1. 居眠り磐音
原作未読。序盤にはビックリしたが、その後の展開もテンポがよく楽しめる。桃李くんの演技もよい。藤沢周平に比べるとエンタメ度は高いね。他方、所謂「美しさ」には欠けるが。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-08-28 17:03:26) |
2. アルキメデスの大戦
もっと戦闘シーンがあるかと思っていたので、予想よりも地味ではあったが、中々面白かった。一般的には海軍善、陸軍悪のように言われることが多いが、実際はそんなことはないという点は上手く描けていたように思う。海軍と言えども組織なので政治力は働くし、「理」だけでものが片付くわけもなく「情」も必要であり、そのバランスが大事ということだろう。数学の正しさ故の正義を唱える主人公は最終的にそのことに気が付いたのか否か。フィクションにアレコレ言っても仕方ないのだが、大臣・将校系は実際よりも年配のワリには総じて軽かったかな(特に山本五十六は役所広司と比べるとねえ)。原作はもっと細かく複雑に描かれているようなので、いつか読んでみたい。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-08-12 16:33:12) |
3. グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~
あんまりコメディになってないね。テンポも悪いし。舞台版の方がテンポがよくて面白かったかな。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2023-09-26 11:07:47) |
4. ゴーストライター
《ネタバレ》 過去を暴かれたら困るのに自伝を出そうとするとか、借りた車でカーナビ使っちゃうとか(で、殺したのに消去もしてないとか)、監視されまくりの別荘で奥さんとデキちゃうとか、部屋には鍵もなく誰でも出入り自由とか、ネットの検索で陰謀が暴かれるとか、設定にマヌケな部分が多々あるものの、それなりの緊迫感はあり飽きずに最後まで見られる。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2023-08-21 13:14:53) |
5. パニック・マーケット3D
ちょっと意外性がないというかオーソドックスで古典的かな。 [地上波(吹替)] 5点(2023-08-14 22:28:49) |
6. MEG ザ・モンスター
《ネタバレ》 まさかステイサム素手でサメと戦わないよな、と思ったらしっかり戦うし。 [地上波(吹替)] 6点(2023-08-14 17:29:15) |
7. ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン
《ネタバレ》 結局「男に救われる」ってのがねえ。ケーキ屋を再開する方がオチとしてはよかったと思うが。ちなみに、ウィルソン・フィリップスはよく聞いてたので懐かしかったな。 [地上波(字幕)] 5点(2023-08-11 13:43:48) |
8. ハイジ アルプスの物語
どうしてもアニメ版の影響を受けて見てしまうが、アルプスの風景はとてもよかった。ペーター役の子は顔がちょっとねえ。他方、ロッテンマイヤーは美人過ぎかな。吹替版なら「クララが立った!」を強引にでも入れて欲しかったところ。ちなみにヨーゼフは出てこないけど、調べてみたらアニメオリジナルキャラらしい。あと「パンの持ち帰り」はアニメは「白パン」なんだが、これもアニメ版で変更したんだろうか。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2023-08-07 15:22:10) |
9. デス・ウィッシュ
ブルース・ウィリスじゃ「いかにも」って感じがしてミスキャストかな。非アクション系俳優の方がよかったような。類似作品としては先日見た『ブレイブワン』の方がオモシロイ。 [地上波(吹替)] 6点(2023-08-07 12:35:43) |
10. ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
《ネタバレ》 どこまで史実なのかはわからないが、和平に傾いたチャーチルが国王の助言により街の声を聴いて徹底抗戦を決心したというのは本当なんだろうか。ならポピュリズム的でもあり、政治家として疑問符もつくところではあるが。本作で一番肝心な部分なので、そこがフィクションだとすると、ちょっとどうなんだろうとは思う。結果的にイギリスが勝てたのはアメリカが参戦したお陰だし、チャーチルは過大評価されてるような気にもさせる作品ではある。よって、「ヒトラーから世界を救った男」ってのはちょっとオーバーなんじゃないのかと。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2023-07-28 14:06:37) |
11. 黄色い星の子供たち
《ネタバレ》 どこまで実話に忠実なのかはわからないが、煽情的ではなく、総じてドキュメンタリー風に落ち着いて淡々を描いているところにリアルさを感じる。ヴィシー政権下のある種の「グレー」さも上手く描けていたように思う。冒頭とラストでメリーゴーランドが出てくるが、最後の少年の「眼差し」が非常に印象的。政権や体制が変わったら豹変する大人たち、他方で他国の軍隊が駐留しているという状況は何も変わらないのにヘラヘラとしている大人たちに対する不信感や怒りの表現なんだろうか。冒頭で独軍にカメラ撮影された時との態度の違いが試練を潜り抜けた少年の成長を感じさせる。 [地上波(字幕)] 8点(2023-07-27 13:01:42) |
12. search サーチ
パスワードが安易にわかってしまうのが非現実的だし、父親の1人称目線で進むかと思ったらそれも限界があって、途中から誰目線なのかわからなくなるし、色々と粗はあるものの、画面のみで物語が展開していくのは試みとしては面白い。 [地上波(吹替)] 6点(2023-07-25 13:34:00) |
13. バリー・シール/アメリカをはめた男
題材的には面白そうなのに(脚色はかなりあるようだが)、作品としてはイマイチ面白味が感じられない。原因としてはコメディ?にしてしまったせいで、緊張感が欠如しているのと、トム・クルーズがミスキャストだったからかもしれない。もっと陰のある役者で政治的陰謀をメインにシリアスに撮れば、面白くなったように思えるが。 [地上波(字幕)] 5点(2023-07-23 16:55:31) |
14. ターミネーター:新起動/ジェニシス
タダでさえタイムトラベルものはややこしいのに、TVの100分程度の放映なので30分程度カットされているせいか、話が少々わかりにくかった。映像的にはそれなりに楽しめるので、あまり難しいことは考えずに見ればよいのだろうが、シュワルツェネッガーがイジラレキャラみたいになっているのが、作品全体のレベルを下げて幼児化しているようにも思える。吹替だから尚更そう感じるのかもしれないが。 [地上波(吹替)] 5点(2023-07-21 00:51:48) |
15. はじまりのうた
キーラ・ナイトレイは魅力的だし全体的な雰囲気は悪くないのだが、善人ばかりで悪人は出てこないし物語としてはあまりにも平坦。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2023-07-13 00:53:48) |
16. 起終点駅 ターミナル
《ネタバレ》 原作未読だが他作は読んだ事があり、それなりの力量がある作家という認識だったのだが、これは脚本化や映像化に失敗したのかなという印象。裁判官が不倫してその相手が自殺してるのに国選弁護人やってるってのも少々非現実的だし、弁護した若い女が転がり込んできて生きる意味?を問い直すなんてのは中高年男の妄想でしかなく、現実離れもいいところ。まあ、そういう妄想を楽しむ分には一定の価値があるのかもしれないが。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2023-07-11 02:08:24) |
17. アウトロー(2012)
《ネタバレ》 どんな壮大な陰謀があるのかと前半は楽しめるんだが、結局はショボイ利権絡みの事件で後半が萎える [地上波(吹替)] 5点(2023-07-05 12:25:43) |
18. ブロークンシティ
《ネタバレ》 秘書の子は好感が持ててよかったが、内容的にはよくある再開発がらみの政治汚職モノでありきたり。不倫じゃなく「情報提供」だとしても、密会して抱き合ったりするのはちょっとねえ。あと、対立候補に魅力がないのも難点で、盛り上がらないね。 [地上波(吹替)] 5点(2023-06-26 15:25:14) |
19. イエスタデイ(2019)
設定は興味深く、所々にコメディらしさもあるんだが、なんのヒネリもない予想通りの展開で終わってしまった。もっと主人公が追い詰められて葛藤すれば面白くなったのかも。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-06-25 14:38:28) |
20. プライベート・ウォー
《ネタバレ》 同僚の「中毒なんだよ」の台詞に象徴されるように、精神的に少し病んでたのかもしれない。酒やタバコ、そしてムダに多いと思った性的シーンもある種の中毒なんでしょう。あとは命を賭けて危険地帯へ行く(映画だから過剰演出はあったかもしれないが)ことへの「快感」だとか、好奇心や正義感もあったでしょうし、それを世界に発信するという承認欲求もあったでしょう。ただし、マスコミの力で世界を変える(救える?)というのはちょっと思い上がりかな。とはいえ、そういうマスコミ人の「厭らしさ」も感じられたのはよかったし、様々な欲にまみれたひとりの女性の生き様はそれなりに描けていたようには思える。疑問なのは冒頭とラストのつながりで、同じシーン・セリフが出てくるものの、ラストの方は台詞をカットしていること。これが謎で仕方ないので誰か教えて下さい。BS松竹東急で見たのですが、基本はノーカット放送なので局側の都合によるとも思えないのですが。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2023-06-20 12:56:15) |