121. ハルチン
魚喃キリコ作品の中で、唯一単行本で持っている作品。ハルチンの生活感あるリアルなコメディが可笑しい。魚喃キリコの作風が変にマッチしていて面白かった。この人の絵柄って、意外と汎用性が高い。ちょっとビックリだ。 7点(2009-01-06 07:40:05) |
122. 臨死!!江古田ちゃん
《ネタバレ》 江古田ちゃんの「あっけらかんとしながらもギリギリと肉迫したセリフ」は今までにないセンス。特に合コンで猛禽のスミを突付く江古田ちゃんの切れ味に、ハンパの無さを感じる。合コンの猛禽叩きも毎回楽しみだが、私的には変なショーパブで働く江古田ちゃんのエピソードが、毎度爆笑。 7点(2008-12-20 00:37:06) |
123. 賭博破戒録カイジ
1980年後半に、パチンコのいわゆる「一発台」にハマっていた私としては、この「沼」の悪意に満ちたギミックの非道さが痛いほどよくわかる。最終回、カイジのちょっぴりミジメなエピソードがかなり面白い。 7点(2008-12-17 03:17:56) |
124. 3月のライオン
ウミノ作品は「キャラクター」の心情表現が面白く、将棋というイササカ・マニアックな世界を描く上でもそれらが発揮されているという点に、まず驚いた。将棋漫画の原作やプロ戦の麻雀対局、競馬予想コーナーなどでチョコチョコと名を見る先崎学がバックについているのも、興味深い。ちょっと目が離せない作品である。 7点(2008-12-16 00:51:29) |
125. ストッパー毒島
好きな野球漫画を三つ挙げろと言われれば、大嫌いな水島新司作品の中で唯一好きな「球道くん」と、ミーハーといわれようが「おおきく振りかぶって」、そして「ストッパー毒島」ですね。(次点はちばあきお・キャプテンか?) ハロルド作石のサービス精神・エンタテイメント性と野球漫画の普遍的な面白さが実にマッチしていて面白い。 7点(2008-11-29 23:39:41) |
126. SINGLE ACTION ARMY
ヒロモト作品の初期作品で絵は荒いが、意外と読みやすい。突き抜けたセンスでハードボイルドを描いていた良作。単行本を持っているにもカカワラズ、ぶっちゃけそんなにスキな作品ではないのだが、大ゴマの使い方が異様に格好イイ。 7点(2008-11-02 13:45:55) |
127. 銀と金
《ネタバレ》 初めて読んだ福本作品ですね。当初、独自の世界観に圧倒されました。 確か「まだいい女一人抱いてねぇ…死ねるか!」とかいう主人公の台詞だっけか。が、面白かった。私も、死ねない。 7点(2008-08-19 21:41:55) |
128. 北斗の拳
物語の強引な増改築で全体像が少しイビツになった感はありますが、やはり一大ムーブメントを起こした業績は無視できません。 非道な悪人がマッチョな残酷拳法でバッラバラになって死んでゆく痛快さ。なんでこんなに面白いのやら。笑。 7点(2008-08-19 21:33:08) |
129. うる星やつら
思春期ド真ん中にハマり、モノの見事に「コア寄り漫画道」、いわゆるオタク道の片隅を邁進する羽目になった作品です。個人的には満点をつけてもいいんじゃないか?と思うほどハマりましたが、まぁ、思い留まりました。 7点(2008-08-11 04:21:17) |
130. ドラゴンボール
《ネタバレ》 「もうちょっとだけ、続くぞい」とか言いながらダラダラ延命するものの、やはり面白い。終盤の「ドラゴンボールをパワーアップしておいたナメック星人」なんて、ご都合主義にもほどがあるが、何か許してしまう。物語の人徳ですかね。イヤ、まったく、KING OF 少年漫画です。 下品な話で恐縮ですが、トイレで気張っているときに「今の俺をスカウターで計測したら、きっと戦闘力が上がっているはず」と、戦闘力が変化する種族として、いつも思ってしまう。 7点(2008-08-04 05:28:45) |
131. 泣く侍
原作付き作品が多い中山昌亮のオリジナル作品で、時代劇ロードムービー風漫画。 凄惨でゾッとする描写も多いが、キリキリとした緊張感、(時代劇漫画だけに)切れ味の良さが、見事。こういう作品、中山昌亮の真骨頂ともいえる。 7点(2008-06-07 02:02:38) |
132. FLIP FLAP
作品ノリは前作の「ラブロマ」と同じで、特に真新しさは感じなかったものの、やっぱ面白かった。イチローの内野安打的ヒットというか、小西康晴的POPさというか。この作家のセンス、なんでしょうね。 ピンボールをプレイしているときの主人公の心理描写が、特に興味深かったです。 改めて言われてみると、そういや見かけなくなったピンボール。最近は、ゲームセンターでピンボールをついつい探してしまう。 7点(2008-06-05 23:05:12) |
133. 殺し屋1
好きな漫画ではないが、暴力描写のビジュアル的な印象が強烈。焼肉屋の双子シーン、カラッと揚げられそうになる拷問シーン、中指で一杯の箱、思い出しただけで「痛たたた!」となる。 特に柿原のあっけない末期は印象的。 「タブー」を出来るだけ無視しながらここまでズカズカ描き上げた作者の力量。そこだけは稀有といっていい。 好きになれない作品ではあるが。 7点(2008-06-02 07:14:56) |
134. りびんぐゲーム
星里ちもるが「りびんぐゲーム」で青年誌に現れたときは本当にビックリした。徳間で魅せたベタだけどホンワカ面白い作風がスピリッツで通用するのか?と、思った。完全に杞憂でしたが。 とにかく星里作品はコメディとシリアスの絶妙な匙加減、流石にうまい。二宮ひかるの作品でも思うことだが「こんな女の子、ホントに居たらうっとうしいだろうなぁ」と思っちゃうヒロインも、何でか星里(二宮)作品のヒロインなら許せてしまう。う~ん。それが作家性というモンなんでしょうか。 こういう物語を、他の作家が描くと下品になったり暗くなったりするんだろうけど、星里ちもるはそういうギリギリな所を難なくエンタテイメントに仕上げてくる。 7点(2008-05-27 00:01:12) |
135. バガボンド
私的には今のところ凡庸な評価ですね。絵は上手いし、一コマ一コマにゾッとする迫力もある。流石です。しかし井上雄彦作品の、特に「バカボンド」の魅力は物語の落下地点で最終的に評価したい。 7点(2008-05-21 22:01:18) |
136. とめはねっ! 鈴里高校書道部
「帯をギュッとね!」(柔道)→「モンキーターン」(競艇)→と来て、今度は何の漫画か?と思いきや「書道漫画」とは。 毎度毎度、河合克敏の突拍子の無さには驚かされる。何よりも「初心者には何の興味も無いようなジャンル」をキッチリとエンタテイメントに仕上げる手練に驚かされる。 書道漫画といえば過去にビッグコミックスピリッツで、女子高生が主人公の書道漫画(タイトルは失念)が存在し、(個人的には面白かったが)不人気ゆえに連載終了した。マンガにするにはテーマが難しすぎた、と、当時は思った。が、この「とめはねっ!」の安定振りは、一体何なのか。河合克敏、恐るべしである。 7点(2008-05-17 00:54:43) |
137. あずまんが大王
あずまきよひこのギャグ間合いって、秀逸です。ちょっと前まで「いわゆる萌え4コマってゆージャンルのオタク支持系のマンガなんでショ?」と見くびってました。同じように見くびっている人には、ソコソコ薦められなくも、無い。ま、この当時のあずまきよひこの絵って、ぶっちゃけ私も苦手なんですが。 7点(2008-04-07 04:30:45) |
138. 人類ネコ科
80年代の学園ラブコメ作品の中で、頭一つ抜けたような甘酸っぱさがこそばゆい。いかにも小学館的なベタさが気になる作品ではあるが、ご愛嬌。今読めばイライラとくすぐったくなるよな作品ですが、連載当時(中二?)は、かなり好きでしたね。いわゆる「中二病」というヤツなんでしょうか。笑。しかし、みず谷なおき。この作品で絶筆するには惜しい。惜しいな。 7点(2008-02-28 00:35:24) |
139. ブラッドハーレーの馬車
「無限の住人」を読んでいて「この作者、サドっぽい描写多いなぁ」とソコハカと感じていたが、この「ブラッドハーレーの馬車」を読んで、あぁやっぱり!?と、確信した。エロ、というより、ブラッドハーレー家にまつわる彼女らの凄惨な一生、という感じ。(われながら)おとこのひとって、どうしょうもないなぁ、と、感じた。 7点(2008-02-13 23:51:20) |
140. ワイルド7
ドラマ版「ワイルド7」を観てハマり、原作を読んだクチなんですが、何気にダラダラと…否、スラスラと読めました。荒唐無稽な設定とアンバランスな登場人物が面白かった。ドラマ版もそうだったが、ヘボピーと親分が好きです。 7点(2008-01-28 00:19:09) |