1. デビルマン
アニメでしかデビルマンを知らなかった15,6の頃に原作を読み、愕然。デビルイヤーは地獄耳!とかいうノリ、皆無。テレビ版はテレビ版で名作だが、原作の持っているテーマ性に比べれば本当に子供騙しなのだ、と、知る。 9点(2007-10-18 04:40:20) |
2. 天顕祭
《ネタバレ》 漫画チェックは結構コマメにしているが、同人誌作品までは手が出せない。鉱脈が広大すぎて、とてもじゃないがチェックしきれない。 そんな「同人誌」界から「文化庁メディア賞」というお墨付きで登場した、この作品には驚いた。 商業誌作品に勝るとも劣らない完成度と、同人誌作品の本領をフル発揮したような自由度の高さが、素晴らしい。(同人誌作品にアリガチな)キャラクターや物語に過度な依存もなく、そのバランス感覚のよさにも驚かされた。神話がベースのファンタジー系作品がニガテな私にも非常に読みやすく、ナルホド上橋菜緒子の推薦も納得である。 こんな良質な作品に巡り合わせた文化庁・サンクチュアリ出版に、私はヒタスラ・ヒレフスばかりだ。まだまだこんな「鉱脈」が存在していると思うと、この(同人誌)業界も捨てたモンじゃないなぁ。まったく気が気じゃない。 8点(2008-10-16 22:53:24) |
3. DEATH NOTE
台詞の多い漫画というのは、漫画表現の敗北とも言えなくもない。しかし、会話劇や絶妙な駆け引きの緊張感は他作品と比べるべくもなく、稀有で秀逸といえる。「もし実際にデスノートを手に入れたら…」とついつい考えさせられてしまう。「もし実際にドラえもんがいたら…」と、考えさせられる作品の力とでも、いうか。小畑健の作画も、美しい。 7点(2007-10-08 01:14:41) |
4. D.Gray-man
絵はキレイだしキャラクターも魅力的なのだが、異様に読みにくい。「アニメ関係者は漫画家に向かない」というジンクスを、少し感じたりした。 5点(2009-07-27 06:46:59) |
5. テニスの王子様
気だるいマンネリ気味なトンデモ感と、スーパーマン同士のイチャイチャ感が相まって、物語に腐臭が。その結果、腐臭にヨワい一部の女子を呼び込んでそれなりに盛り上がったカンジですね。 出版社の性能のいいソロバンが生んだマーケティングの落し子的作品。 2点(2009-02-11 01:24:49)(良:1票) |