21. かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜
《ネタバレ》 先に点数を、甘々の7点。 皆が辛口だと甘口にしてしまう天邪鬼。 漫画は全巻持っててアニメも一応見た程度。 映画発表のスチルの平野さんの金髪を見て、大丈夫かこれは?と思いましたが、 動いてるのを見たら全然OKでした。 もちろん最悪なのは全編に渡る佐藤二朗。 こいつほんと ねばいいのに。 監督が福田じゃないと安心してたらまさかのナレーション。 それだけでなくしっかり医者として何分か枠もらってる始末。 日本映画は腐ってるね! さて、藤原さんをおばさんとか言ってる人がいますけど、 藤原さんの女優さんはハシカンより2か月若いです。 おばさんとか更けてるとか言わないで! さて、この映画の一番の見どころは、ハシカンがかわいい、です。 ご存じのようにこの方は体重の増減が激しいので かわいいタイミングというのが限られてますけれど、これは最高です。 寸胴とか胸ないとか言われますがそれもかぐや様には比較的合ってます! まぁかぐや様は本来痩せ気味でハシカンかぐやはややでb やや健康的なスタイルで好感が持てます。 それと、声、ハシカンの欠点としてよく挙げられる声ですが、 アニメのかぐや様もハスキーな声なんですよね。 アニメとか見る前はもっと柔らかい声で脳内では再生されていた。 だが、それも、あり! ハシカンのハスキーな声も非常にいい。 そして一番の懸念、平野さん、この人のこと全然知らないけど、 確かに顔はアホっぽいが、でもそこがいいじゃないですか。 漫画だってアホみたいな顔ですよ、アホが努力して勉強して一番になるなんていいじゃないですか。 あんな白っぽい金髪で文句言われない学校ってなんなんでしょうか。 で、内容ですが、花火の後、選挙です。 自分が脚本家なら絶対に花火を最後に持ってきますが この脚本を書いた方は感動より笑いを取りに行ったんでしょう。 まぁもともと2を作る前提だったからというのもあるかもしれませんけれど。 そうです、この映画はもう2の制作が発表されてて、うまく行けば8月に上映されるようです。 まぁナレーションは誰もが残念と思うあの男でしょうけれど、 生徒会のあの四人に会えると思うと、 まあ絶対映画館では見ませんよね。 サブスクに来るのを待ちます。 というわけで温情7点。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-06-12 13:16:19) |
22. FRIED DRAGON FISH THOMAS EARWING'S AROWANA<TVM>
《ネタバレ》 映画というカテゴリですが、これはもともと一時間ドラマです。 さらに具体的に言えば、サントリー一社提供の30分枠のドラマ帯で二回一時間放送があった。 一つは同じ岩井監督の「ゴーストスープ」、もう一つがこれ。 自分は1993年に録画されたものを1996年くらいに見ました。 ちょうど映画になった頃ですね。 正直、岩井監督作品はあまり合うものがないからかもしれないですが、 この作品が一番いい、と思える。 一時間という短いフォーマットもいいのかもしれない。 しがない探偵相田がコンピュータを導入、そこに付随してオペレータの女の子プーが、 女の子って言ったじゃん!といった具合にじゃじゃ馬がやってくる。 とある依頼を遂行していくうちに大きなヤマにぶち当たる。。。 といった内容ですが、ネタバレありにしてるのでネタバレ。 このドラマ枠には一つの縛りがあって「食事のシーンを必ず入れろ」 (そしてサントリーの酒も入れろ)という命題があったわけですが、 このドラマにおいての食事シーンは、「我々(探偵側)の敗北」であり どうでもいい魚だけが残ったからフライにして食べてしまおうというそういう流れで その流れの中でニュースを見ていたら、という素晴らしいオチ。 プーと夏郎との出会い、そして別れがCHARAのエンディング曲「BREAK THESE CHAINS」に繋がっていきます。 あくまである程度の予算や時間がある「映画」としてではなく 限られた予算、時間の深夜枠の一時間ドラマとして見てください。 [地上波(邦画)] 8点(2021-05-24 21:54:51) |
23. ヲタクに恋は難しい
《ネタバレ》 気絶レベル。 まさか違うだろと思ったらまた福田映画! しかも冒頭から数分佐藤二朗のどうでもいいシーン! 高畑は成海じゃねーだろと思いましたが、すぐ慣れました。 山崎は似合ってました。 うん、あとは、なんだあのミュージカルという名前の水増し。 太郎花子だけ出せばいいのになぜオリキャラばかり出す。 まじで、監督変えて深夜ドラマ30分枠で6回くらいの放送のほうがいいです。 ああ、エンディングの最初の歌だけはちょっと面白かった。 でも0点なのは揺るがないかなぁ。 ちょっとひどすぎる。 定価で映画館で見た人可哀想過ぎる。 [インターネット(邦画)] 0点(2021-04-03 13:13:38) |
24. 斉木楠雄のΨ難
《ネタバレ》 漫画福田映画としても、非常に低レベル。 ハシカンがおまけ程度のヒロインかと思ったら完全に準主人公というかむしろ主人公?レベルに出張ってきてた。 変顔してないとき、顔は3、4割かわいいが、半分以上はあまりかわいくない。 声がガラガラ過ぎる、足が太いのが目立つ。 神楽やかぐや様と違って「超美少女」という設定をやるにはあと5kgは落としてからじゃないと無理だったんじゃないですかね。 燃堂力役の新井さんはものすごく合ってた、多分この映画の一番のいいところは、ここだけ。 といっても福田節で演技するわけで全てが台無しだったのは仕方ない。 ていうか、これ、映画として成立してないんじゃないか? 一応の流れとしては学園祭の一日、という大枠はあるんだが、大枠があるだけ、それだけで、 映画によくあるラストの大きな流れに至ってもオチが「え? それだけすか?」と。 「ある意味斬新」と言っておこう、もう一度言おう、「ある意味斬新」! 銀魂とかかぐや様は暇なら見てもいいと思うけど、これは全く見なくていいと言える。 あと、ムロと佐藤二朗はもう出さないで! [インターネット(邦画)] 3点(2021-04-03 12:39:23) |
25. シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
《ネタバレ》 ネタバレ超ありありで。 前半、黒アヤナミがさよならするまでの展開が非常に良い。 Qとシンは当初同時上映予定だった。 だからミサトはシンジを突き放せたし、カヲルくんも意味不明なこと連発して勝手に死ぬことも出来た。 が、2012年にQは公開して、シンは一応完成が2020年初夏あたりだったか。 勝手にQを公開して勝手に鬱になってる暇あったら、この冒頭の「第三村」の展開だけでも1年後なり2年後なりに提出しておけば良かったのに。 ゲンドウの語りは、非常にストレート。 TV版、旧劇場版、漫画版は押さえてるが、それの中でも最もわかりやすい。 「ユイたんに会いたい」ってこと。 でもまぁ、序の公開の頃には既にアニメになっていた、銀魂のマダオのほうが数段上なんだよなぁ。 サングラスだしマダオ本人もやたら真似してはいたが、「性別、肌の色、貧富の差もない世界」とゲンドウが言うより「貧富の差が全くない世界、人類マダオ計画」とマダオが言ったほうが説得力がある。 もう一つひどいのが、初号機と13号機が非現実だかで戦うシーンの中にミサトさんちがあったり、さらにはセットになっていたりとかもうひどすぎ。 まだ百歩譲ってミサトさんちはいいとして、セットは最後半でもずっと引きずっていて、神の国=セットなん?って、ちょっとドン引き。 まぁ、このドン引きも含めての「エヴァンゲリオン本編の最終回の最終回」なんだろう。 だってまた5年後とか10年後あたりに少なくとも庵野はエヴァを作りたいと思わない結末にした。 なんにせよ、これが本編としての最後のエヴァンゲリオンであることは間違いはない。 Qがひどかった、と思う人は見ておくといいとは思う。 楽屋落ちみたいなノリはいただけないが、TV~旧映画~漫画の要素は大体全部持ってきてる。 とネタバレありに書いてもしゃあないか。 [映画館(邦画)] 8点(2021-03-08 21:47:45) |
26. 菊次郎の夏
《ネタバレ》 「最高の映画」ではないんだが、作った人が天才なので見れないことはないようにできている。 ただ、後に監督がはっきりと言ってるが、端的に言えば「この子役はクソ」である。 いや、それは言い過ぎか、普通の俳優だったら「お前もっとちゃんとやれよ」とか言えるのが 子役にはさすがに言えないから困る、といった感じかな。 それはいいとして、この映画の本編は、母ちゃんを見たあと、やで? 何人かの勘のいい人は気づいているようだけれど。 そう、映画のタイトルにもある「菊次郎にとっての夏」なのである。 あのバカげた遊びを大の大人が楽しげに行い続けるということが、正に なんだろうな、昇華かな、 結局母親は自分のところには二度と戻ってこないし、 これから家に戻って今までどおりの日常を過ごすしかないのだけれど 今は今だけはそれを忘れてただ遊ぼうと、そういう話。 まぁ、一番痛いのは、この有名なテーマ曲が、あまりに強すぎて 映画自体を潰してしまっているくらいに強いということだ。 多分、このテーマなら宮崎アニメでも潰れていただろう。 [DVD(邦画)] 7点(2021-01-16 02:15:19) |
27. ソナチネ(1993)
《ネタバレ》 もう、二元論ではないが、この作品を高評価する人と低評価する人がいる、ただそれだけ。 低評価する人の意見とか全然いらないんだよなぁ。 低評価する人にわざわざ力説しようと思わないし。 強いて映画に関して言えばカット割が異常。 基本的に北野武はカット割が天才的というか天才だが、 この映画のは特に際立っている。 これであらすじはおぼろげで順撮りだっていうんだから天才と言うしかない。 [DVD(邦画)] 10点(2021-01-16 02:09:15)(笑:1票) (良:1票) |
28. スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
《ネタバレ》 JJさんの関わってない8が駄作。 9はいいか悪いか以前にその尻拭いをしてる感。 7から9まで見た人は思わなかったか? 「あれ? 8って、なくてもいいじゃなく、要らない、んじゃね?」と。 7は結構好きです。 8もJJが作ってさえいれば最高ではなくても良作にはなれたと、そう思う。 タイトルにスカイウォーカーとあるが、血の繋がりのない女主人公がスカイウォーカーを名乗るのはどうなのかっていう。 てっきり、カイロレンが生き残るルートあるの?とそこだけドキドキしながら見たったわ。 もしくはレイの血筋がスカイウォーカーに、とか。 JJさんはその線は考えてただろうなとは思う。 まぁ、スカイウォーカーの血筋でも皇帝の血筋でも7でレイが強すぎなのがパワーバランスおかしいんですけどね。 いや、カイロレンがザコ弱だったのが問題か。 はい、とりあえず見られないことはない凡作、でした。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-11-27 00:08:31) |
29. 劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
《ネタバレ》 ネタバレありまくりです。 外伝とOVAは見なくていいのでテレビ放映分は最低見ておいたほうがいい。 サブスクなら外伝含めて全てネットフリックスで見られます。 もしくはDVDレンタル、DVD/BD販売も行われてます。 うーん、この最初の、未来が舞台であるシーンが出て来た時点で 「ああ、ヴァイオレットは少佐と幸せに暮らしたんだね良かった良かった」 と勝手に理解してしまったので8点献上決定。 それと、テレビ放映分の最初と最後の戦闘シーン、あれが邪魔で邪魔で大嫌いでした。 なので、どうせこの本編も何かしら戦闘シーンを挟むものと思っていたら それが全くなかったので8点献上大決定。 うーん、でも、ただそれだけといった感じかなぁ。 テレビ放映分も外伝も見ると泣きそうになったり泣いたりしたんですけど、これでは泣かないなぁ。 琴線に触れる部分があまりなかったのかもしれないし、 斜め後ろの馬鹿がうるさかったり、逆の斜め後ろの馬鹿もちょっとうるさかったりしたからかもしれない。 だから映画館は嫌いだと思ってしまった。 まぁそれはともかく、最低ラインは超えたけど、最高ではなかったということです。 一つ良かったのは、今までの本編で常に「かわいいお人形」のようだったヴァイオレットちゃんが、 最後の最後にぐちゃぐちゃになりながら「人」に、ヴァイオレットになったところかな。 あと、音楽は同じかアレンジが多かったんでしょうけれど、かなり良かった。 [映画館(邦画)] 8点(2020-11-11 00:16:01) |
30. TENET テネット
《ネタバレ》 うーん、なんか、既視感ありまくりで、7点。 超ネタバレ。 ドラえもんとか藤子F短編ばっかり読んでると、先が読めてしまう。 たとえば前半に黒ずくめの真っ黒いのと戦うところがあるが、これは主人公だろうなと、思うのではなく、気づく。 それと、時間遡行の原理が謎。 なぜ本人と出会ったときだけ対消滅が起きるのか? 反陽子的な振る舞いをするならあらゆる粒子と対消滅するだろうに。 まぁそれじゃ映画にならないか。 なんだろう、その他、炎は寒く、持ち込んだ酸素が必要という要素も、まずそれ自体が邪魔くさい要素なのにそれを生かしたシーンがほとんどない。 宇宙空間ライクに酸素を求めるシーンがあっても良かっただろうに。 前半の犯人捜しはなかなか良かった。 そこで出てくる奥さんがすごくきれいだった。 だが、背が高すぎるやろ。 警備の男性より背が高いので、本当に守られてるのか?感。 ラストの戦闘は全くなくて良かった。 あれ、奥さんと旦那のシーンを見るためにくそつまらん戦闘を見せられてる感。 あと、旦那が頃されるのもつまらん。 旦那を頃したら世界が終わる、というラインは残すべきだった。 死ぬにしてもたとえば主人公が頃すべきだった。 だって、 そうしないと、奥さんが未来から戻って頃す必要なく、あの時間軸の奥さんがどうにかして銃を持ち込んで旦那を頃せばいいだけって話になっちゃうじゃん。 あとラスト突如出て来た男誰? 誰それという説明はいらないんだけれど、誰? ニールが奥さんの息子説は、ああ、そうかもねと。 彼の雇い主が主人公、これはベッタベタだったがこれはこれでよい。 要するに脚本が杜撰なんだよ。 惜しいんだけど、もっと完成度上げられるだろうという感じ。 単に一般客に数回見させたい勢いで書いたようにしか見えない。 この監督ならそんな次元を軽く飛び越えて新たな地平を見せてくれると信じてる。 インターステラーは10点だったが、これは「ブルーレイが出たら買ってやってもいい、映画館では二度と見ない」の7点。 一、二か月前のインターステラー再上映を映画館で見ておけば良かったと心底後悔した。 [映画館(字幕)] 7点(2020-11-11 00:02:22) |
31. 映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館
《ネタバレ》 基本的に新ドラはリメイクだけ見る、完全新作はひどいだろうから一切見ない、 だったのだが、たまたま見たこれは結構良かった。 タイトルの通り、ひみつ道具の博物館での話なのだが、 徹底的な悪人が登場せず、それでいて90分程度か、退屈せずに楽しめた。 ドラえもんとのび太の関係性の伏線は弱いと思うがそれでもなかなかいい。 この「悪人を出さない」という展開はアリじゃないかなぁと思うんだが、 今後に期待したい。 [地上波(邦画)] 7点(2020-09-25 22:35:45) |
32. クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
《ネタバレ》 タイトルからやばいと思っていたが、内容は想像通り、父ちゃんのコピー=ロボとーちゃん、という話。 ドラえもんでは絶対にこの路線は作れない、という次元をやってのけるのがすごい。 最初はとーちゃんがロボットになった、という流れで それを受け入れられなかったみさえもだんだん受け入れだして、 といったところで「本物」の人間とーちゃん登場。 これによりみさえにとって人間のとーちゃんがただひとりのとーちゃんとなるが、 しんのすけにはロボとーちゃんも人間とーちゃんも等しくとーちゃんなのだ。 もうここには全くの等価値である、という、この時点でしんのすけはまたしてもすごい。 普通の哲学的クイズの場合、人間のほうがよりとーちゃんである、ロボは偽物、で終わる。 そこで終わらず、等しい存在であると言い切るのがしんのすけである。 まぁ意地の悪いことを考えると「本物の本物」がロボのほうだった場合、どうなるかという話。 この話の場合は物語を終わらせるためにロボとーちゃんは自分が偽物であると自覚して死んでいく。 大人帝国もなかなか良かったが、この作品もPKディック的で非常に良い。 その非常に良い映画もラストのあたりのコロッケがうざすぎた。 これさえなければアニメによらず邦画の中でもかなり上位になれたのに。 だが、コロッケ以外は非常に良いので8点献上。 [DVD(邦画)] 8点(2020-09-25 22:31:17) |
33. 天気の子
《ネタバレ》 前半20分くらいはどうにもはまれず。 絵 前作よりも艶やかなのは雨が理由だろうが、特に前半の暗いシーンで気持ち悪くすら感じる。 それでいて小物は変なリアリティがあるので、ラブホにからあげクンがあるのはおかしいだろとなる。 それと背景動画がおかしいところが多々あり、しかもそれらのシーンが大抵重要シーンなので見ていてひどいなと。 一番ひどいのは「天気」を描いているのに、気温が10度下回ってもモブが寒がっていないのがおかしい。 雪が降るとき地表気温は平均3度以下だが、雪が降ってるシーン、半袖のモブが普通に歩いてるから。 そこら辺のリアリティが一か所でもないと、この手のはもうダメです、リアルに描かないほうがまだいい。 声 いわゆる職業声優を細かいところで出してるが、そんなんやるんなら主人公とヒロインを職業声優にやらせろよと。 前作よりも明らかに主人公とヒロインが下手だ。 俳優としては大根と言われる本田翼と小栗旬がなかなかに合ってた。 逆にきちんと攻めたつもりであろう平泉成が聞き取りづらかった。 音 BGMとしての音楽自体は特に悪くはなかったが、やはり劇中歌が五曲と多すぎ。 せめて前半と後半クライマックス二曲に抑えてくれないと。 物語としては主人公とヒロインがちゃんと出会ってからはなかなかに面白いんだが、 ラストの展開が誰がどう見てもエウレカセブンのラストとだだ被りしているなぁと。 それでもこの手の展開は好物です。 うーん、レンタルで見てみたが、買うには至らないかなぁ。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-05-30 23:53:32) |
34. 映画 聲の形
《ネタバレ》 漫画の最初の出会いは、一巻発売当初、コンビニで平積みしていたときだと思います。 マガジン系で一巻が平積みされてたのなんてこれと進撃の巨人くらいですよ。 それからは全巻買ってました。 映画も見に行きたいところだったのですが見に行けず、BDを予約して購入しました。 内容としては端的に障碍者といじめです。 これを週刊で連載させた講談社はやっぱり偉大です。 たとえばNHKが単発で作りました、京アニが単発で映画作りましたといっても驚かない。 週刊少年マガジンで一年以上もこの物語が連載されたということがすごいことなのです。 それくらいに漫画の物語はとても面白かったのですが、映画は、なんか、足りないんですよね。 絵は恐ろしいくらいに綺麗だし声優の配役や台詞も何も間違っていないのに、 漫画と比べると雲泥、としか言いようがないくらいに何か足りない。 ただ、非常に優れた映画作品だとは思いますし、以前NHKで放送もされていたので また、放送されることはあるでしょうからそれを期待するかですかね。 今調べたところ、Netflix、プライムには存在せず、 Youtubeとdアニメストアにはレンタルがあります。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2020-05-24 15:16:29) |
35. アナと雪の女王2
《ネタバレ》 本当にこの映画とは関係ない私的なことですが ネフリの契約をしたら次のページでU-NEXTの画面が出て その場では気づきませんでしたが、後でメールでU-NEXTに契約したということを知った。 ネフリ、危険! それはいいとしてU-NEXTで一本も見るものがないと思っていたんですが 月600ポイントゲットということで440円のこの映画を視聴。 そうしたら2時間の間で3回映像止まった。 何度かスピードテストしたが下り150Mbps超え。 U-NEXT、うんこ! 前作は物語ありきでそこに映像や歌を付けていった感じでしたが これは、映像ありきで物語を行き当たりばったりでくっつけてる感じ。 物語もエルサの大きな筋と、クリストフの小さな筋。 前半~中盤は横文字のオンパレードで、斜め見してたら全然ついていけない感じ。 ひとつ、最終的に馬を出したかったからという結論になるんでしょうけど、 どうしてアナは川で氷の舟に乗ってるのに その直後、エルサは海にダッシュで向かうのか、とかね。 尚、オラフは死なないと思っていたので死んでも驚きませんでした。 [インターネット(吹替)] 6点(2020-05-20 05:02:44) |
36. コンテイジョン
《ネタバレ》 全体としては良かったし、これを荒唐無稽とかなんとか言ってた人たちはもう一度見たらなんて思うかなぁといった感じ。 奥さんの会社が何かやらかしてそれでウィルスが発生したんだろうと、 最初にやたらその会社名が強調されるので誰もが嫌が応でも分かるであろう。 にしてもこんな何千万も死ぬ病気であれば別映画の、ほとんどの人が死滅した、という展開になるだろうし、 致死率が10%超えたら人間の活動限界を超えるというか、伝染する前にウィルスが自滅するレベル。 コロナは黄色で1%行かない、白黒で2-3%程度の致死率なのでここまで広がった。 他の要素がかなりリアリティがあるのに、致死率にリアリティがないのが残念。 しかもその描写があっさり台詞のみで終わってるのもね。 村や町まるごと死にました、みたいな描写がないと、ただ何千万人が死にましただけじゃね。 非常に良く作るとちょっとした凡ミスがかなり響くね。 あと、コンテイジョンという言葉は聞きなれないから直訳の「感染」にでもすりゃいいと思ったけど、 どうしてこう漢字二文字にするとB級ホラー感満載になっちゃうんだろうね。 [インターネット(吹替)] 8点(2020-05-13 03:35:31) |
37. 踊る大捜査線 THE MOVIE
出れば出るほど劣化していくシリーズってのはあって、その最たるものがこれ。 テレビドラマがマスターピースで、テレビスペシャルや映画は全部蛇足。 まだ見てない人がいたら、テレビドラマはサブスクにないからDVDレンタルでもして見てくれ、 それ以外はあともう見なくていいから、本当に!と言いたくなる。 テレビドラマ版の何が良かったって、相当にパトレイバーを意識した作りだったし (この映画のTHE MOVIEもパトレイバーの劇場版のぱk、オマージュ) 何より、フジテレビが移った湾岸という土地が、ちょうど閑散として空き地だらけというのも、 本当に時期的にパトレイバーをパクるには最高の舞台だった。 逆に数年置きに新作が出ることでいかに短期間にこの街が栄えたかも見ることができる。 そんなこんなでこの映画自体には何の思い入れもなくても、 20年も経って、大傑作ドラマの続編ってだけでもうなんか楽しめてしまうんだよね。 後半になるほど見てらんなくなっちゃうのは欠点だけど。 そうそう、何かに似てるといえば、順番は逆だけど、こち亀映画に似てる。 映画だからって話大きくしすぎるからつまらなくなるんだよ。 ドラマの良かったところは小さな事件だったということ。 ドラマをまだ見てない人がいたら、宅配レンタルででも借りて見てね。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-05-09 03:36:16)(良:1票) |
38. 銀魂
《ネタバレ》 漫画は序盤を何巻か嗜んだ程度、アニメは最初の6年分を10回ずつくらいしか見てない初心者です。 うーん、「なんとかの奇妙ななんとか」は第一章とか言っておいて、この映画は「最初で最後の」と言っておいて、である。 出だしの店長が原作に忠実で良かった。 そこからのCDTVでついていけるやついけないやつが分かれるかなぁと。 そこからのカブト狩り、金色近藤最高じゃぁぁぁぁぁ!!! で、紅桜自体はそんな好きじゃないんですよね。 まぁ話としては銀魂では一番まとまってるし、これが実写化されるのもわかりますけどね。 それはいいとして、Wikipediaで紅桜がAKIRAの悪質なパクリと何度書いても消されるのは何ででしょうね? 作者もパクリなのわかってるし、だから紅桜の次の回でSOLが出てくるじゃないですか。 悪質ウィキペディアンの削除厨はいい加減にしてほしいアル。 ていうか銀魂1も銀魂2もドコモがミニドラマ作ってましたが(沖田の姉とか眠れないアルとか)、 もし銀魂3を作る機会があれば、九ちゃんの誕生会(小栗旬之介君が出てくる)をぜひドラマ化してほしい。 てなわけで、映画として見るんじゃない、「アニメの実写化」として見れば何の問題もないだろう。 [インターネット(字幕)] 8点(2020-05-08 19:16:06) |
39. ブレードランナー
《ネタバレ》 北野武の「ソナチネ」なんかは「わかる人しかわからない」と割り切れるんだが、 この作品の場合は全世界の全ての人たちがこの作品の良さをわかってくれるはず、 と思えるというかそう信じてしまう。 ので、ときどき見る「この作品つまらない」に衝撃を受ける。 内容は割愛するが、この作品のいくつものバリエーションは、 主人公がアンドロイドかどうかというところを強く意識させるかどうか、である。 監督の答えは「イエス」であり、ハリソン・フォードの答えは「ノー」だった。 続編が作られたということは当然ノーの世界線だったのだろう2049は。 あとラストの曲が名曲過ぎてYoutubeとかAmazon Musicとかでエンドレスリピートしてしまう。 80年代初頭の日本の台頭、アメリカという国家の足元の不安、 機械が人間化していくということ、あるいは男女の分かりえなさ、 そういった諸々をSFにしましたという感じはどうしたってあるわけで。 そういえばトリビアでありましたね、この作品の舞台は2020年だったが、 「トゥエンティトゥエンティ」と言ってしまうと視力が2.0/2.0の意味になっちゃうから 2019年というものにしたとかなんとか。 [ブルーレイ(吹替)] 8点(2020-05-04 22:47:35) |
40. オール・ユー・ニード・イズ・キル
《ネタバレ》 いわゆるループもの、その中でも繰り返しの数が無数の、「ひどいループ」もの。 まず勝てない宇宙生物を相手に戦うが、なぜだかその宇宙生物からループ機能を伝染されてしまう?感じ。 失敗したら即死、という状況で何度も繰り返す様が、いかにも日本のシューティング好きが作ったんだろうなというあらすじ。 このキャストでこのノリはなかなか当たりだったと思う。 ただ、ラストのほうで、もうループは使えない、となってから妙に萎えた。 だって緊張感じゃなくて、絶対勝つのが分かる試合に移行しちゃったからねぇ。 そこをもう少し緊張感ある状態のままで終わらせてくれればとは思うが、全体のまとまりとしてはなかなか良かった。 宇宙生物の描写も、ハリウッドじゃなきゃ無理だろという感じのCGで良かった。 [地上波(吹替)] 8点(2020-03-26 22:27:59) |