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アラジン2014さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 678
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  光の旅人 K-PAX
ケビンスペイシー&ジェフ・ブリッジスのダブル主演なのにこの安っぽさには驚かされます。(悪い意味で安っぽいB級映画風に見えてしまっていて非常に勿体ない) 中盤、若干の間延び感があるので余計にかったるいのかもしれませんが、まあ、哲学的な雰囲気の作品なので致し方ない部分なのかもしれません。 個人的にはこの映画にかなりハマってしまったので原作本まで取り寄せましたが、原作本と映画版は結構雰囲気が違っていて驚きます。原作と比較すると映画はより宇宙人に寄せて描かれています。映画ではどちらかというとプロート目線で、地球人(+パウエル医師=ジェフ・ブリッジス)の救済といったファンタジックな流れの優しい雰囲気に仕上がっていますが、小説版ではもっとパウエル医師の目線で、どちらかというと現実路線で精神病と向き合いつつも説明がつかない謎をどうやって理論的に説明するか?といったような、小難しい流れがメインとなります。  色々書くとネタバレになるので書きませんが、この映画には素敵な教訓が沢山散りばめられています。外から見た地球人という観点から、観客自身が自分たちの置かれている状況を客観的に考えることができるようになっています。光の速度で旅して行って帰ってくるという小芝居はあまりに適当過ぎて笑えますが、「結婚という概念があるのは地球だけだ、宇宙では誰もそのような非合理的なことは行わない」など、妙に説得力がある話も多くて興味深い。  青い鳥の一件と合せて故郷(K-PAX)へ帰ると言い始めてから俄然面白くなります。ラストへ向かう緊迫感とスピード感は大変素晴らしく、オチもかなり納得できるものでした。重要だったはずのプロートが何者であったのか?という疑問が小さなことのように感じられる素敵なラストは今も心に残ります。個人的には非常に高評価だったので一生懸命人にお勧めする作品ですが、一般的には知名度が低くて非常に残念な作品だったりもします。
[DVD(字幕)] 8点(2024-03-25 02:18:14)(良:1票)
2.  96時間
「結構面白いっす。」 そんな軽い感想が残るお手軽映画でした。スタイリッシュでサクサク進みますし、電話の一件などカッコいいパートもあります。でもなんだか軽いんですよね。。ストーリーも予定調和で、ラストもまるで定番時代劇のようなお手軽具合でした。TVで放送されていたら観ても損はありませんが、裏を返せばその程度かも。。  【2024/2 追記】 TV放送が録画されていたので久しぶりに見ました。皆さんおっしゃるようにとてもよく出来ていて、軽快で無駄をそぎ落としたスピーディーな展開は見ていて気持ちが良い。しかし初鑑賞時同様、、ご都合主義過ぎる展開が悪い意味での”軽さ”に繋がってしまっていて残念です。 特に気になるのがやはり娘キム(マギー・グレイス)と母親(ファムケ・ヤンセン)のバカさ加減。17歳であれば引退したパパ(旦那)の以前の仕事が何であったのかはある程度察しがついているハズだし、誘拐直後にサム(リーランド・オーサー)との電話に普通に割り込む母親の雰囲気からは、どう考えても彼女は元旦那の以前の仕事内容をかなり知っていたようなそぶり。むしろ母親のほうこそ17才の一人娘の海外旅行にはより慎重にならないと変ですよね。元旦那が親として、またプロとして苦言を呈している時は過剰に煙たがっておいて、誘拐されたとたんに「必ず連れ戻して!」はちょっと虫が良すぎます。  また、せっかくの「96時間」が上手く生かされておらず、できれば「24」のようにタイマーを設置するとかして猶予時間を煽って欲しかったですね。それから、他の娘さんたちは速攻で売春宿かシャブ漬けなのにキムだけ無傷なのもちょっと都合よすぎでした。ハイティーンでバージンってのは寧ろブスの可能性も捨てきれず・・ 色々ご都合主義が目立った惜しい作品です。ブライアン(リーアム・ニーソン)は本作でも文句なしの素晴らしさでした。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2024-02-25 15:27:09)
3.  オータム・イン・ニューヨーク 《ネタバレ》 
TVで放送されるまで本作を知りませんでした。まあ一応普通に見られるものの、概ね皆さまがおっしゃる通りのグダグダ具合でした。ただしウィル(リチャード・ギア)&シャーロット(ウィノナ・ライダー)のカップルは非常に美しくスマートで、秋のNYにとても映えていました。(でもワースト・スクリーン・カップル賞にノミネートされています) ギアが劇中「48歳」といいますが、実年齢と比べ3歳サバ読んでる点は微妙に笑えるポイントだったかもしれません。もちろんライダーのほうも大分サバ読んでいますが、彼女のほうはとても若くてかわいらしいので問題ありません。二人ともとても絵になっている点は悔しいですが認めざるを得ません。  本編に関しては無駄なシーンが多く映画を退屈なものにしてしまっています。オープニングの橋のシーンなどは明らかに不要だし、ギアが病的に遊び人であることは劇中でしつこく表現されているにも関わらず、なぜか主役の二人が一度離れて再度くっつくなんていうまどろっこしい流れも丁寧に描かれていてウザかったです。あと、リサ(ヴェラ・ファーミガ)の親(シャーロットの母親の友達?)との顛末ももう少し別の流れのほうが良かったのに、ご丁寧に仲直りはいただけませんでした。おそらくラストのボートのシーンにつなげたかったものと思われますが、多分制作サイドはオープニングとの対比でうまくやったつもりでしょうが、、、ウィルの”遊んだもん勝ち”みたいな流れは真面目な人間からしたら許しがく、愚の骨頂に感じました。  個人的には酷評作品ですが、女性側のストーリーはとてもピュアで美しかったです。彼女の側に立てばラストは助かって欲しかったですが、まあ助かっちゃうとあまりにも出来過ぎですから仕方ないですかね。見て損したというほどでもありませんが、見なくても良いレベルの映画でした。
[地上波(字幕)] 5点(2024-01-04 14:38:02)
4.  スペース・カウボーイ 《ネタバレ》 
もう23年も前の映画なのですね。昔友人がロードショーに行き「まあまあ面白かったよ」という感想を聞いたっきり忘れていました。前半は結構面白くて宇宙に行く前まではそれなりに楽しめますが、病気発覚後の後半はよくある展開を経て綺麗に問題をオールクリアし、そして無難で大人な雰囲気のエンドロールを迎えます。  個人的にはイーストウッドが監督した作品はあまり好きではなくて、、何となく偽善的というか型にはまりすぎというか、予定調和的で面白みに欠けることが多いように思います。本作に関してもよくいえば直球的な定番作品、悪く言えば出来過ぎのお手軽作品です。イーストウッドは頭が良すぎて色々詰め込み過ぎるところがあるようで、宇宙に行ってから問題が噴出しまくりますが、そのゴチャゴチャもスムーズかつスマートに難なくクリアしてしまいます。こういうところがまた余計に鼻についたりします。  病気じゃない人間を普通に地球に帰還させ、月を眺めて「ホークは月に辿り着いたはずだ」と言わせちゃうところが凡作でしょうか。。ホークは月面へ向けての公開自殺、フランクその他残りのダイダロスご一行様も全て大気圏突入に失敗して誰も地球に帰ってきませんでしたというオチなら、もっと高評価出来たかもしれません。見て損したというほどの駄作では決してありませんが、見ても見なくても良かった程度の、いわゆる当たり障りのない普通の作品だったのもまた事実。いえ、決して酷評するほど悪くはないのですが・・ 映画としてはある意味致命的な”普通”という評価に落ち着きました。
[地上波(吹替)] 6点(2023-12-30 18:11:21)
5.  クロッシング(2009)
皆さんおっしゃる通り、タイトルが良くありません。交差することがこの映画の本質ではなくて、三人の警官のそれぞれの生き方や流儀を見せることがこの映画の主題だと思われます。確かに「Brooklyn's Finest」では意味が判りませんが、素直に「ブルックリンの警官」としたほうが映画としてはシンプルに伝わったかもしれません。  で、ストーリーはあってないようなもので、誰が悪徳警官なのかを推理したりカッコいいアクションを期待する作品でもありません。オープニングの通り「より善か、より悪か」を淡々と俯瞰の位置から見守るだけの作品といえます。この点をどう捉えるかによって、見る人によっては評価が分かれそうです。 生々しい反面、あまりにも日本と違い過ぎていてリアリティは感じられません。というか、アメリカに生まれなくてよかったという感じです。また、主役3名がやたらと豪華で驚きです。シリーズものにして三本映画を作ったほうが良かったかもしれません。でも実際の物語として面白いのはウェズリー・スナイプス扮するキャズが関わる物語だけだったように思います。  イーサンホークのファンなので少し甘めに点数をつけましたが、ちょっと暗くて重たい映画でした。いわゆる「映画として素敵な作品」という感じではなくて、ダーク&ビターでドキュメンタリー風味の映画です。
[地上波(字幕)] 6点(2023-12-16 22:31:49)
6.  クリムゾン・リバー 《ネタバレ》 
これは酷い。「以前、、見てないハズはないのだが・・」と見始めるも、やっぱり見てない。ビッグネームが二人も出ているのに見てなかったとは意外でした。でも30分も見てるともう割と退屈しちゃってダメですね。セブンとか羊たちの・・の雰囲気はあるものの、アレらとは明らかに何かが違うんですよねえ。。  まあ一応最後まで見ましたが、双子ネタはちょっと強引でした。全体的に上手くかみ合っていなくてネタが割れても大して楽しくならない映画でした。ちょっとこれは酷いですね。。大人気で続編が作られたそうですが、、それは嘘ですよね?
[地上波(吹替)] 3点(2023-12-16 22:31:02)
7.  アメリ
15年ぶりに再鑑賞。こんなに面白かったっけ?そんな驚きがありました。言葉の響きと美しい風景、ポップな色合いなどなど、フランス映画特有の良さが最高に表現できていると感じました。表面上はオシャレでポップなガールズムービーを装っていますが、男子が見ても十分共感できる仕上がりになっています。(いわゆるこじらせ人間でしたら性別に関係なく共感できると思います)  おフランスらしく下ネタは結構ストレートですが、それでも全体のトーンは非常に落ち着いていて上品で小綺麗。画面の細部まで細かく演出されていて、置いてある小物から全体の色調、アメリの目の表情から指のしぐさまでどこをどう切り取っても抜かりがありません。編集も過不足がなく、ほぼ完璧といえる編集でしょう。15年経った今見ても映像の見せ方やカメラワークもCoolで素晴らしいです。「デリカテッセン」、「エイリアン4」を撮った監督の作品とは思えない綺麗で軽快な作品です。いや、全く色褪せない名作と呼べるレベルの仕上がりでしょう。  昔はあまり共感できなかったのに今は共感できるのは、自分自身が成長して己をよく理解できるようになったためか。人間の根本にある「笑い」と「自意識からの脱却」がよく表現されています。個人的には文句なしの名作です!
[インターネット(字幕)] 8点(2023-11-29 22:24:32)
8.  ぼくのエリ/200歳の少女 《ネタバレ》 
暗闇で静かに雪が吹雪くオープニングシーンから素晴らしかったです。派手な音楽を排除し雪に閉ざされた北欧の寒くて暗い雰囲気は、失敗するとやたらと暗い映画になりがちですがこの映画はそうなっていません。配役、演出、カメラワーク、80年代風な共産的色の少なさ等、とにかく全てが素晴らしい映画でした。プールのシーンは本当に素敵で、描き過ぎない美学というものを感じました。でもオスカーが頭を押さえられて沈められている前を何かが横切るシーンは物理的に?ですね、、まあそこ突っ込むのは野暮というものでしょうか。  エリにとっては打算もあろうかと思いますがラストの電車のシーンでは色んな想いがよぎります。大人の男女であっても色々あるのに、この子達ったら・・(泣) ただ、映画では12歳で頭脳も成長も止まっているのか、頭脳はずっと成長を続けているのかの説明がありませんでしたので、場合によっては200歳の年増でやり手ババアな可能性もありますが・・ エリやオスカーの気の毒具合が理解できてこその映画だと思いますので、彼らの立場に立つことができなかった人にはあまり感動がない映画かもしれません。ハリウッド版リメイクの「モールス」しか見ていない方は是非オリジナルであるこちらも見てほしいです。  2020/11追記 原作小説を読みました。非常に良かった。あまりに面白くて3日で上下巻とも読破しました。原作小説の出来栄えが非常に良いので先に小説を読んでしまうと映画が面白くなかった可能性が高いです。もちろん映画のほうも2時間弱という短い時間で原作小説の大切な部分を上手にかいつまんでありますが、悪くいってしまうとあまりにもダイジェスト的でした。絶対に映画を見てから原作小説で情報補完するのが正解だと思われます。 小説ではエリの過去・ホーカンの気持ち・中年カップルたちの状況・オスカー(オスカル)を取り巻く詳細な事情・唯一オスカーの友人トンミのことなどが詳細に描かれています。およそ映画と小説は同じ結末を迎えますが、映画にはトンミは出てきませんし、ホーカンの結末もかなり違います。ラストの締めくくり方としては小説のほうがキレイでしたが、よくぞここまで小説の世界観を壊さずに上手に映画化したものだと感心します。  映画を見た段階ではエリはしたたかな200歳のババアかもしれないと思っていましたが、小説を読むと違っていました。エリ(エライアス)は身体も心も頭脳も全てが12歳のままで止まっている可哀そうな子なのです。そういう前提で考えるとオスカルとのラストはとても美しいです。(ただし極めて破滅的ではありますが)映画も本もどちらも本当に素晴らしい作品でした!  【追伸】 他の方もおっしゃっていますが、日本版のボカシとタイトルのせいで映画の基本かつ根底部が捻じ曲げられています。監督のトーマス・アルフレッドソンは日本の配給会社や映倫を訴えてもいいレベルです。今からでも撤廃すべき由々しき問題、心底残念でならない。(いや、大真面目に)
[DVD(字幕)] 9点(2023-11-25 21:44:26)
9.  ショコラ(2000)
タイトルは知っていましたが今まで見る気が起きず躊躇していた作品。TV録画されていたので頑張って見ることにしました。メルヘン&コメディということで仕方がないのかもしれませんが、、序盤の入り方が一方的かつ少々強引な印象でした。おとぎ話風に始まったわりには堅実路線で更に困惑してしまって、もしかしたらガチの魔女モノかなと疑ってみたり・・  脇を固める俳優陣がほとんど主役級ばかりで驚きますし「ギルバート・グレイブ」を撮った監督ということで期待値も上がりますが、ストーリーの骨格自体はいわゆる変わり者風情のよそ者が伝統を重んじる村をかき回して新しい風を吹き込むというありきたりなもの。チョコレートを作る過程など凝っていて美味しそうではありますが、イメージビデオのようで少々鼻につきます。余談ですが、この手の映画を見ていつも思いますが、つくづく人間と宗教ってあまり相性が良くないですよねえ。結局のところ、できる人間は宗教に頼らずともできるし、できない人間はどんな宗教にすがろうともできないものです。  アルマンドばあさんが良い味を出していて意味ありげ。素晴らしい演技力でさすがのデンチ様といったところです。その娘のキャロライン(キャリー=アン・モス)もかなり意味ありげでチラ出しますが結局最後まで立ち位置不明のままよく判りません。ルー船長(デップ)も同様、イマイチよく判らない立ち位置で解釈に困ってしまいました。セルジュ(ピーター・ストーメア)も明らかにオーバースペックだし、よく判らない&勿体無いのオンパレードです。  結局最後まで予定調和の域を出ませんが神父の説教はスマートで素晴らしかったです。情緒不安を心配していましたがジョゼフィーヌ(レナ・オリン)も最後にはイイ場面をもっていきました。予定調和的でほとんど文句も出ない無難な仕上り具合をどう見るかでしょうか。私はテレビドラマ程度のライトな作品だったと感じてしまいました。7-8点付けられる内容ではありますが、映画としての評価はあえて厳しめの6点としておきます。
[地上波(字幕)] 6点(2023-11-19 21:20:20)
10.  キャスト・アウェイ
難破・サバイバル物という典型的プロットを安定のトム・ハンクス一人芝居で映画化された作品です。前半はリアルすぎて怖くなるくらいの完成度で非常に素晴らしい映画でした。  救出されるまでを描くとありきたりな作品になりそうなのを知ってか知らずか、救出後にきちんと続きがあったのは良かったです。ただ他の方も書いてらっしゃるように、さらにもっと続きが観たかったところです。きっと観客は十字路のその先が観たかったハズですが、、監督の意図としては「十字路の選択はあなたたちに委ねますね~、それが大人ですから~」といったところでしょうか。個人的にはその先の新しい人生に踏み込むまでをきちんと描いてくれていたらもう1点追加だったかもしれません。  題材やプロットは素晴らしかったのに全体的には予定調和的すぎて、どうなるか判ってしまうあたりがありきたり感を醸し出してしまったかもしれません。救出後もイマイチ中途半端に感じたので少々厳しめの点数です。あと個人的な意見ではありますが、トム・ハンクスの演技力は誰もが認めるところですが、ちょっとあざとすぎるというか鼻につくというか・・ 役になり切って自然に見えるようにやってます感が強過ぎてなんか嫌です。そういった個人的な感情からも少々低めの点数になってしまっています。
[DVD(字幕)] 6点(2023-11-05 15:07:59)
11.  007/慰めの報酬 《ネタバレ》 
クレイグ版のボンド第二弾ですが、これが最初っからちっとも面白くない。まず第一に他の方もご指摘のようにカット割りが多すぎてアクションシーンが何してるんだか判らない状態です。ジェイソン・ボーンの監督は凄く上手く編集していましたが、本作の監督さんは明らかにダメって感じで、ただただ見にくいだけでした。  あと第二にダニエルボンド&ボンドガールが暗い。そして必要な時にアノ音楽(オーケストラのアレ)が流れないので、もうこれ「007じゃなくてもよくね?」って感じです。この手の映画はリアルにし過ぎるとダメなんでしょうね、ピアース・ブロスナン版やMIシリーズのように、適度にギャグ化していないと楽しくないということを痛感します。(この手のシリーズ物は観客をニヤリとさせてなんぼでしょうというのが私なりの持論) あと何気にMがかなり幅を利かせているのも妙に気になりましたね。  敵役のドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)と部下のエルヴィス(アナトール・トーブマン)は意外といい味が出ていて好演でした。こういうちょっとイイ人ぽいのが表の世界を牛耳っていて、実は裏の世界も牛耳っているという感じは好きです(例えばXのIマスクも実は・・ だと面白い) ただラストにグリーンが007と互角に戦っているのは激しく違和感でした。あと、CIAのフェリックス・ライター(ジェフリー・ライト)も前作に引き続き良い役で出ています。彼はウエストワールドで広く認知されましたが、ちょい役でも非常に印象深くて素晴らしい俳優です。また、ルネ・マティス(ジャンカルロ・ジャンニーニ)はあまりにも勿体無い退場でした。彼はクレイグの相棒としてシリーズ中は残しておくべきでした。  前作が良かっただけに落差にガッカリした作品です。頑張ってオマケしてもこの点数でしょうか。でも実は何気に終盤のホテルはよく覚えていましたし、序盤の中吊りからのキメ撃ちは最高にカッコ良かったです。 ※余談ですがクレイグ版のボンドになって女絡みのネタがキモイです。商売女に惚れる素人男のような、しかも真面目で世間知らずの若い子ばかりを口説いてて、ボンドのほうも内気でマジ惚れとかしちゃってて色んな意味で怖いです。なぜ遊び人陽キャ設定を捨てちゃったのか少々疑問です。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-10-09 15:50:02)
12.  007/カジノ・ロワイヤル(2006) 《ネタバレ》 
ダニエル・クレイグ版の第一弾。白黒のオープニングは最高でしたがOP曲は微妙。個人的にはガンバレルから曲のトーンまではいつものものを踏襲していただきたかったところ。Wikiによるとアメリカでも本作OP曲はあまり人気が無かった様子でサントラ版にも収録されていないとのこと。  序盤からアクション満載で全速力ですが今までのボンドよりリアル路線でかなり真面目な流れ。新生ボンドは今までとは違う!というのを強調したかったのかもしれませんが、観客が見てるのはボンド映画だという矛盾。(派手なアクション映画は他にも沢山ありますし) ただ、ミサイルが出ないリアルなアストンマーティンは最高にクール(でも派手に横転しちゃって即刻退場)。ボンドガールのエヴァ・グリーンも大健闘していますが、当時26歳にしてはちょっと老け顔(でも後半はなかなか可愛いらしい一面も)。新しいカクテルを注文してみたり、やっぱりマティーニを注文してみたり(でもシェークはどっちでもイイなんて適当具合)、Qやマネーペニーが出てこないなど不満点も少なくないですが歴代の小ネタも多く出てきます。あと途中途中で挟まれる場面転換のシーンが歴代ボンドのシーンを踏襲したような雰囲気が多く、この点もよく考えて入れてあるんだろうなと感じました。  全体的な流れは結構良いものの、脚本はちょっと複雑で尻切れトンボ気味。私だけじゃないと思いますが、現シーンの結末が理解できていないまま場面転換、観客置いてけぼり状態のままで次のシーンに進んでしまう強引な流れが多かったように感じました。登場人物も多めなので誰が誰を裏切ったのかいまいちピンとこない部分もありますが、最後に全体的な流れを見たらまあ辻褄が合う状態にはなっています。  ラストカットでようやく出る定番のセリフ「Bond、James Bond.」は最高にカッコよく、歴代最高のシーンの一つに挙げられると思われます。個人的にはクレイグ版ボンドで唯一好きな回です。
[地上波(字幕)] 7点(2023-10-02 10:29:53)
13.  ドラゴン・キングダム 《ネタバレ》 
期待していなかったせいかかなり面白かったです。手あたり次第TV録画してると、、たまに当たりが出るので止められませんね。。  オープニングのワイヤーアクションを見てゲンナリしましたが孫悟空が誰なのか気になって見続けることにしました。現代から始まる点が昔どこかで見たような気楽な流れで入り易かったです。時空を超えた後はいきなりすぎてチョット訳ワカメですが、カンフー系お決まりの流れになっていて、否応なしに定番の流れに引き込まれます。ストーリーも十分面白いですが、皆さんが書いてらっしゃるように見るべきはジャッキー・チェン×ジェット・リーの安売り合戦が最高の見ものです。80年代の香港映画を知っている人にとっては狂喜乱舞、本作こそマトリックスのバレットタイムを導入すべきでした。  ストーリー的にはお決まりの流れで少々安直すぎる感じはありますが、グリーンディスティニィのように複雑にせず安直に仕上げて正解だったと思います。むしろ香港映画といえばこの流れがお家芸なので見ていて心地よいくらいの安心感がありました。JJコンビがダブルキャストを務めている点も素晴らしく、ラストもとても綺麗に収まっています。  見ていて心地よい、娯楽映画のお手本のような作品でした。巷にあふれる見たら忘れる系の駄作とは一線を画した、愛すべきB級作、偉大なるB級作品として私の心に長くとどまる作品です!JJコンビに敬意を表して8点。(というか、JJコンビの偉大さを知っているハズのレビュアーの皆さんの評価が少し厳し過ぎませんかね?)
[ビデオ(吹替)] 8点(2023-09-28 13:29:24)
14.  007/ダイ・アナザー・デイ 《ネタバレ》 
ピアース版ボンドが大好きな私ですが今作はイマイチ。まずちょっとシリアス過ぎる点が面白くないしSFが過剰な点もマイナスです。そして最大のイマイチポイントはパーフェクトストレンジャーのハリー・ベリー(ジンクス役)が魅力的に見えない点です。ついでに書くとCIAのお偉いさん役のマイケル・マドセンもどう見てもレザボア・ドッグスにしか見えない点も微妙でした。北のザオ(リック・ユーン)もマジもんにキモいし、今回は全体的にキャスティングが合ってないという印象が強かったです。(オープニングの曲もイマイチ)  唯一、ミランダ・フロスト(ロザムンド・パイク)当時23歳が最高に可愛くてついヨダレが出てしまいました。ツンデレ設定なのもソソるし、前作のソフィー・マルソーと並んで「借金してでも一晩お願いしたい女」の称号を与えたい女性です。(あの人と遊びで一夜なんて、ボンドに殺意が湧くわ~) 失笑もんのストーリーにはあまり触れませんが、色々と超絶SF設定が酷いです。ボンドカーがアストンに戻ったと思ったら透明で見えませんか(笑)黒幕が北のお坊ちゃん設定もかなり無理があるし、そのお坊ちゃんがイーロンマスク級の人間に成り代わることが可能なのかも色々と議論の余地があります。衛星は誰が上げたのか?オープンカーで氷上チェイスはどうなの?とか、色々凄すぎてツッコミ処は多めです。  カマトト風で超絶可愛いルックスで、なおかつツンデレという過去最強のロザムンド・パイク嬢に全てを捧げて異例の8点献上。(嬢が出てなかったら4点)
[地上波(字幕)] 8点(2023-09-23 13:55:05)
15.  ホーンテッドマンション(2003) 《ネタバレ》 
娯楽作品のお手本のようです。マトリックス以降の作品なのでCGも完成度が高くて見ていて違和感を感じませんでしたが、お話し的にはディズニーなのできっちり予定調和の範囲内に収まっていて優等生すぎました。最初に首吊りが出てきてガッツリ子供を怖がらせますが、ストーリーはいわゆる子供向けでグーニーズみたいな緩い冒険モノ。山寺宏一といえば子供の頃から慣れ親しんだものですが、宇宙船レッドドワーフからブラピまで変幻自裁で、本作も安定の演技です。山寺氏のおかげで字幕より吹替のほうが面白いと感じさせてくれます。  ストーリーは少々詰め込み過ぎていて色々無駄な設定が目立ちます。不動産屋という設定はほぼ不要で、パンクして立ち寄っただけでも話は通りますし、クモの伏線回収もイマイチ弱かったです。個人的にはラムズリー(レンス・スタンプ)が地獄へ落ちろ的な号令をかけた途端、なぜか自分が地獄に行くのはイマイチよく理解できませんでした。あと、鍵が全てと言っておいて鍵を探してきたらトランク探せってなったのはジム(ディ・マーフィー)に共感してしまいました(笑)終盤には奥さんが他人(幽霊なのでOKなのか?)とキスしたり・・ 色々無理な部分も目立ちますが一応は綺麗に収まっていてまあ及第点。アダムスファミリーのようにとんがった部分が少なくて温い展開ですが、まあTVでやってれば見て損しない程度の作品です。  余談ですが本作でもBMW7シリーズがぶっ壊れていて、映画にBMWが出てきたら壊れるという概念が完全に出来上がっています。前振りとして車を大事にするシーンはありますが、まあ割とあからさまにぶっ壊しますよね(笑)ご愁傷様でした。
[地上波(吹替)] 6点(2023-09-18 13:57:25)
16.  アメリカン・ギャングスター 《ネタバレ》 
多分10何年振りの再鑑賞。以前見た時はパッとしない作品だなと思っていましたが、落ち着いて見返してみるとまあ悪くない。決して良作とは言い難いですが、個人的にはアンタッチャブルよりは面白かったです。  そもそもフランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)の苦悩が描かれていないのでいきなり跡目を継いで大物風情になったようにしか感じられないのが違和感でした。バンピーことクラレンス・ウィリアムズ3世の雰囲気が良かっただけに、彼との前日談が見られなかったのは残念です。ただし、フランク・ルーカスの価値観や考え方は非常に魅力的で、人としても一目置くに足る人物だったと思います。この人物は悪ではなく良いことに情熱を注げばきっと大成したことでしょうね。  アカデミー助演女優賞にノミネートされたルビー・ディー(ママルーカス)は流石の演技力で可愛くてか弱く、そして芯が強い素敵な母親を演じていましたが、反面ラッセル・クロウはイマイチでした。イイ人臭は漂っていますが無理にガサツな人物を演じているようで少し役柄に合っていない印象でした。ただ代役を挙げろと言われてもなかなか思いつきませんので難しいところではありますが。あと何気にトルーポ刑事(ジョシュ・ブローリン)が魅力的で、こちらもちょっと勿体ないキャスティングだったなと感じました。彼にはもっと悪として引っ掻き回していただきたかったところですが、淡泊で綺麗に収束させてあります。イタリアンマフィアとの一件もサラっとなぞっただけだし、全体的に3時間でも時間が足りていない印象でした。  実話ベースなので仕方ないと思いますが、終盤の流れがこの映画を地味にしてしまったような気がします。終盤はガッツリ創作でドラマチックに仕上げていただきたかったところです。でもまあ全体的には悪くない、良い作品でした。
[地上波(字幕)] 7点(2023-09-18 13:50:19)
17.  落下の王国 《ネタバレ》 
TV録画を字幕版で見ました。かなり素敵な映画ですが、、色んな意味で非常に惜しい作品でもありました。  皆さんがおっしゃるようにターセム・シン×石岡瑛子×ベートーベンは素晴らしいです。とにかくいちいち映像が美しい。前作ザ・セル同様の砂漠は凄いし、前作にはなかった突き抜けた明るい描写も多くて美しい映画とはまさに本作のことです。現実世界である病院での描写も素晴らしく、少女の肩の骨の折れ方や少女が左右の眼をつぶって指先が移動する表現なども素晴らしい。現実とおとぎ話のダブルキャストの面々も素敵で、5歳の子供の心理が本当に上手く表現されています。  何から何まで本当に素敵な映画なのですが何が惜しいかというと、リー・ペイス扮するロイ/黒山賊/パパの行動です。あまりにも大人げなさすぎて萎えるほどです。いいぇもちろん心の中で自殺願望が強いのは全然OKですし、子供を手なずけて薬を取ってこさせるのも全く問題ありません。大人げないのは自分の願望を5歳の女の子に全力でぶつけてしまったことです。その結果、終盤になるともう5歳の女の子の無垢で芯の強い心だけを原動力にこの映画は結末を迎えてしまいます。傍観している観客としては見ていてちょっと痛々し過ぎるし残酷過ぎました。 日本人的なのかもしれませんが、自分のせいで怪我をしてしまった女の子、ダメ人間の自分を父親のように慕ってくれる5歳の子、この無垢な女の子のために自分の葛藤を犠牲にしてでも素敵な話を紡いでいただきたかったですね。その過程で、女の子に悟られることなく自分の心が再生されるお話が見たかったです。(というか、女の子を号泣させて懇願させるのは色んな意味でズルいです)  この致命的な問題を除けばおとぎ話も面白いし現実世界の話も面白い、プロットも面白いしもちろんダブルキャストや「落ちる」に掛けた様々な伏線も素晴らしかったです。(邦題の”落下の王国”は違うと思いましたが) 心底惜しい作品なので少々甘めの点数ですが、念のためにもう一度見返してみようと思います。  追伸 見返しました。この映画の完成度の高さ、これほど素晴らしいオープニングも珍しい!と、この映画の良さを再確認しましたが、それと当時に、どうしてもラストのロイが5歳の女の子をイジメてるような構図が納得できませんでした。集中治療室で目覚めた5歳の女の子にする仕打ちじゃないですよねアレ。。
[地上波(字幕)] 8点(2023-08-01 15:44:21)
18.  バニラ・スカイ
運よくオリジナル(オープン・ユア・アイズ)→バニラ・スカイの順に見ることができましたので正しい順で評価です。オリジナルはオリジナルであるという点でリスペクトに値しますが、本作バニラ・スカイは圧倒的な資金力と大物の手によってハリウッド大作に生まれ変わっています。双方ともヒロインにベネロペを使っている点が素晴らしいです。そもそも彼女ありきでリメイクしたと噂でしたし、確かに彼女しかいないと思える可憐さなのです。キャメロン・ディアスと並んでもぜんぜん引けを取りませんものね。  本作は変な脚色がないおかげでリメイクとして成功していると思います。オリジナルではチープに感じたシーンや唐突に感じたシーンが、本作ではスムーズに繋がるよう丁寧に作られています。ラスト付近では寂しさや悲しさも伝わる素晴らしい仕上がりになっていて、後味も全く悪くないものです。(ただ、あくまで主人公は自分勝手ではあるのですが・・)  この映画が深いのは、人間の本質を鋭く突いている点です。生と死を判りやすい形で映像化していますし、自分の全てだったものを失った時の人間の精神を深く追求しています。まあ、オリジナル版の脚本が素晴らしかったということでしょうが、リメイク版である本作のほうがよりインナーSFの古典的な映画として完成度の高い仕上がりになっているように感じます。他人には全くお勧めしませんが個人的には非常に大好きな作品、いや名作というべき映画だと思っています!(日本語版ブルーレイ化を熱望!!)  ■2019/4にパラマウントよりブルーレイが発売されましたが、大画面でDVDと比較してもあまり違いが感じられない残念画質でした。むしろDVDのほうが若干発色が良いようです。ご参考までに。  ■2023/7にパラマウントより4K化されたUHDソフトが発売されました。こちらは全体的にシャープで鮮明に記録されていました。ブルーレイが非常に悪かっただけに嬉しさも大きいです。ただし、公開年を考えると画質はかなり悪いほうで、本作より4年も前に公開された「ディアボロス/悪魔の扉」などはブルーレイソフトでも非常に鮮明かつシャープで発色も良いものです。ご参考までに。
[DVD(字幕)] 9点(2023-07-26 16:13:40)
19.  バットマン ビギンズ 《ネタバレ》 
先にダークナイトから入ったので見る順番が逆になりましたが十分に楽しめました。若干ハードルを下げてあったせいもあると思いますが、三作品全体の流れとしてはかなりの高クオリティを保っていたと思います。(ちょっとクドいので私はあまり好きではなかったが)  俳優陣が豪華なのも見逃せませんが、なぜかマンセーできない違和感のようなものも少し残ります。元々アメコミという題材のせいか、忍者のせいか(笑)。煮え切らないのはおそらく自分自身の年齢のせいもありますが、内容を詰め込み過ぎたこともグダグダした原因だと感じます。ノーラン映画の特徴として何もかも詰め込む傾向があり時間が長くなりがちです。これは完ぺき主義のせいだと思いますが、今作も長すぎてストーリーが散漫になっていますね。(この煮え切らない感じは観客へも伝わってしまったように感じます)  まあ、それでも大人が観て納得できるようにバットマンをここまでリアルに映画化してくれていることには素直に感謝したいです。ノーランバットマンは歴代のバットマンシリーズの中で最もシブくて完成度の高いバージョンだと思われます。(日本人として忍者のくだりは??がつきましたが(笑) )
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-07-23 12:03:57)
20.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 
IMAX映像も含めて全体的に完成度の高い映画ですがストーリーが非常に重いので、ヒース・レジャー(ジョーカー役)が出ていなかったらここまで人気が出なかったようにも感じます。裏を返せば、ヒースのジョーカーを観るためにこの映画をチョイスしても良いレベルの演技力だと思います。(私はあまり好きではなかったが)  マギー・ギレンホール(レイチェル役)の顔立ちが気になって集中力が途切れることが何度かありました。特にジョーカーが発する「これはこれは、、美しいお嬢さん・・」的なセリフは完全なNGワードで、現実世界に引き戻されてしまいます。(やはりヒロインは美しくなければと痛感します) 同年代ならキーラ・ナイトレイ や ケイト・ウィンスレットあたりが美貌・知性・強さの三拍子が揃っていて良かったと思います(イギリス人ですが)。  ラストはやはり堕落したハービーが晒されるべきであって、バットマンが罪をかぶって逃げる必要など無いと感じました。その他色々言いたいことはありますが、他の方がたくさん書いてらっしゃるので割愛します。レイチェルの件とラストの件がなければもっと高得点だったと思いますが、まあそれでも十分に名作に迫る良い映画だったとは思います。(私はあまり好きではなかったが)
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-07-23 11:59:35)(良:1票)
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