1. グリーンブック
異質な人間が出会いを通じて変化していくロードムービーという点では『スケアクロウ』に似てるなと思ったり、インテリとヤクザの出会いによるコメディという点では『男はつらいよ』に似てるなと思ったり、色々と既視感はあるし実話がベースだから驚きの展開になるわけでもなく、予定調和に終わってしまうので大きな感動というものはない。とはいえ、差別問題を扱いながも酷いシーンはあまりなく、安心して見られる良作ではある。注文をつけるとすれば、黒人だがカネ持ちで男だが男が好き、白人だが黒人に使われるし移民系として差別される、といった両者のアイデンティティーに関する内面的葛藤がもうちょっと丁寧に描かれるとよいと思うのだが、それだとコメディーにはならないので難しいのだろうな。 [DVD(吹替)] 7点(2024-02-23 01:33:20)(良:1票) |
2. 東京物語
《ネタバレ》 所詮映画は作りモノですが、これはどこにでもありそうな世界のようでいてかなり異質な世界なのでは?と思う。この映画をみて「ある、ある、ある」って思うのか?「ない、ない、ない」って思うのか?私は後者だ。そもそも「忙しい、忙しい」っていってるのはダイタイ暇なヤツが多いし、単に面倒なだけでしょ?上京した親の相手が面倒な気持ちもわからないでもないし、上京時の扱いはまだ許容範囲としても、母が危篤→死の過程での子供達の反応・言動はちょっとひどい。「ない、ない、ない」って思う。よって青いと言われようが、香川京子を断固支持する。原節子の心情の吐露は誠実さの表れで、映画的には悪くは無いのだが、妻を亡くし落胆する義父にワザワザ言う必要はないのでは?と感じる。普通は言わないだろう。散々凹まされたラストの笠智衆の姿は「人間最後は一人なんだ」という事を切実と感じさせる。いろいろ考えさせられる作品ではあるが、かなり後味の悪い作品だ。家族は各々独立して然るべきで、ベタベタする気は無いけれども、これをみて「家族なんてこんなもの」と訳知顔にはなりたくない。 <追記>20年ぶりに再見。印象はさほど変わらないが、年を取ったせいかやや「ある、ある、ある」感が増したような。オチを知った上での再見の収穫としては、単なるよき父という印象であった笠智衆が「場末の医者」に甘んじている長男を期待ハズレと感じていたこと。あとは義母が泊まりにきた時の「ズルイ女」原節子の電気を消すシーンの表情が何とも言えず意味深であったことかな。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2023-12-18 01:40:11) |
3. スペシャリスト(1994)
シャロン・ストーンは美人でいいんだけどね。で、猫は結局無事だったんだろうか・・・。 [地上波(吹替)] 4点(2023-10-08 16:46:15) |
4. 劇場版 きのう何食べた?
内野聖陽の演技を楽しむ作品 [地上波(邦画)] 6点(2023-10-03 01:46:34)(良:1票) |
5. スコア
《ネタバレ》 ノートンが出演してる時点で、「最後になんかあるんだろ?」と冷めた見方をしてしまうのが難点。 <追記>19年ぶりに再見。ちょっと古典的だが、それなりに楽しめる。「ブツ」はしっかり確認すべきというのをあらためて再認識。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2023-09-27 11:03:43) |
6. グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~
あんまりコメディになってないね。テンポも悪いし。舞台版の方がテンポがよくて面白かったかな。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2023-09-26 11:07:47) |
7. つぐみ
一時期こういう「露悪的」な女の子が流行ったような。松崎の街並みもいい雰囲気だし、牧瀬里穂は魅力的なんだけどね。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2023-09-25 21:51:04) |
8. 宮澤賢治 -その愛-
宮澤賢治と言えば国柱会というイメージなのだが、冒頭にちょっと出てきただけで日蓮宗の影響は殆ど描かれず、結局は無難な偉人伝になってしまったのが残念。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-09-23 16:08:12) |
9. 2046
女優陣は美人ぞろいでいいんだけどね [CS・衛星(字幕)] 3点(2023-09-22 23:31:19) |
10. アフタースクール
ストーリーは「こぢんまり」しているが、「どんでん返し」が好きな人にはいいのかも。教室という閉ざされた空間でしか生きてこなかった教師と、世間という開かれた?空間を知ったつもりでいる探偵との非難の応酬は興味深いものがあった。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-09-21 22:28:26) |
11. ヲタクに恋は難しい
高畑充希の魅力を楽しむ作品 [地上波(邦画)] 5点(2023-09-17 16:20:23) |
12. サイダーのように言葉が湧き上がる
母親のケガで代わりに介護施設でバイトする高校生の息子ってのがちょっとリアリティがないように思えるが、地方では普通なんだろうか。青春の「痛々しさ」のようなものは伝わってくるが、物語に起伏がないので少々インパクトに欠けるかな。 [地上波(邦画)] 5点(2023-08-27 16:27:05) |
13. 皇帝のいない八月
子供の頃に見た時は題名が印象的で重厚な作品だなあという感想を持った記憶があるが、大人になってから見るとクーデターとしては準備不足で稚拙だし、オマケに作戦が早々にバレてしまうし、殆どがさっさと鎮圧されてしまってこんな小さな話だったっけ?という印象に変化。まあ、自身の成長?は感じられたかな。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-08-26 01:44:44) |
14. 暗殺(1964)
原作未読。幕末のある種の「陰鬱」さは伝わってくるものはあるが、清河八郎の内面に迫り切れていない印象で盛り上がりに欠ける。清河八郎については詳しくなかったので勉強にはなったが。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-08-24 13:21:54) |
15. ゴーストライター
《ネタバレ》 過去を暴かれたら困るのに自伝を出そうとするとか、借りた車でカーナビ使っちゃうとか(で、殺したのに消去もしてないとか)、監視されまくりの別荘で奥さんとデキちゃうとか、部屋には鍵もなく誰でも出入り自由とか、ネットの検索で陰謀が暴かれるとか、設定にマヌケな部分が多々あるものの、それなりの緊迫感はあり飽きずに最後まで見られる。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2023-08-21 13:22:59) |
16. ツインズ
アクションばかりのシュワルツェネッガーがコメディをやるというので当時話題になって見たような記憶が。80年代テイストではあるが、今見てもそれなりに楽しめる。 [地上波(吹替)] 5点(2023-08-20 16:33:57) |
17. パニック・マーケット3D
ちょっと意外性がないというかオーソドックスで古典的かな。 [地上波(吹替)] 5点(2023-08-14 22:28:49) |
18. MEG ザ・モンスター
《ネタバレ》 まさかステイサム素手でサメと戦わないよな、と思ったらしっかり戦うし。 [地上波(吹替)] 6点(2023-08-14 17:29:15) |
19. ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン
《ネタバレ》 結局「男に救われる」ってのがねえ。ケーキ屋を再開する方がオチとしてはよかったと思うが。ちなみに、ウィルソン・フィリップスはよく聞いてたので懐かしかったな。 [地上波(字幕)] 5点(2023-08-11 21:45:01) |
20. ハイジ アルプスの物語
どうしてもアニメ版の影響を受けて見てしまうが、アルプスの風景はとてもよかった。ペーター役の子は顔がちょっとねえ。他方、ロッテンマイヤーは美人過ぎかな。吹替版なら「クララが立った!」を強引にでも入れて欲しかったところ。ちなみにヨーゼフは出てこないけど、調べてみたらアニメオリジナルキャラらしい。あと「パンの持ち帰り」はアニメは「白パン」なんだが、これもアニメ版で変更したんだろうか。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2023-08-07 15:24:41) |