ作品を読んだミステリファンの遣る瀬無い悲しみを、ミステリ関係者なら理解できない訳がないだろうに。原作者と、盗用を許している編集責任者にはこの世からいなくなってほしい、と、真剣に願う。 私はこの作品を一生許さないだろう。 何と恐ろしいことに、トリックを盗用されている作品は「占星術殺人事件」以外にも他に4、5作品あるらしい。 「ネタバレ」を恐れるミステリファンならば、この作品は間違っても読むべきではない。 禁書に…否、いっそ焚書にするべき。 0点(2008-05-04 00:47:42)(良:1票) |