1. ちはやふる 結び
《ネタバレ》 王道のさわやかスポ根・恋愛・青春もの。 百人一首の歴史や競技カルタの戦術など、知識欲を満たしてくれる。 キャラクターに合ったコちはやふる 結びミカルなシーンのセンスの良さを感じる。 広瀬すずはヒロインとして適役で、その人気の理由がわかるくらいには魅力が出ている。 ただ、「上の句」「下の句」も原作も見ておらず、いまいち人間関係や背景、競技のルール等を掴めないままの視聴で、それほどストーリーに入り込めなかった。 せめて「上の句」を見てからのほうが良かったか。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-07-14 10:25:33) |
2. イエスタデイ(2019)
《ネタバレ》 やっぱりビートルズの歌は時代を超えた名曲ばかり。 ストーリーには『ボヘミアン・ラプソディ』ほどのインパクトはなく、よくあるパターンのウェルメイドなハッピーエンドのラブストーリー。 新しい女性マネージャー以外は皆、思いやりのある良い人ばかり。 恋人をジャックに取られた友人が相手を思いやってすぐに引き下がったり、ビートルズの秘密を知っている二人がジャックにただ感謝を伝えに来たり。 設定自体がファンタジーなので、その辺りもおとぎ話的な展開でいいのかもしれないが、あまりにものわかりが良すぎるので、せめて一人くらいは秘密をネタに最初は金をせびろうとするがジャックの人柄に気持ちが変わるくらいの起伏があっても良かった気はする。 全般的に予定調和なのだが、それでもジャックとエリーが朴訥で好感度が高く、友人のロッキー役がとても良いダメっぷりを出している。 そのキャラクターの魅力に加えて、『ボヘミアン・ラプソディ』ではクイーンの名曲が映画の魅力を増したように、ビートルズの曲の力で映画が3~4割増しになっている印象。 [インターネット(吹替)] 7点(2024-07-01 07:28:14) |
3. ANNA/アナ(2019)
《ネタバレ》 リュック・ベンソン監督の得意ジャンルのようで、『レオン』と同じくらい、『ニキータ』よりは楽しめた。 KGBとCIAの男を両天秤にかけたアナの恋愛模様を入れながら、看板のアクションシーンはクールでスタイリッシュ。 サッシャ・ルスはモデル上がりとは思えないアクションで、スーパーできる女感を出しているが、それを引き立てているのが指南役のヘレン・ミレンの存在。 狸ババアの食わせもの感を存分に発揮して、作品全体を締めている。 [インターネット(字幕)] 8点(2024-06-29 08:27:36) |
4. アメリカン・スナイパー
《ネタバレ》 数多くの敵を狙撃しても、それはゲームではなく人間の命を奪っている所業。 戦地では爆弾を抱えた母子も狙撃しなければならず、心の葛藤に苦しむことになる。 たとえ戦争が終わっても、PTSDなど人々の心にも大きな傷跡を残す。 伝説のスナイパーとして祖国の英雄となったクリスでさえ、そのダメージから逃れられない。 ラスト、クリスの命を奪ったのはてっきり弟のジェフかと勘違いしてしまったが、クリスと同じPTSDに苦しむ赤の他人だった。 その余韻がなんとも言えない。 [インターネット(吹替)] 7点(2024-06-29 08:26:19) |
5. しゃぼん玉
《ネタバレ》 歪んでしまった青年が田舎の老婆との交流で人間らしさを取り戻していく。 市原悦子の田舎のばあちゃん感がたまらなく良い。 おばあちゃん子には特に刺さるストーリー。 [DVD(邦画)] 7点(2024-06-29 08:25:17) |
6. 探偵はBARにいる
ストーリーの起伏に富んでいるところは、さすが古沢良太脚本だと思わせるが、主人公のキザっぽさが鼻について魅力を感じない。 ハードボイルド系だからだろうけど、それならコメディタッチは中途半端に感じてしまって、あまり相性の良いものではない。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-06-28 07:16:23) |
7. 2重螺旋の恋人
《ネタバレ》 ただのエロティックサスペンスではなく、ストーリーに深い秘密が隠されていて、どんでん返しの展開がある。 双子だったのはポールではなく、女の方だった。 子宮内で双子の片方が他方を吸収するというのが、現実に症例があることとは知らなかったので一つ勉強になった。 『マルホランド・ドライブ』のデヴィット・リンチやクローネンバーグ作品を彷彿させるが、それらは自分の好みではない。 [DVD(字幕)] 5点(2024-06-28 07:10:56) |
8. アトミック・ブロンド
《ネタバレ》 スタイリッシュでクールなスパイ物。 MI6(英)とKGB(ソ)の二重スパイでもややこしいのに、実はCIA(米)工作員だったという三重スパイなので、話が込み入りすぎて掴みにくい。 シャーリーズ・セロンはクールビューティーでカッコよくて適役。 [インターネット(吹替)] 5点(2024-06-28 07:09:18) |
9. 闇金ウシジマくん
ダークヒーローの主人公にあまり魅力を感じない。 ダークヒーローとして成立させるなら、もっと痛快感が欲しかった。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-06-28 07:06:34) |
10. 君の膵臓をたべたい(2017)
浜辺美波は好きなタイプのはずなんだけど、内容がライトノベルの薄っぺらさを感じてしまう。 あざとくても感情移入できれば良かったのだが、これでは泣けない。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-06-27 15:40:28) |
11. 二重性活 女子大生の秘密レポート
なんか昔の西ドイツのポルノ映画のようなタイトル。 印象に残るのはそれくらい。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-06-27 15:39:09) |
12. ひとよ
《ネタバレ》 殺人犯の子として生きていかねばならない悲哀。 雄二(佐藤健)は堂下(佐々木蔵之介)に実父を投影し、堂下は逆に雄二たちに我が子を投影し、互いの思いのたけをぶつける。 投影によって抑えられていた感情が露わになる展開がうまい。 ただ、雄二には好感が持てず、母(田中裕子)の気持ちの方に寄り添ってしまう。 いくらそれしか書く才能がないからといっても、母を売るような記事を書く息子は許せない。 でも、それを我が子のために喜んで許せるのが母性なのだろう。 家族の崩壊と再生はよくあるものだけれど普遍的テーマなので共感はしやすい。 俳優陣がみな達者でそれぞれ持ち味を発揮していて良い。 特に田中裕子には改めて感心させられる。 タイトルは「人よ」の意味かと思っていたが「一夜」と掛けてのひらがな表記だったのか。 [DVD(邦画)] 7点(2024-06-27 11:27:01) |
13. ルース・エドガー
とてもリアルな人間描写だけれど、スッキリしないラストでモヤモヤが残る。 こういう作品は好きじゃない。 [インターネット(吹替)] 3点(2024-06-27 11:22:31) |
14. 新感染 ファイナル・エクスプレス
それなりに楽しめるのだが、よくあるゾンビ物の域を超えるものではなかった。 [インターネット(吹替)] 5点(2024-06-27 00:22:59) |
15. ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ
前作が良すぎたせいか、続編にあたる今作にはガッカリ。 出来栄えがまったく違って、そのギャップで評価も厳しめに。 [地上波(吹替)] 4点(2024-06-27 00:21:59) |
16. 見えない目撃者(2019)
何だか韓国映画っぽいなと思ってたら、韓国映画「ブラインド」のリメイクだった。 [インターネット(吹替)] 5点(2024-06-27 00:19:22) |
17. ガール・イン・ザ・ボックス
これが「キャメロン・フッカー事件」の実話ベースというのが驚き。 でも、日本にも過去に似たような監禁事件はあったか。 [インターネット(吹替)] 6点(2024-06-27 00:18:20) |
18. コリーニ事件
《ネタバレ》 重厚なヒューマンドラマで見ごたえがある。 実話ではなくフィクションだけれど、時効の短縮で多くの戦争犯罪人の罪を見逃すことになったドレーアー法は実在のもの。 事件の真相に元ナチが隠されていたというのは何度も見たパターンだけれど、この法律を扱うことによって一味も二味も違ったものになった。 [インターネット(吹替)] 7点(2024-06-27 00:17:14) |
19. プラットフォーム
メタファー的な要素の強い作品は、感情移入ができないので苦手。 [インターネット(吹替)] 3点(2024-06-26 15:25:36) |
20. マッド・ハウス(2020)
引越し先がマンションごとカルトの共同体だったら――。 この映画よりも実際のカルト集団による「北九州連続監禁殺人事件」や「尼崎連続変死事件」の経緯を追ったほうがずっとリアルで恐ろしい。 [インターネット(吹替)] 3点(2024-06-26 15:23:28) |