1. 哀れなるものたち
《ネタバレ》 おもしろいですよ。 くだらないと言う人もいるとは思いますが、大人向けのセクシー童話ととらえたら大満足です。 どうかしたら、『アルジャーノンに花束を』的な内容で、主人公の言動がどんどん成長していく過程(セクシー要素も加味して)が良くできています。 終盤の花嫁強奪エピソードは要らなかったなあと思いますが、最後の最後に声を出して笑わせてもらえたので、善しとしましょ。 [映画館(字幕)] 8点(2024-02-27 23:00:11)(良:1票) |
2. エクソシスト 信じる者(2023)
やっぱり、キリスト教関連は仏教徒には理解できません。 サスペンス・スリラーを求めて劇場へ行きましたが、正直、がっかりでした。 もちろん、これは多分に自分がキリスト教を理解できないこともあります。 しかしながら、被害者(悪魔に取りつかれた)2名が、どうして森に行ったのか、なぜその手の儀式を行ったのか明確な理由がわかりません。 どうしても消化不良に感じる内容でした。 まあ、黒人と白人が主人公で、こういう結果の物語とは、前作と比べて時間の流れと社会・風潮の変化を感じますねえ... [映画館(字幕)] 5点(2023-12-01 18:04:58) |
3. ラストミッション
《ネタバレ》 海外のホテルでテレビを点けたら偶然放映していました。 原語で視ていて、フランス語やフランス語なまりの英語が出てくるので、完全には内容を把握できませんでした。 結構ハードな内容で、テレビで流していいのかと思える演出もあり、それなりに楽しめました。 いいところでヘロヘロになる主人公には、ちょっと面白味に欠けるかなあ、脚本に文句を言いたいところです。 でもやっぱり、年を食ってもケビン・コスナーはいいね。 [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 7点(2023-09-25 11:09:06) |
4. ジョン・ウィック:コンセクエンス
6月に飛行機内で鑑賞済み。 まあ、シリーズ通して言えることですが、おもしろくてウソくさくてグロくて満足できます。 冒頭は大阪が舞台で、最後がパリです。 ストーリーは単純ですが、上映時間がちょっと長くてダレますねえ。 でも、おもしろいです。 そうそう、真田広之は意外と存在感ありますねえ。 [DVD(字幕)] 7点(2023-09-19 22:07:35) |
5. タワーリング・インフェルノ
今日は友人と、懐かしの映画、タワーリングインフェルノを観に行って来ました。 この映画は何十回と見てますし、DVDも持っています。 でも、まあ、こういう大作は大きなスクリーンで観たいじゃないですか! 約3時間の作品を観終わって、やっぱり古くさくてちゃっちい。 でも、マックイーンはカッコええわ~。 オフィスラブが満載で、今だと倫理的にアウトです。 高層ビルも、模型感たっぷりでがっかり。 まあ、当時はワクワクして見ていたんだから、どうしようもないですねえ。 たまには、こういった古い映画でも見て、ノスタルジーに浸るのも、悪くないです。 公開当時は、マックイーンとニューマンと2大スターの共演だけに、出演クレジットだけでももめたそうです(どっちが主演か)。 結果、マックイーンを左、ニューマンを右、ただしニューマンの名前は一段上にもってくる。 これで、左から読めばマックイーンがトップ、上から読めばニューマンがトップの折衷案。 [映画館(字幕)] 8点(2023-07-31 21:52:21)(良:1票) |
6. ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE
金もかかっていていい作品です。 でも、上映時間が2時間半を超えると、やっぱりしんどいです(いままでのMIシリーズは2時間ちょいでしょ)。 あと、やたらと話が複雑になっていて、もっと簡潔にして欲しいですねえ。 まあ、壮大な予告編を観たと思えばいいのですが、例のハリウッドの俳優ストライキの影響で、PART2の撮影も延期状態のようで、いつ鑑賞できるのやら... そうそう、私の中では今作ではポム姐さんが最も輝いていました。 PART2でも活躍して欲しいなあ。 [映画館(字幕)] 7点(2023-07-28 16:34:48) |
7. ワイルド・スピード/ファイヤーブースト
おもしろかったです。 でも、もう話も内容もアクションも無茶苦茶でリアリティのかけらもない。 まあ、このシリーズはそういうスタイルの映画になってしまった(成長した?)んですね。 それなら、ファンタジーアクション映画として、頭空っぽにして楽しみましょ。 でもさあ、テレビのCMでクライマックスシーンを流したらダメでしょ! あと、上映時間が長すぎるんじゃないですか? 終盤は映像を見ながら尿意と戦いました。 個人的には初期のころのマニアックで日本車が走り回る作品の方が好きなんですが... [映画館(字幕)] 7点(2023-05-24 10:33:13) |
8. トップガン マーヴェリック
素晴らしいわ~。 年取ったなあ、と言いながらもトムの変化はそんなに感じませんねえ。 個人的には、大好きだったJ・コネリーの老けた姿にショックを感じました... 始めから終わりまで映像の美しさと音響に圧倒されました。 ストーリーは極めて単純、終盤なんかは、もうお笑い要素が満載です。 困難なミッションにマーヴェリックが教官としてトップガンに帰ってきた。 正直、ちょっと違和感を感じてしまいますが、結局は...(これ以上はネタバレになるので沈黙)。 そうそう、あと感じたのは、ここ最近のコンプライアンスなんでしょうか、セリフに汚い言葉・単語がほとんど使われていません。 アメリカ映画特有の"f**king"や"s**t"の単語を耳にしませんでした。 これも時代なんかなあ... やっぱり違和感です。 とにかく、観に行こうかなあと迷っている人は、行くべきです。 満足感と爽快感は保証できます。 [映画館(字幕)] 8点(2022-06-07 20:36:18) |
9. クライ・マッチョ
映画のお手本のような作品です。 ストーリー、ドラマ性、少しのアクション、ちりばめられたユーモア、そして涙とさわやかさ。 これらが上手く盛り込まれていて、ホッとする温かい作品だと感じました。 そして何よりも上映時間もちょうどイイ感じですね。 ただ、イーストウッドのファンとしては、ちょっと納得いかない気がします。 やっぱり老いた姿はあまり見たくありません。 「グラントリノ」で俳優は引退て言っていたんじゃなかったっけ... 動きもしゃべりもトロく、私はあまり見たくなかったなあ...もちろん、それがイイと言う人もいるのでしょうが... まあ、設定・時代背景はちょっと前にして、共演者は子供か若者じゃないと追いつかないのかなあ。 それでも、いい作品だと思いますし、人にもおススメしたい作品ですよ。 [映画館(字幕)] 7点(2022-01-17 13:03:23) |
10. 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
さてさて、007ですが、本編開始前の予告編を含めると3時間! ケツが痛いゼ。 内容は、ネタバレしていいのかなあ?、やっぱりやめときます。 2時間45分の中に内容盛り込みすぎで、ゲップが出そうです。 ジェームス・ボンドって言ったら、イギリス紳士ヅラした諜報部員だけに、クールさとタフさとエロさとユーモアがないと成立しないです。 そういう意味で、ダニエル・クレイグにはユーモア要素がなくって、今までのボンド役と比べると、面白味がないんですよね。 今作は妙にアクションとラブシーンの盛り上がり方が興醒めしてしまいました。 本編が終わり、エンドロールが流れるとほとんどの客が出ていきました。 私はトイレに行きたいのを我慢しながら、じっと耐えました。 JAMES BOND WILL RETURN この文章が見たかったんですよ。 ってことで、次回作をひそかに期待します。 [映画館(字幕)] 7点(2021-10-05 17:03:50)(良:1票) |
11. ワイルド・スピード/ジェットブレイク
《ネタバレ》 先日ワイルドスピードを観て来ました。 Fast & Furious 9 の原題で、このシリーズも9作目まで来たんですね。 正直なところ、今作はいまひとつです。 007でもそうでしたが、舞台を宇宙にまで広げたら、もう収拾がつきませんわ。 もう、ほとんどお笑いですよ。 やっぱり、ポール・ウォーカーがいなくなってから、内容がエンターテインメント・娯楽作品に向かってしまって、面白味が減りましたね。 最後の最後に、次作の予告編のようなシーンがありました。 って、次作も作るんかいな。 出来たら観に行ってしまうんやろな、おもしろくないんやろうけど... [映画館(字幕)] 5点(2021-09-05 09:24:24) |
12. Mr.ノーバディ
おもしろいです。 頭をすっからかんにして、純粋に映像を眺めるには十分に見ごたえがあります。 まあ、細かい部分での「?」は、たくさんあるのですが、そういうのは無視して楽しみましょ。 そういった作品ですね。 [映画館(字幕)] 7点(2021-06-14 21:03:44)(良:2票) |
13. ランボー/ラスト・ブラッド
あ~あ、ランボーってシリーズは、もう、取り返しが付かないほどのイタイ映画になってしまったんですね。 ようやく、映画館で観れる新作映画と思い、出かけてみましたが、もう後悔のみ。 ストーリーは単純で、そしてひたすらにグロい殺戮シーンの連続。 映画最後にオマージュで流される過去作品のシーン。 第1作って、警察を代表とした世間・社会とベトナム帰還兵との戦いが骨子として存在していました。 以降は個人的な怒りがメインになってしまい、社会派的作品がただの娯楽アクション作品に変わってしまいました。 と言うか、第1作が偉大すぎたと言えるのかもしれません。 そう考えると、今作は比較にならないほどの駄作です。 スタローン自身、年齢も体重も増えてしまい、自らの手でシリーズにピリオドを打ちたいがために作った作品なのだと思いたいです。 [映画館(字幕)] 5点(2020-06-29 14:45:09) |
14. フォードvsフェラーリ
遅ればせながら、「フォードvsフェラーリ」を観て来ました。 これって、ただのフォード礼賛のヤラセ映画なのかな? 史実に基づいていて、なかなかおもしろかったです。 確かに、GT40ってクルマは美しくて魅力的で個人的に大好きなクルマです。 出来れば、GT40の設計段階からのクルマ造りを見たかったですねえ。 で、映画ですが、思ったほど迫力・臨場感が無かったですねえ。 この映像(レースシーン)をみてスゴイという人は、S・マックイーンの「栄光のル・マン」をみて欲しいです。 初めて劇場のスクリーンでこの映画を観たときは(リバイバル上映でしたが)ドキュメンタリーさながらの荒い映像にうっとりしました。 私は、「栄光のル・マン」の方がはるかに迫力があったように思いました。 とりあえず、シェルビーやマイルズに関しての情報を確認してみようと思います。 [映画館(字幕)] 6点(2020-02-09 10:43:12) |
15. バイス
まあ、この手の作品は日本じゃ受けないなあ。 ハッキリ言って内容が複雑で出来事の当時の状況は、現地・アメリカじゃないとわかりませんからね。 それこそ、日本だと『あさま山荘』事件の映画なんて、日本人か日本にいる人以外は興味も持たないでしょうし、理解もできないでしょ。 まさに、ディック・チェイニーの悪名高い政治生活を克明に描いているだけの作品です。 個人的には好きな人物なんですけど、嫌われる要素タップリの人だけにねえ... ただ、演じたC・ベールの熱演は見事でした。 そうそう、この作品で私が最も驚いたのは、最後に製作者の名前を見たときでしょうか... [映画館(字幕)] 7点(2019-04-10 18:33:41) |
16. グリーンブック
素晴らしい! 近年観た作品の中でも指折りの傑作だと思います。 まあ、私が最近で高評価しているのは、「ドリーム」のような黒人差別をリアルに描く作品が多いように感じます。 それでも、この作品に関しては、ドクターが自らトラブルを起こしてしまっている案件がいくつもあるので、時代や土地柄ばかりのせいでもないように思えます。 がさつで短気なイタリア系白人と上品でストイックな黒人コンビ。 この二人の関係性を2時間あまりの時間で、こうも丁寧に描くあたりは、監督の手腕だと思います。 留置場からボビー・ケネディに電話するあたりの描写は、この作品の最も爽快感を感じるシーンですね。 [映画館(字幕)] 9点(2019-04-01 16:12:39) |
17. ワンダー 君は太陽
《ネタバレ》 おもしろくて、嫌味を感じない作品です。 それでいて説教臭くなく、さらりと観れます。 でも、どうしても引っかかるのが、親がオーギーに対して顔にキスしないところですね。 キスするのは手のひらばかりで、これって、やっぱり気になります。 子どもたちが「ペストが移る」とはやし立てるのと関連するのでしょうか? [映画館(吹替)] 7点(2019-03-22 23:11:28) |
18. 運び屋
《ネタバレ》 おもしろかったです。 老いたイーストウッドの姿はあまり観たくなかったのですが、やっぱり見入ってしまいます。 捜査官相手に「仕事よりも家庭」を説くシーンなどは、『お前が言うな』と突っ込みながら『反面教師』ならではの力強い説得力に感動すら覚えました。 しかしながら、銃を持った相手に脅されて素直に従ってしまうシーンは観たくなかったなあ。 イーストウッドなら、素早くマグナムを抜いて欲しかったよう... [映画館(字幕)] 7点(2019-03-14 17:58:50) |
19. 蜘蛛の巣を払う女
これって、「ドラゴン・タトゥーの女」の続編ですか? 役者も監督も代わってしまったようです。 大きな意味で続編(設定や時間経過)でしょうが、話は全く別のものと言う感じです。 でも、見所も多くアクションも豊富で満足できます。 たいへんおもしろかったです。 で、蛇足になりますが、さすがはソニーの製作作品ですね、スクリーンのどこにも中国製品や中国文字(読めない漢字)が出なくて、何だかホッとした気分です。 [映画館(字幕)] 8点(2019-01-14 13:53:49) |
20. ボヘミアン・ラプソディ
いい作品でした。 でも、ちょっと長いなあ。 その割りに音楽シーンが少ないような気がします。 クイーンのファンなら大満足できるでしょうが、不満な部分も多々あります。 タイトルでありながら、ボヘミアン・ラブソディのフルコーラスが無いのはダメでしょ。 他にも最初のブレイクの地である日本があまり取り上げられていないのは納得いかないなあ。 そうは言いながらも、最後のライブシーンは感激しました。 そうそう、もうひとつの不満は、ちょっとだけ奮発してIMAXで鑑賞したのですが、あまり臨場感を感じませんでした。 それでマイナス1点。 [映画館(字幕)] 7点(2018-11-14 16:32:33) |