1. スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
《ネタバレ》 レジスタンスのみならず私にも大きなダメージを与えた前作を受けて、不安たっぷりの状態でみにいきました。結果としては、みにいってよかったとは思いますが、率直に言って非常に複雑な思いです。緊張感あるシーンが多くてまさに宇宙活劇です。最後のクライマックスでこの音楽、と来れば否が応でもテンションは高まります。「なんとか形としては取り返した」感じです。ただ・・・やはり前作でやらかしたために無理のある設定があまりに多すぎる。・〇〇復活?ならば(形は違えど)全員復活させちゃえ、みたいな。 ・レイが〇〇の末裔?いやそりゃいくらなんでも無理筋でしょ。 ・その結果、カイロレンとレイの関係が不明 ・変なアイテム登場。スターウォーズは宝探しだったのか? ・ロボットはBB8が完全脇役、変なロボットも出てきたが結局は旧作ロボが主役。・人も同じで新作で旧作を上回る魅力的なキャラはゼロ。 ただ、ここまで熱くなれる映画はほかにはないと思いますし、シリーズ終結を見届けられてよかったです。今後変な新作を作ってコンテンツの浪費がないことを期待します。 [映画館(字幕)] 8点(2019-12-21 14:25:24)(良:1票) |
2. カメラを止めるな!
《ネタバレ》 事前知識はないほうがいいということなので、その状態で見に行って、10分くらいで後悔し始めました。退屈で退屈で。隣の人も退屈そうでした。と思ったら・・・。監督役が人のよさそうな顔つきで画面に出てきたときにやっと気づきました。笑いすぎて涙が出ました。ここまで笑いすぎた映画はたぶんないかと。 [映画館(邦画)] 9点(2018-08-22 22:06:08) |
3. ミッション:インポッシブル/フォールアウト
《ネタバレ》 ストーリー展開は無理やりこじつけているような感じがあり微妙なところはあるが、かつての床スレスレでの空中遊泳みたいなギャグシーンとかとは一線を画し、飛行機からのダイビング、カーチェイス、ビルからのジャンプ、ヘリの格闘シーンなどのアクションシーンがすさまじくスリリングで、ストーリーはどうでもよく感じてくる。前作の飛行機へのしがみつきが印象的な作品よりさらにレベルアップしており、これ以上のアクションはさすがに危険すぎる無謀なものしかできないのではないかと思うくらい。実際、今作の撮影で足首を骨折したらしいし・・・。 このシリーズはドラマ作品時代から好きなシリーズではあるが、映画化後のシリーズ作品はその雰囲気とはちょっと違いながらも「一応面白い」「いまいち」が入り乱れていたが、今作はスリリングさもあって自分の中ではシリーズで最も面白かったと思う。 [映画館(字幕)] 8点(2018-08-14 12:08:16) |
4. バーフバリ 王の凱旋 完全版
《ネタバレ》 1作目をみていないが、冒頭に日本語であらすじが紹介された。 冒頭に制作関与企業名がひたすら無音でスクリーンに流れたり、「この映画の象や馬は一部CG使ってます」と白状されたり、といつもの映画と勝手が違うことに若干戸惑うものの、冒頭、シヴァガミが自らの命と引き換えに手に乗せて守ったシヴドゥのシーンのオーラに引き込まれる。(よく考えるとなぜシブドゥが助かるのか???ですが、まあご愛敬ということで) 壮大な建物、多数の国民・兵士など圧倒的なスケール、漫画を実写にしたようではあるものの大真面目なアクションシーン、どこか憎めないカッタッパ。昔の映画を見ているようでもあった。 国王にはなれず国防長官として過ごした日々の行動を見ていると、民衆からバーフバリがなぜ慕われるのかがわかる。・・・と思ったら、この映画ってお父さんバーフバリの話で半分以上の時間使っていて、子供のシヴドゥの時間少なくない? とはいえ、3時間弱もの長編にもかかわらず飽きることなく鑑賞できた。 そして、映画館から帰る道中、口にせずにはいられない・・・「バーフバリ! バーフバリ! バーフバリ!」 すでにレビューされている方が冗談で書かれているのかと思いきや、そうではない。それだけこの映画に力があるということだ。 [映画館(字幕)] 8点(2018-07-29 17:51:02)(良:1票) |
5. ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
《ネタバレ》 いい評判を聞かなかったが、スターウォーズシリーズだとなるとみないわけにはいかないと思い、期待せずに見に行った。一言で言うと、中身がない退屈なストーリー。おまけにディズニーになってからキャスティングにバランス感を置こうとしているのが見え見えで・・・。結局、最近のスターウォーズは過去のコンテンツを浪費しているだけで、魅力的なキャラやストーリー展開は限定的なのが残念。 [映画館(字幕)] 4点(2018-07-01 20:20:37) |
6. レディ・プレイヤー1
《ネタバレ》 予告編で出てきたスタック(集合住宅)やオアシスの映像をみて新たな価値観が生まれる映画かも、と思って観に行った。映像に関してはCGがすごいのはわかるが、結果として特に新鮮味は感じなかった。それよりもバリアフリー度ゼロのスタック、家に通じるロープがカギ代わりというアイデアのほうがよっぽど面白かった。 この映画は感銘や重みを求めるのではなく、ゲームの世界を楽しむ映画なのだろうと思ってみにいったので、映像で驚いたのは冒頭のスタックの場面と、カーレースでキングコングがビルから飛び降りてくるところくらいまで。ストーリー立ても驚くような展開はなく、想定どおりの展開で進む。 となるとつまらない映画だったのかというと決してそんなことはなく、スピード感あるテンポで上映時間の長さは感じさせない。また、シャイニングはだいぶ昔にみたのでストーリーはあまり覚えていなかったが、ああ確かにこんな場面あったな、と小さな感動に浸る。最後のテレビゲームの場面も古めかしいゲームのシーンで懐かしさを感じる。この映画の元ネタをどれだけ知っているか、いわば昔をどれだけ知っているかでこの映画の楽しめる度合が相当変わってくるだろうと思う。 最後に、同じ監督の映画で、全くテイストが異なるものが映画館で同時期に上映されているのは珍しい。 [映画館(字幕)] 7点(2018-04-22 20:57:14) |
7. ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
《ネタバレ》 このまま突き進むと株式公開に失敗し経営が行き詰まるリスク、最悪ケースでは投獄もあり得るという状況下で、真実・あるべき論とどう向き合うかという葛藤をテーマにした内容。経営に疎かった社長がなぜあの決断をしたのかは今一つ明確ではなかったが、正義感を持って対応することの重要性を改めて感じさせられた。社長が輪転機を回せという場面はたしかdo it と言っていたと思うが、そのせりふが格好いい。今だからこそこの映画をつくるべきという正義感とも重なる良作だと思う。原題"THE POST"には、社長ポストという意味もかけられていると思うが邦題ではその妙は感じられないのが残念。 [映画館(字幕)] 8点(2018-04-22 13:01:53) |
8. 15時17分、パリ行き
《ネタバレ》 本人たちが出演しているということだけ知っていた。PTSDとか大丈夫だったのかと心配するが、いたって自然な演技で違和感が全くないことが驚きであった。 映画が始まって早々に本人たちの生徒時代の話が出てきたときに、この映画のメインはこの3人の生い立ちと事件とのつながりだなと直感した。何かにつけて物事がうまくいかないという鬱屈した思いは本人たちにあっただろうが、決して救いようのないものではなく、3人の友情もあって前向き感ある展開で話が進んでいく。ヨーロッパ旅行のシーンは時折あえて普段感を出した画面展開で、旅行を楽しむとともに平和な時間がたっぷり流れていて、事件との対比がよく滲み出ている。(ローマのシーンはもう少しローマの休日っぽくしてもよかったかな?) テロのシーンはごく一瞬だが、前半の伏線が効いていて違和感のない流れになっているし、最後の場面はフィクションではなく本物の映像を挿入しているのだと思うが、本人たちの勇気への感動も含め、いい作品をみたなという満足感がある。 それにしても、佳作を連続して生み出せるイーストウッド監督はすごい。一方で封切から間もないのにこの作品の観客数が少なかったのがもったいないなと感じた。 [映画館(字幕)] 8点(2018-03-21 16:54:10) |
9. スター・ウォーズ/最後のジェダイ
《ネタバレ》 遅ればせながらようやく鑑賞。しかしながら、ああ、やってしまった。もったいない。レイが一から修行し直すのかと思いきや・・・。アナキンを信じて疑わなかったルークがまさかの・・・。王道をいかないストーリー展開に加え、話があっちゃこっちゃ。レジスタンスは戦闘には似つかわない校長先生みたいな人が指揮をとって最期にまさかの・・・。スノークさん、そりゃないでしょう・・・前作よりライトセーバーシーンが増えてそれなりにかっこいいシーンもあったはあったが、これではもはやスターウォーズの舞台を借りた単なる宇宙アクション劇に過ぎない。挙句の果てにはいつからルークはネオばりの弾丸避け(じゃなかったライトセーバー避け)をするようになったのか!?肩のほこりを払うシーンは(面白かったけど)スターウォーズっぽくない!次回作が非常に不安。 [映画館(字幕)] 5点(2018-01-01 20:11:09) |
10. ブレードランナー 2049
《ネタバレ》 登場数が減少したとはいえ、あの暗く雨が滴り落ちるところにネオンが映える都市空間はまさにブレードランナー。30年の間にネオンが中国企業に変わっていないだろうかと心配したが、杞憂だった(ただ、強力わかもとはなく、うどんも看板だけだったが・・・)。 前回はレプリカントの強力な生への渇望がテーマだったが、今回はアイデンティティーがテーマだったのだろうか。 長作だが退屈には感じず楽しめたが、もっとも、難解な場面もあったので近々もう一度みてみたいと思う。 見終わったあとのせつなさ、やるせなさも含めて不思議な魅力がある映画だった。 ちなみに、ジョイはくるくるコスチュームが変わるし、昼休み時間帯の格安SIM並みのダウンロード速度の場面など、うっとおしいしあえて必要な役なのかとも思ったが、かわいらしさとその存在感に最後は納得。 [映画館(字幕)] 9点(2017-10-29 10:55:24)(良:1票) |
11. ダンケルク(2017)
《ネタバレ》 評価が難しいというご意見がすでにありましたが、確かにそのとおりだと思いました。この映画はストーリーに娯楽映画的な抑揚がなくヒットするのは難しいように思います。映画館も封切直後の休日なのにすいていました。一方で映画の作りこみはかなり気合が入ったものだとすぐわかります。最初、緊迫したシーンから始まり同じトーンで淡々と場面が進みます。最初は場面設定の理解のため淡々としているのかと思っていましたが、途中から「もしかしてずっとこのテイストかも?」と思ったら、そのとおりでした。 時間の進み方の違う場面の組み合わせは、インセプションやインターステラーでも出てきたので、わからなくもなかったですが、あえてこう組み合わせる必要があるのか、という気もします。 [映画館(字幕)] 6点(2017-09-10 21:39:24) |
12. はじまりへの旅
《ネタバレ》 最初の投稿なので心苦しいですが、退屈でした。映画なので現実離れするストーリーがあってもいいのですが、山奥にこもって社会から断絶した生活をするきっかけが取ってつけたような理由、母親の葬式にド派手な服装で出席、もっともらしい信条を教えながらもスーパーから食物泥棒、それ以外にも???な展開。ついていけませんでした。 [映画館(字幕)] 3点(2017-04-08 22:15:23) |
13. この世界の片隅に(2016)
《ネタバレ》 ここまで継続して評判がよいとなると、見ないわけにはいかないなと思い劇場へ。海を駆け抜ける白うさぎの描写、自分の意思と異なる環境においてもひたむきに生きるすずの姿など、印象に残ったところもありましたが、フィーリングがどうも合わなかったです。良作であろうとは思うのですが。 [映画館(邦画)] 5点(2017-03-05 09:27:21) |
14. 沈黙 ーサイレンスー(2016)
《ネタバレ》 原作は読んでいないどころか、この映画で初めて存在を知りました。監督の名前と大作の匂いを感じて見に行ったのですが、すごい映画をみてしまいました。とにかく重い、暗い映画ではあるものの、考えさせられることの多い内容でした。苦悩の連続や拷問などもあり、もう一度みたいとは思えませんが。いつの日か気が向いたら原作を読んでみたいと思います。 日本の俳優陣たちの好演が非常に印象的(特にイッセー尾形と浅野忠信が印象に残りました)なのもありますが、邦画をみているような気がします。それだけ違和感が少なかったということでしょう(撮影は台湾だったそうですが)。格子の向こう側からのカメラワークなども印象的でした。 ラストのシーン、なぜ妻が茶碗を割ったのかがわからなかったのですが、そういうことだったのか・・・ 虫の声と波の音が印象的な映画でした。 [映画館(字幕)] 10点(2017-01-21 22:19:05) |
15. ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
《ネタバレ》 本流と違うというこだわりからか、オープニングが今までと違う形で始まりテンション上がらず・・・。あとは結局、魅力的な人物がいない。K2SOも今一つと思いました。R2D2やC3POを一瞬出す必要もないかと・・・。目立ったのは盲目の戦士チアルートくらいだけど、マトリクスリローデッドかと思うようなアクションでスターウォーズには・・・。スターウォーズといえば、やっぱりクロサワ映画・サムライの流れのほうが私にはしっくり来ます。ダースベイダーの最初の登場シーンもなんかあっさりでえー?という感じでした。作ればそれなりにヒットするであろうスターウォーズシリーズということなのでしょうが、作品を出しすぎるのも有難さが薄れるかなとも思います。もちろんラスト5分?くらいはかっこよすぎて気絶寸前でしたが。 [映画館(字幕)] 5点(2016-12-24 14:39:21)(良:1票) |
16. シン・ゴジラ
《ネタバレ》 ゴジラもエヴァンゲリオンもみたことがありません。それどころか、入場料払って邦画みたことがありませんでした。が、「もうシン・ゴジラをみたか」というほど話題になっていると聞いて、公開からだいぶ日が経ちますが、見てきました。 危機管理対応としては非常に興味深い内容でした。「想定外」とされていた3.11のようなことがあるわけで、フィクションとはいえ、これに類似?のシチュエーションを想定してみることは、何かの時(もちろんないほうがいいですが)に役には立つだろうなと思います。ということで、ゴジラ映画というよりは危機管理対応に一石?投じるかもという観点で8点です。 一方、ゴジラのことは何も知らない私は最初、「シン・ゴジラという新種ゴジラ?それにしてもずいぶんしょぼいゴジラが出てきたな・・・。爬虫類でも瞬きできるのもいるのに、こんなハリボテの目だとは、お金なかったのかな」と感じていました。それが終盤に近付くと全身から光線が放射されるわ、新幹線や電車が無人運転で突っ込むやら、これらには度肝を抜かれました。 [映画館(邦画)] 8点(2016-10-23 18:25:17) |
17. ハドソン川の奇跡
《ネタバレ》 上映時間が短い映画でしたが、「よくここまで膨らませたな」というのが正直な感想です。映画は単純明快でとても面白いです。後味が悪くなる・見終わって疲れる・いろいろ考えさせられる、のいずれもなかったのですが、広がり・幅を持たせるのは難しいですね。話は変わりますが、この映画もアメリカン・スナイパーも、アメリカ人の9.11の傷跡を感じます。 [映画館(字幕)] 7点(2016-10-02 16:06:35) |
18. スター・ウォーズ/フォースの覚醒
《ネタバレ》 ストーリーとしては、ストームトルーパーがそんなことしていいの?とか、修行していないレイのレベルアップが早すぎない?とか、マスクとるの早すぎない?やっぱりダース・ベイダーほどインパクトある悪キャラがいないな、とか、ライトセーバーの戦闘シーンが・・・とか、思い起こせばアラはなくはないですが、オープニングのテーマ曲、画面の上に流れていくストーリー・・・。それだけで涙ものですが、エピソード4~6の中心人物が歳月を経て風格・品格を以って勢ぞろいとなり感慨深い。エピソード1~3のちょっと横道それてない?という展開もなく、新俳優陣も全く違和感なくハマっていて、そしてスピーディーであっという間の鑑賞でした。 どちらかといえば、あえてトーンは抑えめで作ってあるのだと思うので、次回・次々回に期待です。宇宙での撃ち合いもいいですがやっぱり大物キャラ1対1の重みあるライトセーバー対決を期待します。 [映画館(字幕)] 9点(2015-12-19 23:13:56)(良:1票) |
19. インターステラー
《ネタバレ》 それぞれの星の映像、宇宙の映像などがとてもきれいですばらしい。この映画は絶対映画館で見るべきだと思います。ただ、インセプションの世界観が好きなのでどうしても比べてしまいます。アリアドネのような目立つキャラがいない、時間の流れ方が場所によって違うことや平面であるはずの景色がゆがむことはインセプションで経験済なのであまり驚かない。ラストの展開が怒涛すぎてついていけなかったが、マーフィーとの再会以降はないほうが想像をかきたてられもっと奥深いものになったのでは(インセプションがそうであったように)。 とはいうものの、3時間近い映画で全く退屈せず鑑賞できました。万人受けはしない映画だと思いますし、評価もわかれると思いますが映画ファン必見の映画であることには違いないと思います。もう一度見直したい映画です。 [映画館(字幕)] 7点(2014-11-27 22:08:55) |
20. ジャージー・ボーイズ
《ネタバレ》 監督がイーストウッドということしか知らずどんな内容なのかなど基礎知識なしで鑑賞しましたが、とても楽しめる映画でした。私の中ではイーストウッド作品の上位に入ります。 イーストウッド作品なので途中いろいろとネガティブなことも発生する(お約束?)のと、前半ちょっとご都合主義なところもありますが、映画に勢いがあってひきこまれます。音楽っていいなと思わせるいい映画でした。 [映画館(字幕)] 8点(2014-09-28 15:29:34) |