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プロフィール
コメント数 127
性別 男性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/23806/
年齢 41歳
自己紹介 多少の恥は承知の上で素直に書きます。

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1.  新吼えろペン
破天荒さとリアルさがちょうどいいバランスになって、最高に面白い。それを言っちゃお終いだよ、ということを毎回のように言ってくれるのが気持ちいい。その点では前作を遥かに凌駕していると思う。
9点(2008-05-05 03:04:48)
2.  SUGER
新井英樹が描くだけあって、他に観たことのないような斬新なボクシングものになっている。キャラクターもそうだけど、単純に表現として衝撃的な手法も多くて、読んでいて驚かされることもあった。  主人公の石川凛はボクサーとしてはまごうかたなき天才で、でも超おしゃべりのお調子者で、あほで……というかなり片寄った人物。ようするに才能としてはずば抜けていても性格的には並、というかそれ以下のところもそなえている普通の少年が、誰にも予想のつかない形で成長していく。才能に振り回されているだけだったのが重い授業料を払って、いつしか真の能力を覚醒させていく。天才の成長譚という、『はじめの一歩』とはまったく違った作品となっている(まあこれは考えすぎかもしれないけど、一時期の『一歩』は意識していたんじゃないかという雰囲気があった)。  ちなみに個人的には凛より中尾会長の救いのないキャラクターが大好きです。
9点(2007-12-06 02:38:47)
3.  ジョジョの奇妙な冒険
小学生の頃からコミックを集めていた(どんな小学生だ)、長年のファンです。  ゴシックホラー風味の一部・二部も悪くないけど、やっぱり「スタンド」概念の登場する第三部以降が素晴らしい。今では特殊能力を扱ったコミックは珍しくないけれど、これが原点にして頂点だろう。  突然手首が吹っ飛ぶ、などのこのマンガにしかない強烈な演出があり、ホラーやサスペンスを猛勉強した著者ならではの作風が形成されている。世界中を飛び回る第三部、苛烈極まる第五部がお気に入り。究極の悪ディオ・ブランドー、殺人鬼吉良吉影など、悪役が愛情をもって造型されているのも成功の要因だろう。  画風に嫌悪感を持つ方が多いようだけど、大ファンである自分ですら「嫌いでは、ないかな」という感じなので、弁護はできない。着方のわからない服、真似したくない髪形、次元のひずみにいるとしか思えない立ち姿など、非常にあくが強いのは確かだ。ギャグマンガでパロディにされることなんかしょっちゅうだし(『ついでにとんちんかん』の頃からすでにやられていた)。でも常に人と違う表現をしようと努力する著者の姿勢は、評価されていいと思う。
9点(2007-11-01 23:38:32)
4.  シグルイ
そんなバカな、というキャラと必殺技のオンパレードだけど、驚異の演出力でぐいぐい引っ張る。残酷でエロもある異色作ではあるけれど、一気読みは必至の面白さ。敵役よりも主人公位置にいる藤木源之助のがろくでなしに思えるのは気のせいか? ていうか敵も味方もばけものばっかりだ(とくに岩本虎眼がやばい)。巻を追うごとにテンションは上る一方で、新刊がほんとうに待ち遠しい。
8点(2008-01-01 21:22:45)
5.  敷居の住人
途中から作者の意識が変わったのが明らかに見て取れます。序盤は多田由美のものまねなどが見られて少々苦しかったりするんだけど、中盤からは俄然面白くなってくる。わかりやすく成長するでもなく、あーでもないこーでもない、とぐだぐだ悩んだり凹んだりする主人公を見ていると笑ってしまうんだけど、いたたまれなくもある。ああ、こういうのって思春期だよなあ。何気に自己中心的な女性陣の振る舞いにもリアリティがある。そうそう、精神不安定な女の人って本人は悪気はないんだけど、かなり残酷なことするんだよね。著者の出世作、まだ青い部分はあるとしても、やっぱり面白いです。
8点(2007-11-29 01:17:34)
6.  G戦場ヘヴンズドア 《ネタバレ》 
なんといっても、坂井大蔵が息子に気づかずにその横の鉄男を抱擁する、表彰式のくだりが印象的だった。正直それまではなんとなく読んでいたところもあったんだけど、それ以降はぐいぐい引き込まれていった。  思うに、境田も阿久津も、酒やギャンブルに嵌まっている父親なんかよりある意味ずっと恐ろしい。漫画にかける気持ちが家族の情にも勝り、周囲の人間をないがしろにしてなお、迷いがない。  創作に熱中している本人も必ずしも幸せというわけではない。ただ苦痛と喜びがない混ざった幸福よりも密度の濃い時間があって、一度それを知るともう抜け出すことができない。漫画に限らず、創作に身をやつすことの面白さと怖さを上手く捉えていると思う。
8点(2007-11-13 00:12:15)
7.  邪眼は月輪に飛ぶ
いつもは壮大なスケールの物語を大団円に収束させることに力を尽くしている著者だが、この作品は短い。しかし短いからこそ、その無駄のない展開の妙、卓越した構成力が明確にみてとれる。そして血が熱くなるようなアクションエンターテインメントとしてのテンションは、微塵も衰えていない。  年老いた猟師とアメリカの若き捜査官という異色の主役コンビも素晴らしい。いつも思うんだけど、藤田和日郎のキャラクターの組み合わせ方は絶妙だ。ひとりひとりはあくが強くて、良くも悪くも片寄ったキャラクターなんだけれども、手を組めば補い合い、調和する。不完全な連中が互いの背中を守ることで、どんな怪物より心強い最強の存在となる。  もちろん、“ミネルヴァの梟”という敵の魅力も忘れてはならない。超常の力を持つ“梟”はあまりにも恐ろしく、けれど途方もなく寂しい怪物だ。『うしおととら』の“白面”もそうだったけど、圧倒的な力を持っている代わりにひどく孤独な、人間側とは対照的な存在なのだ。見るもおぞましい化け物でありながら、いつしか読者は“梟”を哀れんでいる。こうした悪の描き方に、藤田和日郎独自のヒューマニズム(といったら大げさかな)が見て取れるように思う。  大長編は時間がかかるしちょっと…という方にはとくにおすすめしたい。短いながらも密度は濃く、藤田和日郎の最良の部分が凝縮されているといってもいい良作である。
8点(2007-11-04 18:28:19)
8.  地獄先生ぬ~べ~
正直子どもの頃は「ジャンプから消えてしまえばいいのに…」とか思ってたけど、これはこれでいいマンガなのかもしれないと最近になって思えてきた。個性豊かな生徒が大勢いて、それぞれを主人公に配置できるという設定の強みがあり、ジャンプには珍しい一話完結型で連載が続いたタイプ。今文庫を立ち読みしたりすると、けっこうエグイ。見開きで怖い絵をドーンと見せる演出とか上手いし、哀しい話は今のジャンプでは珍しいくらい重かったりする。ていうか眠鬼……いろいろな意味で記憶に焼きつくマンガだった。いい意味でも悪い意味でもいい加減なところがあるから、完成度うんぬんをいえば苦しいところもあるけど、子どもの頃の思い出に残っているのは間違いない。良作? かもしれない。
7点(2008-05-31 20:46:48)
9.  失踪日記
ホームレス時代の生活やアルコール中毒者病棟での日々を、ダウナーになることなく飄々と語り、乾いたユーモアに満ちた独自の空気を獲得している。とても面白いし、よくできているとは思う。とはいえ、新聞等世評の圧倒的高評価を見ていると「そこまでのものか?」とは思っていた。上手いのは確かだけれど、深く揺り動かされる部分はない。絵柄といい内容といい、普段活字しか読まないような人でも褒めやすいのかもしれない……というのは穿ち過ぎでしょうか。
7点(2007-11-18 20:04:22)
10.  ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン
ほぼ全編に渡って刑務所が舞台、という少年誌としては非常に意欲的な試みの第六部。初めて女性の主役を据えたのだが、第一話で「ちっきしょ~看守に○○見られちまったよ……」といきなりド下品発言から開始。この女は普通のマンガの美少女とは違いますよ、「萌え」どころか男も踏んづけるようなやつなんですよ、という作者の宣言のように思えた。  刑務所だけに、キャラクターも猟奇的な殺人者からカルト集団の教祖まで、癖のありすぎる連中ばかり登場する(それはいつもか……)。また舞台はかなり限られているのだが、荒木飛呂彦の想像力はいつも以上に自由だ。無重力空間での攻防があったと思えば「透明なゾンビ」という異様な敵に襲われ、さらには空から降ってくる毒ガエルの雨、植物化、カタツムリ化する人間達……奇想天外なイメージの奔流に感動すら覚えた。  ところがクライマックスが近づくに連れて荒(?)が目立ち初め、しかもまったく想像外の結末を迎える。面白いのは確かだが、シリーズ中最大の異色作といってもいいだろう。こんなにマッチョな女性ばかり登場するコミックもめずらしい。
7点(2007-11-01 02:12:56)(良:1票)
11.  11人いる!
普通に面白いです。でも普通以上のものはなく、手塚治虫のSFを読んでいるようで萩尾望都らしさは若干薄いかもしれない。ミステリー的な結末も、ちょっと擦れたミステリ好きなら予想の範囲内でしょう(発表された年を考えるとすごい?)。いちばん衝撃だったのはフロルというキャラクターの特異な設定で、これは萩尾望都以外の作家が書くとつまらないギャグになりかねない(ていうか普通思いつかない)。愛らしいんだけど好きだといわれるのはためらわれる、ちょっと不思議なキャラクターでした。
6点(2007-10-30 16:34:55)
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