1. 君に届け
あたしにも届いてますよ! 10点(2010-08-20 17:30:30) |
2. マエストロ
「のだめカンタービレ」で良く”音が聞こえてくる”という表現を使われる方が多いのだが、この漫画は聞こえるなんてもんじゃない。”音が体に響いてくる”のだ。「神童」の時もそうだったが、何か非常に直感的に音を感じる事が出来る。圧巻なのは指揮者の天道だ。音が体に響く大きな要因がこの天童だ。終盤の楽団の指揮については思わず涙してしまった。一瞬にして音が変わるのが判る。そしてそのきっかけを作るのが天童の指揮なのだ。オーケストラの面白さを漫画で認知させたのが「のだめ」だとすれば、これはオーケストラとその指揮の凄さを見せたのだと思う。 10点(2008-04-18 23:46:11) |
3. コブラ
アメコミのテイストを日本の漫画に組み込んだ事を高く評価したい。 でも決してアメコミではなくて、しっかりとした日本の漫画なんだよなぁ。 10点(2007-11-15 18:18:21) |
4. エリア88
はじめて読んだ時は衝撃でした。 新谷かおるのデフォルメした格好良い戦闘機の画と薀蓄の凄さ、織り込むように入れられる言葉や台詞の上手さ、で、物語は「モンテクリスト伯」でしょ。とにかくカッコイイ!! 10点(2007-11-15 18:13:43) |
5. 失踪日記
何が凄いって全部実話だからね。かなり放浪していた時の描写を柔らかく描いているから見ている側も本人も救われてる気がします。早く続編が読みたいところだが、あまりせかすと、また失踪しちゃいそうで怖いですね(笑)。 10点(2007-11-15 18:07:02) |
6. キャプテン
野球漫画といえば対戦場面を漫画に描く人が多い中、成長の過程(練習)を何よりも多く描いた漫画で、魔球や秘打とも全く縁の無いのがこの漫画です。 今、色々な野球漫画が出ているけど、これだけ地味でありながら惹き付けられるというのは、野球の派手な部分よりも地味な部分を緻密に描いた結果だと思います。 多分、この手の漫画は今後出ないかもしれない。 10点(2007-11-15 16:40:39) |
7. よつばと!
なんでもない日常、しかし子供にとっては毎日が冒険だ。 あたしは、よつばを通して自分の子供の頃を懐かしく見てます。 ああ、あたしもよつばぐらいの歳には似たような事やってたな、とね。 10点(2007-11-15 15:50:51) |
8. 3月のライオン
ハチクロの時は少々読みにくいと感じていましたが、これは同じ少女漫画の手法を多用しながらも実に読みやすい漫画だと感じています。将棋を扱った漫画としては「ハチワンダイバー」程ではありませんが、プロ棋士の姿を漫画的に実に良く表現し、彼らの活動を描いているように感じました。 個人的には二階堂の姿を見たときに村山聖九段を思い出し、どうしても子供の頃の対局のシーンは涙せずにはいられないんだけどね。そんな所も含めて、この漫画は好きですね。 9点(2011-06-13 17:35:52) |
9. 岳
あたしも山育ちなので、山登りを本格的にはした事はないが、山の怖さと楽しさは知っている。実際に人の死までは目撃したことはないが、滑落は目撃している。それでもやはり山には魅力があって楽しい。この楽しさと厳しさを両方伝えている漫画、それがこの漫画だと思う。毎年多くの人が山で亡くなるが、それを真正面から受け止めて漫画に描いていることは、賞賛に値すると思う。 9点(2011-02-17 12:47:45) |
10. MASTERキートン
浦沢漫画ではこれが一番かなぁ。「パイナップルアーミー」にあった荒さはなくなっていたし、構成とか非常に良くできていたと思います。色々と事情はあるのだろうけど、終わらせ方はちょっと残念ですね。かなり慌てて終了させた感じを否定できないですからね。 9点(2010-09-04 14:27:14) |
11. ピンポン
不思議な漫画でした。結構描かれている内容がリアルな位置に置かれているのだけど、かなり幻想的な感じがするんです。それが魅力なのかもしれない。 9点(2010-09-04 10:07:46) |
12. あしたのジョー
《ネタバレ》 高森朝雄の設定を、ちばてつやが勘違いしたから出来たと言われる傑作ですが、高森の原作を上手く自分の漫画に昇華出来ているというのも特筆すべき点でしょうね。夏目房之介氏の「マンガの深読み、大人読み」で力石の死に対する他のキャラクターの受け容れ方をレイアウトで解説しているのを読んだ時に、これがちばてつやの偶然の作画だったとは言え、表現していたことに対する的確さに感嘆しています。 9点(2010-09-04 09:11:14) |
13. ふしぎトーボくん
これ、本当に良い漫画なんだよ。もうちょっと連載を続けて欲しかったのだけどね。 9点(2010-08-27 12:48:16) |
14. ぼくんち
非常に殺伐とした世界を、独特のほのぼのとした描き方で表現するから見ていられるんじゃないかと思う。基本的に最下層の生活を物凄く冷徹に見ることができたからこれだけの漫画が描けたんじゃないかな? 9点(2010-08-24 12:51:38) |
15. ポーの一族
これ読んでいると、作者がいかにSFが好きなのか良く判るね。あの時代に少女漫画でこういう漫画を掲載していたというのは感嘆します。「インタヴュー・ウィズ・ヴァンパイヤ」がこの漫画のパクリであるという疑惑もあながち嘘ではないような気がしてきますよ。 9点(2009-01-28 12:55:40) |
16. マカロニほうれん荘
とにかくギャグにスピード感がありました。この手のマンガはやっぱり古くなると笑えなくなってくるのが辛いのですが、今見ても、あの時の勢いの凄さを感じますね。 9点(2008-05-18 23:06:21) |
17. 逆境ナイン
最近のマンガ読みにはちょっと鬱陶しいかなぁ。でもこの過剰な熱さが面白いんだよね。 9点(2008-05-18 22:19:11) |
18. 機動戦士ガンダム THE ORIGIN
何が凄いって、安彦良和が自身の解釈で丁寧に描いているってこと。あまり日の目を見なかった脇役キャラが丁寧に描かれているのも凄いと思わせるものがある。 9点(2008-05-18 21:53:31) |
19. 新吼えろペン
やっぱり島本マンガは燃えないとなぁ(笑)。 9点(2008-05-18 21:21:33) |
20. 長い長いさんぽ
《ネタバレ》 主人公は作者と作者の愛猫である。長年ともに生きた家族同然であった猫の死を作者自身の気持ちで描き綴ったのがこの漫画である。作者の心情が露骨なまでにストレートに独白として表現される。不安、悔恨、自己嫌悪といったものがだ。それが読んでいて心に響いてくるから読んでいるこちらまで苦しくなる。猫の死をちゃんと受け止められるまでを描いて入るのだが、猫好きでなくともその気持ちは十分に伝わる。何となく読み終わった後の後味が悪い気がするかもしれない。実は最後に、ほんの少しだけ辛さから解放させてくれるエピソードが添えられているのでご安心を。 9点(2008-04-19 00:57:58) |