421. 十二人の死にたい子どもたち
《ネタバレ》 最初は、ある種のバトロワ的な映画なのかなと思っていたのですが、観てみたら推理ものでありました。 ただ推理ものとしては正直それほど面白くはなかったです。 一人の超優秀な子がポンポンと事実を言い当てていくというだけで、巧妙さは感じられない。 ただ、あんなに前向きな終わり方になるとも思っていなかったので、まぁ一応のカタルシスはあったのかな。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-08-14 23:18:30) |
422. シンデレラゲーム
《ネタバレ》 内容として、アイドル業の大変さを伝えたかったのかなとは思うのですが、残念ながら面白い作品ではなかったです。 バトルロワイヤル物としては過激さに乏しく、もちろん演技的にもそう褒めれるものではない。 本題のカードバトルが、観ていてもっと面白いものだったらなぁ。 [インターネット(邦画)] 4点(2020-08-14 23:08:52) |
423. キャッツ
《ネタバレ》 最初に予告編見たときは、ケモナー向けミュージカルかと驚きましたが、 見た目の不気味さはこの際どうでも良くて、そもそものお話が面白くなかったです。 個性的な猫たちを紹介していくと言うだけで、ストーリーらしいストーリーが何もない。 なので、どこに気持ちを入れていけば良いのかわからず、最初から最後まで猫人間たちの踊りを傍観するのみでありました。 せっかく映画にするのなら、風景やセットなども映画的な演出でもっと魅せて欲しかったなと思います。 ミュージルの方は見たことなくどう言うものなのかも全く知らないですが、 ミュージカルファンならまた違った見方になるのかな。 「メモリー」はやっぱり名曲だなぁと。その名曲に5点捧げておきます。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-08-06 17:18:25) |
424. 男はつらいよ お帰り 寅さん
《ネタバレ》 これはもう紛れもない、同窓会映画というやつです。 久しぶりにお会いして、お互い年取ったねぇ、あんなことやこんなことあったねぇ、て言い合う作品。 でもなんだか観ていて本当に感慨深いものがあります。 演者の方達の、若かりし頃と今が交互に出てきて、そういうシーンを見てると、 人の一生というものについて自然と思いを馳せる自分がいます。 そういう考えを巡らせてくれるのも、このシリーズが50年続いたから、 本当に一つの家族の長い時の流れとしてこうやって構成が作れるからですよね。 寅さんが人生論をちょっと語るようなシーンありましたけど、 こうやって見せられるとなかなか深みがあるなと感じます。 ただ余談ですが、ゴクミは演じること自体が久しぶりすぎるからか、あまりにも大根だと感じました。 逆に満男の娘さん役の子はいわゆる昔の邦画に出てくるお嬢さんキャラそのまんまで実に上手かったなと思います。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2020-08-03 19:14:27) |
425. スケアリーストーリーズ 怖い本
《ネタバレ》 ジュブナイルホラーというやつですね。何故だか、不思議と懐かしい気持ちにさせられました。 とは言ってもVFXは最新ですから、映像的には見所あります。 ギレルモ製作というだけあって、襲ってくる化け物たちはどれもモンスターテイスト。 正直怖いというよりは、気色悪いという感じです。 他の方も仰るとおり、メガネのこの熱演は良かったです。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-08-03 19:04:14) |
426. ペット・セメタリー(2019)
《ネタバレ》 30年ぶりのリメイクということで拝見いたしました。 つめが甘いと感じるショットもあるにはあるんですが、ストーリーとしてはやはりさすがだなぁと。 ホラー映画は個人的には理解不能な展開に辟易することも多いのですが、 ペットセメタリーは超常的な話でありながらもすんなりと受け入れることができます。 それはやっぱり、人々のトラウマや罪の意識や願いといったものがストーリーと上手くマッチしてるからでしょう。 ラストは驚きと怖さを感じました。 [DVD(字幕)] 7点(2020-07-31 22:49:48) |
427. 映画 賭ケグルイ
《ネタバレ》 う〜ん、私には全く理解不能の作品でした。 設定からして幼稚くさくて、何をくだらんことでこの子たちは必死になってるんだと。 いやその演技にしても、ひたすらオーバー演技の叫びパターン系でどうにも嘘臭く感じてしまうわけです。 ベースのファンの人ならまだしも、初見で楽しめる人ってどれぐらいいるのだろうか、、。 美男美女を眺めるだけの作品でありしまた。 [インターネット(邦画)] 4点(2020-07-21 20:28:12) |
428. 3D彼女 リアルガール
《ネタバレ》 なかなか面白かったです。 時折出てくる二次元アニメと時部屋の融合などの映像が良くできていると感心しました。 主人公は確かにオタですが、中身は超絶イケメンだと思います。 前半から中盤にかけて笑意があって楽しく見れますが、ハロウィンダンス?あたりからのシュールさは少し戸惑いました。 そこからはお涙頂戴展開になるのですが、好意的に考えると三次元彼女だからこそのありがたみを表現してるのかな。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-07-18 20:41:00) |
429. 斉木楠雄のΨ難
《ネタバレ》 こういうくだらないの嫌いじゃないです(笑)。 超絶冷静キャラの斉木くんですが、人の心の声が全て聞こえてしまうのならああなるのも無理はないですね。 いろんな変キャラが出てきましたが、一番好きなのはやはり照橋さん。 私のことをこう思ってるんだって妄想がいちいち笑えますし、環奈ちゃんの色々な変顔も堪能できます。 逆にいうと、中二病キャラの彼とかはあんまり面白くなかったです。 面白いネタとそうでないものの落差を感じましたね。それでもおまけで6点をつけておこうと思います。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-07-15 18:57:05) |
430. パラサイト 半地下の家族
《ネタバレ》 ポン・ジュノの映画はやはり娯楽作品として非常に完成度高いですね。今回も面白かったです。 根底として韓国の格差社会をテーマにしてるんだろうけど、それをエンターテインメントでしっかり楽しませる手腕が良いです。 普通にみれば荒唐無稽な話なんですけど、役者たちのリアルな演技でそこに現実味を持たせてる。 惨殺シーンで、誰が誰を刺す展開に関しては疑問もあるのですが、それもまたメタファーとしてあるものなのかな。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-07-14 16:39:28) |
431. ルパン三世 THE FIRST
《ネタバレ》 ついにルパンもフルCG化ですね〜。 いやクオリティはすごく高かったので安心致しました。 日本でもこれだけレベルの高いCGアニメーションが作れるようになったのだなと、その進化を目の当たりにしました。 違和感みたいなものもほとんど無かったですが、強いて言えば声優さんが口を合わせるに当たり自由度は少ないのだろうなとは思いました。 ストーリーは可もなく不可もなく無難。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2020-07-14 16:28:05) |
432. ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey
《ネタバレ》 全く予備知識なしで観ましたが、とても簡潔なお話で難なく楽しめました。 と言ってもまぁ中身はほとんどあってないようなもので、 マーゴット・ロビーのはっちゃけ役を堪能するオシャレ系映画、とでも言えばいいでしょうか。 色彩感あるヴィジュアル的には嫌いではないですが、肝心のアクションがイマイチであまり記憶には残りませんでした。 新進気鋭の息吹は伝わってきますがシナリオに噛みごたえが欲しいところ。 危機一髪の時に声量攻撃で切り抜けるシーンには失笑いたしました。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-07-09 14:45:22) |
433. エスケープ・ルーム(2019)
《ネタバレ》 密室から知らないもの同士が脱出するパターンの映画は数多くありますが、大概はグロいのが多いですよね。 本作はそう言うグロテスクなシーンは皆無なので、誰でも気軽に楽しめます。 タイムリミットまであと何秒、と言う切羽詰まった展開がどれも秀逸でハラハラします。 ただ謎解き要素がどれもう〜ん、、と言う感じ。全体的に勢いで突っ走ってる感じです(笑)。 続編の制作も決定しており、なんだかんだ言って先が気になります。はたして黒幕は何者? [DVD(字幕)] 6点(2020-07-06 17:35:26) |
434. フォードvsフェラーリ
《ネタバレ》 とても面白かったです。 フォードとフェラーリでかつてこんな戦いが繰り広げられていたんですね。 おっちゃんたちの、プライドをかけたガチバトル。見ていて熱くなります。 会社としてのプライドもありますが、経営者や技術者、レーサーとしてのそれぞれのプライド、 また米国人としてのプライドもありますね。 にしても、クリスチャン・ベイルは本当に役者。カメレオン俳優の妙技です。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-06-30 18:58:45) |
435. IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
《ネタバレ》 キング原作ものとあって、他の普通のホラー映画と違う独特なものがありますね。 ジュブナイル要素を主軸に、お化け屋敷的なテイストもありながら独特な化け物たちを拝めます。 ペニーワイズが大口開けてかぶりつこうとするシーンはどれも怖いね。 自分が子供時代にこの作品を見たら、脳裏に焼きついちゃってただろうな。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-06-01 14:34:08) |
436. 天気の子
《ネタバレ》 良かったと思います。ただ、涙まで出た「君の名は」と比べると感動度は薄かったです。 引き続き映像が美しく、その緻密な描写には魅せられるものがありましたね。 空から見る東京の映像、雨が落ちる滴の映像、どれも印象深い。 それから、いわゆる天の気という考え方。自然は、人間のことなどお構いなしに ただ存在しているだけであり、異常気象なんてないよって。その大局観好きです。 マイナスポイントとしては、「偶然が過ぎる」展開が度々あるなと。それが少し気になりました。 それと終盤の複数楽曲を使っての盛り上げ方は、ちょっとミュージックビデオ感を感じてしまいました。 まぁそんなわけで完成度としては君の名はの方が上ですが、本作も全体的によくできた作品でした。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2020-05-29 19:08:00) |
437. リチャード・ジュエル
《ネタバレ》 安定のイーストウッド作品。考えさせられる上に、しっかりと面白い。さすがでございます。 興行的にはイマイチだったようですが、良い映画でしたよ。 馬鹿扱いされてたリチャードがFBIと対峙したときに、証拠はあるのか?と論じるシーンが最高でした。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-05-28 19:26:57) |
438. テッド・バンディ(2019)
《ネタバレ》 有名なシリアルキラーを元にした作品ですが、個人的にはこの人物のことをほとんど知りませんでした。 何十人もの女性を殺害しながらも、それでいてものすごくモテてるあのキャラクターは実に興味深かったです。 本作は彼自身にスポットを当てているというよりは、リズの心情にスポットが当てられて進んでいく感じ。 彼女の揺れ動く、とても悩ましい気持ちがよく伝わってきました。 そんなわけで、どうしてそんなに女性を殺めたのか、また殺めた女性たちとリズはどう違ったのか、 そういうのが最後までわからなかったので、テッド・バンディについてよく調べてみたいなと思う気持ちにさせられました。 [DVD(字幕)] 7点(2020-05-28 18:54:08) |
439. イエスタデイ(2019)
《ネタバレ》 良かったです。大停電が起きた後、ビートルズを知らない世界になるというこのアイデア。 そんでビートルズだけじゃ無くてコカコーラとかハリーポッターとかも抜けちゃっててそれが逐一笑えます。 ビートルズの名曲が数々披露されますが、そのシーンそのシーンにちゃんとぴったり合っていて、 見終わって「あぁやはりビートルズは偉大なんだなぁ」ということを再認識いたしました。 それにしても、おじいちゃんになったジョン・レノンがめちゃめちゃ似てましたね。 もし生きていたら本当にあんな感じなんだろうなと思った。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-18 19:11:33)(良:1票) |
440. メランコリック
《ネタバレ》 すごく面白かったです。 銭湯が実は殺し&始末の場であるというおぞましい入り口から、見終わってまさかこんなにもほっこりした気持ちにさせられるなんて。 そしてまた、緊張感あるシーンもありながら笑いもあって、吹き出しちゃうシーンが度々あるんですよね。 出てる人たちは誰一人知らない役者さんなんですけど、鑑賞し終わると主人公も彼女も松本もほんわかした家族も みんな自分の友人かのように親しみが湧いてきました。 瞬間の幸せのために全てがある、それでいいんだみたいな締めも良かった。 [DVD(邦画)] 8点(2020-05-18 15:11:46)(良:2票) |