521. ミッション:インポッシブル/フォールアウト
《ネタバレ》 6作目ともなると、あのシーンは何作目だったかな、これは、、とだんだん記憶が曖昧になってきてるんですけど(笑)、 本作はシリーズ全体で見てもかなり上位に行くんじゃないかと思うぐらいの出来栄えでした。 過去作のオマージュかな?と思うようなシーンもいくつかありましたが、アクションシーンがすごくリアリティあるんですよね。 ヴィジュアル的に派手さとか印象付けるとか言うよりも、実直にリアルさを希求するスタンス。 序盤のダイビングシーンからトイレでのファイトシーン、パリでのチェイスシーン、そしてヘリのアクションシーン。 監督の技量もありますけど本物を希求するトムだからこそですよね。 いい歳になっても大ジャンプに自分で挑戦する。すごい役者さんです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-12-20 21:21:13)(良:1票) |
522. プーと大人になった僕
《ネタバレ》 予告編見たときは、プーさんまんまぬいぐるみのやつやんと思ったんですが、 この内容ならこのぬいぐるみスタイルの方が確かに良いですね。 デイズニーアニメの見た目だとこの微妙なシリアスさが失われてしまう。 仕事ばかりしてないで休みとって家族大事にしてねって、ただそれだけの話なんですけど、 「何もしない」をやるプーさんは言ってみれば子供心そのもので、 仕事ばかりのロビンと対比させて大人の考えや生活スタイルを今一度見つめ直してみると言う、 そういう試みは成功していると思います。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-12-19 19:55:29) |
523. カメラを止めるな!
《ネタバレ》 なんの予備知識も入れずに観たのが良かったですね。 序盤、クサい演技とよくわからん展開のゾンビ映画が始まる。 それでもずっと長回しで、役者さんたちよくもまぁ全部覚えてやってるなぁと感心しながら観てると、 30分少々でエンドクレジット。え?これで終わり!?と思っていたら、展開がガラリと変わり、、、。 ゾンビ映画内で起きてた事実が明かされ、そういうことになってたのかぁと。 なんだかメタ映画みたいな展開で面白かったです。 私は映画学校に通っていた過去があるので、その頃のことを思い出しました。 映画は見るのは簡単ですが、作ってる現場は地味で泥臭い肉体労働の世界です。 そしてみんなの力で作る、誰か一人欠けてもできない。 人間ピラミッドでカメラ持ち上げるシーンはそう言うのを端的に表現してましたね。 [レーザーディスク(邦画)] 7点(2018-12-18 20:27:31) |
524. ミッドナイト・サン ~タイヨウのうた~
《ネタバレ》 夜中にしか会えないなんてシンデレラみたいなお話だなぁと思って軽い気持ちで観てたけど、 後半からヘビーになっていき、涙なしでは観れないような展開に。 いや〜意外と良かったです。もっと情緒的に脚色したら傑作にまでなったのではと思います。 終盤、陽の光を一度浴びてみたかったんだって外に出るシーンはじ〜んと来ました。 あとで知りましたが日本映画のリメイクなんですね。そちらも観たくなりました。 [DVD(字幕)] 7点(2018-12-18 16:52:01) |
525. ジュラシック・ワールド/炎の王国
《ネタバレ》 個人的には前作よりも楽しめました。 炎の王国というサブタイトルがついてますが、火山島のシーンは序盤だけで島を出てからが本題。 海に落ちたポッドからオーウェンが二人を救おうとするシーンはどうやって撮影してるのかなぁと感心。 映像的によく出来てるなと思いました。 本作の一番の目標はマンネリとの戦いかと思うのですが、それが見事に果たされていたと思います。 恐竜たちがまるで骨董品のように競りにかけられる展開や、頭の良いブルーがオーウェンたちを体を張って守る展開、 遺伝子操作で誕生した最強恐竜が、人を欺いて襲ったり、ベッドに隠れる女の子に忍び寄る様など、 恐竜というよりは知的モンスターという感じで新感覚でした。まぁこういうところは賛否あるのでしょうけど。 なんにせよ、恐竜が洋館の中を走り回るヴィジュアルは目に新しいものでしたね。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-12-13 20:49:07) |
526. モンスター・ホテル クルーズ船の恋は危険がいっぱい?!
《ネタバレ》 このシリーズには全然思い入れがなかったのですが、本作観て断然好きになりました。 モンスターのキャラを生かした笑いもいいのですが、エリカが武器入手するシーンでドラさんが常に守るという流れでダンスになっていく展開とか、 それからDJバトルのシーンですよね。あの武器を入手して何が起こるのかと思ったら悪の音楽でクラーケンを操るという斜め上の展開が始まり、 それから良い音楽でDJ対決を始めるというさらに斜め上の展開。1回目2回目の粋なジャブからのマカレナですよ。そんでみんな楽しく踊り出す。 いや〜やられました。笑いを超えて感動すら覚えました。8点献上。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-12-12 19:21:04)(良:1票) |
527. キネマの天地
《ネタバレ》 いやはや、、、、なんという豪華俳優陣。当たり前ですが、みんな若い! そして亡くなられた名優も何人も出演していて、もう二度とみられない錚々たるメンバーですね。 映画ファンのために作られたのかなと。昭和初期、映画が活動写真とも言われていた頃。 その当時の芸能世界に想いを馳せることができる良い作品でした。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-12-04 20:04:42) |
528. 故郷(1972)
《ネタバレ》 生業の船のエンジンが調子悪くなってきた。このままでは生活できんので島を出ることになりました、という、 一言で言えばただそれだけの話なので、ストーリーだけ追ったら5分で終わっちゃいそうなものなんですけど、 その行間をたっぷり見せていって人情映画に仕上げてるわけですね。 日々のお仕事とか、普段の暮らしとか、そういうのをリアルに描いていく。 こういうタイプの作品は、今となっては稀有だなと感じました。 本作では砕石運搬船というものが出てくるのですが、これがまた実に危ないなぁと。 木造で、転覆寸前ぐらいまで傾げて石を海に落としていく。昔は危険なことしてたんだなぁと痛感しました。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-12-04 19:47:57) |
529. パシフィック・リム:アップライジング
《ネタバレ》 まぁ普通に楽しめたことは楽しめたんだけど、前作に比べたら「カイジュウ」の魅力は低くなってるかなと思います。 前作は戦いに重厚感があったと思うのですが、本作の場合はなんというかトランスフォーマーっぽいんですよね。 動きが早すぎるといいますか、好みの問題なのかもしれないけど。 東京都心で大暴れするのは見応えありますが、その東京の看板とかが中国っぽい感じだったのが残念。 まぁ中国資本が入ってるからなのかもしれませんが。 マコが死んじゃったのも悲しいなぁ。もう続編は不要だなと思う作品でした。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-12-03 19:46:06) |
530. ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
《ネタバレ》 私も期待ゼロで見たせいか、普通に娯楽映画として楽しめる作品に感じました。 ロン・ハワード監督らしく、実に粗なく無難な出来栄え。 前日譚だからか、ヴィジュアル的に目新しさが全くなくアクション的にも地味。 印象に残ったのは列車のシーンぐらいかな? 一本のSF映画としてみれば王道展開のストーリーでまずまず楽しめます。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-11-17 19:52:40) |
531. ゲティ家の身代金
《ネタバレ》 観終わってから知ったのですが、ジャン・ポール・ゲティ役はもともとケヴィン・スペイシーが演じてたそうですね。 だけど降板となり、急遽クリストファー・プラマーが代役で演じたそうな。 これは「怪我の功名」ですね。ケヴィン・スペイシーだと若くてこの貫禄は出ないと思う。 実際はどうか知らないけど、この役はやっぱりある程度のジイ様の方が合っていると思います。 ただ終盤の暗黒面化していく描き方はちょっと安着すぎるかなと感じました。 脚本はすごく良く出来てる。話の組み立て方が上手いと思いました。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-11-17 19:37:42) |
532. ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディー
《ネタバレ》 1942年製作ということで、時期的なこともありアメリカ賛美のミュージカル映画でありました。 いま観るとなんだか逆に新鮮といいますか、こういう時代もあったんだなと興味深かったです。 愛国ミュージカルですが、どれもなんだか明るく楽しくなりそうな曲調でそういったところがアメリカらしいなと思いました。 ジェームズ・M・コーハンという実在のミュージカル巨匠を描いたとのことで、全く知らなかったので調べてみましたが この方は同じ1942年に亡くなってるのですね。そのコーハンを演じたジェームズ・キャグニーも本作で初めて知り、 これまた調べてみると実に多彩な方だったんだなと。いろいろ勉強になります。 作品としてはテンポが良く、国威発揚を目的としながらも娯楽要素がしっかり詰まっていて楽しめます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-11-13 23:22:40) |
533. ロシュフォールの恋人たち
《ネタバレ》 最近のミュージカル映画は技巧的にすごく凝ったものが多いですが、 こういう古いミュージカル映画のある種のプリミティブな感じもまたいいですね。 『ラ・ラ・ランド』の最初のシーンは、本作の始まりのシーンにインスパイアされてるのかしら。 常に晴天で、そして全てがカラフルで、そして楽しい楽曲。 観ているだけで、とてもポジティブな気持ちになります。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-11-13 18:34:45) |
534. 世界にひとつのプレイブック
《ネタバレ》 あ、これでジェニファーはオスカー獲ったんですねぇ。 確かに、板についた役柄というか、実にナチュラルではありました。 大半が怒ってる印象しかないけど(笑)、それ故にポジティブなシーンでの表情がより際立った感があります。 パットは実に鈍いですねぇ。あんな無理やりなダンスのお誘いの時点で気がつかなきゃ。 終盤のダンスシーンがそれほどドラマチックではなかったのが残念だけど、まぁ終わり方はとてもハッピーで良かったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-11-13 17:54:48) |
535. 幕末太陽傳
《ネタバレ》 初めて観ましたが、映像的にはものすごく凝っていて時代的な再現も素晴らしいと思うのだけれど、 感覚的にはすごくポップで新鮮な時代劇だなと感じました。出演者の面々を見てもそうなんだろうなと。 テンポが早くみんな早口で、ぜんぜん飽きさせない。そして全体的に画がカッコイイです。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-10-31 19:46:28)(良:1票) |
536. アゲイン 28年目の甲子園
《ネタバレ》 野球によってバラバラになった人達が、また野球によってつながり、そして和解するお話。 確かに、昔ながらの演出といいますか、実に邦画的な感動映画なんですが、 中年以降の人、特に高校球児とかだった人にはドンピシャなんじゃないかな。 おっちゃんたちが、年甲斐もなく真剣に野球やって青春をまた取り戻してる様は良いですね。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-10-30 19:20:55) |
537. なにはなくとも全員集合!!
《ネタバレ》 先日見た他の作品と比べると、テンポもゆるく何より笑いが少ないなと思いました。 そしてドリフターズも、主役というより脇役で、三木のり平と中尾ミエが中心。 シリーズ最初ということで、まだパターンが手探りだったのかな。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2018-10-30 16:45:30) |
538. 木と市長と文化会館/または七つの偶然
《ネタバレ》 まさにフランス映画という感じですね。 そうだなぁ、先生の娘さんと市長のやりとりが一番印象深かったかな。 10歳であんなにディスカッションできる。議論好きのフランス人らしさが出てました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-10-29 19:49:21)(良:1票) |
539. マクリントック
《ネタバレ》 お好きな人には申し訳ないのですが、なんじゃこりゃ?というのが感想でした。 ジョン・ウェインが出ている西部劇作品の一つではありますが、ドンパチなどはなく、一言で言えばドタバタ喜劇です。 まあそれはいいんですよ。こういうのもたまにはいいと思います。 型破りな強妻のキャラも目新しいものだったのでしょう。 でもほとんど笑えず。当時の人は、こんなドタバタでみんな大笑いしてたのかなぁ、と物思いにふけっておりました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-10-28 19:12:10) |
540. ヤングガン
《ネタバレ》 ロック調の音楽で始まるオープニングから、 まるで彼等がロックスターであるかのような渋い演出が光っております。 新時代の西部劇、と言ったところだったのでしょうか。 チャーリーシーンはわりかし早く死んじゃう役だったけどかっこ良かったし、 知的な役柄のキーファー・サザーランドも印象深かったです。 でもやっぱり主役のキッド。人を殺すことに躊躇がない役柄ですが、 育ててくれた英国紳士への人情が彼の魅力を光らせております。 終盤の籠城から、まさか脱出できるとは思っても見なかったのですが、 あそこで全滅したら70年代のニューシネマですから、そこはやっぱり80年代ですよね。 色々な意味でその時代を感じさせてくれる作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-10-28 18:46:05) |